ジャンプ感想別室 ONE PIECE（ワンピース）第657話 “生首”: 少年、グリグリメガネを拾う

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2012年02月21日

ジャンプ感想別室 ONE PIECE（ワンピース）第657話 “生首”

　週刊少年ジャンプ2012年12号掲載分の感想です。

■ジャンプ本誌の感想はこちら→前編

【コミック派ネタバレ注意！】

【感想小タイトル】
■炎と氷のファンタジー
■パズル

■炎と氷のファンタジー

　ルフィ、謎の下半身を背中にくっつけてケンタウロスの真似。
　って、ひっぺがした断面には、またくっついちゃう性質があるんですね。

　相手が「斬られた人間」だと想像しているウソップとロビンは若干引き気味で、ルフィはそういう意見を「夢がない」と一蹴してしまうところが面白いって思っちゃました。
　常識的観点からいけばルフィのやってることはちょっといたずらというには酷い事だと思うんですが、固定観念のないルフィのような心からすると、そういうものなのかもなーと。
　まぁでも、ここはウソップとロビンが正解で、いずれルフィは侍本人に「さっきはごめん！」って言うことになるんでしょうけどね（笑）。

　しっかし、汗だくのロビンちゃんエッロイなぁ～。

　そして、島のもう半分が雪山切り立つ氷の世界であることが判明。
　この異常な気象もパンクハザードなるなんらかの人為的な実験の結果なのか。
　それとも新世界の島特有の異常気象なんでしょうか。
　どこまでが「自然」でどこからが「人工」なのかまだまだ判然とつかず、どう受け止めていいのか分かりかねますねー。
　新世界、しょっぱなから謎めきまくってます。

　で、ウソップだけが見かけた謎の女……？
　人か、鳥か、はたまた天使？
　あるいは、ファンタジー世界のいわゆるハーピーと呼ばれる怪物にも見えましたが、いったいナニモノなのでしょう。
　いよいよこの島はファンタジー世界が具現化したところのようになってきましたが、それともDr.ベガパンクの実験の産物だったりするのでしょうか。
　

■パズル

　場面変わってこちらは捕らえられたナミたち。
　その牢獄で出会ったのは、パズルみたいにバラバラになったサムライの生首。
　思わずジョジョのブチャラティを思い出すバラバラの肉片具合ですが、ここまで徹底的にバラバラになっててなおちゃんと生きてて、さらに普通に機能しているってのが凄すぎる。
　いったいどんな能力がこんなことを可能にしているんでしょうか。
　やっぱりバギーが犯人なのか、それともトラファルガー・ロー？
　あるいはこれもDr.ベガパンクの科学の力だったりするんでしょうかねー。

「名も知らぬある者に斬られたのでござる！！」

　と言っているところを見ると、犯人も剣士であるような印象がありますが、何者なんでしょう。

　そしてなるほど、このサムライは、息子を助けるためにこの島に殴りこみに来たのでしたか。
　あの電伝虫の主を斬ったのはやっぱりこの侍という理解でよさそうですが、しかし、それはゆえあっての事で、実は電伝虫の主が言ってた「ボス」のほうが悪いヤツだったと。
　そういうことなんでしょうねー。

　問題は、ではその「ボス」の正体がなんなのか。
　これまで散々伏線を張られてきた謎の人物、Dr.ベガパンクその人なのか。
　それとも侍下半身が言ってた七武海なのか。
　もし今回Dr.ベガパンクが出てくるのだとしたら、これまで最大の謎のひとつだった「悪魔の実」の数々の秘密が、ついに明かされる日が近いのかもしれませんねー。
　うーん、どうなんでしょう。
　

■ジャンプ本誌の感想はこちら→前編

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