【ニュース】NASAの火星探査機キュリオシティが火星に着陸成功！素晴らしい映像が次々と

　8月6日の日本時間14:30頃、NASAの火星探査ローバーCuriosity（キュリオシティ）が火星に突入。
　『恐怖の7分間』と言われる大気圏突入を経て、無事着陸に成功してくれました。

火星探査機キュリオシティが無事着陸　火星から初の映像送信

（ＣＮＮ） 米航空宇宙局（ＮＡＳＡ）の火星探査機「キュリオシティ」は米東部時間６日午前１時３０分ごろ（日本時間午後２時３０分ごろ）、火星の地表に無事着陸した。キュリオシティを見守っていた管制室の関係者らは、着陸が成功すると歓声を上げて成功を祝った。
キュリオシティが最初の火星の画像を送り返してくると、涙を浮かべる者もいた。
キュリオシティの科学チームにも参加しているジョージア工科大のジェームズ・レイ准教授は、理性的に考えればうまくいくことは分かっていたとしながらも、「全てのステップが処理されて実際に稼動したのを見て、ほっとした」と述べた。
スポーツ用多目的車（ＳＵＶ）ほどの大きさがあるキュリオシティは、従来使われていたエアバッグを利用しての着陸方法が使えず、パラシュートと逆噴射を利用して着地する複雑な方法を採用。これは「恐怖の７分間」として知られていた。
キュリオシティはこれから、火星の探索を開始する。計画によれば、最初に向かうのは、かつて湖があった可能性のある「ゲール・クレーター」。
車体には１０種類の実験設備を搭載し、岩盤の掘削もできるロボットアームを装備。６５センチまでの障害物を乗り越えて、１日当たり約２００メートルを走行できる。

　ということで、その恐怖の7分間というのがこちら。
　はっきり言ってスゴイの一言です。

Curiosity's Seven Minutes of Terror - 日本語字幕版




　地球に通信を送っても、それが届くまで14分もかかるという超遠距離で、これだけの神技をやってのけたんですねー。
　NASAってばやっぱり凄すぎです。

　そして、その人類の叡智の塊のようなキュリオシティ君から送られてきた、最新の映像がこちら。




　遠くにはっきりと山が見えてますが、手前のキュリオシティ自身の影があまりにかっこよすぎです。




　こちらは3D画像だそうで、赤と緑のメガネをつけて見たら立体に飛び出てみえるのでしょうか（笑）。




　カラーでくっきりと見える火星の世界。
　キュリオシティの足元の砂利だと思いますが、あまりにリアルでドキドキします。




　「恐怖の7分間」で、ヒートシールドを切り離した瞬間です。
　まるで映画のよう。




　こちらもキュリオシティの足元画像。
　こうやって周囲の足元を確認し、活動に支障がないか、安全であるかを確かめているのかもですね。




　こちらは画像を繋げたパノラマ映像。
　右のほうがボケちゃってますが、火星の世界がバーッと広がって感じ取れます。
　これはスゴイ！




　そしてこれはさらに魚眼レンズ的なパノラマ映像。
　キュリオシティを中心に、火星の世界が360度広がります！




　遠くに見えるのは丘陵か、それとも山脈か。
　くっきりと見える火星の世界が冒険心をくすぐります。


　この素晴らしい映像の数々ですが、NASAのホームページにはまだまだたっくさんの映像がございます。
　日々キュリオシティから送られてきた映像がアップされてゆくようなので、今後どんな映像が出てくるのか、とっても楽しみ。
　これからはカラー映像や、動画（！）も公開されてゆくようなので、いずれこれまで見たこともないようなとんでもない映像体験を味わえちゃうかもしれませんね。

　いやー、すごいわ。
　科学って面白！　宇宙って、面白！


■NASAキュリオシティ映像ギャラリー

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