【ネタバレ注意!】
【感想小タイトル】
■常秀と千円札
■猫とシャボン
■康穂、ときめく
■いかなる攻撃か
■常秀と千円札
朝、洗濯機から洗濯物を取り出していた定助は、洗濯籠のなかに見覚えのない服を発見。
その服の胸ポケットのなかに、なぜだか千円札があったことからトラブル発生。
服は常秀のもので、それを見ていた常秀は、定助をこそ泥と勘違いしてしまう。
まぁ以前から定助のことを面白く思っていない常秀ですから、いつかこういう衝突はまたくるだろうなとは思っていたんですが。
意外とこういう小さなことから火種は大きくなっていったりするんでしょうね。
今回、お父さんが割って入らなければ、常秀は背中にナイフを隠し持っていましたし。
あと、なんだかこのシーンは、第一部のジョナサンとディオを彷彿させるものがありましたねー。
しかし、今のところ常秀はまったくの小者というか、器が小さいというか、相手にならない印象が強いですねー。
たしか初期の頃に歯形の傷跡をつけていて、もしかしたらスタンド能力に目覚めているんじゃないかというような伏線があったと思うのですが。
その後まったくそのような気配はなく、今に至っているわけで。
今後いきなり常秀が大きくクローズアップされる時がくるのかもしれませんねー。
■猫とシャボン
朝のひと悶着もおさまり、皆が学校や仕事場へ出かけた後、定助は屋敷を脱出にとりかかる。
正面門には監視カメラがあり、ここから出れば記録が残ってしまう。
これをどうかわすかと思えば、なかなか面白い手を使ってくれました。
指から出たソフト&ウェットのシャボンがふわふわと監視カメラのレンズの前に。
シャボンはなにやら短い毛のようなものでフサフサしている。
パチインと割れると、なんとシャボンは猫の姿に!!
よく見ると、ブロック壁の上にいた猫が、まるで毛を刈り取られたようにほとんど丸裸状態。
額には「肉」の文字まである!(笑)
犯人はもちろん定助。
奪った毛を、綺麗に猫の姿に再形成して、それを目隠しにして見事門を通過しちゃったんですねー。
これはすごい。
ソフト&ウェットは、何かを奪うだけじゃなく、奪ったものをこんなに器用に「使う」ことができるんですな。
なるほど、先月のあの髭剃りでのイタズラは、ここに繋がってたワケですかー!
あと、定助はどんだけキン肉マンが好きなのよと(笑)。
■康穂、ときめく
かくして東方家を脱出することに成功した定助は、康穂ちゃんに連絡。
2人で吉良・ホリー・ジョースターに接触するべく、TG大を目指す。
と、ここで急に、康穂ちゃんの恋する乙女ハートに火がつきました!
たった4日会ってないだけなのに、定助と会えるというそのことにドキドキが止まらない!
うわー、かわええなぁ康穂ちゃんわー。
この2人には、これまでのジョジョシリーズにはなかった初々しいロマンスがあって、かわいくってたまりません。
いやー、面白いなぁジョジョリオン。
ジョジョはシリーズを重ねてこれで8部になりますが、部を変えるたびにまた違った面白さがあったりするのがすごいです。
ところで、ここで出てきたTG大の隣の六壁神社……。
読切の『岸辺露伴は動かない−六壁坂−』と、なにか関わりがあるんでしょうかね?
それはさておき、康穂ちゃんの積極的な電話聞き込み捜査によって、ホリーさんがTG大学の病院に入院中であることが判明。
定助はケータイのナビを使ってTG大学病院を目指す事に。
このナビの機械音声がまた妙に不気味ですなー。
風景は平和そうな閑静な住宅地。
空は晴れてて明るいし、いかにも綺麗な町並みで、暗い感じなんて全然ないのに。
この無機質な音声が妙に緊張感を煽ります。
知らない街の知らない道で、妙に人の気配もなく。
ナビの言うとおりに歩いているとなんだかおかしなところに連れ込まれそうな気になってきたりして。
なんとも不思議に不気味なシチュエーションです。
そしてまた、このナビの誘導のおかしなこと。
何度も「右へ」「右へ」って。
それじゃ同じところをグルグルまわってしまうだけ。
もしかしてこれもスタンド攻撃? なんて思ってしまいます。
気になったのは、最初の広場で定助、知らずに路上のアートを踏んづけているんですよね。
この地面に描かれたアートがまた、クレイジー・ダイヤモンドそっくりと来た。
うーん、気になる。
描いている男性は仗助とは似ても似つかない髪形なんで、おそらくはまったく関係ないのですが、これがスタンド攻撃のトリガーだったんじゃないかと。
そう思えてなりません。
■いかなる攻撃か
かくして不気味なナビの誘導によって迷路に迷い込んでしまった感じの定助。
そこに次々と「攻撃」が始まる。
まずはいかにもスタンドな感じのバイクライダー。
バイクもそうだし、ライダーのヘルメットもジャケットも、すべてがスタンドっぽいデザイン。
顔が見えないのがまた怖い。
といっても、何か直接的に攻撃をしてくるとかではなく、ただ定助のそばを物凄いスピードで通過していっただけでしたが、これがすでに攻撃だったんじゃないかと思わせます。
その証拠に、直後に落ちてきた電柱の看板。
ただ落ちてくるだけじゃなく、看板が振り子のように襲い掛かり、留め金がまるで刃物のように定助の喉もとに迫るってのが怖ろしい。
ソフト&ウェットでガードして、なんとか事なきを得ましたが、逆にここでソフト&ウェットのパワーはあんまりないってことが分かりましたから、これからが心配です。
そして、定助につかず離れず監視している風の、さきほどのバイク。
襲ってくるでもなく、まるで気まぐれのように去っていったり。
いったい何なんでしょう。
で、今月号のラストは衝撃の結末。
舞い散る木の葉で目を覆われ、足を滑らせた定助は、階段の手すりに後頭部を打ち付けてしまう。
その手すりは、壊れた金属フレームが、まるでキリのように突き出していた。
うわぁ、これはヤバイ。
第5部のギアッチョみたいなことになっちゃってますよ定助。
なおも不気味に鳴り響き続ける、ナビの声。
いったい、何が始まったのか。
定助は無事なのか。
気になりまくりの引きで次号へ。
うーん、なんなんでしょう。
意外とこのバイクは味方だったりするんでしょうか。
あるいは、このバイクはやっぱり敵で、実はナビのほうが敵を避けさせようとしていた味方だったりするのでしょうか。
なんにせよ、定助、怖ろしい敵に狙われてしまったようです。
なんでまた定助を攻撃しようと思ったのか、敵の動機もまた気になるところ。
この敵は、定助のことをなにか知っているのかもしれませんね。
でないと、突然街中にいる男性を無差別に攻撃しているとしか思えませんものね。
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