ではさっそくいきましょー。
■前編の感想はこちら。
後半の感想は、
・【読切?】斉木楠雄
・ぬら孫
・こち亀
・いぬまる
・H×H
・鏡の国の針栖川
の6本でお送りいたします。
【読切】 超能力者 斉木楠雄のΨ難
もうすっかり立派な連載な気がしてきた斉木楠雄。
斉木と燃堂の通じ合ってるんだか通じ合ってないんだかわからない、微妙な友情関係もお馴染みになってきました。
終始ダメダメな扱いをしといて、最後の最後でちょっといい感じにまとめるのもおなじみの安心感ですねー。
しかし、まさか最後に本当にホームランを打っちゃうとはさすがに思わなかった(笑)。
燃堂もだんだんいいキャラになってきたなぁ〜。
ぬらりひょんの孫
山ン本の全身を統括する脳をやっつけてしまえば、もしかしたら百物語組はバラバラになっちゃうのでは?なんて考えていたら、圓潮、ここでまさかの裏切り!!
脳を圓潮がやっちゃった!!
生みの親である山ン本を裏切っちゃうって、なんというヤツでしょう(笑)。
なるほどねー。
元から圓潮は奴良組への復讐とか、百物語組とかどうでもよかったんですね。
ただただ「語る」ことが全てだった。
その点においては、山ン本五郎左衛門の本性をしっかり受け継いでいるんですね。
むしろ「口」の生まれ変わりだけあって、語ることに純粋に全てを注いでいる感じなのかもしれません。
山ン本さん本人は、江戸の世で魔王クトゥルフになって大暴れしたところは凄いかっこよかったんですが、この脳のうろたえっぷりを見た限り、やっぱり本質はいたって小物という印象。
そこをゆくと、この圓潮の色気たっぷりの大物ぶりはちょっと惚れます。
さすが口だけあって、語り口にいちいちキレがあっていいんですよねー。
「「鬼ここに見つけたり」
…って顔じゃないね」
「まったくそれぞれ
嫌なところが似たようで…」
余裕しゃくしゃくで底が知れない感じ。
自分はただ怪談を語りたいだけと言いつつも、実際どこまで本音なんだかわかったもんじゃない。
リクオが戦ってきたなかでも、もっとも厄介そうな敵って感じがします。
そして、ついに明かされる圓潮の目的。
おお、圓潮は鵺=晴明の復活をたくらんでいたのでしたか!
そして圓潮の背後に現れる、夜雀!
山ン本の密偵役としていろんなところで活躍していた夜雀が今ここにいるってことは、もはや山ン本の時代は終わり、実権は完全に圓潮に移っていたってことの象徴のようにうつります。
知らぬは山ン本本人のみだったって、感じですかねー。
さぁ、東京騒乱編もいよいよクライマックス?
人間達の憎しみの的となったリクオの運命やいかに。
清継君のがんばりに期待したいところなのですが……はたして!?
こちら葛飾区亀有公園前派出所
動物買い付けの続き。
先々週は両さんが密猟とか闇取引とかに手を染めちゃうんじゃないかと思ったんですが、案の定ヤバい方向に話が流れましたね(笑)。
しかしさすが両さん。
普通にペンギンを密猟するのではなく、ペンギンと話をつけて「興行」のほうに持っていっちゃうとは。
ギャグとしてもいつものこち亀ですし、道徳的にもいいバランスの着地どころで感心しちゃいました。
しかし、コウテイペンギンってひれで叩かれると怪我しちゃうくらいパワフルなんだ。
あんなかわいい格好でかわいいひれなのに、すごいギャップだなぁ。
いぬまるだしっ
いかん、「だから言ったじゃないですかー!」ドンデンドンデンッがだんだん面白いような気がしてきた(笑)。
HUNTER×HUNTER
レオリオーーーーッ!!
懐かしのレオリオ、ついに再登場ッ!!
しかも、あのジンをブッ飛ばすという!
念能力もなんか面白いの手に入れてるし!
さらにさらに、まさかの会長選挙、3位獲得!!!
なんだそりゃー!!(笑)
うーん、なんというダークホースっぷりでしょう!
大喝采の会場とおなじく、私も嬉しくなっておもわず拍手したくなっちゃったじゃないですか!(笑)
この会長選挙で懐かしの面々とは再会できるんじゃないかなーとは思ってたんですが、まさか会長選そのものに絡んでくるなんて。
そこまでの活躍どころがまわってくるなんて、微塵も思いませんでした。
これはまかりまちがっちゃうと、本当にレオリオ会長なんてことが……、いやーさすがにそれは普通に考えてないと思うんですが。
何が起こるか分からないのがハンター×ハンターの面白いところでもあり。
万が一レオリオ会長なんてことになったら、それはそれで最高に面白そうですけどねー。
いやー、レオリオは医者になりたいんであって、会長なんてガラじゃねーよとか断りそうですけどね!
ああ、でもすっげー嬉しい!
思わず大興奮でありました!
しかし今週は上手い話運びしてますよー。
ゴトーとの電話シーンで、レオリオが再登場しつつも昔ながらのドジっぷりと言いますか、ちょっと単細胞なところを表現。
モラウさんとの対比で新旧レギュラーの力の差を見せ付けられて、レオリオの実力のレベルを思い知らされたところで、このドカーンと爆発するような喝采シーン。
溜めて溜めてドーンという理想的なカタルシス演出の手数を踏んでいるんですよねー。
奇抜なストーリーテリングを得意としているようで、こういう基本をしっかりおさえているんです。
いやー、やっぱりハンター面白い!
あと、細かく気になったところとしては、ゴンの「治療」場所がノブさんのマンションになっちゃうと、ヒソカが介入するのが凄い難しくなっちゃうなーというところ。
ヒソカとイルミは、ここでどう動くのか。
それと、連絡のつかないクラピカがやっぱり気になりますねー。
クラピカと言えば幻影旅団しかないはずですが、旅団関係も、そろそろなにか動き始めるのでしょうか。
そして、演説でなにか仕掛けてくるのかと思ってたら、意外と目立ったことはしてこなかったパリストン。
むしろこうやって何もせず、投票者のほうが焦れてきて「もうパリストンでいいや」ってなるのを待っているのでしょうか。
しかしレオリオという意外な伏兵の出現により、投票率も95%をついに達成し、物事が動き出してしまいました。
ジンの設定したルールで、次は候補が上位16名に絞られ、そこからは最高得票数が全ハンター協会員の過半数を得るまで、候補者を半分に絞り続けることになります。
候補者が絞られるぶん票がどんどん動き始めることになるんですよねー。
ここからが投票の本番といったところでしょう。
反副会長派の票は、いったいどこに集中する事になるのか。
今回のレオリオ登場のように、またまた意外なドラマが生まれるのかもしれませんね!
うーん、楽しみ!
鏡の国の針栖川
げぇーーっ! なんということっ!
ラブミラーの協力者が2人になったなら、両方とも両想いにならなければいけないって!
なんというハーレムの呪い!(笑)
針栖川の幸せっぷりをうらやみつつ、急激にアップした難易度に目眩がしそうです。
一方のみなら、きっかけさえあればすぐにでもクリアー可能でしょうけれども、両方とも成立させるって、いったいどうやったらいいのやら。
一人ずつしか好きになれない一般男子の私としては想像すらできません(笑)。
しかしなるほど、生きるためにはハーレムを作らなければならない。
ならば作るしかない。
なんという恐ろしい構造を叶先生は作ってしまったんでしょう。
通常、ラブコメのハーレム系漫画は、ハーレムの中から一人、誰を選ぶかをもんもんとするものですが、この針栖川はハーレムを作る事を完全な目標にしちゃうんですね!
道徳的にそれってどうなんだ、なーんて話は後方100万光年にブッ飛ばし、なんという目的にストイックな漫画なんでしょう。
かつてこんなハーレムであることを目的としたハーレム漫画があったでしょうか(笑)。
さぁ、こうなったらどんどんハーレムを拡大していくしかありませんね!!<ヤケクソか!
感想後記
巻末の作者コメントで尾田先生、めずらしく他作品のそれも読切についておっしゃってますね。
この前ジャンプに載ってたダンスの読切すごいよかった。
慌てず頑張って下さい!!〈栄一郎〉
これ、46号に掲載された『競技ダンス部へようこそ』のことですよね!
たしかに、あの読切は今でも強烈に印象に残っている面白さでした。
しかし、尾田先生ほどの看板作家中の看板作家が、ジャンプには他にもたくさん読切が掲載されるなか、ひとつの読切についてこうやって誉めるのって、異例中の異例なのではないでしょうか。
それだけ異例なレベルの面白さだったって事なんだろうなーと、あらためてちょっとゾクゾクしたものを感じましたよ。
これ、言われた横田卓馬先生、嬉しいでしょうね〜。
うーむ、もしかすると次の時代のジャンプを担う作家さんになるのかも!
などと改めて期待の高まるコメントでした。
でも、「慌てず」ってところに深いものを感じるなぁ。
読者としては早く連載を始めて欲しいって思いますけど、でも作家と作品を第一に考えたら、優れた才能があるだけにじっくりベストの態勢でのぞんで欲しいっていう、先輩作家としてのアドバイスなんでしょうねぇ。
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他誌での連載が決まってしまったようで。
誠に残念。
それが本当ならジャンプ近年最大の損失ではなかろうか!
まぁでも雑誌は変わっても変わらず応援しようかなーと。