2013年12月10日

週刊少年ジャンプ2014年02号 感想<後編>

 ちょいと明日は仕事で帰りが遅くなりそうなので、ワンピ感想を明日にまわし、時間のかかる後編感想を火曜に、というイレギュラー週であります。

■前編の感想はこちら





 後編の感想は、

・アイアンナイト
・ハイキュー
・【読切】うるし
・ブリーチ
・ソウルキャッチャーズ
・磯部磯兵衛
・焼野原塵

 の 7 本でお送りいたします。



【センターカラー】 アイアンナイト

 やたらとダークだった第一話とはうって変わり、主人公・鉄兵の明るさにだいぶ救いが出てきた第二話。
 滅んだ町を舞台に一ヶ月も孤独に戦い続けて、だいぶ荒んでいるかなーとか思ったら、なかなかポジティブでタフな主人公ではないですか。

 ところがどっこい、能力は使えば使うほど体内の熱は上昇し、しまいに自分自身をも溶かし崩してしまうことが判明。
 あららー、そう言えば読切版でもそんな設定がありましたね。
 強い能力にはなにか副作用がある。
 世の中そんなものですわー。
 
 リスクをさけるために慎重になったことで、犠牲者を出してしまったと悔やむ鉄平。
 そこから自暴自棄になって戦い、本当にヤバイ、もうオシマイだとなったところでヒロイン(?)登場。
 これは読切版で登場した子ですね。
 この子が第一話で行方不明になった翼ちゃんなんでしょうか。
 見た目はだいぶ違う感じがしますから、この子の強力を得て、翼ちゃんたちを探す旅が始まるってことなんですかね。
 それにしてもこの子ちっちゃいなー。
 あるいは、鉄平のほうがでっかくなってるんですかね?

 第二話で順調にヒロインも登場しましたが、第一話でくりひろげたダークさは一端なりをひそめた印象の第二話。
 ずっと第一話みたいだと息が詰まってしまうから、ということなのかもしれませんが、さて、そうすると今後はどんなふうになっていくんでしょう。
  


ハイキュー!!

 悩みに悩みぬいた月島でしたが、いよいよ目覚めてくれましたか!
 最終的に月島の背中をプッシュしたのは、面白いことに梟谷の木兎さんでした。

 どんなにツラかろうが、将来役に立たなかろうが、楽しいと思えたらハマる。
 なにが楽しいかは人それぞれだろうけど、オレは上手くなって、相手をブッ倒し、自分の力が 120 %出た時にハマッたと。
 やー、脳筋系のひとかと思ったら、なかなか上手い事を言ってくれましたねー。
 回想の、「その瞬間」の木兎さんのメチャクチャかっこいい事!
 普段はコミカルでなかなかそうは感じさせてくれないですが、やっぱりこの人は全国 5 指に入るアタッカーなんですねー。
 あと、「へたくそだから」というのもなかなかに衝撃でしたわ(笑)。

 そしてついに覚醒した月島、目の醒めるようなブロックを展開。
 やー、ここの目が本当に怖かった(笑)。
 日向も人をゾクリとさせるような目をしますが、あれとはまた一味違った、幽霊のような冷たく怖い目をするんですねー月島。
 木兎さんですら一瞬威圧感を感じてしまうほどのブロックですか。
 いやー、これからが本当に楽しみですわ。

 教えた木兎さんの表情がまた素晴らしい。
 教え子の成長を喜ぶような、とんでもないライバルの登場に喜ぶような。
 いやー、こういう関係ってのもいいですねー。



【読切】 うるし

 那波歩才先生描く、将棋もの読切漫画。
 うーん、これは言い難いのですが、正直ちょっと厳しい作品かなーと感じました。
 いろんなところがまだまだという感触です。

 実は、ひとつひとつそういった点について、最初こまごまと指摘した感想を書いていたのですが、かなり長文になってしまいまして……。
 その感想は、たぶんこれだと読んでいる人も面白くないだろうなーということで、泣く泣くボツにしちゃったんですねー。

 で、そのかわり、ざっくりと言ってしまいますと、この作品は全体に、時間をかけていない、あらっぽい、と私は思うのです。
 絵にしても、キャラクターにしても、物語にしても、将棋の描写にしてもです。
 きっと先生のなかではキャラにも一貫性があって、生い立ちとかまで決まっていて、戦いの趨勢も理路整然としているのだと思うのですが、そういったところがなかなか伝わってこない。
 何を考えているのかわからないキャラクターたちが、何をやってそうなったのか分からない内に戦って、決着がついて、そしてお話が終わったというのが正直な印象でした。
 説明不足、作り込み不足だと思います。

 新人の読切ということですからそこまで高くは望みませんが、しかし、新人だからこそ、魂込めたものを私は読みたいと思うんですねー。
 連載を獲得して週刊連載が始まったら、1ページ1ページに精魂なんてなかなか込められません。
 新人の今だからこそ全力を尽くしていただきたいと思うんですよ。
 最高の一品を、とまでは言いませんが、物凄いものを作って読者をアッと言わせてやるぞ、という気概を感じさせて欲しいのです。

 いろいろとまだまだ、とにかく精進あるのみと思うのですが、なかでも頑張ってもらいたいのは「キャラクターに魂を込める事」だと私は思います。
 もちろん漫画ですから絵も頑張って欲しいのですが、絵ばっかり上手くて漫画に魂のこもってない凡百の新人作品になるよりは、絵は粗雑だけれども魂では負けない!という作品が私は好きです。

 この主人公は、事故で十年もこん睡状態だったんですよね。
 その間、彼はいったい、どんな気持ちだったんでしょう。
 ツラかったんでしょうか。
 それとも、ただ夢見心地だったんでしょうか。
 将棋の夢を見ている間は、楽しかったのでしょうか。
 それとも、永遠のような出口のない夢に恐怖しながら、必死に将棋をすることで耐えていたんでしょうか。
 それはもう、とんでもない思いをしていると思うんですよね。
 めいっぱい想像してください。

 目覚めた今は、どんな気持ちなんでしょうか。
 なぜまた、将棋をさそうとしているんでしょうか。
 どんな気持ちでさそうとしているんでしょうか。
 きっと、十年の歳月を背負って、常人では想像も及ばない心境で戦っているのではないでしょうか。
 とにかく想像してください。
 そして、想像したことを、表現の端っこでもいいので形にしてください。

 悪役だってそう。
 驚き役だってそう。
 まわりのガヤ役だってそう。
 ひとりひとりに魂を込めて、そして作品そのものにも命を吹き込んでください。

 そういう気持ちさえあれば、きっと今よりもっと作品を丁寧に作りこんでいただけると思うんですよねー。
 大事な事は、作品を丁寧に扱い、いろんなことを丁寧に読者に伝える、ということだと思います。
 その根底にあるのは、作品に魂を注入するということだと思うんです。

 いやー、勝手な事ばかり書いてしまいましたねーわたくし。
 もしも作者先生や関係者さんがお目にされたら、うわお、見当違いな事言ってやがるぜーと笑われてしまうか、ご気分を害されてしまうかもしれませんね。
 まぁでも、こういうふうに感じる読者もいるということで、ひとつ大目にみていただければ幸いです。



BLEACH

 うわー、これは意外!
 この、コミカル担当っぽいちびっこい方が実は本当にヤバイ奴だったって、誰がそんなこと分かりますか。
 普通に殴りづらいですわ(笑)。

 しかし不思議なことに、がはははは的な豪快パワーキャラって、なぜか敵に回すとさっぱり危機感が湧かないんですよね(笑)。
 こんな奴に負けるわけないじゃんって先入観で思ってしまうわけで。

 でも逆に言うと、そういうヤツにどうしても勝てなかったりすると、逆に「なんでだ!」っていうちょっとした理不尽を感じて、焦りが出てくるのもまたしかり。
 パワーキャラと、理不尽な法則操作系がタッグを組んでいるこの敵さん。
 意外と嫌らしい敵かもしれませんねー。



SOUL CATCHER(S)

 うおー!ここで敗北ですか!
 順調にやってきて、木戸先輩の心の問題は非常に綺麗に解決。
 さらにはその心の問題がダイレクトにコンサートマスターの資質にまでつながって、一気呵成に大勝利!……って感じだったのに。
 地の底に叩き落され、さらに金井淵先輩からつきつけられる現実の厳しさ!
 ガツーンと頭を叩かれたようでしたわー。
 いやー、ソルキチ、やっぱり面白い!
 ただでは鳴苑高校、まとまってはくれませんねー。



磯部磯兵衛物語〜浮世はつらいよ〜

 シュール!
 徳川将軍 15 人をぞろぞろ行列させるって、いったいどこから出てきたアイデアですか(笑)。
 あまりに気持ち悪いカオスさにゲラゲラ笑ってしまいましたわ。
 いやー、これはすごいインパクトでした。
 また、ひとりだけ浮世絵風じゃなくって写真風ってのもシュールですねー。
 なるほど、徳川慶喜さんだけは浮世絵時代じゃないってことですね(笑)。



恋のキューピッド 焼野原塵

 ああもーう! こんなに面白いのに、なんでドンケツ打ち切りゾーンなのッ!
 行き過ぎた風紀委員というお決まりのキャラクターの登場は、ラブコメものでは定番のパターン。
 しかしながら、ゴルゴンさんやロンシアと絡めることで、そのパターンをしっかり焼野原風に笑いに転化しています。
 ロンシアとゴルゴンさんをやりこめる怒涛のセリフ量、いつもながら見事な語り口でありました。

 さらに、ロンシアの能力を活用した過去映像では、なかなかの破壊力を発揮。
 たしかにこれは行き過ぎ風紀委員も誕生しますわ。
 説得力ありすぎです。
 涙を流して嘆く誓いの門さんに、ひーひー笑ってしまいました(笑)。

 いやー、本当に面白いんだけどなー。
 やっぱり絵が問題なのかなぁー。
 この絵にも味があるんですけどねー。



感想後記

 といったところで後編はここまで。
 後編を火曜にアップしてワンピ感想を水曜に、という、ちょっと実験的な試みをしてみた今週ですが、はやくもわたくし心が折れそうです(笑)。
 慣れない事をしたもんだから、体力的にちょーっとヘバッてしまいましたねー。
 やっぱりいつも通りのサイクルが一番ってことですな。



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