こんな時こそ暑さをふっとばすくらいパワフルにいきたいものですが、うーん、まぁいいや(笑)。
それも暑くなっちゃいますしねぇ〜。
そんなわけで、今週もダラダラいきましょう。
前半の感想は、
・ナルト
・ワンピ
・斉木楠雄のΨ難
・トリコ
・ハイキュー
・【金未来杯】ゴブリンナイト
の6本でお送りいたします。
【巻頭カラー】 NARUTO-ナルト-
すり抜ける術を使うトビに隙を作るため、怒涛の連繋攻撃をしかけるナルト、ガイ、カカシ。
ナルトの尾獣丸に、分身の術に、ガイ先生のヌンチャク術に、カカシ先生の千鳥と神威、などなど。
それぞれが全力全開で繰り出されてゆく流れはなかなかに見応えがありました。
特にガイ先生のヌンチャクの技のキレが素晴らしい。
しかし、それに対するトビもさすが。
こちらも扇の柄についた鎖を巧みに使って、中距離攻撃をしたり、ナルトをからめ取ったり。
無敵のすり抜け術だけに甘んじることなく、こういうテクニカルな武術も使いこなすんだなぁと。
敵ながらトビあっぱれでした。
さぁ、仮面にちょこっとだけカスリ傷をつけることには成功しましたが、どうやったら決定的ダメージにつなげる事ができるんでしょうか。
ここまで見ていると、スピードの連続攻撃ではもしかしたらダメかもしれませんねー。
もっとトビの裏をかく、心理的な攻撃が必要だったりるするのかもしれません。
ONE PIECE
別エントリーにて。
【センターカラー】 斉木楠雄のΨ難
すげぇ!
まったく予想だにしない展開ですが、灰路×燃堂って!
そういう需要ってあるのかな〜。
まぁ人によっては無機物だろうがなんだろうが掛け算して妄想できると言いますし、これはこれでアリなのかもしれませんね〜(笑)。
しかし、「あひゅう」ってなんだ(笑)。
トリコ
ついに始まった四獣戦。
四獣の一角、牙王もすごいですし、トリコももちろんすごいのですが、そんな戦いの中で立派に立ち回って見せてくれているテリーも大したものじゃないですか。
このテリー、どう見ても空中で自由自在に方向転換しているのですが、空気の壁を蹴るとか、そういう技を覚えたんでしょうかね。
身体も大きくなりましたが、どうやらそれより遥かにでっかく成長してくれているみたいです。
しかし、最初にテリーは何に気をとられて視線を外したんでしょう。
遥か遠くの、何かのニオイをかぎとったようですが、いったいなんなんでしょうね。
気になります。
あれかな?
IGOの裏切り者ってヤツですかね?
ハイキュー!!
なんか最近うちのブログはハイキューのことを褒めちぎってばっかりで、若干気持ち悪いの域に入ってきているんじゃないかって気もするのですが、今週もやっぱり褒めちゃいます。
チームメイトがそろい、ホンモノのエースが出現した事で日向の心にわきあがったモヤモヤ。
それを払拭すべく、熱く気を吐く影山。
いやー、影山って一本気なバカタイプ(ホメてます)だと思ってましたが、ここまで熱血で人にぶつかってゆくタイプだったんですねー。
今週は、影山の熱血指導が強く胸に響きました。
この漫画、手を変え品を変え、角度を変えていろんなところから「仲間」ってものを意識させてくれますねー。
いやー、いいチームだなぁ。
個性豊かな先輩達がいて、これまた個性豊かな新入生達がいて。
才能豊かな後輩達が、あちこちぶつけながらも、のびのびと今成長を始めようとしている。
すっごく雰囲気のいいチームじゃないですか。
こいつらがいったいどこまで駆け上がって行くんだろうと、これはもうワクワクせざるをえませんわ。
金未来杯エントリーNo.1 ゴブリンナイト
今年も来ました、金未来杯の季節です。
この金未来杯のエントリー作品から、読者の投票によって順位が決定され、次の新連載が決まるという触れ込みなわけですが、前回の受賞作がいまだに連載されず、受賞していないタカマガハラが連載スタートしていたりと、ちょっと不思議なことになってたりもするんですけどね(笑)。
まぁしかし、エントリー作のどれかは新連載になるだろうという点は間違いないところでありましょうし。
今年も当ブログは当ブログなりに寸評させていただきたいと思います。
と、その前に、金未来杯の感想の基本的なスタンスについて、去年の感想から抜粋コピペ(&若干の加筆訂正)。
わたくしBOSSのジャンプ感想は、「作品そのものを全否定するようなことは書かない」をポリシーでやっております。
スタンスは「ポジティブな感想」です。
私がオモシロいと感じたところや受けた感動を、できるだけ沢山の人に伝えて共感していただけたら素敵だな、というのを主題としてやっております。
しかし新人作家さんたちの真剣勝負である金未来杯で誉めてばかりでは、金未来杯の基本理念に合わないと思いますし、ぶっちゃけた話、新人作家さんの作品と現在連載中の作品とを同様の文体で扱うのはまずもって至難です。
新人作家の作品は連載作品より数段落ちて当然。
むしろどこがどう良かったけど、でもその反面、ここはちょっとマズかったのでは? そこはもっとこうしたらいいのでは? と、素人の目から感じたことでも素直に書いてみる。
それが、金未来杯というイベントにおいて、うちができるスタンスなのではないかと考えています。
個人個人の感じる事は当然違いますから、私の言ってることがまったく的外れなこともあるってことはよくわかっております。むしろそんなことばっかりでありましょう。
でもま、一応こういう見方をする人もいるよと、もし万が一、作家先生がたや編集のかたがたのお目に触れる事があれば、もちろん微力ではありますが、なんらかの参考のひとつにでもなればなと、そういう考えでやっております。
ということで、いつもの私の感想とは違い、ちょっとキツイ事も言うかもしれませんが、そのあたりにはこういう考えがあってのことなんですよということで、ご理解いただけたらと思います。
というわけで、前置きが長くなりましたが、ここからエントリーNo.1、屋宜知宏先生の『ゴブリンナイト』の感想です。
作品は、現代日本を舞台に、謎の現象によって総人口の10分の1が“ゴブリン化”してしまったハードな世界を描く、復讐バトルモノ。
コミカルな場面もすこしありますが、タッチとしてはかなりハードな系統ですね。
世界観もなかなかハードですし、悪役の描写もかなりキツめ。
復讐の因縁とは言え、子供がショットガンで殺されたりと、ちょっと少年漫画としてはギリギリの線ではないでしょうか。
それだけに、緊迫のストーリーと、悪役に真剣に立ち向かうヒーローとヒロインの魅力がひしひしと伝わってまいりました。
特に私としては、悪役描写に惹かれましたねー。
このヤクザの「次「いえ」っつったらアウトな」とか、「こんにちわー!」→「さようならー」とか。
ふてぶてしく傍若無人な、実に怖ろしくもどこか魅力を感じる悪役っぷり。
怖ろしい顔つきもそうですが、ちょっと新人離れした悪役演技だぞと感じました。
悪役が光るほどに、主役が光るってものですし。
この悪役描写が、作品全体をいい感じに引き締め、盛り上げてくれたと思います。
あと、個人的に「おっ」と思ったのが、「社会」を描ける……もしくは描くつもりのある作家さんだぞってとこですね。
現実日本を舞台にこれだけ大きな異変を起こし、それに対する日本の対処も描こうとしているっぽい雰囲気が感じ取れました。
特によかったのが、短いシーンですが、報道番組っぽいテレビのコメントですねー。
アナウンサーの読み上げる言葉が、いかにもありそうなセリフ。
しかも最後は「感動のエピソード」とか、もうまさにこれこれ!って思っちゃいました。
東日本大震災後に、マスコミが何度も繰り返しまくった感動番組を連想してしまいましたよ。
この、いかにもありそうなってのが、臨場感を生むのにとっても大事なところだと思うんですよね。
私的には、この場面ひとつでグッと世界にのめりこむ事ができました。
ああ、このゴブリンナイトの世界でもマスコミってマスコミなんだなぁと。
これだけの大異変が起こったってのに、ある意味人間ってしたたかなんだよなぁ〜と、そんな感じでした。
あと、もう一つ「おっ」と思ったのが、この魅力的な敵役であるところのヤクザに、ちゃんと肩書きがあるところなんですよね。
ただのヤクザとか、親分、とかじゃなくって、「鬼柳会系 火塚組 舎弟頭」と、「組織」の「社会構造」を連想させる肩書きがついている。
マスコミの描写もそうですが、こうやってさりげなく世界の雰囲気を想像できるパーツが散りばめられている点を、わたしは評価しちゃいますねー。
長くなったのであとは簡単にまとめますが、話のまとめ方、伏線の張り方もなかなかさりげなくて卒がない。
冷凍ミカンがラストの流れの伏線になってたりするのは伏線の張り方として美しかったです。
お父さんがすごい警察官だからってポイントでいろいろ説明が付けられているところも綺麗。
主人公の正義感の強い点や、凶悪犯に人質にとられた理由、父親が人質交渉に応じないという、犯人の凶悪さを読み違えるミスを犯してしまったって理由、それらぜんぶがお父さんがすごい警察官だからってところにシンプルにまとめられているんですよね。
説明は冗長にならず、むしろ想像に補わせるくらいに抑えて綺麗にまとまり、リズムがよかったです。
敵の武器が今も昔もショットガンってところも綺麗ですしねー。
こう見ていくと、話の構造がかなり無駄なくコンパクトにまとまってて、それでいてよく組みあがっていて、細かいところまでよく考え抜かれている作品だなーと思います。
ただ、あまり新人作品を褒めちぎっててばかりいてもしょうがないので、ひとつふたつ申し上げますと、絵の面がまだまだ修行が必要かと思いました。
アクションシーンなど、どうなっているのか分かり難い場面がいくつかあったのが気になりました。
線が細めの画風である点が原因なのではないかと思うのですが、対策としては線の整理、もしくは線を太くパワフルにするといった工夫が必要なのかもしれません。
また、主人公達の変身後、変身前とともに、まだまだデザインのブラッシュアップが必要かと思います。
悪役に比べて、若干パワー不足を感じました。
魅力的なヒーロー・ヒロイン像の追求が、今後の課題ではないでしょうか。
しかし、このヒーローとヒロインの関係って、いい感じの補完関係ですよねー。
悪夢にうなされて燃えだしちゃうなら、冷凍ヒロインと一緒に寝ればいいじゃんっていう結論にどうしてもたどり着いちゃうという(笑)。
うーん、素晴らしい補完関係だ!
ということで、金未来杯第一作、私的にかなりヒットいたしました。
ただ気になるのは、若干ストーリーもキャラクターも低年齢層にはハードすぎやしないだろうかという、心配ですね。
そういった点や、絵の面を加味しましても、かなりな高得点じゃないかと思います。
ということで、金未来杯グリメガ勝手にランキング〜。
エントリーNo.1『ゴブリンナイト』は、85点ということでいきたいと思います。
昨年はいろいろ項目別に点数をつけてたんですけど、正直ちょっと面倒だったので、今年はざっくり感覚的につけさせていただきますね。
そんなわけで、今年も始まった金未来杯。
しょっぱなからなかなかインパクトのある作品がエントリーしてくれました。
残り3本、いったいどんな作品が出てくるのでしょうか。
といったところで、前半戦終了。
続きは後半にて。
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スタンスは「ポジティブな感想」です。
この言葉のおかげで、自分がBOSSさんの感想が好きな理由がはっきりとしました。
感想の内容が充実しているだけでなく、それが“楽しい”ものだからです。
自分は、楽しむためのものであるエンターテイメントの評価は
“楽しい、面白い”以外いらないと思っています。
そうでない時は“評価無し”にするんです。
義務でもないのにわざわざ触れて「つまらない」なんて、“つまらない”じゃないか。
と、そう思ってます。
その頃は、意外とそういうブログを見かけないなーとも思いましたし、需要があるのでは? なんていうちょっとイヤらしい思惑もあったりしたんですけどね(笑)。
これからもそんな感じで、楽しいものをとにかく楽しみたいというブログでやっていきたいと思っております。