■前編の感想はこちら。
後半の感想は、
・戦星のバルジ
・【3話連続集中連載】こがねいろ
・ブリーチ
・めだかボックス
・magico
・ぬら孫
の6本でお送りいたします。
戦星のバルジ
おー、なるほどねー。
家族思いで情熱タイプのアストロは、たしかに熱いけど、しかし王子であるからにはグッとこらえなければいけない時も来ると。
さっそくティアマトが引き締めにきました。
主人公が大国の王子ということで、どういった切り口からそういう立場の持ち味を描くのかな?と思っていましたが、なるほどそういう切り口で来ましたか。
民を守る事も大切だけれど、王子と王具という抑止力こそ唯一無二。
アストロみたいに捨て身でやってると、いつか自分が死ぬ事になり、結果的に民もなにもかも、すべてを失う事になるわけですものね。
こういう一見冷酷な選択肢をさらに突き進めてゆくと、たとえばハンター×ハンターの試験で出てきた残酷な質問「母親と恋人を人質にとられた。どちらか一人しか助けられない。どちらを助ける?」みたいな選択肢についても考えなくてはならなくなるんですよね〜。
どちらをとってもつらい選択肢。
でも、為政者である王子であれば、選ばなければいけない時がやってくる。
誰も彼も助けるなんていうことが不可能な、「冷たい方程式」を、はたしてアストロは解くことができるのか。
そんな局面が、いつかやってくるのかもしれませんねー。
いや、そういう読みはちょっと先走りすぎかもしれませんが、なるほどこの漫画の「王子」の描き方はこっち方向なのかなと、想像してワクワクいたしました。
そういう冷たい方程式を、主人公にしかできない方法でブチ破ってこそ熱い少年漫画!って思いますもの。
【3話連続集中連載】 こがねいろ 第2話
横田卓馬先生による短期集中連載第2話。
いやー、第2話もあいかわらず面白いっ。
というか第1話よりも、さらに面白いっ!
やりたいことが見つからない焦燥、迷いの毎日から、ついにそれが見つかった瞬間の晴れやかな清々しさ。
輝いている女の子への「憧れ」が、いつの間にか「好き」に変わっていたりして、思わずサプライズな告白が飛び出したりなんかして。
ともすると道徳の時間的な説教臭い作品になりそうな題材だというのに、よくもまぁこんなにキュンキュンさせる青春ものに仕立ててくれました。
というのも、この子たちがみーんな等身大というか、隣にいそうな、とっても身近な感じだからなんでしょう。
話し言葉ひとつとっても、普通に考えたらちょっと妙な敬語が混じったりして、絶妙な距離感のとりかたをしているなーと感じさせてくれます。
ああ、なんとなくその感覚分かるぞって。
若い頃って、人との距離の取り方、あんまりよくわからないですものねー。
また、彼らはオシャレじゃないし、かっこよくもないんですよね。
ごくごく地味な、どこにでもいそうな、背伸びしていないキャラクターってのがいい。
きなた君はもちろんのこと、金原さんだって、可愛いけどたぶんクラスで一番か二番目くらいに可愛い子ってくらいで、美少女とか、アイドル級とかではないわけで。
ラストの告白だって、ぜんぜんかっこよく決まらないどころか、サラッと無意識にやっちゃって自分でもびっくりしてますし(笑)。
そのあとの互いのドタバタっぷりもかっこ悪いったらない。
でも、そういうところにすごい親近感を持てちゃうんですよねー。
微笑ましくって、なんだか胸にグッと迫るものがありました。
それにしても、やってくれますねー。
近年最高の告白シーンを見ましたよ。
ラブコメ濃度を極限まで薄くして、ここまでずーっと自分探しストーリーだったのに、ここへきてこれをやってくれますかと。
完全な不意打ちに、まったくもってニヤニヤが止まりませんでした。
さてしかし、物語はまだ三分の二がおわったばかり。
むしろここでラストでもいいくらいなんじゃない?って思ってしまうのですが、はたしてここからどんな展開が待っているんでしょう。
BLEACH
さぁ、いよいよ各地に隊長たちが降臨し、本格バトル開始でありますなー。
このうち誰が勝ち、誰が負けることになるのか。
さっそく恋次がカマセ犬臭ぷんぷんでありましたが、相手を白哉にゆずって自分はこの覆面レスラーあたりでバッチリ勝利をゲットできるんじゃないでしょうか。
それはさておき、クインシーたちの名前が凄いですなー。
ナナナ・ナジャークープ
とか、
バンビエッタ・バスターバイン
とか(笑)。
ふざけたような名前なのに、口にするとやたらと気持ちいい。
こういうリズム感のある名前、大好きですよー。
カクリコン・カクーラーとか、ジャマイカン・ダニンガンとかね(笑)。
めだかボックス
おー! 読者への挑戦状かー。
めだかが残した暗号を解くことができれば、西尾維新先生と暁月あきら先生のサイン入り色紙がもらえると。
うーむ、面白い企画をやってくれましたねー。
しかし、これは難しい問題だー。
さっぱり解けません。
善吉の「善」の文字が、二箇所入っているってところがヒントなんじゃないかなーって思うんですけどね。
どうなんでしょう。
あとは、「血」で書かれた文字だから、その「血」って漢字がヒントなのかなーとか。
「神童」って文字は、いじりようによっては「黒神」になりそうだよなーとか。
まぁいろいろ考えましたが、結局わかりませんでした。
ネットとかで探せばもう解けちゃった人がいたりするんでしょうけど、ま、応募締め切りは6月17日っていいますし、ゆっくり考えさせてもらいますか。
なんかこれまでのバトルのなかに意外なヒントがあるそうなので、ちょっと読み返してみるといいのかもですね。
そしてバトルでは、「六人の中ではもっとも黒神に近い奴」という鳴り物入りで登場した分解系女子・潜木もぐらに対し、江迎怒江さん出撃。
おおー、
へらへら笑え 私!!
ゾクゾク来るなー、このセリフ!
あの球磨川禊がマイナスにとっての『へらへら笑い』の意味を高らかに吠えて以来、この笑顔はめっちゃくちゃカッコよく見えるようになってしまいました。
magico(マジコ)
月面大決戦!
世界最高峰の魔法使いが集まり、巨悪に立ち向かう。
いいですねー、いかにもクライマックスって感じに盛り上がってまいりました。
しかし当然彼らはやっぱり前座。
シオンたちの最後の戦いを盛り上げるために、貴重な犠牲としてド派手に散ってくれたのでありました。
うーん、テンションあがるなーこういうの。
さぁ、エキドナをかけた運命の戦い、どういう戦いになるのでしょうか。
やっぱりここは、最後までふたりの愛の力で勝って欲しいものですよねー。
ぬらりひょんの孫
本格的な清浄を前に、晴明軍団は奴良組本家に奇襲攻撃。
あわやというこのピンチを救ってくれたのは、なんと初代総大将ぬらりひょんおじいちゃん率いる昔の百鬼夜行軍団でありましたー。
うーむ、燃える展開だなー。
回想シリーズでお目にかかってた雪麗さんとかめっちゃカッコイイ。
雪麗さん以外にも、総大将の背後に控える連中とか、妙に渋くて貫禄があって惚れました。
派手さはないけど迫力があるって言うんですかね。
初代軍団、かっこいいわー。
そしてまた、リクオにハッパをかけるおじいちゃんのオーラとして、一瞬だけ垣間見える色男ぬらりひょんの幻影!
うっひょー! 待ってましたー!
修行したおじいちゃんが、もしかしたらこの若い頃の姿に一時的に戻ってくれるんじゃないかとかすかな希望を抱いていたのですが、まぁその妄想はかないませんでしたが、この一瞬の幻影だけで充分でありますとも(笑)。
言う事もまた、リクオとはまったく違う、いかにも純粋な妖としてのお言葉でした。
人の血が混ざらない純妖怪であるからこそ、妖なんざ悪タレの鼻タレだと、言い切って悪びれるそぶりもなかったりするんでしょうねー。
いやーカッコイイ。
この貫禄! 威厳! カリスマ性!
たまらんものがありますなー。
NARUTOのオオノキもそうでしたが、往年の大御所がこうやってしっかり〆るところを〆てくれると、ちょっとテンションが違います。
そしてまた、年寄りがこれだけ頑張っているんだから、若い者だって頑張らなきゃって思いますよー。
ガッカリさせられないって、思いますよねー。
さぁリクオ、みんなの思いを背中にしょって、いざ出陣!
頑張らねば!
あと、なぜか急に唇を奪われる危機が到来しているんですけど、まぁそれはつらら、頑張れって事で(笑)。
感想後記
といったところで、今週の感想はここまで。
リボーン、マジコ、ぬら孫が、最近急激にクライマックスレベルを上昇させていますね。
いろんな意味でジャンプ最後尾ゾーンが緊迫の展開となってまいりました。
またまた連載作品の顔ぶれに変動が近いのでありましょうか。
新連載3本がそろったばかりですが、まったくもって油断も隙もないジャンプであります。
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