2012年10月24日

週刊少年ジャンプ2012年47号 感想<後編>

 ではでは後半でーす。

■前編の感想はこちら





 後半の感想は、

・【読切】呪禁奇譚 宮浦さん
・ブリーチ
・ハイキュー
・銀魂
・めだかボックス
・タカマガハラ

 の6本でお送りいたします。



【読切】 呪禁奇譚 宮浦さん

 AUTUMN POWER読切第2弾は、三木有先生による時代劇呪術バトル。
 呪いによって生み出された怪物を、人の目に見えるようにして倒すヒーロー。
 しかしそのヒーローもまた、実はその昔、人の手によって作られた呪いの怪物だったという物語。
 モンスターを狩るヒーローも実はモンスターだったというのはけっこうよくあるパターンではあるのですが、まとめかたが上手くて楽しめました。
 絵柄も新人としては高いほうだと思いますし、演出も上手い。
 話の筋も綺麗にまとまっています。
 なかなかレベルの高い作品だという印象でした。

 私が注目したのは、ヒロインのあず様。
 ただ呪われて守られるだけの可憐なヒロインではなく、みずから呪いに感化されたのか、呪いを返したり、ダークな一面を覗かせてくるところが返ってよかった。
 可愛いだけじゃない、人間的な弱み、悪い部分を見せてくれたからこそ、ラストの、死んだ親の愛という救いのエピソードが光ったのだと思います。
 二人の孤児が、実はこれも幽霊というか呪いだったというオチもまた黄金パターンだとは思うのですが、あず様の弱さがこう描かれると、ありがたみというか、あたたかさもまた別格といった感じでした。
 闇が濃いほど、光は眩しく見えるもの。
 ダークな面があればこそ、救いの光はあたたかいってわけですねー。
 いやー、なかなか素敵な物語じゃないですか。

 ただ、作品の弱点と言っていいのかどうなのか、よくわからないのですが、主人公がバトルでいったい何をやったのか、そのへんがよくわからなかったところがちょっとだけ気になりました。
 勝負の駆け引きとかも特になく、ただ主人公のほうが強いからそのまま押し切って勝負がついたと、そんな風に見えてしまったのですねー。
 そのあたり、緊張感というか、カタルシスにやや欠けたかなーと。
 もう少しバトルの面白みや、どっちに転ぶか分からないサスペンス感などを出せていたら、このへんがより印象的なシーンになったんじゃないかと思います。



BLEACH

 かっくいーーー!
 ソウルソサエティについに降り立った一護。
 大ゴマ使いまくり。
 バンッバンにオサレポイント稼ぎまくり。
 ぶっちゃけたことを言ってしまうと、なんで一護が登場するだけで一話使ってしまうんだー!というのはあることはあるんですが、でももうそういうのがブリーチのブリーチたる醍醐味だろうと。
 一話まるごと使って登場!っていう贅沢さこそがブリーチだろうと。

 いやー、あのプライドの高い白哉が、こうまで一護に頼み込みますかと。
 そして、それをしっかり背負って立つ一護。
 ほぼシルエットになって立つ一護のすこぶるかっこいい事!
 その表情は、ただごとならない覚悟と胸の炎を感じさせてくれますわ。
 うーん、燃えるぜー。



ハイキュー!!

「話しかけてガン無視されるのもイイぞ」

 ヤバイ、爆笑しました。
 ハードルが高いって、お前らの会話がすでに高すぎるハードル遥かに超してるわって(笑)。

 いやー、今週は練習試合後の交流回なのですが、それにしてもめちゃくちゃ面白かったです。
 ギャグ面もさておき、敵チームの猫又監督に総評を言ってもらえるっていうのも、いいものですね。
 敵ながら尊敬のできる大人な監督さんですし、こういうの、ヒジョーに好感が持てます。
 猫又監督の「ご期待」に応えられるようにも、がんばんないとなって思いますもの。

 各チームメイト同士の交流も楽しかったですが、一番キたのが、猫又監督が武田先生にかけた言葉。
 キャラクターポジションでは本来存在感の薄いはずの武田先生ですが、妙に気になるいいキャラクターしているんですよねー。
 その武田先生の苦労をしっかりわかって、評価してくれる猫又監督。

“ああ 烏野はまだ大丈夫だ”

 なんだかこれは最高の賛辞ではないかと思いましたわ。
 おじぎしつつ口元がふるえている武田先生に、グッともらい泣きしそうになりました。
 いやー、この作品は先生方もいいキャラしてるなー。

 そして別れの時。
 すっかり心の友状態になってる二人にまた爆笑。
 くそう、毎度面白すぎる(笑)。
 笑顔でギリギリ強烈な握手しているキャプテンズもいいし、いやー、素晴らしいライバル関係ですねー。
 再戦が楽しみなライバルチームってのはスポーツ漫画で数あれど、こんなにもすがすがしく、ある種「親友」のようなライバル関係って、なかなかないんじゃないでしょうか。
 いやー、ハイキュー、素敵な世界だわー。



銀魂

 神楽はじめてのデートに浮き足立つオヤジたちの巻。
 いやー、こういうテンパりまくりの親馬鹿ネタってのはたまらないものがありますなー。
 神楽パパも銀さんも、親としての愛ゆえにオバカをやりまくるわけで、それを笑うこちらとしても、微笑ましさが先行してなんともホンワカ。
 徹底的にオバカをやって欲しいって思いますわー。
 来週は、彼氏の面接でブチ壊しにしちゃうパターンですかね?
 それともデートをストーキングで結局ブチ壊しのパターンでしょうか。
 いやー、なんか妙に楽しみです。



めだかボックス

 めだかが黒神家の家長権を継承するというラストの転機イベント以外、今回はほぼ平常の(?)会話のみという、いわばエピソードの谷間的な回だったわけですが、そのためでしょうか、今週は贄波さんが妙にハリキリまくりで笑いを取りまくってくれました。
 いつの間にか一緒にいるお調子者的な印象の贄波さんですが、なんだかいい感じにイイカゲンな素敵キャラになってきましたねー。
 いっつもふざけたことばかり言っていることを逆手にとって、真面目な事を言うとネタになってしまうという。
 なかなか高度な事をサラリとやってのけるとは、タダモノではないですな。
 ハッ! これがいわゆる贄波さんのスタイル、「逆説使い」というものなのでしょうか!?



タカマガハラ

 おー、まさかの友情ストーリー!
 バトル展開は予想通りの黄金展開だったわけですが、まさかみーんな和解してしまうとは思いませんでした。
 いやー、大樹くんてば、すっごい物分りのいいヤツだ。
 たしかにエミシくんにしていたことはヒドイことだけど、エミシくんが大樹くんにしていたことも、それ以上にヒドイことですからね。

 ふと考えたのですが、大樹くんには一人になれる時間や、ちょっとでも自由になれる時間はあったんでしょうか。
 たぶん、なかったでしょうねー。
 一瞬でもこの神業を解いてしまえば、大樹くんに真相をバラされ、逃げられてしまいかねませんものね。
 エミシくんは、大樹くんを24時間コントロールしつづける必要があったわけです。
 食事の時も、風呂の時も、トイレの時も。
 大樹くんのすべての動作を肩代わりし、完全に操作しつづけなければいけなかったというわけです。
 そう考えると、うーん、大樹くんの辛さ、どれだけのものだったのかと。

 そういったことをすべて乗り越え、「許してくれ」と素直に涙を流せる大樹くん。
 キミこそ、なんて心の広い人なんだ!って思いますよー。



感想後記

 といったところで今週はここまで。
 来週はなんと、殺せんせーが表紙&巻頭カラー!
 なんだか最近はいろんな作品に表紙&巻頭カラーがまわってくるんですね。
 ここ最近のこの傾向は、明らかにジャンプの編集方針が変わってきているあらわれだと思います。
 それまで読んでなかった読者も、カラー掲載であらためて読んでみるっていう人も中にはいることでしょうし、一定の作品ばかりがカラーをやるよりいいことだと思いますねー。



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posted by BOSS at 22:36| Comment(3) | TrackBack(0) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
タカマガハラは話が進めば進むほど漫画家になりたかった設定は必要だったのかと思わされます。

でも実はタカマガハラ結構すきです(笑)

男子高校生が四六時中身体の自由を奪われるって、そう考えたら割と大変ですよね><色々できなくなっちゃう*><*
Posted by うさぎ at 2012年10月25日 04:15
タガマガハラ
祝・構ってクン再登場ww
(1ページ目)
それとニセコイ
次回いよいよ演劇開催
…起きるでしょうね…
小野寺さんが出演出来
“させてもらえ”なく
なっちゃう『何か』…
Posted by 某県人 at 2012年10月26日 19:10
>うさぎさん

 たしかに、漫画家になりたかった設定はまだあんまり活かされてないかなって感じですねー。
 まぁ、新連載ってのはいろんな可能性を仕掛けておくのが常道みたいですから、漫画方面に話を伸ばす可能性もあったってことなんですかねー。


>某県人さん

 構ってクンよく気付きましたね(笑)。
 そしてニセコイですが、悲しいかな小野寺さん、必ず美味しいところを持っていかれてしまう体質ですからねー。
 そんな幸薄い小野寺さんが大好きなんですが(笑)。
Posted by BOSS at 2012年10月29日 00:25
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