2014年02月26日

週刊少年ジャンプ2014年13号 感想<後編>

 ではでは後半ですよーう。

■前編の感想はこちら





 後半の感想は、

・ナルト
・【終了】べるぜバブ
・ハイキュー
・【読切】ダーリンは宇宙人
・ソウルキャッチャーズ
・アイアンナイト
・磯部磯兵衛

 の 7 本でお送りいたします。



NARUTO-ナルト-

 ほっほー、チャクラや忍道ってのは、もともとは人と人とを誤解なく、精神でつなぐためのものだったんですねー。
 なんというか、とってもガンダムのニュータイプ論的で、ちょっとワクワクしてしまいました。

 でもそれって、チャクラが使える人だけのものなんですよね?
 人類すべてをニュータイプにできるわけではないんですよね?
 だとすると、六道仙人の理想は、ちょっと遠い理想だったのではないですかねー。

 ともあれ、人類は結局チャクラの使い方を誤り、争いの道を歩み始めたわけで。
 はっはー、マダラ先生のご高説もごもっとも。
 マダラ論による人類社会否定は、まぁそこそこ納得のできるものでした。
 今の人類社会のありかたは間違っている、というのは結構だれにでもできる簡単な結論のつけかたでしょう。
 否定の仕方はいくらでもあるかと思われます。
 まぁ、わたしとしては、人類社会には常に「改善の余地がある」というとらえかたをしますが、そこはとらえかたの違いといったところで。

 でもね、マダラ先生、否定したあとのあなたの代案が、まだまったく魅力的には見えないんですよ。
 現在の人類社会が地獄だとして、ではマダラ先生の提唱する新世界は、本当に天国なのかと。
 その無限月詠による夢世界は、ほんとうに夢のような世界なんですか?とね。

 そこがまったく信用できない上に、それってただの夢じゃん、本当じゃないんじゃんって気持ちがまったくもってぬぐえません。
 夢の中が、誰でもえへらえへら幸せにずっと笑っていられる世界だったとしても、でもその間、肉体のほうは腐って死んでいってるわけでしょ?ってね。
 なんかもう病的としか思えませんよ。
 そのへんマダラ先生、講義がぜんっぜん足りてないんじゃないですかねー。



【最終回】 べるぜバブ

 というわけで、5年にわたり連載してきたべるぜバブもこれにて完結(ジャンプ本誌では)。
 個人的に、それほど本腰をいれて読んでいたわけではないのですが、前の展開を忘れてしまったり、登場人物をしっかり覚えてなかったとしても、それでもサックリと読めてしまえる気楽なエンタメ作品として、ながらく楽しませていただいておりました。
 展開が速く、フットワークも非常に軽いこの作品は、読み手としても気楽な楽しさがあったのではないでしょうかねー。

 またこの作品、主人公以外の脇たちもなかなかに主張していたところが好印象でした。
 神埼やパー子、姫川やらレッドテイルの面々やら。
 普通のバトルマンガなら、後半ちょっと存在感がなくなっていかざるを得ないタイプたちが、最後のほうまで彼らの強さなりに活躍場面があり、存在感を示し続けられたというのはかなり上手い作家さんだなーと思っておりました。

 個人的には、最終回になってもたくさんセリフがあるパー子が結構好きでしたねー。
 この子の、なんだかんだ騒ぎつつも自分のペースを崩さないという、そのおバカっぷりとある意味での強さが好きだったのかもしれません。

 ともあれ、ジャンプ本誌では最終回といっても、ここから NEXT で番外編が「連載開始」ということですから、まだまだべるぜバブは終らない、というのが本当のところのようですね(笑)。



ハイキュー!!

 おー、ここで月島のおにーちゃんにもフォローが入りましたか!
 しっかりと歩き始めていたんですね、月島兄。
 そうか、月島はそれをまったく見てなかったと。
 むしろ顔を合わせないようにしていたフシもありますねー。
 なるほど、月島の大きな精神的成長エピソードでもありつつ、同時に家族再生の物語でもあるんですねー。
 ええ話やー。

 そして、ついに、ついにやってきました!
 宮城県代表決定戦、一次予選!!
 初戦の相手は、どうやら 2 メートルを超える巨人の様子。
 さー、成長した烏野、思いっきりその力を見せることができるんでありましょうか。
 日向と影山の新必殺も、まだまだ成功率は高くはないようですが、ビシーッとかっこよく決めて欲しいものですよねー。



【特別読切】 ダーリンは宇宙人

 ワルトリの葦原先生がインフルエンザということで、小島歩先生による緊急代原が掲載。
 いやー、2ページ目で大笑い。
 完全にここでオチてるじゃないですか、このマンガ(笑)。
 あまりに不安定すぎるこの宇宙人のデザイン。すばらしすぎます。

 ただ、そこからの展開は終始説明的で、ネタの投入頻度もさほど高めでもなく、もうちょっとテンポよく笑わせてくれたら楽しい作品になりそうだなーというのが正直な印象でありました。
 体の意外性だけではなく、こういう体だからこその宇宙人あるある(?)のようなネタも投入したりしたら、笑いの密度は高くなったかもしれませんねー。

 まぁしかし、頭かと思ったらちんこだったというのは、すいません、最初以上の大笑いをしてしまいました。
 くそう、ほっぺ赤らめて、この表情がムカつくのです(笑)。
 思い切ったシモネタでしたが、このくらい思い切りがいいとどこか気持ちのいいものですね。

 ともあれしかし、葦原先生、骨折に続いてインフルエンザって。
 受難の年なんですかねー今年は。
 ちょっとお払いしてもらったほうがいいのかも?なんて思ってしまいましたが、本当にお大事になさってくださいませ。



SOUL CATCHER(S)

 ほっほー、今一番好きな曲がサプライズで流れてくる、ですかー!
 これはうれしいと同時に、ちょっぴり曲によっては恥ずかしいかもですね(笑)。
 まぁ友人に言えるくらいの曲ではあるわけですから、恥ずかしいってことはあまりないのかもしれませんが。
 でも、個人的な友人には言えても、野球部の部員たちには秘密にしておきたいキャラクター性みたいなものって、ある人もいるとおもうんですよね。
 部では硬派で通ってて、俺アイドルとか嫌いなんだよね、なんて言ってるのに、なぜか流れてくるのは AKB とか。
 凡打に終っちゃった選手のなかには、そういう内なるドラマがあったりする子もいたりするかも(笑)。 

 うーん、私だったら何が流れたらうれしいかなー。
 今なら進撃の巨人の後期OP『自由の翼』が流れちゃったら、「駆逐してやる!!」って気分になれるなー、たぶんね(笑)。



アイアンナイト

 話が通じる人間のようでまったく通じない。
 茶飲み話でもするような軽さで、言ってる内容は超外道。
 いやー、悪人のタイプにもこういうヤツがいるんですねー。
 なかなかに個性的で、じわじわとくる怖さがありました。
 こんな外道なヤツが、

「人間って素晴らしい!」

 とか言うんですからね。
 この歪みっぷり、なかなかです。

 そしてバトルもいよいよ佳境。
 関節や骨格のキメ技から、それぞれの特性を使った攻撃合戦。
 眼球による、あわや乗っ取り!からの、反撃、超重量級同士の対決へという流れ。
 いやー、わっくわくでありました。

 うーん、一線級とまではいけなくとも、けっこう面白いんですけどねー。
 来週にも終了しそうな流れですよねー。
 ほんと、ちょっとでもなにかが違えば、人気漫画になれそうな気がするのですが。
 漫画って難しいなぁ。



磯部磯兵衛物語〜浮世はつらいよ〜

 ちっちゃ!!
 黄門様ちっちゃー!!
 目に入らぬかってそういう意味か!!(笑)
 入った!じゃないわー。
 いやー、この最後の一ページ、すごいショック受けましたわー(笑)。



感想後記

 といったところで今週もここまで。
 葦原先生がインフルエンザということですが、うちの職場でも直の上司がそれで倒れてしまいました。
 みなさんもお気をつけくださいませませ。



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posted by BOSS at 22:00| Comment(0) | TrackBack(1) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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