ジャンプ感想別室 ONE PIECE（ワンピース）第755話 “男の世界”: 少年、グリグリメガネを拾う

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2014年08月05日

ジャンプ感想別室 ONE PIECE（ワンピース）第755話 “男の世界”

　週刊少年ジャンプ 2014 年 36 号掲載分の感想です。

■ジャンプ本誌の感想はこちら→前編

【コミック派ネタバレ注意！】

【感想小タイトル】
■“男の戦い”
■囚われの姫

■“男の戦い”

　今週は、SMILE 工場のトンタッタたちの戦いから。
　とにかく、言われたことはなんだって信じちゃうトンタッタたちのことですから、戦いが始まってもすぐまた騙されちゃうんじゃないかと多少心配はしていたのですが、耳栓とはいい考えですねー（笑）。
　それでも音情報ではなく文字情報である「立入禁止」にはまんまと足止めされてしまうあたり、おおなるほどと思わされましたが、ここはマウジイの勢いのみで突破してしまいました。
　このあたり、スピーディかつコミカルで実によろしい展開であります（笑）。
　あんまりこのあたりでモタモタしても、他の場面に展開が追いつかなくなっちゃいますからね。

　そんなトンタッタたちもついに工場出口まで到達できたわけですが、最後に立ちはだかったのは工場長キュイーン。
　掃除機で吸引するからキュイーンって、これまたストレートな名前だなーって思ったら、なんとこの外見でハタチって！
　すっごい貫禄のハタチもいたものです（笑）。

　と、ここで、扉前にて格闘戦をくりひろげていたフランキーとセニョール・ピンクもこのシーンに合流。
　ヒステリックに騒ぎ立てるキュイーンを黙らせるため、唐突にフランキーがキスでその口を塞いだのには驚かされましたが、そこからの「男の世界」論にはおおいに笑わされてしまいました。
　いやー、カッコイイですわー。
　カッコイイと思うのと同時に滑稽ですらある。
　むしろ滑稽 9 割の、かっこよさ 1 割ってところかもしれないんですが、それが逆にカッコイイとすら思えてしまうんですねー（笑）。
　今の時代、力いっぱい「男らしさ」なんて言ったら、ほとんどギャグにしかならないのかもしれませんが、最初からギャグとして描いて、逆にむしろこれってほんとうにかっこいいのでは？みたいに思わせてしまう。
　尾田先生のこの逆転の演出方法、思わずうならされてしまいましたわ。
　いや、普通にギャグとして受け取っていいと思うんですけどね（笑）。

■囚われの姫

　そしてこちらはギャグではなく、普通にめちゃくちゃカッコいいゾロ。

「謙遜するな　お前のお陰だ」

　っていう皮肉たっぷりの挑発と、この悪そうな顔！
　バルトロメオならずともシビレてしまいますわー。
　今のところ、この戦いはゾロのほうが一枚も二枚もうわてっていう印象なのですが、この二人の勝負の行方、どういうふうになりますかね。
　ピーカも、そろそろ奥の手を出してきそうな予感がします。

　一方、行方不明のマンシェリー姫ですが、こちらは王宮内に囚われていたようです。
　この子、意外と普通の性格っぽいですねー。
　トンタッタたちの話だと、性格がかなり悪いということだったはずですから、いったいどんなヤツなんだろうと心配しておりましたが（笑）。
　単に、普通に人を疑うことを知っているだけってことかもしれません。

　最初、部屋がカラッポだったことで、もしかしてマンシェリー姫、裏切った？すでにドフラ側に寝返り済み？なんて思ったのですが、そうではなくって一安心。
　「マオジイマオジイと泣いておるに違いない！！」なんてあんまり心配されてるものだから、逆に姫、泣いてないんじゃない？逆に笑ってたりすることもあるのでは？って思ってしまいましたわ（笑）。
　ひっかけは、そちらではありませんでした。
　姫の頼みの綱は、マオジイではなく、なんとこのレオ。
　これは、意外なトンッタッタのラブロマンス展開がはじまりそうじゃないですか（笑）。

■ジャンプ本誌の感想はこちら→前編

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