2013年10月15日

週刊少年ジャンプ2013年46号 感想<後編>

 ではでは後編です。

■前編の感想はこちら





 後編の感想は、

・【読切】岸辺露伴は動かない
・トリコ
・焼野原塵
・ワールドトリガー
・ブリーチ

 の 5 本でお送りいたします。



【読切】 岸辺露伴は動かない エピソード6 密漁海岸

 一年ぶりの岸辺露伴は動かないシリーズ最新作、密漁海岸!
 いやー、またもこのシリーズが読めるとは!
 毎度の事ながら最高に面白かったです。

 冒頭から、第四部でもかなりの人気を誇るトニオさんのイタリア料理店からスタートし、興奮バロメーターも一気に上昇。
 いきなり目玉どろぉって、知らない人が読んだらかなりの衝撃グロですよねぇ(笑)。

 しかも今回のお題は、クロアワビの密漁。
 立派に犯罪着手であります。
 しかしまぁ、常識的にオイオイオイオイと難癖をつけておきながら「だから気に入った」とキメ顔の露伴先生!
 さすがに大笑いさせていただきました。
 これって、かの名ゼリフ「だが断る」を髣髴させるセリフですね!
 そこもなんとも嬉しくなってしまいます。
 露伴先生の露伴節、健在でありますな。

 そして始まる密漁海岸。
 舞台設定や伝説の設定も奇妙なら、そこで起こる現象もなんとも幻想的。
 海中を舞うように泳ぐ無数のアワビは、どこかグロテスクで、また同時に美しくも見えました。
 こういうことって、実際あるものなんでしょうか。
 あるのかもしれませんが、それをこうやって迫ってくる絵にして、こういう一本の読切冒険作品にしあげてしまうってのが凄いなーと思ってしまうわけですが。

 ともあれ、舞台設定や道具立て、やっていることは非常に奇妙なのですが、大筋は非常に王道の少年漫画ってのが熱いですねー。
 トニオさんの本当の目的を聞いた瞬間の露伴先生が素敵すぎる。
 言葉にも態度にも表しませんが、ハートに熱い炎がともっちゃったことがビシバシ伝わってきます。
 こういう表現力もまた、荒木先生の凄さですねー。
 露伴先生も可愛すぎ(笑)。
 普段は偏屈で露悪的な感じの人ですが、根は本当にいい人なんですね。
 本当に素直じゃない(笑)。
 いやー、ここはとにかくグッと来てしまいました。
 ああ、露伴先生、やっぱ好きですわ。

 暗闇の海底で溺れる恐怖。
 物言わぬアワビの不気味さ。
 歴史の向こう側から攻撃してくる恐ろしさとロマン。
 そしてトニオさんの愛と、それを助けようとする露伴先生の男気。
 いろんなものが詰まったすばらしい一品でした。

 そして、そんなすばらしい一品がたくさん詰まった、岸辺露伴は動かないシリーズが、ついにッ!
 短編集として発売でありますかーーッ!!
 こーれは嬉しいッ!!
 発売は 11 月 19 日。
 税込 440 円。
 買わないわけには行かない、ファン必携の書でありますな!

 ところで、最近のこの岸辺露伴は動かないシリーズ……露伴先生、けっこう動いてますよね(笑)。



トリコ

 うはー、フローゼを助けようとしたのに、逆に自分のせいでフローゼを死なせてしまったのかー。
 それはツライわ、三虎。
 フローゼだけが絆だったのに。
 その後、アカシアやフローゼの言葉が三虎の中で歪んでしまったのも、なんとなくですがわかるような気がします。
 三虎は自分で自分が許せないからこそ、そうやって歪むしかなかったというような、そういう悲しいヤツなのではないですかね。
 何が三虎をあそこまで変えてしまったのかと思っていましたが、想像以上に痛々しい過去編でありました。

 しかし、まさかこれは……。
 フローゼってば、ゾンビ……?……
 ひええええ、それは悲惨すぎる……



恋のキューピッド 焼野原塵

 この作品全体に流れる、理屈っぽく、くどいほどの語り口がだんだんクセになってきております。
 今回は特に店長の土下座のシーン。
 ここのクライマックス感がパンパない。
 なんでしょう、この命を賭けた店長の、全身全霊の土下座のスバラシさ。
 そしてそれをしっかりと受け入れる塵の、まるで王者のような風格と度量。
 なんだかもう、すっごくいいものを見させてもらったかのような満足感さえ漂っておりましたわ(笑)。
 いやー、謎過ぎる名シーンでありました。

 また最後の、「サプライズか…」からの静かに張り詰めたかのような描写も秀逸。
 この漫画、意外と言っては失礼かもだですが、すっごい上手いのでは…?



ワールドトリガー

 見たか!千佳ちゃんのハイメガ粒子砲!!(爆)
 三下のギャラリーに最初は笑わせておいて、本領発揮したところで目をひん剥かせる。
 古典的な流れなんですけれども、自分のしでかしたことに青ざめちゃってる千佳ちゃんの反応も最高に可愛く、すんばらしい名場面でありました。
 先週の遊真も痛快でしたが、今週のはさらに衝撃的に爽快でありましたなー。

 しかしオッソロシイなぁ千佳ちゃんは。
 どうやら、狙撃の銃は本人のトリオン出力にしたがって威力も増大しちゃうようですが、この千佳ちゃんに重量級のアイビスを持たせるのは、ちょっと考え物ではないでしょうか(笑)。
 むしろ、軽量級ライトニングでも充分すぎる威力が出ちゃうんじゃないですかね?
 弾速が早く当てやすい、チクチクとした大威力とか、完璧じゃないでしょうか(笑)。
 いやいや、なんとも末恐ろしい子であります。
 いずれ最終決戦とかで敵の超巨大怪獣とかが出てきた時に、千佳ちゃんのアイビスが火を噴いちゃうかもですねー。
 
 そしてまた、最後に意外な展開が。
 遊真、千佳ちゃんときて、次週は修くんのいいところが見られるのでありましょうか。
 うーん、それはちょっと望み薄そうだなぁ〜。
 さあどうなる修くん。



SOUL CATCHER(S)

 最高の演奏を見せられてしまって、思わずその真似という安易なところに頼ってしまった神峰。
 そこから我に返って自分を取り戻したという、要約してしまえばそれだけとも言えそうな流れなんですが、なんでまぁこの漫画は、ここまで独自の魅力を出せちゃうんでしょう。

 ひっくり返った観客席。
 観客席のほうを向いた指揮。
 その瞬間、爆発するように炸裂する演奏のイメージ。
 そしてガシンと着地する観客席。

 そんなイメージが、とにかく読んでて心地いい。
 いやー、相変わらずソルキチ、稀有な漫画であります。

 さあしかし神峰、ここからいかに伊調鋭一を上回るか、ですね。



BLEACH

 浦原さんの登場で一気に形勢逆転の流れ。
 いやー、まさかまさか、卍解を取り戻すのみならず、滅却師の弱点すら見抜いてしまうとは。
 さっすが浦原さんと言った所ですが、しかしこれ、さらにまた謎が出てきちゃったのではないでしょうか。
 滅却師の母と、その母に食い込んだ虚の力と、父である死神の力。
 そういったいろんなものを受け継いだ一護の中では、そういった力学はどういうふうに働いているのでしょうか。
 うーん、実はそのあたりが最後のほうで重要な鍵になったりするのかもしれませんねー。



感想後記

 といったところで今週はここまで。
 次週はなんと、あの仲間りょう先生の『磯部磯兵衛物語』が、新連載スタート!!
 いや、かなり好きで個人的にプッシュしてますけども!
 編集部のコメントも「ジャンプご乱心」ってやっちゃってますし、しっかり分かった上であることは伝わってきますけども!(笑)
 やー、ちょっとまさかな連載スタートですねー!
 あの異色の面白さが、しっかり連載でも発揮されるのか。
 来週がすっごい楽しみであります。
 個人的には、ジャガーさん的なポジションで安定した作品になればいいなーなんて思うんですが。
 しかし、Vジャンプにも掲載とか、初回から重大発表とか、いったい何が動いてるんだ(笑)。



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