■前編の感想はこちら。
後半の感想は、
・【読切】クロス・マネジ
・いぬまる
・ハイキュー
・【終了】バクマン
・ぬら孫
・めだかボックス
の6本でお送りいたします。
【読切】 クロス・マネジ
春の4連ゴールデン読切シリーズ第4弾。
KAITO先生によるラクロスもの……ではあるのだけれども、主人公がマネージャーというなかなか面白い題材。
KAITO先生というと、2007年の金未来杯エントリーNo.5『不恋愛戦隊ハヤタ☆ジョー』の先生ですよね?
あの金未来杯では、結局ぬらりひょんの孫が優勝し、翌年の新連載枠を獲得しましたが、私的にはハヤタ☆ジョーが優勝と思っておりました。
いや、作品の記憶はさすがにほとんどないのですが、ぬら孫に負けて悔しかった記憶が残っているのですよー(笑)。
ということで、今回も楽しみにしていました。
今回は作風をギャグからガラリと変えて、爽やか青春ストーリーなんですね。
とくに何かに打ち込むものもなく、むしろそういう生き方のほうが楽でいいという少年が主人公。
まぁ、ごくごく普通の少年ですよねー。
漫然と生きていた少年が、ラクロス部の少女と出会ったことで一生懸命になることの素敵さに目覚め、マネージャーを買って出ちゃうお話。
なかなか青春しているじゃあないですか。
もちろん若いだけあってエロ要素もありますし、恋愛要素だって垣間見えるわけですが、それはあくまでオマケというイメージ。
とにかくラクロス部マネージャーという、一生懸命になれる事を見つけた喜びみたいなものがバシバシ輝いていて、それが主人公をひきつけてやまない。
そんな風に見えましたねー。
マネージャーが主役とはまた凄く珍しい構図ですが、しかし読んでみれば青春の王道。
ところどころで絵柄に丁寧さが欠けて見える部分があったかなーと、ちょっと気になったかもですが、総じて非常に読後感の爽やかな作品でありました。
いぬまるだしっ
わー、話がどんどん進んでゆく!
いぬまるパパの猛アタックにビンタで迎え撃つたまこ先生ですが、「それじゃっ」と嫌がりつつも恥ずかしがる顔はなかなか可愛かった。
これ、なんだかんだで結構いい線来てるんじゃないですかね?
そして気になるセリフ。
「いぬまるくんが卒園するまでですから
そんな長くないわ!!」
自分の口から出て、その言葉の意味があらためて気になってしまうたまこ先生。
おおおおお、なんだかいかにも最終回が近いような展開になってまいりました。
といっても、つい先日上級生の卒園をやったばかり。
残りまるまる1年近くあると思うんですけどねー。
どうなんでしょう。
っていうか、いぬまるくんにはずーっとぐるぐる漫画のままでいて欲しいんですけどねー。
ハイキュー!!
いやー、なかなかノッてきたようですねーハイキュー。
チームメイトが揃い、次は強豪相手の練習試合というお決まりのパターンですが、チーム内の会話劇がなんとも面白い。
今度は日向の緊張が何よりの大敵となるようですが、しかし終始会話劇がコミカルで雰囲気が深刻になってないんですよねー。
いいなぁ、このなんだか前向きなムード。
意外とハイキューは喜劇なのかもと思えてきましたぞ。
【完結】 バクマン。
サイコー、亜豆と結ばれてついにバクマン、ここに完結。
いやー、作中作のリバーシと同様に、終わるべきところでズバッと気持ちよく終わらせてくれました。
そうかー、作品内で10年ですか。
意外と時間かからなかったなーというのが私の感想です。
あっちへ行ったりこっちへ行ったり、めちゃくちゃ悪戦苦闘していたイメージだったんですが、本当に亜城木コンビは物凄い勢いでがんばったんですねー。
まさに我武者羅に駆け抜けたという印象です。
夢と野望に向けて、理想を追いかけ、時に手段を選ばず邪道も恐れず。
なかなかパワフルな若者達の物語でした。
終わってみれば、「王道バトル物」という大ジャンルの裾野を、さらに大きく広げた作品でもあったと思います。
ジャンプの読切や新連載でもたくさんの作品が「王道バトル物」のテンプレートを使用します。
それこそバクマンでも描かれていた通り、それが一番人気のあるジャンルでもありますしね。
しかし、どうかするとワンパターンになりかねない。
どれを見ても同じような主人公で、同じような導入、同じような展開ばかりということになっている作品もあるわけです。
王道バトルはなにも、殴りあったり魔法でブッ飛ばしあったりしなくたってできる。
強敵がいて、たくさんの仲間がいて、主人公達の創意工夫と成長があって。
そういうテーマは同じでも、枠はこんなに大きいんだという事を、バクマンは見せてくれたと思うんですよねー。
王道バトル物の可能性を、私はもう一度信じてみたくなりました。
ドラゴンボールやワンピースを超える作品だって、いつの日か出てくるかもしれませんね。
ともあれ、大場先生、小畑先生、お疲れ様でした!
魅力的な登場人物が一杯のバクマン、本当に面白かったです!
次はいったいどんな作品をひっさげてジャンプに戻ってこられるのか。
その日を首をなが〜くして待っています!
ぬらりひょんの孫
御門院家の猛威はたしかに凄まじいけれども、凄まじければ凄まじいほど、なぜかリクオの周りに仲間が集まってゆくんですねー。
花開院家に、玉章に、獺祭に、今度は九州勢に。
さらにド派手に復活した土蜘蛛までがリクオの背を押す!
いやー、迫力の熱い展開しています。
このラストのこの無数の張り手は、さすがにイメージ映像だとは思うのですが、いずれは土蜘蛛を鬼纏ったり畏襲たりということもあるのかなーと、ちょっと想像してワクワクしてしまいました。
めだかボックス
いやー、さすがめだかボックス!
期待以上のことをやってくれました。
仲間になった瞬間安心院なじみがかませになったりしたらヒジョーに悲しいなぁと思っていたら、ナナメ上すぎる6人抜きド圧勝!(爆)
めんどくさすぎて後ろのスキルは読みもしませんでしたが、よくもまぁこれだけ作りも作ったり(笑)。
あまりの痛快無比さにゲラゲラ笑ってしまいました。
まぁしかし、そのメチャクチャな圧勝で勝負がついてしまうわけではなく、ただの影武者であり、その影武者であることも安心院なじみが見抜いたりするというバランスの良さ。
相変わらずタネも仕掛けもありますよー。
しかし、この奔放に戦う安心院なじみの楽しそうなこと楽しそうなこと。
「やれやれ
やっぱり 現 実 はそんなにうまいこといかないか!」
と、なんて胸に刺さるセリフをサラッと言ってくれることか!
「現実」ですって!
安心院なじみ、今、生きる実感を謳歌しまくってるんですね!
めだかの救済が、しっかり効果てきめんじゃないですかー。
いやー、これはちょっと嬉しくなっちゃいました。
そしてその一方で、めだかのほうも反応のひとつひとつがまるで別人じゃないですか。
驚いたり、ビビッたり、感動したり。
すっかり普通の女の子っぽくなってしまってるんですね。
以前だってそういう反応がなかったわけではありませんが、どことなく以前のドーンと構えた不遜さが見られなくなっているように思うんですよね。
やはり、生徒会長の職務から解き放たれて、というより、2歳の頃から背負ってきたものから解き放たれたんでしょうね。
善吉に言われたとおり、今、めだかもまた人生を謳歌しまくっているのでしょう。
そしてそして、今度は善吉のターン。
なるほど、こうやって善吉たちが介入してくるわけですか。
さてさて、この流れで箱庭学園オールスターキャストと言った感じになっていくのかな?
感想後記
ということで、合併号の感想はここまで。
そして次の次の週から、新連載攻勢がスタート。
第1弾は、先日の読切の印象もまだ新しい、『恋染紅葉』。
おおー、現在ジャンプではラブコメものが2本あるというのに、ここでさらにラブコメ投下ですか!
ジャンプはこれからはラブコメの時代だということなんですかね!
さらに第2弾は、ついにきました、おなじみ『斉木楠雄のΨ難』!!
連載スタートする前にコミックスが出るという、奇跡の漫画ですね!(爆)
設定を新しく新連載となるのか、それともこれまでの流れを受けたそのままの続きとなるんでしょうかね?
私としてはずいぶん斉木たちに愛着がわいてきてしまったので、あのままでもよいのですが、新規読者を開拓するならここで一気に仕切りなおしもアリかもですね。
そして第3弾は、『逢魔ヶ刻動物園』の堀越耕平先生が復活!
愛と冒険のスペースファンタジー『戦星のバルジ』!
ST&RSが終わったタイミングで、またまた宇宙モノですか!
SF好きの私としては喜ばしい限りです。
さぁ、ゴールデンウィーク明けから、またまた新しい風がジャンプに吹いてきそうですねー。
どんな新時代が始まるのか、楽しみです。
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果敢にも挑戦した影武者(変態)達に敬礼!
安心院なじみのとんでもない無双の痛快さもさることながら、背景にビッシリと書き込まれたスキル名というバカ凄いインパクトも痛快でした。
使い捨てとはいえ、影武者たちもここまで派手に散らされたのだから影武者冥利に尽きるのではないでしょうかね(笑)。
敬礼っ!
お褒めにあずかり恐悦至極!
オーマガ動物園の堀越先生が新連載で復活、これはたのしみですねー。
リリエンタールの葦原先生もはやく戻ってきて欲しいものですね!