2014年01月29日

週刊少年ジャンプ2014年09号 感想<後編>

 ではでは後編の感想でーす。

■前編の感想はこちら





 後編の感想は、

・【読切】放課後・オブ・ザ・デッド
・ソウルキャッチャーズ
・アイアンナイト
・こち亀
・焼野原塵
・磯部磯兵衛

 の 6 本でお送りいたします。



【読切】 放課後・オブ・ザ・デッド

 休載したワールドトリガーの代理原稿として、『メルヘン王子グリム』、『恋するエジソン』の渡邉築先生によるゾンビギャグ読切が登場。

 特に何も特殊能力があるわけでもない、半人間半ゾンビというのが逆に新鮮でした。
 根はいいけどとにかく勘違いされまくるかわいそうなゾンビと、疑りぶかい少年のすれ違いがなかなか楽しかったです。

 しかし、普通にゾンビものかと思って読んでいたら、唐突に出てくるソーセージのシモネタ(笑)。
 不意打ちすぎて噴いてしまいましたが、さすが渡邉先生でありました。
 唐突に倒れている馬というのもカオスでしたね(笑)。



SOUL CATCHER(S)

 うおー、激しいバトルだなー!
 たまに不思議になるんですが、この漫画で描かれているのは、普通に舞台で演奏している吹奏楽なわけですよね。
 それがなんでこんなに激しいぶつかりあい、バトルシーンに見えてしまうのか(笑)。
 弦野に対し、かわるがわる衝突していくメンバーたちに、神峰が力を添えることで押したり引いたりのスリル満点の勝負が演じられていくその様子。
 なんとも息を呑む迫力でありました。
 まさにプライドを賭けた男たちの真剣勝負って感じですねー。

 しかし、最後のほう、弦野が感じた「神峰が音を出した」イメージって、いったいなんなんでしょう。
 いよいよ弦野も神峰の指揮に引き込まれ、演奏のヴィジョンを見せられてきているってことだったりするのかもしれませんねー。



アイアンナイト

 おー、なんかまた面白いことになってきましたねー。
 まずは、避難民たちと和解し、やれる対策を講じてバスで移動という流れがまず楽しかったです。
 こういう、今ある道具だけを工夫してサバイバル、みたいなのって面白いですよねー。
 鉄兵の新武器も、ベルセルクみたいでなかなかかっこいい。

 しかしここから、まさかの敵の知的軍団化。
 大型トレーラーを乗りこなし、雑魚ゴブリンたちが銃を駆使。
 まるで作戦行動のように統率された動きというのがなかなかに衝撃でした。
 これは、知性のあるリーダーによって動かされているってことなんですかねー。
 それとも、今まで知られているゴブリンとはタイプが違うんでしょうか。

 と、ここですかさずお助けマン登場。
 これが大和山基地の国防軍さんなのかな?
 またまた新展開な流れ。
 この作品、なかなかテンポがいいですねー。



こちら葛飾区亀有公園前派出所

「要するに現代人は

 自分で味の判断ができなくなってるのだ

 だから誰かに格付けしてもらいたいんだよ」


 両さん流の大胆な詐欺に始まり、いつもながらのダメ企画本取材ネタでいつもながらのオチが待っているのかと思いきや、最後のひとことはなかなかにガツーンと来ました。
 両さん、たまに考えさせられる鋭いことを言いますねー。



恋のキューピッド 焼野原塵

 この漫画はもっと早くに下根をレギュラーとしてどんどん出していくべきだったのかもしれない!
 いやー、面白いのなんのって、下根がらみの笑い、なかなかの火力です。
 言動や奇行の数々、ひとつひとつに大笑いさせられちゃいました。
 処分されようとしている AV をひとつひとつ語りながら、なんだかいい話に持っていくかのようなこの流れ。
 そこからの一斉処分(笑)。
 下根くん、強く生きてくれ!(笑)

 そしてラストの流れもなかなかに秀逸。
 ここのところ衝撃度が薄れ気味に感じられていた焼野原塵が、これほどに頼もしく思えたことがかつてあったでしょうか!
 今こそ、その「破壊と支配」の力を存分に発揮してください!!

 なんだろう、今週の焼野原塵、まるで王道漫画のような痛快さがあります。



磯部磯兵衛物語〜浮世はつらいよ〜

 うわー、母上たちの井戸端会議!
 これは痛々しい〜(笑)。
 絶対見ちゃいけない光景だし、母上たちだって息子にゃ見られたくない光景なんじゃないですかねー。
 子供は母親にちょっと話を盛ったりしますし、母親だって自尊心から子供の話を独自に盛っちゃったりもするじゃないですか。
 互いが互いにちょっと後ろめたい思いをしつつ盛りあう関係。
 こういうの、それぞれの世界に不干渉な関係だからそれでよいのであって、それを垣間見ちゃうってのは地獄ですね(笑)。
 いやー、なんともリアルな痛さを想像させられる、アイタタタなお話でございました。

 あと、コミカルに誇張されているご近所さんたちがいい感じに力を抜いてくれてますねー。
 あまり真面目に描写して、痛さがリアルになりすぎないのがいい。



感想後記

 といったところで今週の感想はここまで。

 次号はなんと、骨折で休載したはずの葦原先生が、連載復帰&センターカラーで復活!
 おーい、大丈夫なのかーーっ!?(笑)
 そんなムチャしないでも、しっかり治してから連載再開してもいいのにーって思うのですが。
 でも、どうやら折ったのは利き腕ではなかったようで、とにかくそこがなによりです。
 一安心いたしました!



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