第一弾は、読切の記憶も新しい『恋染紅葉』。
前半の感想は、
・【新連載】恋染紅葉
・銀魂
・トリコ
・ナルト
・ワンピ
・ハイキュー
の6本でお送りいたします。
【新連載巻頭カラー】 恋染紅葉
読切の掲載が今年の09号、1月末の事ですから、半年を経ずしての連載スタート。
読切ではかなりのよい反響だったようですし、その印象が薄れないうちのこのスピード抜擢ですから、連載にハズミがつくってものですね。
地方都市に暮らすごく普通の男の子・葛城翔太のもとに、天使のようにあらわれた美少女・紫之宮紗奈。
実は彼女は朝の連続TVドラマの主演女優。
彼女に一発で恋をした翔太はしかし、赤面症で引っ込み思案。
彼は友達の強引な後押しを受けて、紗奈にぎこちないながらもアタックをかけるのだが……。
とまぁいった感じで、読切に若干の変更を加えつつもほぼ変わらない設定ですが、いやー、あいかわらず古風ながらも好感の持てる純情ボーイ・ミーツ・ガールです。
男の子の、弱気ながらもちょっとだけ垣間見える男らしさ。
女の子の、役者としてのプロ意識の高さと、恋を知らないという子供っぽさの同居する魅力。
なかなかに惹かれる構図でありました。
こういうのは「ラブコメ」って言うんじゃなく、「恋物語」でいいんでしょうね。
読切では、私はあろうことか「エロ過ぎるところがよくない」という感想を書いてましたっけね。
パンチラもなく、着替えのシーンもないと言う意味では極めて露出を抑えた作品だったのですが、全体からかもし出される美少女の、体温、汗、匂いすら描いているような作風は、むしろちょっとエロ過ぎるだろうと感じたのです。
男の子が女の子に恋をする時、もちろんエロい要素はあるのが健全ではありますし、昨今のラブコメはそうであるべきかもしれません。
でもしかし、それがメインであっては欲しくないぞと。
エロコメやラブコメではなく、「恋物語」なのであれば、恋はもっとハート的なものであってほしいぞと。
特に少年漫画ではそうであって欲しいというのが、私の書いた感想だったかと思います。
そしてその思いは今でも変わっておりません。
その点、今回はそういった表面的なエロ要素が最低限に抑えられていました。
パンチラという、読切ではやらなかった描写もありましたが、むしろ全体からかもし出された女の子の肉感的な部分は減少。
純粋に、魅力的な女の子と出会い、男の子がてんやわんやに舞い上がる、その高揚感と緊張感が楽しめました。
そして、読切にはあまり感じられなかった、男の子の魅力がクローズアップされたところも満足。
崖から落ちながらも、迷うことなく女の子を守ろうとする、反射的な紳士行動。
こういう所を見せ付けられると、よしっ!って思います。
一人前の男子として立派なところを見せてもらうと、お前なら、紗奈ちゃんを任せていいかもなって、読んでて思えるんですよ。
何でモテてるんだかわからないハーレム漫画の主人公よりも、一見ヤワでもこういう一面を見せてくれる男の子のほうが、ぜんぜん応援できるってモノです。
さてさて、そうして始まった恋染紅葉。
今はじめて気付いたんですが、紅葉ってのは赤面する顔とかかってるんですね。
また、今回ラスト近くにビターンって叩かれた翔太君のほっぺたも、きっと紅葉みたいになってたことでしょう(笑)。
そして、紅葉といえばなんと言っても「赤ちゃんの手」。
芸能人とのラブストーリーという、なかなかスキャンダラスかつロマンチックなテーマのこの作品ですが、実は学生結婚に学生出産なんってところまで描こうとしているのでしょうね!(ないない)
銀魂
最初は老いた遊女と男の話だったというのに、いやー、すっかりデカい話になっちゃいましたねー。
最初の頃の爺嫌ー!とか言っていたのがウソのような、怒涛のその時歴史が動いた状態。
これまで政治を欲しいままにしてきた定々は失脚。
現将軍茂々は政治的に定々と相討ち。
時代の中心は一ツ橋派へと移り変わり、否応なしに歴史の奔流が動き出すって感じでしたが、ここでなんと高杉が動きましたか!
むしろメインとなる構図は、将軍家を上から操る天導衆と、松陽の弟子過激派・高杉と、穏健派・銀時という、トライアングルに整理された印象。
ここからはまたしばらく日常編に戻るのかもしれませんが、いったいどんな時代が始まるのか。
これはなかなかワクワクしてきました。
ついに来るべき嵐がやってこようとしているのかもしれませんねー!
トリコ
食義の奥義、最後の修行は、シャボンフルーツへ繋がるという泡の道をただひたすらに歩むことでした。
いつ果てるともなく続く道っていうのは、心理的にかなりの負担があるものでしょうねー。
この修行は、いったいどういう意図があるものなんでしょうか。
実はそのへんにあるすべての泡がシャボンフルーツだったりして、トリコが究極の食没状態になったときだけ姿を現すとか、そういうオチなんでしょうかね。
修行の方法論はこれまでと一緒だそうですから、ひょっとするとそういうタイプの話なのかもしれませんねー。
一方、珍師範の警戒どおり、食林寺に怪しげな姿が急接近中。
ほとんど骨格標本でしかない巨大な鳥の頭に乗っているのは、これは珍師範のかつての相棒、千代さんでしょうか。
そしてもうひとり、若い男性は、これはもしや小松の友人・大竹!?
顔に浮いた血管のようなものはさておき、かなり雰囲気が変わっています。
美食會によっていろいろ改造を受けたことの現われだったりするんでしょうかねー。
さてさて、これはどういうことになるのか。
NARUTO-ナルト-
己とはなんなのかを探し求め、自分にどんどん継ぎ足してゆくことでそれを見つけようという大蛇丸。
自分に継ぎ足していったところでそれは借り物に過ぎない、そんなものは自分じゃないっていう結論に導かれるのかもしれませんが、私はこれはこれでよい生き方だと思うんですよ。
自分という確固たるものが見つからないから、勉強し、経験を積み重ね、たくさんの先人の知恵を拝借して、力をつける。
そう言い換えたら、別に否定されることではないような気がしてくるんですよね。
ああ、もちろん大蛇丸もカブトも、他者を相当に犠牲にしているっぽい方法論を使ってますから、厳密にはちょっと違うのかもしれませんが。
しかし私が考えるに、彼らの問題は、むしろその動機にあるのではないでしょうか。
なにかをなすために勉強し、力をつけるのではなく、彼らにある最終的な目的は、自分探しです。
自分探しそれ自体を否定したいわけではないですが、自分探しというものはただの通過駅であって、終着駅ではないハズですよ。
何をなすべきか分からないから自分を探して、終着駅を探したい。
それなら理解できるんです。
そうじゃなくて、なんだか大蛇丸とカブトにとっては、自分探しが終着駅になってしまっているんですよね。
ダンゾウの強硬なやり方に反抗し、個を消す里ではなく個を導き出す里を作ると、さも個性大事の教育方針を打ち出していますけど。
でも、これじゃあ何も生み出さない不毛な生き方って気がします。
まぁ、それだからこそ、不毛な末路が彼を待っているのでしょうねぇ。
ONE PIECE
別エントリーにて。
明日アップ予定。
ハイキュー!!
緊張のあまり大ポカやらかしまくりの日向。
いやー、こういうストレス展開でもちゃんとコミカルに読めてしまうハイキュー。
楽しいですわー。
私も高校の頃は合唱団とかで舞台に立つコトが多くて、かなり緊張したのを覚えています。
こういう時に役立つリラックス法はいろいろ言われますけど、私の場合はただひとつ。
「とにかくバカをやる」でしたねー。
舞台の袖で、ひとつ前の合唱団の指揮者のモノマネをするとか、いきなりおかしなテンションで無茶な腕立てを始めて汗ダクになるとか(笑)。
それこそなんでもいいんですが、下らない笑いがあると緊張ってウソみたいに吹っ飛ぶものでしたね。
日向の場合は、なにが功を奏するんでしょうね。
といったところで前半戦はここまで。
続きは後半にて。
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毎週楽しく読ませて頂いております。
何だか銀魂が怒涛のマジ展開でびっくりですね。
ここで高杉が出てきたのは、やはり天道衆と共にある八咫烏に対し、
「三千世界の鴉を殺し〜」
の都都逸通りに行動するという事でしょうか。
先が怖くもあり、楽しみでもあります。
高杉とカラスがその都都逸で繋がってましたか〜。
それはたしかにありそうな話ですねー。
しかしほんと、銀魂って普段はのん気な日常編を送ってたりするけど、実は怒涛の時代背景を持っているんだよなぁと、改めて感じさせられるエピソードでありました。
こっからどうなってゆくんでしょうね!