2012年07月31日

ジャンプ感想別室 ONE PIECE(ワンピース) 第675話 “その名も「シノクニ」”

 週刊少年ジャンプ2012年35号掲載分の感想です。

■ジャンプ本誌の感想はこちら→前編

【コミック派ネタバレ注意!】




 扉絵連載がエロ〜イことになってますが、やっぱりカリブー船長だったんですね。
 「カリブーの新世界でケヒヒヒヒ」って、タイトルがまたいかにもゲスっぽい(笑)。
 いったいどんなケヒヒヒヒを展開してくれるのか、超期待しております、ケヒヒヒヒ。



【感想小タイトル】
■子供たち
■心臓
■巨大キャンディ



■子供たち

 まずはシーザーによって連れ戻されてしまった子供たち。
 研究所に到着して、キャンディがもらえると大喜びの子供たちですが、これが覚醒剤の禁断症状によるものかと思うとなんとも痛々しいものであります。

 しかし、そんななかでもひとりの女の子モチャが、勇気を出して「出る!」「助けて!」と言い出してくれました。
 禁断症状の苦しさは、大人でも簡単にその心を破壊してしまう怖ろしいものだと言うのに、この子は本当に頑張ってくれましたねー。

 モチャに続いて、ほかの子たちにも目覚めてもらいたいものですが、しかし、こうやって子供達の頑張りに期待してしまうというのも悲しいものがあるなぁとも感じるのです。
 この子達は何にも悪くない、本当の被害者だというのに。
 この子供たちを本当の意味で救ってあげるために、早く、ナミたちが助けてあげないといけませんね。

 一方、ナミとウソップはと言うと、もちろん死んでなどいなかったわけですが、起き上がった彼らは相変わらずの漫才をしておりました。
 うむ、わかったから、頼むから急いでくれ!(笑)



■心臓

 さて、シーザーの研究所では、シーザーが捕まえたルフィたちを前にいろいろと種明かしがされておりました。
 なるほど、ローはシーザーとの契約によって、モネの心臓を受け取るかわりに自分の心臓をシーザーに渡していたんですね。
 これでヴェルゴに遠隔から一方的に苦しめられた謎が解けました。
 また、以前ローが言っていた“取り返すべきもの”は、この自分の心臓だったと見てよさそうですね。

 しかしまぁ、ローはなんと不公平な契約を交わしてしまったんでしょう。
 シーザーの心臓と交換するならまだしも、モネの心臓ではちょっと釣りあいませんよねぇ。
 普通なら、この条件を出された時点で交渉は決裂し、戦いが始まってもおかしくないと思うのですが。
 ローにはシーザーと戦いたくない、何らかの理由でもあったのでしょうか。
 シーザーと戦えばかならず大事になり、自分の暗躍が明るみに出てしまうでしょうし、そういうことを嫌ったのかも、とか考えてみました。

 あ、ところでローって、自分の能力をただ解除するだけでは、人に手渡した心臓を取り戻すというようなことはできないんですね。
 入れ替えた人の心にしても、引っこ抜いた心臓にしても、そのものが近くにないと元に戻せないってことなのでしょう。
 ワンピでは、能力の細かい設定がくだくだと説明されたりする事はめったにないわけですが、そういう制約があるんだろうなぁと想像できました。
 まぁ、なんにしても無敵ではないってことで、よくできていると思います。

 あと、モネの能力がちょっと気になりますねー。
 どうやら姿を変えることができて、それでローを尾行していたようですが、もしかしてモネのこの翼と足って、自分の力で変えたものだったりするんでしょうか。
 てっきりモネも、シーザーの毒ガス兵器の被害者で、ローの力で翼と足を移植されたものだとばかり以前は思っていたのですが、最近の流れだとちょっとモネだけは違いそうなんですよね。
 どんな能力なんでしょうか。
 そして、ローの尾行の時は何に姿を変えていたんでしょう。
 そんな怪しげな奴なんて、いなかったと思ったんですけどねー。

 あとそうそう、こうなってくると「やはり」って感じなんですが、見聞色の覇気も万能ではないようですね。
 モネの尾行に気づけなかったわけですからねぇ。
 もちろん、ローが見聞色についてはあまり得意ではないと言う可能性もありますが、もしかすると見聞色に対する対抗手段みたいなものがあるのかもしれませんしね。
 気配を殺す、ハンター×ハンターの「絶」みたいなコツがあったりするのかもしれません。



■巨大キャンディ

 いよいよ始まったシーザーの実験ショー。
 各地のブローカーが映像を見守る中、何かが始まろうとしています。
 まずは、シーザーに騙された作業員によってセッティングされた、巨大キャンディ。
 その巨大キャンディをスマイリーに与える事で、何かが始まるみたいです。

 って、なんだか今週のシーザーは、ムカッ腹のたった前回とはうってかわってコミカルですねー。
 感動の再会とかやろうとして大失敗。
 シーザーの「待て」などまったく耳に入らず、スマイリー、ひとくちでキャンディをバクン!
 慌てて誤魔化すシーザーがなんともコミカル。
 また、一貫して冷静にツッコむモネがとても素敵でありました。

 さぁしかし、この巨大キャンディ。いったいなんなんでしょう。
 もしかして悪魔の実だったりするかな? と脈絡もなく思いましたが、しかしスマイリーはすでにサラサラの実を食べているわけで。
 黒ひげでもないかぎり「2個目」はないでしょうしね。
 さてさて、いったいどんな「ショー」が始まるんでしょうか。

 ところで、ひとりチョッパーだけがずっと姿を潜ませていますね?
 この状況では、ルフィたちの救出はムリっぽいですし、できたら子供たちの救出のほうに向かって欲しいんですけどね。
 そう都合よくはいかないですかねぇ。



■ジャンプ本誌の感想はこちら→前編



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posted by BOSS at 21:17| Comment(4) | TrackBack(0) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
前回は冷酷な感じだったのに、今回ではコミカルな事になっているシーザーって、本来はどんな性格なんでしょうね?(ただ腹黒いだけかと思いますが)

シーザーはこれからスライムにどんな事をさせる気なんですかね?
やはり毒で島にいる人達を殺してみるとか?
Posted by 唄種 at 2012年07月31日 23:25
ヴェルゴは何か食べるとほっぺたに盛大にくっつく(お弁当がついてるよ、というレベルではないですね)キャラということはわかりましたが、「そうかクッキーはなかったか」はどういう意味なのでしょうか。

最初はなんだかわからなかったパンクハザード編もようやく見えてきましたね。
あとはイエティクールブラザーズの去就は・・・?
Posted by クジラウオ at 2012年08月03日 00:18
>唄種さん

 残酷で冷酷だけどもちょっとヌケてるところがあったりして、そのへんのバランス感覚がいかにもワンピ世界の住人という感じがしていいなーって思っちゃいました。
 深刻なシーンなんだけど、どこかに笑いがあったりするんですが、ちょっと間違えると軽薄になっちゃったりして、雰囲気が壊れちゃうところだと思うんですよね。
 そういうバランス感覚、私はすごいなーと思います。

 スライム、今はウーパールーパーですが、なんかとんでもないものに変身しちゃったりするかもですね。


>クジラウオさん

 ほっぺにクッキーがつけっぱなしになってるのかと思ったらそういうことでもなかったんですね。
 何かあの会話には意味があるんでしょうか。
 ちょっと私も気になりました。

 あ、そういえばイエティたち、その後まったく音沙汰なしですね。
 いつ絡んでくるんでしょうか。
Posted by BOSS at 2012年08月05日 16:46
このパンクハザード編は
地図から消えた島「大久野島」で
旧日本軍が製造していた毒ガス兵器
「死の霧」がモデルでしょうかね?
Posted by チャクラ at 2012年08月11日 07:11
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