2011年12月21日

週刊少年ジャンプ2012年03・04合併号 感想<後編>

 さぁ、今年も最後のジャンプ感想となりました。
 108つの煩悩を込め、後編の感想いきましょー!

■前編の感想はこちら





 後編の感想は、

・パッキー
・スケダン
・バクマン
・めだかボックス
・鏡の国の針栖川
・H×H
・ぬら孫

 の7本でお送りいたします。



現存!古代生物史パッキー

 ぐはーくだらねェ!(最高にホメ言葉w)
 オヴィラプトルとかチンタオサウルスとか、今週もすばらしくマイナー恐竜出してマニア心をくすぐるなぁとか思っていたら、まさかのチン○サウルス!
 怒涛のチン○押しに大人げなくゲラゲラ笑ってしまいました。

「どおりで何!?」

 とか、

「なんという恐ろしいチ…ツノだ!」

 とかかけあいが最高(笑)。
 さすがはメガロ社長。
 破壊的恐竜ギャグの上に、さらに小学生大好きチ○コネタまで重ねてくるとは。
 いやー、今週はすごいテンション高くて楽しかったです。



SKET DANCE

 スイッチの情報網はさすがといったところですが、しかし新一年生トリオもなかなかやる。
 ボッスンがゴハンデスン化(笑)させられてしまっては、ヒメコ&スイッチではこれはかないませんねー。

 しかし、我らがボッスンはやっぱり凄い。
 どうやら別の猫を連れて来たようですが、どういうことなんでしょう。
 一年生たちが捕まえたモーは偽物ということなんでしょうか。
 それとも、たとえば元からモーは二匹いる双子だったとか、そういうことなんでしょうか。

 ただ、気になるのはボッスンが持ってきた箱。
 これ、いかにも赤ちゃん子猫が入ってそうな雰囲気ではないですかね?
 ここ最近、モーが姿を現さなかったのは、モーが出産していたからということなのでしょうか。
 だとしたら、後ろの男の子はモーの本当の飼い主で、たくさん産まれた子猫を分けたいと言ってくれるのかもしれませんね。
 そうすれば、依頼人の女の子たちも本当に猫が飼えて大満足。
 スケット団の仕事として一年生の上を行く働きってことになるでしょう。

 というか、もしこの男の子がモーの本当の飼い主なのだとしたら、ボッスンはどうやってその子の家をみつけだしたのか。
 そこがおおいに気になるところなんですが。
 依頼人の言葉のどこにそんな情報が隠れていたんでしょうか。
 うーむ、気になるところです。

 それはさておき、この新一年生たち、なにやら本気でボッスンたちを追い出しにかかっているというよりは、ボッスンたちの力量を測るためにわざと憎まれ口をきいているような、そんな感じに見えました。
 勝負が終わったら態度を一変させてくる可能性も、あるかもしれませんねー。



バクマン。

 平丸さん、やったーーーーーーーーーッ!!!!!
 もう、今週は超感動っ!
 一時は観覧車でズボン脱ぎだしたりとどうなることかと思いましたが、見事プロポーズ大成功でしたねー!

「僕を…

 幸 せ に し て く だ さ い」


 という言葉も、実に平丸さんらしくてある意味最高っ!
 なるほどー、先週の吉田さんとの「なれそめ」エピソードはこのための伏線だったのか。
 いやー、思わず胸いっぱいになってしまいました。

 そして、喜び合う平丸さんと吉田さんも最高ッ!
 この2人の友情なくしてこの幸せはなかったですもんね。
 ああもう、今週は幸せすぎてたまらんッ!
 みんなすっごくいい人たちすぎて、そしてこれ以上ないくらい幸せすぎて、ああもう、たまらん!!

 しかし平丸さん、さっそく漫画描く意欲がなくなっちゃってますねー(笑)。
 吉田さんもまた、平丸さんをネガティブにする新たな作戦を練らなくちゃですね。
 というか、これからは蒼樹さんがそのムチ役を担うことになるのかな?

 なにはともあれ、2人に、幸あれ!



めだかボックス

 なるほどそう来たか!
 球磨川が卒業し、候補生達の研修も終わっている来年4月、生徒会選挙でめだかと真っ向勝負!
 そこで生徒会長になり、惚れさせたら大勝利と!
 なるほど、それならバトルよりも何倍も勝負になりそうですし、それでもし勝てたら最高に文句なしの大勝利って思えます。

 うーん、善吉、今週はこれまでになく目が生き生きとしている……というか、全体にすごく凛々しく描かれていませんか?
 これまでのどこかパートナー的だった描かれかたではなく、純粋に主人公として描かれているような、そんな感じを受けました。
 物語にあわせて、絵柄のほうもしっかり描写を変えてきているのかもしれませんねー。

 その善吉の作戦に、安心院なじみがさらにとんでもないセリフをおっかぶせる。

「十巻以上続くコミックスは惰性」

「アニメが始まる前に

 僕がこの漫画を終わらせてあげるぜ」


 素晴らしくメタなセリフをありがとう(笑)。
 なるほど、善吉が勝ってしまうとめだかボックスは終わってしまうのですか。
 めだかボックスを終わらせないためにも、めだかは勝たなければいけないわけですね!

 まぁでも、私的には今は完全に球磨川裸エプロン同盟のシンパになっちゃってるからなぁ〜(笑)。
 両者ともに勝者とか、そういう超アクロバティックな決着をみることができればとか、そういうムシのいいことを考えております。

 あ、でも、惚れさせたら勝ちで、惚れたら負けということなら、相思相愛って両者共に敗者で勝者なのでは?
 うむむ?
 安心院さん、それでよいのか?
 もしかして、まだ裏があるってことなんでしょうかね……。



鏡の国の針栖川

 まったくもって最近は何が起こるか分からない針栖川。
 咲とラブラブモードになったかと思えば咲の記憶が消されて、まさしく嵐にもまれる小船の気分です。

 で、なんと今度は真桜がアメリカ行きですと!?
 お父さんが仕事で失敗して飛ばされるって話は聞いてましたが、予言によればお父さんとは別々の生活が始まるはずだったのでは?
 予言がはずれて、真桜も一緒に行くことになったんでしょうか。

 まぁしかしですよ、ラブコメものにとって国外引越しというネタは男女の仲を引き裂く窮地に他ならないわけですが、こと針栖川にとっては鏡というアイテムがあるおかげで、それが当てはまるのかどうかが分からないんですよね〜。
 引越しと言うキーワードだけでは、まだちょっと判断がつきにくいのです。
 はてさて、これはどういう事態が始まるのでしょうか。
 引越し自体は寸前でとりやめになったりして、それは単なるきっかけで、なんらかの新展開が始まるのかもしれませんねー。



HUNTER×HUNTER

 ヒソカに狩られてどんどんと減ってゆく投票者。
 このままゆくと、もしかしてパリストンの大票田である協専の連中が大激減したりして。
 それが原因でパリストン敗北、なんてこともあるんじゃないかと思えてくるくらいです。

 いやー、ヒソカ無双、凄すぎです。
 パリストンは「わかりやすくて…。」なんて余裕顔でしたけど、このヒソカの無双っぷりまでは分かっていたのでしょうか。
 うーむ、まさかキルア関連のバトルと会長選挙がこうやってくっついてくるとは思いもしませんでしたわ。

 一方のキルアは、なんとルートが完全にバレててイルミに待ち伏せされるの巻!!
 大っぴーんち!
 まさかこんなにも簡単に追いつかれようとは!

 これはいよいよカナリアが怪しくなってきましたかね?
 アマネのほうはツボネと一緒で、飛行船の着陸地点までは事前に知らないはずですからね。
 また、ヒシタの車の手配のタイミングも、可能性をかなり絞ってくれそうです。
 これまでキルアに同行してきた執事のなかに密告者がいるのだとしたら、いよいよカナリアの容疑が濃厚になってきたように思います。

 さぁしかし、この窮地をキルア、どうやって切り抜けたものか。
 アルカをかばって、電光石火でイルミの手から逃れる事はできるのでしょうか。
 うーん、風雲急を告げてきましたぞっ!

 ところで会長選ですが、ジンがあっけなく落選していて笑っちゃいました。
 そして、いまだにしぶとく残っているレオリオに唖然(笑)。
 もしかして、このまま本当にもしかしちゃうのかっ!?



ぬらりひょんの孫

 妖怪たち、清継くんたちの見守るなか、彼らを守るためにリクオあh最強の技を振るう!
 いやー最高のシチュエーションですわ!
 つららとの畏襲(かさね)も美麗でかっこいい!
 百物語組編最終決戦を飾るに相応しい、ある意味幸福感すら湧いてくるすばらしい〆の一撃でありました。
 いやー大満足!

 さぁ、恐怖の一夜が明けて、これからどうなってゆくんでしょうね〜。
 東京の人々を狂わせた悪い噂はきれいに晴れて、リクオたちには平和な日常がちゃんと戻ってくるのでしょうか。
 それとも、疑惑は晴れず、いろいろと状況が変わってしまうのでしょうかね。

 まぁ、人々がどう変わったところで、清継くんたちは変わらず仲間としてリクオたちに接してくれると思いますけどね!
 いや、さすがに正体バレしたんですから、むしろいい方でちょっと違う目で見たりはするでしょうけれども(笑)。

 中でも、清継くんがリクオにどう接するかが楽しみです。
 崇拝者として接するのか、それともやっぱりマイファミリーとして接するのか。
 また、これまで対妖怪絶対バリアーを持っていた清継くんが、奴良組という妖怪の巣にも正式に入れるようになれたってところもありましたしね!
 うむ、誰より状況が激変したのは、誰あろうこの清継くんなのかもしれません。
 今後も清継くんの動向から目が離せません!(笑)



感想後記

 といったところで、今年のジャンプ感想もここまで。
 一年間、皆様お付き合いいただきましてありがとうございました。
 来年もまた、かわらぬお付き合いの程、ヨロシクお願いいたします!
 ではでは、これからクリスマスにかけてかなり冷え込んでくるということですので、みなさまお風邪など召されないよう、お気をつけて。



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posted by BOSS at 23:18| Comment(2) | TrackBack(0) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
トリコへのコメントです。
今回のライブベアラーとの勝負で小松がニトロチェリーの爆発を解除できない事、
ライブベアラーがポイズンポテトを食べるために使おうとした方法が
毒を取り除くのではなく、弱体化させる事と人体改造によって毒を体内に
吸収されるのを防ぐことであった事は予想していました。
でもこの予想はあたってくれてよかったです。
小松はこれまでに調理した特殊調理食材、フグ鯨やオゾン草の調理の時
長い時間をかけ(それでも普通の料理人より遥かに早いのだろうけど)
何度も失敗した上でようやく調理に成功しています。
それなのに特殊調理食材の更に上に位置する超特殊調理食材をたった
10分の調理時間、一回だけのチャンスで調理に成功してしまったら
あまりにも都合が良すぎます。
そんなに簡単に調理が成功してしまったらこれまで小松が食材の調理に
あれこれ試行錯誤していた姿のありがたみがなくなってしまいますし、
超特殊調理食材が大したことないように読者には写ってしまいます。
それからポイズンポテトを食べる方法が毒の除去ではなく、
毒の性質を変化させて死なない程度まで弱めるというのも良かった。
小松のセリフによれば、ポイズンポテトの毒性完全除去は
あの節乃ですらできないらしいですから
それをライブベアラーがやってしまったら、
節乃の立ち位置が揺らいでしまいます。
「ジョジョシリーズ」のように能力に様々な制約が存在するタイプの
作品ならともかくバトル等については割とストレートに
描かれるトリコのようなタイプの漫画においては所謂、
インフレ…….もとい敵味方双方のレベルが話が進むに連れて
上昇傾向になるのはある意味、より話を盛り上げる為には
不可避だと思います。
しかしあっという間に際限なくそれが進んでは
成長の重みが薄れてしまいますし、話が単調になってしまいます。
それを避けるために主人公達といえども、
幸運やその場の勢いでは越えることのできない壁というか、
成長の大きな節目をストーリーの中で作っておくのは良いことです。
ONEPIECではグランドライン、新世界がそれまでの
レベルと隔絶した存在として描かれました。
トリコでも捕獲レベルにかんしては連載当初のひと桁から
一気に上がってきたもののグルメ界や、IGO会長の前には
トリコも手も足も出ず、アイスヘルでトミーロッドに対して
トリコは善戦したものの、スタージュンとの邂逅で
美食會副料理長クラスがそれで楽勝になったわけではない事
が描かれました。
そうやって本当の強敵や困難には主人公達といえども
なんの備えもなく勢いや幸運でなんとかなったりすることはないと
読者に伝えることで話の展開に緊張感が生まれ、
強豪キャラの存在感、主人公たちの成長にも重みが生まれます。

バトル系の話でそれまでに何度も強い事を匂わせたキャラクターが、
いざ実際に戦った時十分な活躍もなく負けたり、
退場したりするとすごくがっかりしますよね。 

Posted by 語り部 at 2011年12月25日 21:17
 おー、素晴らしい分析&考察!
 とても感心しながら読ませていただきました。

 主人公たちの段階を追ったステップアップと、世界の中での位置あい。
 そういったところが、よく考え抜かれていると私も思います。

 毎度痛快な切り口で、意外な突破口からの主人公たちの勝利を描きつつ、しかし理不尽な飛躍は極力しない。
 世界の中での、彼らの立ち居地はしっかりと抑えて、大自然の脅威や、食材の神秘性、あまたの強敵、先達たち、そういったものに立ち向かう主人公達という、あくまで「挑戦者」であると姿勢を維持し続ける。
 こういったところが、物語世界を支える大きな力となっているのかもしれませんね。

 しかし語り部さん、その文章力、構成力、説得力はタダモノではなさそうですな!
 ぜひ感想ブログをやっていただきたいものです。
 というか、既にやってらっしゃるんじゃなかろうかとか、実は編集者さん?とか、そういうことを考えてしまいました(笑)。
Posted by BOSS at 2011年12月29日 17:31
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