ついについにこの日がやってまいりました!
『賢い犬リリエンタール』の葦原大介先生が、新連載を引っさげてついに復活!
一瞬、表紙のロゴを見てエヴァ?って思ってしまいましたが(笑)、いかにもジャンプらしい少年漫画って雰囲気ですねー。
さっそく感想にまいりましょう。
ちなみに今週はインフルエンザの流行でブリーチと銀魂はお休み。
ちょっと心配ですね〜。
前半の感想は、
・【新連載】ワールドトリガー
・暗殺教室
・ワンピ
・恋するエジソン
・ナルト
・トリコ
の6本でお送りいたします。
【新連載巻頭カラー】 ワールドトリガー
葦原大介先生による連載作品第2作。
先生の大ファンなだけに、でっかい期待と若干の危惧をいだきながら読み始めたわけですが……いやいやいやいや〜、やっぱり葦原先生は葦原先生でした!
すばらしい面白さでした!
舞台設定は、読切『実力派エリート迅』のほぼそのままで、そこに読切『トリガーキーパー』を連想させる“トリガー”という特殊能力が絡んで来る模様。
主人公の空閑遊真(くが ゆうま)はコロコロかわる表情の随所にリリエンタールを感じさせてくれたりして、いうなればこれまでの葦原作品のいいところをしっかり集めてきましたよって感じですねー。
第一話の筋立てとしては、正体不明の主人公が転校してきて、もうひとりの主人公のピンチを助けるっていう王道のテンプレート。
しかしラスト一歩手前、視点役の弱いキャラ(いわゆる新八ポジション)に見えていた三雲修くんが、ボーダー(異次元生物ネイバーに対抗する戦闘隊員?)であることが判明。
この、王道を逆手に取るような転がし方はおおっ!と驚かされましたわ。
で、さらにここからもうひと転がし。
ボーダーだけれどもこれはちょっと弱いぞということが判明した三雲くん。
当然、こうなるとこっちのユーマ君が本当に強い主人公ボーダーなんだろうなーと思ってたら、なんとこっちは敵対的な異次元生物ネイバー側なのかよ!と。
いやー、いいどんでんがえしでした。
また、葦原作品はやっぱりキャラが魅力的ですねー。
三雲修くんの、なんだかちょっと青臭くてよわっちいけれども、人を助けるために危険に飛び込んでいける勇気と優しさ。
ユーマくんの、かわいくてひょうひょうとしているんだけれども、時おり見せるハードな一面とか、言うことは冷酷っぽいんだけど正論だったりして、実はハードボイルド。
いい感じで価値観のぶつかりあう、バディ(相棒)ものの楽しさを予感させてくれました。
人間とネイバーという、種族を超えた価値観の違いが衝突したり影響しあったりしてドラマを生み出してくれそうですし、今後このふたりがどんな関係になって行くのか、とても楽しみです。
お互いの足りないところを補い合う、補完関係になると思いますねー。
また、それが人間とネイバーの衝突という、この物語の根幹とも関わってきたりするんじゃないかなーとか。
まぁ、そこまで予想するのは気が早すぎますか(笑)。
また、今回は地味ながら葦原先生らしいなーと思わされたのが、この不良のリーダー。
こういう端役は、とかくストーリー展開に都合のいいように操作されるただの記号になりがちですが、ちゃんとこういうヤツにも自己主張があるんですよねー。
「んなこたカンバン見りゃわかんだよ
日本語読めねーとでも思ってんのか? あ?」
人から潜在意識的に見下されていると感じ取ったようで、大きな怒りが滲み出ているんですよねー。
三雲くんが本当に彼を見下しているかどうかどうかはわかりませんが、三雲くんの言動には、どこかしらそういうニオイが感じ取れたのでしょう。
なんだか、このワンシーンでこの不良にも感情移入できるようになっちゃったんですよねー。
こういう、セリフひとつでその人がちゃんと人として生きていて物事を考えているってことがポンと伝わってくるのが葦原漫画のひとつの魅力ではないかと思います。
前作のシュバインさんとか、組織のひとたちとか、そういうところが多かったですねー。
まぁ、そんな不良くんだからこそ、死なせてしまうわけにはいかないよなって納得しますし、そんなわけで三雲君が走り出すのにおおいに納得ができました。
次回、これであの不良君の態度がどう変わるのか、ちょっと楽しみですねー。
いやー、なかなか面白い第一話でした。
前作リリエンタールよりもあきらかに少年誌向けのセッティングで、葦原先生らしい謎もはらみつつ、ハードさと優しさがよい感じでブレンドされていきそうです。
また、画力もかなり上がっていましたねー。
描画力やペンタッチそのものもとても綺麗に感じましたし、演出も勢いが出てきました。
クライマックスのアクションシーンとか、視線の誘導が非常にパワフルで、躍動感が飛びぬけていますねー。
思わず惚れ惚れしちゃいましたわ。
そういった面でも、少年誌向きにかなりレベルを上げてこられたなーと。
そんなかんじで、いろいろと書きましたがとにかく第一話の印象はかなり良かったので、このままガンガン行って、今度こそ長期連載を!って感じですね。
さ、ハガキ送るぞーーッ!
暗殺教室
不破さんはジャンプ読みすぎ女子なのかなー(笑)。
妄想が長くてワンピを思わせてくれました。
この子には腐すぎない腐女子のニオイを感じましたが、わたし、そういう子けっこう好きですねー。
さて、いよいよイトナとの対決ですが、おおかたの予想通り、イトナは殺せんせーと同じプロセス(それ自体は謎ですが)で生み出された超生物でしたね。
しかしそれを見た殺せんせーの反応が凄かった。
なんですかこの怖ろしい表情は!
ここまでの怒り、憎悪?を見せるほどの、何が殺せんせーにあったのか。
一瞬垣間見えた映像も、何の場面なんでしょうねー。
普段はぬらりくらりとした可愛い殺せんせーですが、その裏にどんな一面を隠しているんでしょうか。
最近では明るい一面ばかりに目がいってしまってちょっと忘れがちになってましたが、本来はとてつもない悲劇を背負っている人物なのかもしれませんねー。
ONE PIECE
別エントリーにて。
【センターカラー】 恋するエジソン
今週もなかなか面白いじゃないですかー。
2話構成になっているおかげで話のテンポもよく、ネタを二つ投入できるのでどちらかが響かなくてももう片方で勝負できるという強みがありますねー。
今週のネタですと、後半のほうが個人的に響きましたねー。
壁のシミで絵心対決をおこない、そこから体のシミ、乳輪と発展し、最後はそれらをひっくるめて部屋から追い出すというテロ行為(笑)。
いやー、なかなかのドライブ感でした。
しかし、エジソン顔だけじゃなくてベジータ顔にまでなれるとは(笑)。
NARUTO-ナルト-
前半はコミカルな初代火影が雰囲気を和らげてくれていますが、後半から重い話になってきましたねー。
なるほど、写輪眼の覚醒条件も含めて、マダラやオビト、サスケらの絶望から邪悪に走ってしまう性格は、すべてうちは一族共有の「愛情の強さ」に由来していたわけですか。
そしていよいよサスケは、「里とは何か」「忍とはそもそも何か」という問題に切り込んでくれました。
おおー、なんだか NARUTO という作品の根源的な問題のような話になってきましたねー。
ここで初代火影がどう答えてくれるのか。
初代火影だけでなく、それぞれの火影たちがどういう答えを持っているかってところも気になるところです。
トリコ
ゾンゲの言うとおり、まさに無双状態のマンサム所長(笑)。
自分でも自分を制御できないことになりつつあるようで、もはや破壊の権化状態。
物凄い迫力ですわー。
その他の場所でも、これまでお馴染みの面々が戦闘を開始。
油ネタでさんざんイジられまくってたわぶとらさんが、渋く活躍していたのがなにげに嬉しかったです(笑)。
美食會側も IGO 側も、いよいよ役者が揃ってきましたね。
こういったひとたち全部を描いていたらどれだけページがあっても足りないだろうなーと心配になってしまいますが、島ぶー先生のことですからバシバシ料理していってくださることでしょう!
ある種お祭イベントみたいなものとして楽しみにしておりますよー。
そんなところで前半戦はここまで。
続きは後編にて〜。
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第一話の感想とても楽しく読ませて頂きました。
僕も連載がとても楽しみです。
第一話は仰るように、丁寧な世界観の説明と、終盤の綺麗な引きがとても良かったですね。
灰汁が全くない澄んだスープのようで、この辺りは好みが別れると思いますが。
ヤンキー達との会話は、絵柄はライトなのに、迫ってくる安っぽくて不条理な論理がシビアでハラハラさせられました。
虐めをする人間をあくまで等身大な普通のーーつまり何処にでもいる人間として描く力量が葦原先生は高く、それ故に少年漫画には不向きかも知れませんね。蛇足ですが、アフタヌーンで連載したら、間違いなく人気作ですね。
シビアな世界を描くと言っておられることも含めまして。
今回の引きから、ワールドトリガーは、相手が人間だと解った上でも、戦わなければならない戦い=戦争、を描こうとしているのかも知れませんね。
よくある物語だと、「相手が同じ人間だ」という設定は、物語の半ばで明かされ、双方終わりの見えない戦いに疲弊したころ、和平への一助としてもたらされる事が多いです。
僕の知ってる中では、「アニメ、機動戦艦ナデシコ」がそうでした。
その設定を頭に出したということは、それが解っても戦いは止めれるものではないという、現実を描こうとしているのではないかと…。
あくまで妄想ですけどね。
空閑の論理「やらなければやられるだけ」という言葉も、現実の冷たさを知ったキャラクターに物語を引っ張らせるつもりだとも思えますし、本当にどのように持って行くのか、楽しみです。
リリエンタールは、現実を温かい心で変えていく物語でした。
今回は、現実を変えていく事が出来るのでしょうか。
いえ、きっと変えていくのでしょう、それが物語というものなのですから。
だけどその前に、葦原先生はその現実をとても冷静な視線で描き出してくれるでしょう。僕はその描き出し方に今からワクワクしてしまいます。
願わくば先生の描き出そうとするものが、全て表れるまで、連載が続きますように、今回から葉書を出す日々が始まります。
今後とも楽しみにさせてくださいね。
そうですねー、たしかに葦原先生はキャラクターを等身大の人間らしく描く技量が高いのですが、その分イヤなヤツも記号化せず人間として描く分、重いというのはあるかもしれませんねー。
そこが好みの分かれるところにはなりそうかも。
戦争を描こうとしているというご意見ですが、私も賛成です。
価値観のまったくちがうふたりの主人公の交流を、世界の対立構造の縮図として描きつつ、巨視的には人間とネイバーとのぶつかりあいが現実世界の戦争を戯画化したものとなっているのかなーとか。
いろいろと想像させられます。
ほんと、いろいろと構想を練っているんだろうなーと思わされる世界観だけに、連載が順調にゆかれることを祈るばかりです。