ジャンプのなかった先週はすっかり雪と雪中行軍に体力を奪われてヘットヘトになってしまった一週間だったわけですが、なんだか今週も天気が悪いみたいですね。
今日はあんまり積もらなければいいのですが。
てなわけで、寒いなかですから風邪をひかないよう、毛布をかぶりながら感想いきましょうレッツらゴー♪
前半の感想は、
・ナルト
・ワンピ
・暗殺教室
・トリコ
・ブリーチ
・スケダン
の6本でお送りいたします。
【巻頭カラー】 NARUTO-ナルト-
見開きカラーのサクラにちょっと慄然。
やはり、いまだにヒロインポジションはサクラで不動なんでしょうか?
うーん、ヒナタ、これは死亡ルートなのかなー。
そうでないことを祈るばかりです。
さて、先々週ヒナタのおかげでやる気を取り戻したナルトですが、折りよく復活した九尾のチャクラを忍連合軍のみんなに配達開始。
チャクラを受け取ったみんなが見違えるほどパワーアップしたのは面白かった。
今やナルトは忍たちの精神的支柱であるとともに、チャクラパワー的にも支柱になりつつあるわけですか。
制御バランスを失っているとはいえ、十尾の圧倒的パワーを跳ね除け、見事にこれを押さえてみせる忍連合軍の連携プレー。
これは見ていてスカッとしますねー。
そんななか回想される、シカマル、いののオヤジさん達の最後。
渋いシリアスな場面ながらも、秘密の本の隠し場所なんかでクスリと笑いを誘ってくれたりと絶妙。
こういうのが逆に哀愁を感じさせてくれたりもしますよねー。
そしてラスト、カカシ先生が先生らしくいい授業をしてくれました。
仲間は絶対殺させやしないと言っても、これまで自分は多くの仲間を守れずにきた。
でもだからこそ、今度こそ仲間を守ると口にする。
そのたびに、仲間を守れなかった事実を見つめなおすことになる。
そう言うカカシ先生に、だから、忍び耐える者、俺たちは忍者なのだと答えるナルト。
ここで忍者とはなにかの答えが聞けるとは思いませんでした。
そしてまた、これがオビトとマダラへの答えでもあるんですね。
夢の世界に理想を求めるのではダメだと。
たとえそれが悲劇でも、事実をみつめ、その痛みと一生向き合ってゆき、その痛みに耐えるのが忍者なのだと。
そして、その痛みこそが、死んだ仲間が今もこの胸の中で生きつづけていることの証なのだと。
そういうことですねー。
いやー、まさか月の目計画への反論が、一直線に忍者論へと繋がるとは思いもよらず、ちょっと今週は目からウロコでありました。
ONE PIECE
別エントリーにて。
暗殺教室
ビッチ先生みごとな心理戦!
ま〜た色仕掛けかよ〜と相手をむしろガッカリさせるという、色仕掛けの新しい利用法だったんですねー(笑)。
これは上手い戦法だ。
自分のキャラクター性を逆手にとって、烏間先生の予測を見事に上回ってくれました。
また、今週は序盤からなにげに読者をフェイントしてくれているんですねー。
ロヴロ師匠が諦めの良さが肝心、みたいなことを言ったものだから、なるほど、だとすると逆にビッチ先生の諦めの悪さが勝因ってことになるのかな?とか思わず予想してしまったではないですか(笑)。
ステータスでまったく敵わない相手でも、諦めの悪さがあればどこか勝機を見出せるものだとか、そういう話なのかと思ったら、ぜんぜん違いました。
そもそもステータスはしっかり上げていたわけですか。
まぁでも、そりゃあそうです。
暗殺教室は、意外なほどに健全な教育漫画なんですものね。
根性論とかそういうのではなく、ニガテなことにはどんどん挑戦し、克服すること、それが成長のために一番大事なんだという結論でした。
自分を磨き、頑張っているビッチ先生。
いやー、今週は輝いておりました。
その頑張ってる姿勢があるからこそ、烏間先生も「こいつはめんどくせー」って譲ってくれたんでしょうね(笑)。
うむ、可愛かった。
しかし、殺せんせー全身鎧って。
たしかにこれなら1秒はなんとかなるかも(笑)。
トリコ
ジュラフバードすごっ!!
美食會襲撃スタートの景気づけとしてイケニエになるだけの存在かと思っていたら、まさか首の切断面からいろんな頭が生えてくるとは(笑)。
予想のナナメ上すぎて、最初はなんか寄生系の敵にでもやられたのかと思ってしまいましたわ。
いやー、この世界の生物はほんととんでもないモンスターばっかりですわ。
そして、スタージュンに腕をがっしとつかまれた小松。
先週「熱い!」とか小松が言ってて、いったい何を触ったんだろうと気になってたところだったんですが、このアングルだとやっぱり
「それは私のおいなりさんだ」
にしか見えませんでした(笑)。
小松の体を守っていた毒と音の鎧でスタージュン閣下のおいなりさんも「じゅわああ」となって熱消毒されたのかと思うと胸が熱くなりますね(ならねーよ!)。
しかし、いよいよトリコVS.スタージュンかー。
これはドッキドキものですなー。
はたしてトリコ、スタージュンにかなうのか。
最高のバトルを期待しちゃいます。
【センターカラー】 BLEACH
ふりかえった卯ノ花隊長の別人っぷりに戦慄!
こ、こえええええええ(笑)。
でもこの隊長は、ちょっと演技っぽいかなーと思ってしまいますねー。
剣八を鍛えるため、あえてこういう演技をして剣八を追い込んでいるのではないかと思えてしまいます。
京楽新総隊長が言ってることも、命を捨てる覚悟で剣八を鍛えると、そういうことなんじゃないかなーと。
しかし、そうでも思わないとこの顔は怖すぎるもんなー(笑)。
こういう表現力で久保先生はあいかわらず凄いなーって思わされますわ。
SKET DANCE
いやー、青春だわー。
今回は、運動部の引退を迎えることになったキャプテン&振蔵回。
彼らに送る言葉としてなにが一番いいのか悩むスケット団が出した答えは、「がんばった」。
なるほどねー。これはいい言葉だなーと、すごい納得させられてしまいました。
「ご苦労様」では目下にかける言葉になってしまいますし、「お疲れ様」って、労働場面で言う言葉であって、職業スポーツならまだしも、部活動で言う言葉ではない気がするんですよね。
「ありがとう」ってのも、部外者が言う言葉としてはどうかなーって私も思います。
よくオリンピックで「感動をありがとう」なんて言ってるのをよく聞きますけど、べつに選手達は人を感動させようなんて思ってもいないんじゃないかなーと。
それはちょっとズレているんじゃないかと、前から気になっていたんですよね。
「感動した!」と言われれば一応選手は嬉しいかもしれませんが、でも本当にかけてもらいたい言葉ではないんじゃないかと。
なるほど、「がんばった」か。
つまり、頑張っているのを、おれたちは知ってるぜってことですね。
頑張ったっていう、事実を認識しているぜって。
それがどこまで本当に認識できているかはこの際問題ではないのでしょう。
問題なのは、声をかけられた選手が、自分の努力が確たるものとして、間違いないものとして残ったって、そう確信できるってことなんじゃないでしょうかね。
こういう引退のときって、選手はどうしても心がいろいろ揺らいでしまうものでしょう。
そういう時に、「がんばった」って言葉は、ガッシと勇気づけてくれる、そういう選手本位の言葉なんじゃないかなーと、思います。
スイッチが言っていた様に、「オレ達が何て言いたいかより、何て言われたいか」って考え方、私はすごく共感するなー。
しかし、なるほどー、こうやってスケット団の引退もほのめかしてきたわけですかー(笑)。
引退かー。
どうなるんでしょうね?
卒業とともにポケット団にバトンを渡すとして、そのあとボッスンたちはどういう風に歩いてゆくんだろうなー。
ちょっと考えさせられるラストでもありました。
といったところで感想は後半へ。
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なんかに寄生されたのー?みたいな。
卯の花さんは能面的な怖さでありますね!ステキ!
卍解とかするのかなーわくわく
個人的に卍解シーンが一番好き&衝撃的だったのは金色疋殺地蔵です。
BOSSさんはどの卍解が好きですか?
天鎖斬月と、狛村さんの巨大ロボこと縄天譴明王、あと恋次の狒々王蛇尾丸もデザイン的に好きですねー。
金色疋殺地蔵もインパクト強烈で好きですわー。
良い落としどころでした。ビッチ先生に生徒と共に成長する教師という属性を
与えるのはなかなか面白いです。殺せんせーや烏間先生はある種完成した強さを
持っていて、そういう人も指導者としてはもちろん必要なのですが、
身近に完成に近い人しかいないと、子供達は隔絶を感じてしまうし、
ほとんど器ができていない人が参考にするには十分ではありません。
完成ではない。されど子供たちよりも先に進んでいる先達というのは
手本として必要だという事だと思います。
「暗殺教室」は前から思っていましたが実に変化球がうまい。
読者の意表を突いていて新しく、されど面白くて作品全体にとっても意味のある
展開になっている所が素晴らしい。
例えて言うなら、他の打ち切りになっている作品が変化球にはなっているが
ストライクゾーンを外している、つまり珍しいが面白いかというと違うのに対して、
きちんと変化球がストライクゾーンに入っている感じです。
それに変化球だけではなく、直球も優れている。
カオスな設定と展開でも学園ものとしてあくまで生徒と教師が主役なところは
守っており、渚君のモノローグも読者が内容の主旨を理解しやすいよう
うまくフォローしている。着想だけではなく基礎も大事にされている。
シナリオだけでなく、絵の方もネウロの時に比べ、表情のパターンが増えていて
松井氏の成長を感じました。
今回で初めてビッチ先生の事を可愛いと思った………。
新人達もこれ程成長して行ってくれれば、今のジャンプに苛立ちを感じなくても
済むのになあ…………。
かなり奇抜で変化球だらけと見えて、結末は実はドストライクな直球、王道の漫画だったりするんですね。
作品の背骨は王道の成長物語、先生と生徒の学園ものなのに、その奇抜な変化球の見た目のおかげで、ぜんぜん説教臭くなかったりする。
バクマン風に言えば、邪道と王道の要素が非常に巧妙にブレンドされているといったところでしょうか。