2012年02月08日

週刊少年ジャンプ2012年10号 感想<後編>

 さて後半戦。

■前編の感想はこちら





 後半の感想は、

・スケダン
・H×H
・いぬまる
・めだかボックス
・パッキー
・【終了】鏡の国の針栖川

 の6本でお送りいたします。



SKET DANCE

 うわー、まためんどくさい系の新キャラが出てきた(笑)。
 しかし、このくらいでネをあげちゃうようじゃあ、ポケット団もまだまだじゃないですか。
 この学校にはこういう系の人がいっぱいいるみたいですからねぇ。
 ポケット団に足りなくて、スケット団には圧倒的に足りてるものは、変人達とぶつかってきた経験値なのかもしれませんね(笑)。
 いやもう、今回に至っては彼ら自身も言ってますが、こういう変人とのコミュニケーションにすでにベテランの貫禄すらありましたもの。

 しかし、さすが漫研。
 濃い人材が集まってきますな(笑)。
 そのうちロマンとの組み合わせでも見てみたくなりました。



【センターカラー】 HUNTER×HUNTER

 なんという決着!
 パリストンに見事にしてやられました。
 しかも、パリストンの後味悪い勝利という印象ではまったくなくて、むしろ彼の素晴らしい才覚と度量を存分に見せ付けられた、気持ちいいくらいの決着という印象が強かったです。
 それまで薄気味悪い何を考えているのかわからないパリストンではなく、ジンを敵として信頼し、そのジンが信じる者も

「信じますよ!!

 決まってるじゃないですか!!」


 と言い切ったこの表情。
 いやー、実に男前、カッコイイじゃあないですか。
 この心意気というか器は、なるほどネテロ会長の魂を一番受け継いでいる者として、ジンが評価しただけはあるなと、ようやっと納得いたしましたよ。
 なるほど、このパリストンならば会長に相応しいでしょう。
 むしろパリストン以外の誰が会長になれるのかと、改めて考え直しました。

 例えば、ハンター協会は綺麗な仕事ばかりをするわけではなく、ついこの間だって“貧者の薔薇”という禁じ手のような爆弾を使わされたわけです。
 会長ともなれば、善悪や清濁にこだわらず、それらをまるごと飲み込んでいけるような器が必要となってくるでしょう。
 たとえばレオリオが会長になって、それをチードルさんが補佐したとしても、その当のチードルさんが貧者の薔薇の使用には精神的に耐えられないと思うんですよね。
 それでは、やはりかなり心もとない事になってしまうんですよね。
 国際社会には、光の当たる部分だけではなく、闇の部分もたっくさんある。
 むしろそういうところでこそ必要とされるのが、ハンター協会なのではないでしょうか。
 そういう闇と充分に渡り合ってゆくためには、やはりこういうパリストンのような人物こそ相応しいのかもしれません。

 そして、例え相手が敵であっても、さらには実際に会った事がない相手であっても、一片の迷いもなく信じられる、この透徹としたまでの信じる心。
 これこそが、何百と言うとんでもない猛者を統括する会長に、実は最も必要な才覚なのではないでしょうか。
 自分が好きな人物かとか、嫌いな人物かとかはまったく関係なく、相手が「信じられる」かどうかを見抜く心の眼力とも言えるかもしれません。
 ここにこそ、パリストンの凄さ、凄まじさがあるのかもしれませんねー。
 何十手も先を読み、ジンとのちょっとした会話から終局を読みきるという頭脳もシビレましたが、私としてはこの眼力にこそシビレました。

 いやー、パリストン、実はすっげーカッコイイ奴だったんじゃないですかー。
 もちろん協専とか私物化したりして悪い事はいっぱいやってるんでしょうけど、それはそれとして今回は一発で惚れてしまいました。

 それはそれとして、ついに来ました! ゴン、全快!!
 レオリオの喜びように感動いたしました。
 元より会長になってなりたくなかったんだし、レオリオとしてはこれでよかったんですよね。
 いやーよかったよかった。

 しかし、キルアの姿がないですね。
 どうしたのでしょう。
 そのまま大人しくゾルディック家に帰ったのでしょうか。
 それとも、アルカを狙うイルミから逃げるため、さらなる逃避行が始まったのでしょうか。
 うーん、気になります。

 いやー、それにしてもお見事でしたよ、今回の会長選&アルカ編。
 バラバラだった二つの物語が有機的にどんどん繋がって、最後にこれでもかと意味を持って合流する、この美しさ。
 レオリオというダークホースの登場から、まさかこのまま本当に会長に?という、ドリームな展開で大いに選挙を盛り上げておいて、最後にこの大どんでん返し。
 この嵐のような展開で、パリストンのギャップ感は否が応でも強調されてしまうわけです。
 ジェットコースターのように読み手のハートを揺さぶり操る魔術は、いやもうお見事としか言いようがありません。
 ハンター×ハンターの素晴らしさ、改めて思い知らされました。

 そして、会長選挙は終わってはいませんが、まぁ勝負はついたなーってかんじで半ば気が抜けた状態で見ていたら、なんとなんと!
 ジンに迫るゴンの魔の手!(笑)
 いやー、そう来るか!
 っていうかそうなりますよね!(笑)
 さぁ、これで会っちゃったら最終回か?
 ハンター×ハンターの、明日はどっちだ!?(爆)



いぬまるだしっ

 アイドルを目指す3人グループ対、それをしつこくどこまでも追いまわす3人のファンの対決物語。
 最後はちょっと感動系かと思っちゃった私がバカでした(笑)。
 最近のいぬまるだしでは定番となった、感動系かと思わせてのギャグ落ちなのに、毎度毎度騙されてしまいます。
 このパターンは癖になりますなー。



めだかボックス

 めだか対全校生徒の綱引きでめだか圧勝大勝利って、あのとんでもサッカーのライトウィングすら超える超人っぷりじゃないですか。
 いったいその細腕のどこにそんな力が存在しうるのか。
 もはや人体ではなく、その身体に何か別のものが宿っているのではないかとすら思えてしまいます。

 それはさておき、なにやら怪しい三人組が登場。
 声優、アイドル、ミュージシャンって、つまり転校生ではないということですか?
 学校外の存在が出てくるのはもしかしたら初めてじゃないのかと思うのですが、いったい彼女たちは何をしに来たのでしょうか。
 またもや安心院なじみが呼び寄せた、次なる刺客なのでしょうかね?
 善吉とめだかのラブコメ化には、めだかのライバルとなる魅力的な女の子が多数必要ということで呼び寄せられたのでしょうか。
 さてさて、次はどんな展開が待っているのか。



現存!古代生物史パッキー

「浅はかで見え透いてる感がたまらないどー!!」

 が強烈にツボに入りました(笑)。
 そんじょそこらの事じゃ出てこないセリフですってコレ。
 この漫画の言語センスには、時おり卓越したものを感じさせられます。
 こういうセンスってちょっと頑張ったくらいじゃぜんぜん身につかないものなんですよねー。



【最終回】 鏡の国の針栖川

 鏡の国の針栖川、ここに爽やかに完結!
 私的にかなり好みだったので、打ち切りで残念とはいえ、きっちり綺麗に終わらせてくれた事にまずは感謝感謝です。

 この作品は、話の展開の早さというか、思い切ったジェットコースター的展開が多くてかなり面白いと思っていたのですが。
 やはり鏡という閉鎖空間にとらわれた主人公という、大きな制約が物語の横幅を狭めてしまったことが敗因なのでしょうかね。

 あとは、咲が針栖川の事を好きになったあたりで咲が猛烈に魅力的になったのに、その記憶を失ってしまったことが大きなネックだったのではないかという気もしないでもないです。
 ラブコメものとして、やはり読者としては三角関係展開を望む人が多いかもしれませんしねー。

 ただ、この鏡の国の針栖川の登場人物は、みんな何事にも正々堂々とした、潔い人物ばかりなんですよね。
 だから友達のことは絶対裏切らないし、恋愛に対しても正々堂々。
 どんなに迷っても、最終的には咲も針栖川も真桜も、真っ正直に問題にぶつかってゆける、そういう凄い突破力がある。
 だから、たとえ三角関係が勃発したとしても、そういう問題は長続きせず、あっという間に解決してしまうんでしょうね。
 そこがもしかしたら、ラブコメとしてはある意味弱点だったりするのかもしれません。

 長続きするラブコメというのは、やはりどこか気が弱かったり、ぐずぐずと優柔不断だったり、優しすぎて口に出せなかったり、ちょっとダメ人間だったりするほうが、問題が長続きして面白さも長続きするのかもしれませんねー。
 いろいろと自分が好きなラブコメものを思い返すにつけ、なんとなくそういう気がしてきました。

 圧倒的な突破力を持ち、鏡の問題も恋愛感情もなにもかも、あっという間に解決してしまう針栖川たちというキャラクターは、非常にキャラクターとしての魅力が輝いていました。
 だからこそ私はこの漫画世界に惹かれたのですが、しかしそここそが実はラブコメとして長続きできない要素ともなっていたのではないのかなーと。
 いやもう、私の思いつきのような仮説に過ぎない話なんですが、そんな事をちょっと考えました。

 しかし、ラストで嬉しかったのは、やっぱり咲のなかに針栖川への想いが復活したことですよ。
 いやもう、これがもう嬉しくって嬉しくって(笑)。
 やっぱわたし、咲が大好きだったんだなー。

 とにもかくにも、叶先生、お疲れ様でした!
 素敵に爽やかな針栖川、大好きでしたよー。
 鏡の凶悪なルールや、次々と展開するスピーディな物語、そして何より魅力的なキャラクター。
 毎週がワクワクでした。
 近いうちに、またまたジャンプでお会いできればと、心から応援しております!



感想後記

 というわけで、今週の感想はここまで。
 次週は、ブリーチが連載再開で、ななんと最終章突入!
 おおー、いよいよというか、もう最後の章なのですか!
 といっても、その最終章に何年かかるのかはわかりませんが、それにしてももうラストなのかーとちょっと感慨もひとしお。
 いや、以前ツイッターのほうでブリーチはあと10年はやるつもり、というようなお話を久保先生がされていたような記憶があるので、すっかり油断しておりました。
 そうですか、ではいよいよいろんな謎が解かれるクライマックス編なわけですねー。
 これはいやが上にも期待が膨らんじゃいます。
 いったい、どんな戦いが一護を待ち受けているのでしょうか。



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posted by BOSS at 22:18| Comment(3) | TrackBack(0) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
めだかボックスの新キャラの三人のうち、中央のマスクの娘はネクストの番外編に出てきた娘ですね

球磨川さんが転校前にいた、廃校になった学校の生徒で、人を操るスキルを持ってました

球磨川さんとの争いで学校を潰したという因縁があるので、

初めは敵対するけど最後は同盟入り…

って感じの展開を予想しときまーす←
Posted by ピオーネ at 2012年02月08日 23:20
パッキー急落なんですねぇ
たしかに絵柄はキャッチーではないかもしれないけど
歴代のギャグ漫画の中でもギャグの質自体は高い部類に入ると思うんですけどね
ジャンプに限らず少年漫画全体で見ても
雑誌を買う動機としてショートギャグはかなり重要だと思うし
言い方悪いが後に控えてるギャグ作家が今週の読み切りレベルなら
長い目で見てもらえないかなと思うんですけどね
Posted by ユーユー at 2012年02月10日 00:23
>ピオーネさん

 おー、そういえばあの読切でいたかも!
 読んだしスゲーおもしれぇ!って思ったはずなのに、すっかり忘れておりました。
 では、あの読切もそれとなく伏線になるよう配慮されていたんですねー。


>ユーユーさん

 パッキーはけっこう私的にはいいと思うんですけどねー。
 このレベルでも苦戦してしまうんですから、アンケートはやっぱり厳しいシステムだなと改めて思います。
 そろそろ古生物たちも役者が揃ってきた頃合ですし、こっからまた挽回していって欲しいですね。
Posted by BOSS at 2012年02月12日 21:33
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