週刊少年ジャンプ2013年16号 感想＜後編＞

　ワンピが休載ということで、火曜更新の後編感想です。

■前編の感想はこちら。





　後編の感想は、

・【読切】縁結びの神！？マッケイ
・ニセコイ
・ハイキュー
・スケダン
・めだかボックス

　の５本でお送りいたします。



【読切】　縁結びの神！？マッケイ

　青沼裕貴先生によるギャグ読切。
　典型的な、ダメな男の子の恋を助けてくれるお助けキャラがやってきて、最後はバトッてハッピーエンドというテンプレート作品。
　しかし、全体に流れるやる気なさというか、テンションの低さというか、ゆるさが独特の空気を作っていますねー。
　シュールなギャグ作品が好きな私としても、前半はちょっと私もノリ切れないかな？とは思ったんですが、終盤、「お結びの矢」が出てきたところからは笑わされてしまいました。
　人間の身体のすべてを知る老人ということで、いかにも武道の達人かと思いきや、たんなる整体師とか。
　このあたり、

「ホントだ！

　慢性的な痛みがとれてる！！」

　とか、

「あいつらきっと

　明日の揉み返しすごいぞ」

　とか、セリフのセンスが妙にキレていましたねー（笑）。

　そしてラストはまさかの巨神兵で、さらにヒロインまで薙ぎ払ってしまうやっちゃった感（笑）。
　終盤に向けて尻上がりに面白くなりましたねー。

　ヒロインの雪美ちゃんも、登場シーンは少ないながら１コマ回想で個性を光らせる工夫が練ってあってなかなかよかったです。



ニセコイ

　席替えで小野寺さん、フィーバーはじまりました！
　ちょっとした物事に一喜一憂というか完全に舞い上がってしまう小野寺さん、ういういしいっ。かわいすぎだっ。

　しかし舞子くんもるりちゃんも、友達の教科書に落書きの共鳴現象とは。
　変なところで似たもの同士なのですねー。
　なんだかんだで増え続けているこのふたりのフラグも気になるところです（笑）。
　



ハイキュー！！

　及川さんに負けまいとすればするほど、影山の中で焦りが増大し、焦りはプレイの高速化へと繋がってゆく。
　そしてどんどん昔の悪癖、王様モードへとなっていってしまう。
　なるほどー。
　昔の影山の王様モードってこういうものだったのかーと改めて納得。
　頭が悪くてこうなってたんじゃなくて、勝ちたい、勝つためにはどうしたらいいという思いがどんどんグルグルやっちゃって、それでこうなってたんですねー。
　うーん、なんだかわかるわー。

　そんな影山にかわり、おおおおお！
　ついに来ました、菅原さんッッ！！
　待ってましたーーーーッ！！
　なるほど、こういうタイミングでしたか、菅原さんの出番は！！
　まさにとっておき。
　もうこれしかないって感じですねーっ。

　いやー、交代に出てきた菅原さんが頼もしいこと頼もしいこと（笑）。
　こういうピンチに、菅原さんのような先輩の存在は本当に心強いです。
　ぜひとも菅原さんのかっこいいとこ、存分に見せて欲しいものですね。

　そしてまた、交代で返ってきた影山を迎える日向もまたよかった。
　ヘコんじゃってるのかと思えば、日向の口から出てきたのはある意味厳しい激励。
　ちょっとスネ気味に答えた影山がまたかわいいじゃないですか（笑）。
　日向も可愛いし、影山もかわいい。
　なんだか今週はそんなふたりを見守る菅原さんの気持ちになってしまいましたわ。
　いやー、いい後輩達だ。




SKET DANCE

　ボッスン…………

　いたたまれなさすぎる……（笑）。



めだかボックス

　半袖大爆発！
　いやーキャラ変わりましたねー（笑）。
　変わったというよりは、これが本音だったんだーという驚きですが、しかしこんな元気な性格だったのに、それがあんなふうに演じていたんだと思うと、それはなかなかしんどい演技だっただろうなーと今更ながらに思います。
　とはいえ、しばらくは読者としては「あれ、こんなキャラだっけ」っていう戸惑いのほうが先走っちゃうかもですね（笑）。
　まぁなにはともあれ、なんのしがらみもなく言いたいことを言い、やりたいことをやれるようになった半袖、おめでとう！
　赤面しちゃった顔とかやたらと可愛かったです。

　しかし、これはいったいどんな話がスタートしたんでしょう。
　黒神めだかを送る、箱庭学園流壮行会と言ってますが、突如出てきた先生方が気になります。
　そういえばこの学校、先生っていたんだなと、当たり前のようなことに今更気づきましたよ（笑）。
　もしかして、今度は先生相手にバトルってことになるんですかね？
　多少スキルやマイナスを使えようが、今更ふつうに先生相手では勝負にならないような気もしますが、そこは箱庭学園の先生ですからねー。
　実は宇宙を作り変えるほどの力がありましたーなんて言われてもおかしくないんじゃないかという気もするわけで。

　さてさて、いずれにせよ、フィナーレが近いにおいがいたします。



感想後記

　さて、今週の感想はここまでですが、今週はとにかく尾田先生の突然の休載に驚かされましたねー。
　目次やアンケハガキに印刷されててそれが修正が間に合わなかったって言うんですから、いったいどれだけギリのタイミングで物事が決定されていったのか。
　なんだかそのギリギリ加減が伝わってきて、凄い世界だなーとちょっとへんな感慨を抱いてしまいました。

　どうやら来週は無事に連載再開されるようですし、尾田先生におかれましては本復なさったみたいですね。
　なにはともあれ、よかったよかった。

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