2012年07月24日

週刊少年ジャンプ2012年34号 感想<後編>

 さー、では後半の感想にいきまっしょう。

■前編の感想はこちら





 後半の感想は、

・【読切】見渡すかぎりの未成年
・【読切】ひみつはらプレアデス
・タカマガハラ
・斉木楠雄のΨ難
・リボーン
・銀魂
・めだかボックス

 の7本でお送りいたします。



【小ギャグフェスタ読切】 見渡すかぎりの未成年

 伊原大貴先生のGカップ受賞作が登場。
 最近では意外とこういうのは見なくなったかもという感じの、けっこうシンプルな笑いを散りばめた四コマ。

 個人的には扉絵にもなっている未来少女編がツボでしたねー。
 女子バレー部の異次元過ぎる展開とか、思考のネジレ方が凄いことになっている(笑)。
 やっぱりギャグ漫画もかわいい女の子が出ると火力が増すのかなーとか思った、その1。



【小ギャグフェスタ読切】 ひみつはらプレアデス−初恋−

 こちらは赤塚賞佳作受賞作、三原すばる先生の読切。
 三原先生は先日もジャンプに作品が掲載されたばかりでしたね。
 今回は美少女お嬢様との奇妙な初恋を描く、やはり思考が異次元にネジレまくったシュールギャグ。
 いやー、可愛いってやっぱり罪だなぁ。
 犬の肛門に栓抜きをブチ込むブチ込む言ってるだけなのに、なんでこんなに可笑しいのやら。

「柴犬の 肛門に

 こちらを IN!」


 じゃねーよ!(笑)
 ああもう、この子の純粋無垢さ表情が生み出すシュールさはちょっとヤバイ火力ですなー。
 かわいい女の子が出るとギャグの火力が増すと思ったその2です。

 あ、でも、ツッコミの加護君もなかなか的確で、センスもリズム感もかなりよかったですねー。
 前回よりもレベルが高いかな? と、個人的には感じました。



タカマガハラ

 折刃カッターだけに織羽勝太か。わかりやすい(笑)。
 こういうセンス、好きですよー。

 また今週は、この織羽の気持ち悪さがいい感じに作品の魅力となっておりました。
 倒れている時の表情、起き上がり方、笑い方などなど、作り物めいた不気味さがあるんですねー。
 正直な話、画力や表現力はまだまだこれからとは思うのですが、でもこの先を期待させてくれるものを感じます。
 この先生には、描きたい「この先の表現」が、ありそうだぞと。
 そう感じさせてくれるものが毎週なんかしらある先生というのが、ここまでの印象です。

 また、今のところ、主人公自身は魅力をそれほど発揮できているようには思えないのですが、こうやって敵が不気味さを発揮してくれることで、不気味な世界観の雰囲気が出てきますねー。
 そもそも全身にカッターが埋め込まれているってなんだよと。
 てっきりカッターは超能力で具現化しただけかと思ったら、埋め込んであるって。
 ちょっと猟奇寄りな作品だったんですねー。
 これはいいご趣味です(笑)。

 でも、そんなカッター出し入れしてたら、5分で服がズタボロじゃない?
 あ、そうか!
 これも斉木楠雄のしわざなのか!(ポン)



斉木楠雄のΨ難

 そして、当の斉木楠雄は、ついにダーク・リユニオンの総帥に(笑)。
 いや〜、なんだかんだ言って海藤くんのために一肌脱いでくれたり、斉木はツンデレもいいところですねー。
 現在、斉木を中心に順調に友情パワーが蓄積されていってますが、そのうち燃堂と海藤の関係性も深まるんですかね?
 この三人の仲良くないようで結局の仲のいい感じがだんだん楽しくなってまいりました。



家庭教師ヒットマン REBORN!

 おおー、ナイス騙し討ち!
 実力で上回る相手を倒すためには、頭脳を使い、策略を用いるのは定石。
 こういう作戦で勝つっていうの、正統派のバトルものでも、たまーにやると凄い気持ちいいものがります。
 また今回は、あのツナが取り仕切る大作戦ってことで、快感も数倍でありました。

 さてさて、最初のジャブはクリティカルに決まりましたが、ここからはどうですかね?
 苦しい戦いになりそうです。



銀魂

 おー!
 銀さんじゃなくって、新八が決着をつけるのか!
 お妙さんを見届け人に、洞爺湖をその手に、兄への思いを胸に、戦う新八。
 それでこそ天堂無心流の立派な跡取りよと、最後の最後で戻ってきたオビワンも、きっと安心してくれるんじゃないですかね。
 なかなか、今週は真正面からガツンとくる熱さでありました。



めだかボックス

 またまた面白いミニゲームを考案してきましたねー。
 これ、ためしに友達と実際にやってみても面白いんじゃないでしょうか。
 長い言葉を使うほど持ち駒が消えていったり、なかなかのジレンマが楽しめそうです。
 同じ語尾で攻撃するといったセオリーもつかえない分、どういう駆け引きが発生しうるのか、そのへんも興味深いものがあります。

 しかし、肉弾のバトルではなくなってゲームになり、緊張感が幾分やわらいだ分、最後は自分の肉体を賭け始めましたか。
 相変わらずプレッシャーのかけかたが上手いですなー。



感想後記

 毎年恒例の金未来杯が、今年も来週からいよいよスタート。
 今回は4作品ですか。
 ちょっと少なめなんですね。
 そのぶん、厳選された作品が揃っていると期待しましょうかね。
 昨年の優勝作品がいまだに連載スタートしていないところを見ると、優勝イコール連載獲得というわけではない感じになってはきましたが、やはり金未来杯の優勝が連載への近道である事には変わらないでしょうしね。
 さぁ、このなかから連載になるのは、はたしてどの一本か。



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posted by BOSS at 22:10| Comment(2) | TrackBack(1) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今週もジャンプ感想お疲れッス兄貴!兄貴は毎週記事を書くってのに俺ときたら先週のコメントを書いてなかったぜ!(記事は読みましたよ)さて、めだかボックスですがね、めだかちゃんもずいぶんと感情で動くようになったなと思いました。バトル展開が続くとキャラ達は戦闘慣れして行き、より効率重視で動くのですんなりバトルに入るものですが、感情論にて安心院さんの効率を求めない。一見めんどくさい感情論、しかしこの人間臭さと幼稚さこそ、めだかちゃんの成長なんですね。しかし、これにより必勝から負ける可能性も出てきましたな。
Posted by の at 2012年07月25日 01:37
 今週もコメントありがとうございます。
 いえいえ、毎週コメント義務化されずとも、気が向いた時にいただけるだけで充分嬉しいですよー。

 善吉のため、いつになく燃え上がった安心院さんがめちゃくちゃカッコよくて燃えたのですが、やはりここはめだかが戦わなければ、筋が通らないでしょうしねー。
 もし安心院なじみが無双して勝ったとしても、それではたぶん敵も味方も誰も納得しないとも思いますし。
 しかし、今の心情的に揺れ動くめだかは、以前に比べてどこか頼りない感じに見えてしまうのも事実ですね〜。
Posted by BOSS at 2012年07月26日 23:13
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Tracked: 2012-07-28 15:42
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