2012年10月31日

週刊少年ジャンプ2012年48号 感想<後編>

 さーてそんじゃあ後編の感想です。

■前編の感想はこちら





 後編の感想は、


・【読切】六攻特課
・ニセコイ
・スケダン
・銀魂
・クロス・マネジ
・こち亀
・めだかボックス
・タカマガハラ

 の8本でお送りいたします。



【AUTUMN POWOR読切 第3弾】 六攻特課

 秋の読切3連弾みっつめは、後藤逸平先生による超能力警察モノ。
 超能力犯罪に対抗するため、超能力者が戦うという題材は既にありふれた感じはするものの、ドラマの中心を過去のトラウマに置いたことで、なかなかいい作品に仕上がっていると思います。
 瞬間移動の超能力の発端は、実は「グリコ・チヨコレイト・パイナツプル」の遊びで、瞬間移動もその歩数だけ動ける能力というツナギかた。
 失敗した!と思わせておいて、グリコ「のオマケ」で逆転という展開。
 このへんの構成はなかなか上手く、しっかり読ませてくれました。

 かなりレベルの高いところでまとまっている作品だなーと思ったのですが、しかしそのぶん私が気になってしまったのが、最初は警察に協力するのを拒否ってた少年が、協力するに至るドラマがちょっと弱くないかなーというところでした。
 そこがトラウマ克服の過程のドラマとなっているだけに、なんだろう、もったいないような気がするなーと。

 最初、この少年はなんでこんなに頑なに警察を拒んでいたのでしょう。
 そこは、なにかトラウマと大きく関わっているのではないかと思わせておいて、実はさして重要なファクターではなかったりするわけです。
 いや、何かあるのかもしれませんが、私にはあまりないように読み取れました。
 そのため、協力すると決断した瞬間の感動が、ちょっと弱かったんですね。
 単に、好きな女の子がピンチだから助ける!って選んだだけではないかと読めてしまったわけです。
 「今やんないでいつやるんだ!?」と、立場逆転して警察をけしかけるような変貌振りなのですが、じゃあ逆に、キミはなんでこれまでやらなかったの?という部分が、よくわからない。
 なぜ最初警察を拒んでいたのか、そこの説明が弱いんじゃないかと思うのですよ。

 たぶん、私が思うに、トラウマで底辺に落ちていた部分のダーク描写が薄めだったからではないでしょうか。
 前向きに走り始めた主人公は、じつに心地よいのですが、その心地よさを堪能するためには、やはりギャップです。
 底辺でジトーッとしているターンと、その説得力ある理由づけ。
 そのへんが必要だったのではないですかねー。

 私なら、そうですねー、これは例えばですが、車に撥ねられた少女には、その時死んでもらいます。
 それで最悪のどん底状態に少年には落ちておいてもらう。
 で、ラストで助ける女の子は、見ず知らずの女の子でいいんです。
 死んでしまった彼女は取り戻せないけど、でもオレはこの力、世のため人のため使うぜって感じです。
 お前みたいな子を増やさないために、ジオンを叩く、徹底的になって(違う!)
 
 そんな感じだとどうだったでしょうねぇ〜。
 あ、でもそれでヒーローものだと、まんまスパイダーマンか(笑)。
 いやー、難しいものですなぁ〜。

 とはいえ、全体にキャラクターも魅力的。
 読ませる構成でなかなか上手いなーと感心させられました。
 なんだか、今回の読切三連弾は皆さんレベルが高いですなー。



ニセコイ

 予想通り不運に見舞われジュリエット役を千棘に奪われる小野寺さん。
 ああもう、なんて声をかけていいのやら!
 こうなってくると小野寺さんの不運っぷりはひとつの芸となってきてますな!
 次はいったいどんな突発的事態が小野寺さんを陥れるのか、むしろ楽しみになってきてしまいます。

 しかし、小野寺さんはやっぱりいい娘やー。
 こんな状態になっても、仲直りした楽と千棘とにホッとできますかー。
 優しすぎ!
 あんたちょっと優しすぎですよ!
 こんな目にあったら、私ならまっ黒いものがドロドロ胸の内に湧き上がって、轟々と燃え上がっちゃってもおかしくないと思うんですけどねー(怖ッ!)。
 出刃包丁握って夜道の千棘に襲い掛かったっておかしくないぞと(オイオイ…)。
 はー、キミは天使か、小野寺さん。



SKET DANCE

 なんだこの爆発的バカ展開!
 紆余曲折さまざまあったあげくの、最後の窓からフワッと登場した金色の宇宙人!
 こののコマ!
 この爆発力にオオウケしてしまいましたわ!
 「おめでとう」の文字が汗で滲んで「ずあごもらー!」って(爆)。
 ヒメコの手の平にドロリとした物体が広がって、「いらーん!!」と強烈ビンタまで。
 すばらしい絶叫ツッコミの連打。
 いやー、今週もスケダンはパワフルだわーー。

 最近のスケダンは、シリアス編の間はさすがに抑え気味だったギャグを、これでもかと全開でやっちゃってる感があります(笑)。
 いやー、痛快。



銀魂

 完ッ全ッに予想外!
 なにこの彼氏!!(爆)
 ふつうっぽい彼氏とか、あるいはちょっといいとこの坊ちゃん風とかを想像してて、今回もバカばっかりする銀さんたちを笑う回になるのかと思っていたら!
 これでいったいどういう展開を巻き起こすというのか。
 いやー、まったくの予想不能。
 さすが銀魂、すごいモノをだしてきちゃいました(笑)。




クロス・マネジ

 櫻井くんがサッカー部の頃のマネージャー、早見さん登場ということで、豊口さんとぶつかりあって暗めの話になるのかな?と思いきや……おお、なんかいい子じゃないですか!
 泣き出した豊口さんを慰めようとしてて、自分で何を言ってるんだかわからなくなる混乱ぶり。
 なかなかコミカルで早見さんの人柄の良さが出ていましたねー。
 スポーツ漫画としては、ゲームプレイシーンが少ないのが徐々に気になり始めてきたのですが、これはラブコメ強化方針ということなのでしょうかね?



こちら葛飾区亀有公園前派出所

 相変わらず見栄っ張りの部長。
 ラストは落ち葉のせいでコースアウトですが、でも落ち葉のせいにできてよかったじゃないですか(笑)。
 嘘がバレたりするのは、ギャグとはいえ、読んでいるこちらもちょっと痛いものがありますしねー。
 両さんがボロ儲けしたってところも、いつもの事を思えばそのくらいしてもいいかなって思いますし。
 大原部長だってけっこう自尊心を満足させられたんじゃないでしょうか(笑)。
 今回は、あえて言えば誰も損をしてない、めずらしいくらい平和なてん末だったんじゃないかなーと。

 それにしても、ミニ四駆ってかっこいいですよねー。
 子供の頃にかなり憧れたんですが、お財布的な理由で手を出す事を諦めちゃいました。
 その分ガンプラとかゲームとかにつぎ込んだんですが、子供のお小遣いじゃ、できる趣味って限られちゃうんですよねー。
 色々できる友達がすんごい羨ましかったですわ。
 あ、だから今はいろいろ手を出しちゃうんだろうなー(笑)。



めだかボックス

 善吉と球磨川、復活回。
 彼らは肉体的ダメージが直接的原因ではなく、なるほど、心が折れてて起き上がれなかったのでしたか。
 獅子目言彦に壊されたものは戻らないけど、心は壊れたりしない、ただ休んでいるだけだと。

 それにしても、死して安心院さん、かっこよすぎ!
 今週は球磨川との漫才も、はげましも、なにもかもが素敵でした。
 敗北の星を「ばきゅん」と一発、消し飛ばすって(笑)。
 もちろんこれは球磨川の夢の中の出来事なんでしょうけれども、それでも安心院さんなら本当にやってしまいかねないというところに、笑いつつも思わずグッと来るものがありました。
 いいなぁ、こんな励まし方、初めて見ましたわー。

「絶望を知る者にとって

 きみは希望の星なんだぜ」


 まさに、ですよ。
 世の中のコンプレックスの塊サイドの人間にとって、希望の旗手なんですからね。
 球磨川、ほんとうに頑張って欲しい。
 いやー、安心院さん、素晴らしい。
 そしてまた、自分がどれほどこの漫画において球磨川というキャラクターが格別に好きなのか。
 そこが改めて感じ取れた、そういう回でもありましたねー。
 球磨川、大好きだわー。

 ところで、劣化オールフィクションの劣化停止とともに、今回手に入れた新スキル。
 こちらもおおいに気になるところですねー。
 球磨川らしい、反則的なスキルだったらいいなーと期待しておきます。

 あれ、善吉の感想ないけど……、ま、たまにはいっか!
 あ、そうそう、ツンデレの赤さんが可愛かったです!



タカマガハラ

 ぬおあー、分かっていた事ではあったけど、ここで終了展開ですかー。
 一気に巻きが入りましたねー。
 いかにも次号、最終回って感じです。

 過去形で話してしまいますが、惜しい作品だったなぁと思います。
 たしかに万人ウケどころか、この作品がウケるのはかなり狭いニーズだとは思うんですけどね。
 しかし、なかなか他にない、独特の魅力のある作品だったと思うんですよ。
 毎週どこかに、奇抜な、目を引く演出、絵の魅力を盛り込もうという、そういう意欲を感じられる作品でしたねー。
 そこが私は結構心地よかったです。

 とはいえ、まだ今週は本当に終わったわけではないわけで。
 今週もミズホちゃんの性転換能力で驚かせてくれましたし、次週また、どんなことで驚かせてくれるのか。
 楽しみにしたいと思います。



感想後記

 といったところで、今週はここまで。
 いやー、ジャンプの号数が50に近付いてくると、ほんと年末感が差し迫ってきますなー。
 実際はまだ10月末なのに、あと2ヶ月まるまるあるはずなのに。
 ああでも、あともう2ヶ月なのか〜。
 ボヤボヤしてると、あっという間に正月になっちゃうんでしょうね!
 やだやだ、年々一年が短くなっているような気がしちゃいますよ〜。

 な〜んて、いかにもなボンヤリトークをしちゃってるのは、ここの欄で書くことが特に思いつかないってことなんでしょうね(笑)。
 いかんなぁ、ネタがないってことは、日々ぼんやり過ごしちゃってるってことですよ。
 もっと積極的に生きなければなー。



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posted by BOSS at 22:41| Comment(4) | TrackBack(0) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
球磨川の夢の中での、星を消し去るところは全く同じこと思ってましたー(笑)

そうか。タカマガハラ結構面白いじゃんって思ってる私は狭いニーズだったのですね!

いいー!すごくいいー!!(グルグル)

ってやりたいー!
Posted by うさぎ at 2012年11月01日 01:47
『Revo&梶浦由記』というアーティストを知っていますか?
このアーティストの情報を公開しますので、ご覧になってみては!?
http://dreamport2008.com
Posted by 戸田 at 2012年11月01日 12:26
いや、やっぱり面白い。スケ&銀。
今じゃ色んな“大人の事情”で実現困難かもだが、
いつか一昔前の7時台ん時みたく2本たて続けで放送なったら愉快だろな…
Posted by 某県人 at 2012年11月03日 18:57
>うさぎさん

 タカマガハラみたいな濃いタイプは、響く人にはかなり魅力的だったりするんですよね〜。


>某県人さん

 銀魂&スケダンの師弟コンビはいい味だしてますよね〜。
 いつかみたいな合作もまたやって欲しいです。
Posted by BOSS at 2012年11月05日 01:13
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