2012年02月01日

週刊少年ジャンプ2012年09号 感想<後編>

 親知らずの上にかぶさってた歯茎が傷ついて化膿してたので、今日は切開してもらってきたのですが、そんな日に限って夕飯がキムチ鍋というのがなんとも(笑)。
 まぁ痛いことは痛いですが普通に我慢できますし、出血も止まってましたから、思いっきり食べましたけどね!(笑)
 ああでも、今になってちょっと痛みが……。

■前編の感想はこちら





 後半の感想は、

・【読切】恋染紅葉
・めだかボックス
・H×H
・鏡の国の針栖川
・ぬら孫

 の5本でお送りいたします。



【読切】 恋染紅葉

 あのタカヤ坂本裕次郎先生が坂本次郎名義で原作。ミウラタダヒロ先生・画の純情恋物語。
 連載経験者らしい、よく練られた無駄のないストーリー。
 新人離れした抜群の画力。
 非常にレベルの高い読切を読ませていただきました。
 今時めずらしいくらい純な感じの男の子と女の子の、奇跡のような出会いから、はじめてのキスまで。
 むずがゆくなってくるけどそこがいいってタイプの恋物語で、ひさびさにこういうの来たなーって感じでしたねー。
 いやー面白かった。

 しかし、ちょっと残念かもなーと思ったのが、主人公の少年の印象の薄さなんです。
 ストーリーのインパクトの薄さ、とも言えるかもしれません。

 読後感で最も残ったのは、ヒロインの女の子のエロさです。
 冒頭、角をまがったところで少年と衝突というベタをやりながら、それでも絶対パンツを見せないというところに挑戦的な姿勢を見せてくれました。
 ここでも分かるとおり、この作品は女の子の露出で読者の気を引こうとはしていないんですね。
 脱ぐことではなく、それ以外の要素で女の子の魅力をプッシュしようとしているんです。
 服の上からわかる女の子の身体のラインの柔らかさや、上気したほっぺや唇の温かそうなふんわりとした感じ、体温感、吐息、うっすらとうかんだ汗とか、そういうところで女の子の魅力を押し出しているんですね。
 そのあたりに物凄いこだわりを感じました。
 ラストのキスシーンのエロさと言ったら!
 ちょっとそこらのエロ漫画もかくやというインパクトがありましたよー。
 ほんと、読後感は正直な話、「エロいキスシーンだったー」でしたから(笑)。

 しかし逆に、そのエロさによって、読み手が主人公の少年の恋の物語に集中できなくなっているのではないかと思うんですよ。
 「恋はエロだ」って言い切る向きもあるかとは思いますが、やっぱこの年頃の男の子にとって、恋は命がけであって欲しいんですよね。
 それこそ八つ葉の紅葉を探すためなら徹夜だろうが一日がけだろうがなんともない。
 そういう無限のパワーが出てきて、あのコのためならこの命捨ててもよしって!
 そう迷いなくガーンと爆裂できちゃうのが、こういう少年の恋物語の一番のパワー源じゃないかと思うんですよ。
 少なくとも、私はそういうのが大好きです。

 だから、そういう少年視線では、あえて言い切ってしまえばエロは邪念なんです。
 熱くなるのは下半身ではなくって、ハートでなくてはいけない。
 もちろん普段の視線でフラッとエロに目が向いてしまうのも、男の子ですから当然ですけれどもね(笑)。
 でも、ここぞという時は違うって言いたい。
 あのコのことが好きになったのは、エッチなことが目的じゃないって言いたいんです。

 作品としては、少年の葛藤にもうちょっと踏み込んで欲しかったというのはありますが、でも47ページという制約のなかで、充分やってると思うんですよね。
 だけど、どうも読んでてその少年のハート面がこちら側に伝わってこない。
 少年の葛藤や、ピンチ感、盛り上がりやクライマックス感が、ややもすると鈍く感じられてしまう。
 それはやっぱり、女の子のエロさが強すぎるんじゃないかとね、そう思うんですよ。
 少年らしい恋物語にドキドキしようとしても、下半身のほうが先に刺激されちゃって、ハートが響いているヒマがないと言うかね。

 もちろん、わたしがそういうエロい目で見ているから悪いんだって面はあると思うんですよね(笑)。
 この漫画は、半分が監督の視線で描かれているんだと思うんです。
 新しい映画が出来るまでを描いていながら、実はこれ自体が同時に映画作品なんじゃないかとも、最後思わせてくれるわけです。
 だとすると、このエロ視点の強さはまずもって監督の視線だろうなと、そう思うんですよね(笑)。
 そうか、悪いのは監督かと。

 まぁ冗談はさておき、ちょっと勝手に邪推いたしますと、これは原作の坂本先生のやりたい事と、作画担当のミウラ先生のやりたい事の間に、ちょっとだけズレが生じてしまったんじゃないかなーと思いました。
 少年期の恋の輝きが描きたかった坂本先生と、女の子の魅力を限界まで引き出したかったミウラ先生とが、ちょっとだけ作品の方向性でブレがあったのではないかなぁと。
 いや、もちろんただの邪推に過ぎませんよ。

 しかし、うーん、エロいのがかえって読み込みの邪魔になってしまうとは、私も歳とったのかなぁ。
 昔なら大歓迎だった気がしますもの(笑)。



めだかボックス

 おーー、なんという勝負!
 球磨川禊のあっけないリタイヤが目隠しとなり、まんまと陥れられる委員会連合。
 やはり喜界島さんの一手目リタイヤはトラップだったんですねー。
 フェアなはずのルーレットと、公平さを実現させる長者原の力を逆手に取り、人数を削り、手番の確率調整で相手方の手札を削る。
 その手があったかーと、思わずポンと手を打ちたくなりました。
 それにしても、この悪そうな顔の喜界島さんひっさびさですねー(笑)。
 昔を思い出しちゃいました。

 そして、やはり球磨川禊と言うべきか。
 盤外戦どころか、盤前戦でここまで大胆な勝負を仕掛けていたとは。
 ひとつのルールを分割し、ふたつにするだけで「あがり」すら封じるなんて、これはまったく気づけませんでした。
 いやーなんとも大胆不敵にしてスタイリッシュ。
 毎度の事ながら球磨川のバトルには惚れ惚れさせられます。

 しかししかし、まさか太刀洗さんが、そういった球磨川の目論見を見越した上で、やりたいようにやらせていたとは。
 いやー、まさかの伏兵ってヤツですねー。
 さすが委員会連合。
 勝負としては球磨川の手に踊らされる結果となりながらも、一矢報いるどころかそのまま球磨川を取り込んでしまいそうな迫力の本命が残っていたとは。
 これはここからも目が離せない勢力争いが楽しめそうです。



HUNTER×HUNTER

 以前わたしはここで、ゴンは成長を突き抜けて急激に老化しちゃってるんじゃないかとか予想を立てたことがあるのですが、そんなレベルの話じゃなかったですねー。
 これはもう、ほとんどミイラ。
 朽ち果てる寸前の枯れ木か、まるで死体同然じゃないですか。
 いやー、これはショックがでかい。
 顔を映さず、腕だけってのがまたいろいろと想像させられて、強烈な衝撃でありました。
 さすが、ゴンが命も砕けよとあれだけの力を得たあとの反動です。
 いつもながらハンターはこういうところに真面目かつエゲツナイ。

 一方、会長選挙のほうではパリストンがまさかのミザイストム推し!
 まさかそう来るかと!
 パリストンの事ですから、どんな汚い手を使ってくるかと思っていたら、たしかにそれは正しいやり方ですよ。
 驚くほどに選挙のルールにのっとった、盤上の一手のような理にかなった作戦です。
 自分の票を増やすのではなく、もとからあるレオリオの票を削るのでもなく、むしろミザイストムを推すことで票を分割する。
 削れないなら増やしてしまえという、逆転の発想ですよ。
 まさに、パリストンがこの選挙をゲームとして遊んでいるからこそ出てきた手とも言えるのかもしれませんねー。
 いやー、意外な一手、これは面白かった。

 しかし、これによって選挙はついにレオリオとパリストンの一騎打ちに絞られました。
 こうなってくると、さすがにパリストンは圧倒的に不利ですよね。
 反パリストン派がレオリオに一極集中して、一発でレオリオが会長に決定してしまいます。
 投票率を下げて持久戦にする手も今回は通じないみたいですから、パリストンとしてはどうしてもレオリオ側の票を削り、自分の票を増やさなければ勝負は終わってしまうわけです。
 さて、どういう戦法に出てくるのでしょうか。
 パリストンの最後の一手、楽しみです。
 そして、ここまで来たら本当に会長になって欲しい、レオリオ!
 最後の最後で、ふたたびレオリオらしい一説をぶちかまして欲しいものです。

 さてさて、いよいよ選挙編もクライマックス。
 選挙とゴンの治療が同時に決着しそうな感じになってまいりました。
 いったいどんな結末が待っているのか。
 そしてその後には、どんな物語が始まるのでしょうか。
 蟻編が終わったらそこでハンターは終わってしまうんじゃないかとか、私なんかはどこかでそう思っていたのですが、いやいやとんでもない。
 こうやってどんどん物語を楽しんでいけることの、なんと楽しく幸せであることかってヤツですねー。



鏡の国の針栖川

 ああそうだった!
 針栖川はこういうヤツだった!
 打算とかそういうので迷うことはあっても、でも最終的には一途なほどに真っ正直でフェア。
 相手の気持ちを一番大事にできるヤツだった!
 里見の告白に答えた針栖川。
 本来ならば最高に幸せなはずの、互いの思いが通じ合う場面がなんとも悲しい事。
 ラブミラーのルールは冷酷無比に里見の記憶を奪い去り、実に辛い現実世界に針栖川は脱出成功してしまいましたか。

 いやー、この漫画には時おり思い知らされますが、手ごわいストーリーですわー。
 いったいここから、どんな展開が待っていると言うんでしょう。
 普通に考えたら、これはもう完全にバッドエンドですが、いったいどんな展開がここから始まるんでしょうね。
 たとえば、今度は里見が鏡にとらわれちゃうとか、そういう逆転現象でも起こるんでしょうか。
 そういうアクロバットでもしない限り、なんだかこのまま悲しくフェードアウトしていっちゃいそうですよ。
 うーん、どうなることやら。



ぬらりひょんの孫

「おい氷麗…

 オレのドスどこにやったっけ?」

「え? リクオ様が持っていらしたんじゃ

 なかったんですか?

「遠野で身じたくしたときに

 渡さなかったっけ…」

「し 知りませんよぉ〜〜〜

 リクオ様 前 前!!」

「あった!!

 やっぱオレが持ってたわ!!」



 …………夫婦か!!
 冒頭からイチャイチャしおって、おまえら夫婦か!!
 いやー、なんかもうここ、異様に妬けてしまいましたわ(笑)。

 しかし椎橋先生、ここのところ立て続けに魅力的な女性キャラを投入してきますねー。
 先週の文車妖妃しかり、今週の百石しかり。
 それぞれが独特のキャラとしてちゃんと立っていて、椎橋先生はキャラ作りがどんどん上手くなるなーと。



感想後記

 といったところで今週の感想はここまで。
 なんだか顎がさらに痛くなってきたので、今日はとっとと痛み止め飲んで寝てしまいまーす。



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