2014年08月04日

週刊少年ジャンプ2014年36号 【金未来杯エントリーNo.2『デビリーマン』掲載号】 感想<前編>

 こんな暑い日に、なにを思ったか、ふだん駅までつかっている自転車を置き、歩いて通勤してしまいましたマゾです BOSS ですこんばんわ。
 いい感じに疲労からくる眠気と戦いながらの感想となっております。
 さっそくいきましょう(笑)。





 前半の感想は、

・ブリーチ
・ハイキュー
・ワンピ
・暗殺教室
・斉木楠雄のΨ難
・ヨアケモノ
・【金未来杯】デビリーマン
・ナルト

 の 8 本でお送りいたします。



【巻頭カラー】 BLEACH

 まずは久保帯人先生! ドラクエ10TV 生放送、ご出演お疲れ様でした!
 いやー、すばらしい戦いでした〜。
 あんな構成(失礼!)で悪霊の神々になんて絶対勝てるわけがないという大方の予想を、みごとに覆す、実に面白い戦法でした。
 僧侶なしで、スパスタのハッスルダンスで回復し、蘇生はすべて世界樹の葉!!
 いやー、魅せてもらいましたわー。さすが師匠たち(笑)。
 頼みの一喝もなかなかたまらず、おおいにハラハラさせられたのも、一流のエンターテイナーって感じでしたね!(笑)
 いやー、ほんと楽しかったです。

 さて本編ですが、連載十三周年を記念する表紙&巻頭カラーで、活躍するのはアランカルのゾンビたち(笑)。
 ウェコムンドでマユリ様が発見したのは、コイツらだったのかーと。
 何年ぶりかで、ようやっとあの伏線が回収されてくれましたね。
 伏線としてはそんなに重要なものではなかったのかもしれませんが、妙に気になっていただけにおおーっと思うものがありました(笑)。
 
 しかしそんな、マユリ様特製アランカルゾンビに、早くも強敵が出現。
 って、日番谷隊長、いつの間に!!
 あれ、日番谷さん、殺される描写ってありましたっけ?
 すっかり忘れておりましたが、こんな姿に成り果ててしまわれて。
 ゾンビ化って解くことってできるんですかね?
 それとも、もう日番谷隊長、元には戻らないんでしょうか。
 これは思わぬ事態であります。



ハイキュー!!

 うわー、きっついなー山口くん。
 自分から勝負を逃げてしまいましたか。
 実力よりも、山口君には心の強さがまだまだ足りないようですなー。
 いやー、シビアーだなーぁハイキュー、こういうところ。
 そう簡単には脇役は主役級にはなれません。
 ちょっと修行編をやったからって、必殺技はかんたんにはくれないんですねー。

 そしてそれは縁下さんとても同じこと。
 闘志では負けず、やる気十分のかっこよさをみせてくれた縁下さんですが、やっぱり大地さんの穴を埋めるというわけにはいかなかった様子です。
 うーん、大地さんと同じ事をやろうとしても、できないのは当たり前ですからねぇ。
 ここは大地さんとは違う、縁下さんならではの得意分野で勝負したほうがよさそうだようなーなんて思いますが、はて、ではその縁下さんの得意分野がなんなのか。
 今まであまり描写もなかったことですし、そこがまだわかんないところなんですよね。
 うーん、和久南戦、これは意外な方向で苦戦が待っておりました。
 メンバーの層の厚さが問われている感じですね。



ONE PIECE

 別エントリーにて。
 明日アップ予定。



暗殺教室

 女の子が無残なことをされ、熱くなった主人公がタイマン勝負を挑む。
 堂々たる渚くんにこちらも熱くさせられるいい場面ですが、いかんせんシーンがまだまだ早い。
 まずは第一ラウンド、渚君の惨敗ってことになりそうですねー。

 まぁしかし、死神の知らない情報が勝負を分けるキーポイントになるとしたら、この超体育着の防御力の高さこそがそれになるかもしれないわけで。
 倒されたと見えた生徒たち(渚くん含む)が、いずれ不意打ちをするチャンスってのもあるかもしれませんねー。

 殺せんせーも烏間先生も、応援にかけつけてくるフラグは着々と整ってきているわけですが、その時には生徒たちが片付けてたってことになっても面白そうです。



斉木楠雄のΨ難

 テニスの王子様か!(笑)

「どっちも非現実的すぎる」

 とか言わないで!!(笑)

 しかし、超テニスモードと化す燃堂、なんともおそるべし。
 それについていく灰呂もすごいですし、この残像でまくりのこの絵のインパクト、いったいなんの漫画なんだってね(笑)。



ヨアケモノ

 おー、面白いし迫力がある。
 アクションシーンはなかなか見ごたえがありますねーヨアケモノ。
 刃朗の猛烈な斬りかかりを跳んでかわした沖田が、そのまま壁を蹴って突撃してくるあたり。
 こういう場面を迫力を出しつつカッコよく、かつ互いの位置関係などふくめて「わかりやすく」描けるってのはかなりの才能じゃないかなー。
 沖田の突きに対して刃朗がとった防御の構えは、じっさいこんな構えやったら剣術ではダメなんだろうなーとは思いつつも、その型破りさが刃朗らしくて面白かったです。

 しかし、これで刃朗が一矢報いたことで物語は進みましたが、同時に沖田の格が下がってしまったようにも思うんですよねー。
 仮にも沖田が不意を討たれてしまったわけですから。
 このあたり、次週の任務で沖田の本当の凄さが描かれたりしたらいいなーと思いますわ。



金未来杯エントリーNo.2 デビリーマン

 福田健太郎先生描く、悪魔と契約した少年のピカレスクロマン(悪漢もの)?
 タイトルからしててっきり「突然やってきた風変わりな友達」パターンかと思ったら、ぜんぜん違いました。
 悪魔と契約して手に入れた能力で悪事をはたらきまくりつつ、最後はトリックをからめて勧善懲悪。
 その後にも大きなどんでん返しが待っているという、多彩な仕掛けの読み応え。
 読者に読ませようという気概であふれた「物語」でありました。
 いやー、面白かった。
 こんなに「話」で面白いと思った金未来杯は、ちょっとひさしぶりかもしれません。
 個人的にはかなりハマりました。

 やはりデスノートの影響はあるかとは思いますが、デスノートと住み分けをする工夫もしっかりしてありますしねー。
 デビリーマンの、ちょいちょい挟む哀愁ただようサラリーマンネタも面白いですし、少年・平和くんの堂に入った脅迫節もぐいぐい来ました。
 特に警官を脅迫しているくだりとか、「ブラジャーってそんなに安いものじゃないよね」から話をはじめるこの話術。
 これはプロの手口だと、思わず感心させられてしまいましたわ(笑)。

 ただ褒めてばかりもどうかと思うので、ちょっと気になった点もいくつか。
 後半、敵能力者との駆け引きは、ちょっと分かりにくかったかもしれません。
 少年がどうやってマドカを能力者だと一発で見抜いたのか。
 年齢にしては犯している罪が深刻すぎるところから能力者だと直結するのは、若干弱い理由付けのような気がしました。
 同じように、敵の能力を見抜くプロセスも、もうすこしツッコんでもよかったかもしれません。
 やや都合よくスピーディに見抜きすぎたんじゃないかなと感じるところはありました。

 また、敵をひっかける罠となる確定申告シートですが、悪魔がお金を回収するにしては不安定なルールなような気がします。
 まぁ、その不安定さも含めて悪魔っぽいスリリングさということなのかもしれませんが。
 ともすると、いかにもこの勝負のためだけに作られた設定という感じがしてしまったので、悪魔の徴収がこのシートでなければならない理由ってのも、なにか説明されているとよかったかもしれませんねー。

 そして、少年がじつは天使だったというオチですが、ここもなにか伏線があったほうがもっと読者もオーッとなったかもしれません。
 読み返してみれば、少年の名前が「平和」で「たいらあえる」と、「○○エル」になってるわけで。
 ああ、たしかに天使っぽいとなるわけですが(笑)。

 ともあれ実に面白く、最後までぐいぐい読まされてしまう作品でありました。
 こういうお話作りにこだわりのある作家さんって大好きですわー。
 今後がとても楽しみです。



NARUTO-ナルト-

 オビト、灰になるの巻き。
 正直オビトにはそこまでの思い入れはなかったはずなのですが、この最後の

「お前は…かならず火影になれ」

「……ああ!!」


 は熱くならざるを得ないものがありました。
 いやー、いい演出するわー。

 しかし、天国のリンちゃん、理解ある子だなー。
 一発くらいブンなぐられるんじゃないかと思いましたわ(笑)。



 といったところで前半はここまで。
 続きは後編にて。



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