表紙のルフィを見て思ったのですが、手にお母さんの黒ストッキングとかをはめて「武装色の覇気!!」とかやってる子供って多いんだろうなーと。
あれ、伸びますしね。
ゴムゴムのー!とかやって電線させちゃってお母さんに怒られちゃったりしてるんだろうなーとか(笑)。
まぁ、そんな話はさておき、今週もジャンプ感想スタートです。
前半の感想は、
・ワンピ
・暗殺教室
・トリコ
・ワールドトリガー
・【読切】GLASS FEET
の5本でお送りいたします。
【巻頭カラー】 ONE PIECE
別エントリーにて。
暗殺教室
面白いなー。
ボヤボヤしていたら誰か強力な暗殺者がやってきて殺せんせーを殺してしまうかもしれない。
その前に、ぼくら教室のみんなで、自分達の手で殺せんせーを殺したい。
言葉こそなんとも物騒な話ではありますが、それこそが彼らと殺せんせーを結びつけた何よりの絆でもあるんですね。
殺せんせーと生徒達の足元、葉の模様がよりあつまって銃の照準の模様になっているのが、なんとも言えない感慨を呼び起こしてくれました。
冷たさとあたたかさが不思議な同居をしていて、これこそが今の彼らを包んでいる感覚なんでしょうね。
本当に奇妙な関係なんだなぁ。
この彼らが、一年後、どうなっているのか。
やっぱり興味深い話ですわー。
トリコ
ニトロ投入で美食會が一挙に反転攻勢。
いやー、ニトロ、さすがの猛威でありました。
戦闘力では一段階落ちると思われるライブベアラーではありますが、それにしても一発で胴体切断って。
一瞬でリタイアまで持っていかれたのはビビりました。
しかし、ノリとアロエで胴体切断が治るんですから、ほんといい世界です(笑)。
さらに美食會側は食義が仕える灰汁獣も投入。
名だたる料理人がどんどん捕まって、IGO側は旗色がかなり悪くなってきましたねー。
そして、トドメとばかりにココの大苦戦発覚。
うーん、いよいよもって戦争らしくなってきましたねー。
この苦戦モード、しばらくはどんどん悪化していきそうな雰囲気ではないですかね。
まぁ、そういう苦労が大きいほど勝利の味はまた格別というものですからね。
そこからのトリコたちの巻き返しに期待したいところです。
ワールドトリガー
連載開始3話目で、なんと勇気ある会話オンリー編。
ちょっと心配になりましたが、しかし内容はなかなか面白い含みがありました。
戦争状況のなかで生まれ育ったユーマと、平和のなかで生まれ育った日本人。
なるほどー、ユーマは戦争や紛争のなかで育った子供でしたか。
というか、ネイバーがそういう人種なんですかね。
それなら、価値観が違い、意見が大きくくい違ってくるのはしごく当たり前の話ですね。
まぁ、ネイバーの場合はそもそも生物種としても違うわけでしょうし、生きている次元すら違うっぽいですけども。
ユーマとオサムの考え方の違い……というか、ユーマの日本人評のようなものがいちいち面白いです。
たしかに、悪人が少ないから結果として「日本は悪いやつにやさしい国」になっている面もあるんでしょうねぇ。
言われてみれば、たしかにそうかもなぁと。
もちろん凶悪犯罪の検挙率では、日本は世界でも有数のレベルを実現していますから、一概に「やさしい」とは言えないでしょう。
しかし、日常的な空気として、自衛の為に暴力を振るうことは、それを振るわずに済ますことより一段低く見られがちだというのはあると思うんですよね。
ことを荒立てるよりは、我慢して嵐が過ぎ去るのを待とう……というような。
たとえそれで悪いやつが反省もせず、ただただのさばるだけだとしても、事を荒立てることのほうがよっぽど悪いというような風潮。
今回、オサムは問題を非暴力で解決することができず、ユーマの示威行為というなかば暴力的な手段によって問題は解決されました。
でももし、オサムがなにかもっと上手い非暴力的手段によって問題を解決していたとしたら、ユーマよりも一段上に見えたかもしれないんですよねぇ。
ふむふむ。
この作品は、なかなか面白いところに主人公ふたりの対立構造を持ってきましたねー。
たぶん、どちらが間違っていてどちらが正しいとか、そういう結論を出そうというのではないんだろうなとは思うのですが。
いったいここから、どんな物語を綴ってゆこうとしているのでしょうか。
いやー、なかなか興味深いテーマから物語を始めましたねー。
そして次週はアクション編かな?
今週でタメた分、次回はスカッと決めて欲しいですねー。
【読切】 GLASS FEET
AOKO 先生描くダークファンタジー読切。
両足ガラスの義足をもつ神父が七つの大罪をつかさどる悪魔と戦うが、実はその神父の正体こそが……という物語。
やはり最近こういう「悪魔もの」が流行っているんですかねー。
今回は明確に神が敵というわけではないですが、主人公サイドが悪魔という作品が続いて目に入っている印象があります。
国や医者や警察、先生、両親といった権威が尊敬できない時代、主人公も神サイドではなく悪魔サイドのほうが信頼できるという、社会風潮のあらわれなんですかねー。
まぁそんな妄想はさておきこの作品ですが、まず人物を描く画力がなかなか素敵。
おそらく AOKO 先生は女性作家なのだろうなと勝手に推測させていただきましたが、女性らしい柔らかな筆致で描かれるイケメンたちが実に色気あるカッコよさ。
彼らの繰り広げるアクションシーンもなかなかよくできていて、画面の中に人物や物体をどう配置するのか、読者の視線をどう誘導すると効果的なのか、いろんなことが考えられているなーと伝わってきました。
なかなかレベルの高い絵を描かれる作家先生だなーと。
ただ、ちょっと残念かなーと思ったのは、オーウェン警部が後半ほぼいらない子になっちゃったことですかねー。
前半はオーウェン警部の話なんですが、主人公が活躍しだすと存在感がほぼゼロ。
解説役や驚き役としてもインパクトに薄く、後半は敵であるアスモデウスにすべて持っていかれていましたねー。
おかげで、主人公とオーウェン警部のラストで描かれた関係性が、わたしにはちょっとよくわかりませんでした。
信頼関係で結ばれたのか、それともなにか利害が一致したから協力しようということになったのか。
なんだかよくわからないうちに行動を共にするようになったような、そんな感じに見えてしまったんですよね。
「ついて来るか?」
って、なんでそうなるんだろうって。
そして、
「お前傲慢なの全然直ってないだろ!!!」
って、なぜそう言うのか。
そのへんが最後さっぱりわからない。
いや、だから傲慢を司る堕天使なんだから傲慢なのは当たり前じゃんって(笑)。
なんで直さなきゃいけないのさって。
そんな感じで、読後はハテナマークがいくつか並んでしまいました。
たぶん、後半もうちょっとオーウェン警部も主人公にからめて上げたほうが良かったんじゃないですかねー。
と、そんなところぜ前半の感想はここまで。
続きは後半にてにて〜。
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glass feetで、傲慢なの直ってねーじゃん!ってセリフについてです。
主人公ミド神父が傲慢だったゆえ、神に罰としてコキュートスに落とされたわけですよね。
それて主人公はそれを後悔し、神にもう一度信頼してもらうため、七大罪を探し捕らえて、神にさしだそうとしている。
神の信頼を得る(赦してもらう)ためだったら、素行不良(傲慢)なままじゃいけないのでは?
と思ったのですが…。
長文失礼しました。
なるほど、いろいろ受け取り方、感じ方があるようですね。
もちろん、作品の読み方は、読み手それぞれがそれぞれの受け取り方をするのが正しいと思いますし、それぞれに正解があっていいと思います。
では、せっかくですので、本文では長々書くことはないなと判断して割愛した、「どうして私がそう感じたか」を、ここに改めて書いてみようと思います。
ネガティブなことを長々と書くと負のオーラが出てしまいますから、あまりやりたくはないのですが、これも話を整理する機会かなということで。
もし興味がありましたら目を通してみてください。
おっしゃるとおり、ミド神父が反省して心を入れ替え、態度をあらためなければ、もちろん神様も許してはくれないでしょうね。
それはもう、横で事態を見ていたオーウェン警部にだって簡単にわかった話でしょう。
そういった意味で、「全然直ってないだろ!」という最後のツッコミは、「そんなんじゃいつまでたっても無理!」っていう意味としては、とてもまっとうだと思います。
ただ、ここで2点わたしが気になったのが、まずミド神父はぜんぜん傲慢さを改めようとは思ってなさそうだぞという事と、次にオーウェン警部はそんなツッコミができるほど、ミド神父と仲良くなってないように見えたことなんですよね。
ミド神父は、どうやら自分の「ほんの少しの素行の悪さ」が元で神様に罰されたと思っているようで、自分の傲慢さが悪かったということにはまったく気づいていないようなんですね。
最後は「神に直談判してやる!」とまで言ってますしね。
この場合の「直談判」には、暗に神の判断ミスを非難しているニオイがあるなと、私は読み取りました。
間違っているのは神の裁定で、自分は間違ってないぞと。
もしあの「ほんの少しの素行の悪さ」が悪かったのだとしたら、そこは改めるが、それにしてもこの罰は不当だぞと。
過剰に思い罰を与える神は間違っているぞと。
そう抗議したいんじゃないでしょうかね。
そういうわけで、どうもこのミド神父は自分の「傲慢さ」が致命的にダメなんだということには、この今でも気づけてないようだなぁと。
で、それをこう傲然と宣言しちゃったからには、それはオーウェン警部も分かってるはずのことだよなーと、そう思うのです。
で、一方のオーウェン警部ですが、後半ほとんど発言が出なくなってしまったので、どこまでミド神父と心を通わせたのか、そこがわからなかったんですよね。
なので、最後に「全然直ってないだろ!」なんてツッコミを入れるにしても、そんなにツッコミが成立するほど仲良くなってたっけ?って、ちょっとだけ居心地の悪さを感じたのです。
顔を合わせたばかりの人に、深いところに踏み込んだツッコミをされたときの居心地の悪さって、あると思うんですよ。
それと似たものを感じてしまいました。
さらに、ミド神父には根本的に反省する気がまったくないわけで、そのツッコミは空ぶっちゃってるわけだしなーと。
以上、そんな感じで最後のほうはよくわからないなーというハテナマークが並んでしまいました。
たぶん、事件解決後に仲良くなったんだと思うんですけどねー。
本編中では一度も会話のなかったヒロインとミド神父が仲良くなってるようでしたし。
ただ、その心を通わせて行く過程をこそ作品内で描いていったほうがよかったんじゃないのかなーと。
そのへんがとてももったいないなと感じた作品でありました。
いやいや、なんだか長くなってしまいましたが、しかしキャラクターはけっこう魅力的でしたし、アクションもかっこよくて、総じて印象のいい作品だったことは、ここであらためて述べておきますね。
AOKO先生の前作、同じ主人公で同じ設定の読み切り「seven」と言う漫画がnextに載っていた際、glassfeetには明確に記されていない設定
(天使自大のミド神父が、もしかしたら自分は神よりも美しいかもしれない、と傲ってしまったこと。その傲慢さが堕天使となった主な理由であるなど)
があったことを忘れていました…!!
両作を混同してしまいまして。
なので、私の脳内では「悔い改めれば赦して下さる」=「傲慢を直す」とあったのです…。
余計な混乱を与えてしまったようで、申し訳なく…。
ただ、オーウェンさんはあそこでミド神父が来てくれなければ、大切な幼馴染みを喪うことに、そしてサラさんは命を喪うはめになったので、そこから信頼が生まれたのかなぁ…と。
勝手な意見ですが。
(ひとまずミド神父に、助けようと言う気があったかは置いといて。一応留置所からテジョウ壊して来るくらいだから、助ける気はあったのかな?)
まぁもちろんあれでいきなり、仲良しこよしになるわけではないでしょうし、
仲良くなる過程描いてくれれば分かりやすいですよね。連載まで行けば、もっとページ割けるんでしょうけど。
漫画というのは、いろんな感想が生まれる、ある意味で生き物のようなものだと思いますので、ある見方が正しいというようなことはないと思うんですよ。
だから、私と違う意見の人が書き込むことは、ああなるほど、そういう見方があるんだなー、面白いなーと、いつも思っています。
なるほど、ほぼ同じ設定でNEXT!であったんですね!
ただわたしの解釈も、「素行」と「傲慢」は別のことなんだろうなという前提と、「直談判」は抗議的意味を含んでるんだろうなという、ふたつの推測の上でやっているので、正しいかどうかはこれもまたわかんないことなんですよね〜。
なので、ほんと漫画の解釈ってのは人それぞれなんだろうなーって思います。
そうですね、連載になってもっと人と人とのコミュニケーション場面にページが裂けるようになったら、そういったドラマ部分が充実してくるんでしょうね。