2012年08月13日

【漫画感想】ジョジョの奇妙な冒険 第8部 ジョジョリオン #013 追跡者

 ウルトラジャンプ2012年8月号掲載、ジョジョリオン第13話の感想です。

【ネタバレ注意!】





 ジョジョ25周年企画がなんだかスゴイことになってきましたねー。
 ジョジョ展観に行きたいなーとか思っていたら、ゲーム化にTVアニメ化!って。
 ゲームはかなり前にカプコンから格闘ゲームが出たりして、いくつかありましたけど、いやいやまさかのTVアニメですよ。

 それもどうやら、聞くところによると、第一部からまるっとやってゆく予定だとか?
 いやいや、そんな物凄い大河作品、TVでやれるのかと。
 普通にドラゴンボールより遥かに長いんですよ?(笑)
 どこかで折れてしまわないか、心配になってしまいます。

 さらに、第一部あたりは顕著ですけれど、今ではジャンプ本誌ですら規制がかかって表現できないようなところとか一杯ありますもんねー。
 そのへんの表現問題もどうクリアーしてゆくのか。
 北斗の拳は、ゴールデンタイムでしたけど、シルエットにすることでクリアーしてましたっけね。
 「私ィイイの赤ちゃァアアん!」とか、絶対外して欲しくないシーンなのですが、そのへんの残酷描写をどうやってくれるのか。

 また、劇場版では数々の名ゼリフ、名シーンがカットされ、賛否両論でしたが、そこはもうTV版ですからね!
 時間制約とか遥かにゆるいわけですから、しっかりクリアーしていっていただきたいものです。

 キービジュアルがまたジョジョらしい濃さでいいじゃないですか。
 ハンパに現代らしいタッチにしたりせず、この濃さとダークさで、しっかりジョジョらしくやって欲しいものですね。

 なにはともあれ、10月の放送開始、激烈、期待しております!



【感想小タイトル】
■犯人は常秀?
■二人の追跡者



■犯人は常秀?

 謎のナビに振り回され、さらに謎のバイクによって追い詰められた定助。
 階段の手すりから突き出した刃物状の鉄片に後頭部を突き刺され、倒れてしまいました。
 さぁピンチだ、というところからスタート。
 二ヶ月ぶりの掲載ということで、冒頭一ページでこれまでのあらすじをしっかりやっているところが丁寧です(笑)。

 前回はよくわからなかったのですが、このバイク、攻撃手段は「風」っぽいですね。
 バシバシ叩きつけてくる葉っぱが、何か意味があるのかと思ったのですが、それよりも、風によって奪われる体温のほうが問題っぽい。
 これ、風を出しているのではなくて、バイクに乗っている時に身体に当たる相対速度の風を、定助に体感させているとか、そんな感じなのではないですかね。
 バイクと風というと、やっぱりそのへんかなと連想します。

 そして、犯人がバイク乗りとすると、常秀あたりが怪しいのかなと。
 常秀がバイクを所持している描写はこれまでなかったかと思いますが、あきらかに定助をつけねらっているところや、そのキャラクター性から、常秀っぽいぞと思わされます。
 思い返せば、この朝、千円札をめぐってぶつかりあう寸前だったっていう場面もありましたしね。
 どこかで常秀とは衝突しなくてはいけないのかもしれませんしねー。
 ここが、その時なのかもと思いました。

 定助は、どうやら後頭部の傷は致命傷にはならずにすんだようで、強引に鉄片を引き抜き(グエッ)、傷口をソフト&ウェットで埋めてしまいました。
 しゃぼん玉って、こういう使い方もできたんですね。

 しかし、後頭部にこれだけの鉄片が突き刺さるって……どんな感覚なのかとか、内部がどうなっちゃってるのかとか、ちょっと想像したくもないなぁ。
 脳に達したり、重要な神経をやられたりしなくてほんとよかった。



■二人の追跡者

 さらに本格的な攻撃を仕掛けてくるスタンドのバイク。
 風圧で定助の身体の自由を奪ったりするだけではなく、急激な温度低下で定助の流血まで凍らせる。
 凍った血で目を覆われて、なんとかしようと指で触ればその指まで凍ってゆく。
 いやいや、これは恐い状況です。

 そして恐怖のダメージ描写。
 転倒した拍子に持っていたペンがわき腹に貫通って、リアルに痛々しい描写ですわー。
 バトル漫画でよくある、ザックリ切り裂かれちゃったり、大穴開いちゃったりするダメージ描写より、よっぽど傷口は小さいのですが、日常用品が絡むことでリアルに想像されちゃうんですよねー。
 いやー、痛々しくって素晴らしい(笑)。
 こういうところも荒木イズム、なのかもですねー。

 さらに追い詰めてくるバイク。
 ついに定助の口の中まで凍り始め、まさに絶体絶命。

 ここで、これまで謎めいた事ばかり言い続けていたケータイのナビが、「上方向です」とありえない言葉を発する。
 言われたとおり定助、目の見えないままに近くの電柱にサッとよじ登りつつ、そこに突っ込んできたバイクのライダーの頭部に強烈なケリで反撃!
 ぶっとんだライダーの首がもげ、その下にはジャミラみたいに肩にめりこんだ「顔」が出現しました。
 やっぱり、バイクだけじゃなく、ライダーもスタンドだったんですねー。
 では、スタンド使い本人はどこにいるのか。
 近距離型なら近くにいるはずですが、遠距離型とか、自動操縦型とかだと探すのはやっかいですねー。
 動きのシンプルさからすると、自動操縦型っぽいですかね?

 しかし、ナビのほうはやっぱり味方だったんですね。
 ずっと謎めいた指示をだしていたのは、このライダーから逃げる方向を指示していたからでした。
 とすると、誰がそのナビの本体なのか。
 そこが気になってきます。

 ここで、どうやらその本体は康穂ちゃんっぽいぞと、そう思わせてくれるコマの繋ぎ方になってるのがいいじゃあないですか。
 康穂ちゃん自身が気付かずスタンドを発動しているのだとしたら、このナビ能力もまた遠隔自動操縦型なのか。
 それとも、康穂ちゃん自身が自覚することで、また変化して、大きく成長を遂げちゃったりするんでしょうかね。
 個人的には康一くんみたいに成長してゆくタイプだったらいいなーなんて思ったりするのですが。

 さて、そんな康穂ちゃんの背後に、定助と同じく、遠くのものとの距離を正確に測ることができる女性がひとり。
 おお、これがホリーさんっぽいですねー。
 定助の距離を測る才能はいったいなんなんだろうと不思議に思っていたのですが、なるほど、血のなせるわざだったのかな?

 しかし、この女性の最後の言葉、

「わたしと同じ… 渡り鳥」

 というのがちょっと気になります。
 どういう意味なんでしょう。



 と、そんなところで今月号はここまで。
 そして残念ながら次号は休載!
 うーん、待ちに待ってた康穂ちゃんの能力発動かもしれないのに、これはツラい!
 しかし、25周年のイベント盛りだくさんでお忙しい荒木先生としては、仕方のないところなのかもしれませんねー。
 2ヵ月後が楽しみです。
 そうそう、2ヵ月後はアニメもスタートですしね!



■外部リンク
荒木飛呂彦 公式サイト[JOJO.com]



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