2011年11月14日

週刊少年ジャンプ2011年49号 【破壊的恐竜ギャグ新連載『現存!古代生物史パッキー』スタート号】 感想<前編>

 さぁて、今年も残りあとわずか。
 大晦日のスノボ旅行が近付いてきたのでそろそろ身体を絞り込みにかかりたいんですけどねー。
 秋から冬にかけては鍋とか美味しくて美味しくてついつい食べたり飲んだりが多くなってしまいます。
 困ったものですね。

 さて、今夜もきりたんぽ鍋をたらふく食ったところで感想いきましょう♪





 ワンピースは作者取材のため休載。

 前半の感想は、

・【新連載】現存!古代生物史パッキー
・ナルト
・銀魂
・トリコ
・バクマン
・ニセコイ
・めだかボックス

 の7本でお送りいたします。



【新連載巻頭カラー】 現存!古代生物史パッキー

 レツ先生による古生物ギャグ新連載スタート。
 現在のWJのなかではもっとも低年齢向けとなるナンセンスギャグですねー。

 主役は、パキケファロサウルスというすっごい言いにくい名前の恐竜パッキー。
 これ、恐竜好きの私とかは小学生の頃から好きな恐竜のひとつですけど、どんだけマイナーなところから持ってくるんだと(笑)。
 まぁでも、ガブリと噛みついたり、角や爪や棘でブスッと刺したりと、とかく物騒な武器の多い恐竜の中から打撃メインというパッキーは低年齢層向けに適したキャストですね。
 今後、展開次第によってはバトルもいけそうですし、そういったところも考えてのキャストでしょう。

 ギャグは爆発的なネタこそなかったものの、こまめにゆるい笑いを稼ぎにいっていて何箇所かクスリとさせられました。
 以下笑ったところ箇条書き。

・恐竜は絶滅という言葉にナーバスだ!(なるほど!w)

・太古の不思議な植物の扱いに長けているのだ(草は草でもそれやばい草じゃない?w)

・売上金をすべて世界征服につぎ込むという悪のファミレス経営会社(発想がアホすぎるw なんという小規模具合w)

・うっ血するぞ! うっ血うっ血ぅ〜!(ズレ具合が楽しくなってきた)

・なんだこの父の挟み心地の良さは(新手の快感w)


 昔から子供は恐竜好きと相場が決まってますが、その子供心をどこまでつかめるかってところがこれから大切なポイントなんでしょうねー。
 キャラクターの登場とともに、生息していた時代と種別の解説があるところに図鑑的楽しさを感じました。
 これからは各古代生物について、もうちょっと学術的解説なんかも挟んでいけたら楽しいかも。もちろんハッタリ込みで。
 実際はこうだったらしいが、現存するこいつは進化の末こうなったのだとか、トリコの食材の扱いみたいな感じでいけると面白そう。
 そういうデータ面で凝っておくと、のちのちオリジナルのカードゲームができたりね〜なんて商売っ気だしてみたり(笑)。

 しかし、いくら頭突けないとストレスで死んじゃうからって、工作の宿題もDSPも壊されて「ホントに僕うれしかったんだよ」なんて言えるタケル君。
 君は悟りでも開いているのかと!



NARUTO-ナルト-

 マダラに立ち向かう五影チーム。
 雷と水の連続攻撃。
 土と砂の合体防御。
 さらに、雷を砂が軽くしてスピードを上げさせ、命中の瞬間にダメージを重くするというレベルアップした合体攻撃。
 五影連合軍のチームワークがなかなか面白いことになっています。

 これまでいくつもの国や里にわかれて戦ってきた忍たち。
 この戦争で一緒に戦うことになったのだって、最初はただのなりゆきでしょうがなくなだった。
 しかし、実際にここまで協力して戦ってみて、すこしずつだけれども違った感情を持つようになってきていると語る土影オオノキ。
 これはいい兆候じゃないですか。
 もちろんこれだけで戦後の世界がひとつになれるかどうかは、当然まだまだ怪しいところだとは思います。
 が、こうやって心を通わせひとつのチームとして戦った経験は、きっとプラスに働いてくれることでしょう。
 ただただ不毛に戦うだけじゃなく、戦い抜き、勝利を納めたその後の世界にちゃんと希望を抱く事のできるこういう感覚。
 なかなかいいじゃないですか。
 そういう平和な世の中を作る努力ができる世界を勝ち取るためにも、この戦いで勝利を納めねばという気にさせられます。

 さぁ、これにてマダラ対五影、ニセマダラ対ナルトという構図が成立いたしました。
 ナルトだけに全てがかかってくるわけじゃなく、五影にもマダラというビッグネームがまかされているというこの状況が気に入りましたぞ。

 しかし、なぜ出会いがしらに頭突き!
 新連載パッキーを潰しにかかったか!!(笑)



銀魂

 さっちゃんだけ回想シーンおかしいよ!!
 さっちゃんにもちゃんと感動的なシリアスエピソードあったハズでしょ!?
 メガネ編とかメガネ編とか……あと、メガネ編とか!!
 くそう、さっちゃん差別だ!
 でも泣いてる女三人衆の並びで一番美人だったから許す!



トリコ

 なるほど、賭ける人、ディーラー、調理する人、食う人の分業制にしたんですね。
 たしかにトリコだったら一人でたいがいの物は完食可能ですし、ヘタに小松が食べる事になったりマッチが賭ける事になったりするよりよっぽど効率的。

 神経衰弱は追加のルールはいくつかあるものの、いたって普通のルールでしたね。
 気になるのは、どういうルールで記憶を賭けているのかってところなんですが、どの記憶がどのくらい賭けの対象となっているのか、そこがとっても気になります。
 次あたり、ワンゲーム終わってそこらへんの説明があるんでしょうかね。
 それとも、もしかしてワンゲームで全ての記憶を賭けの対象にしちゃってるんでしょうか。
 んな恐ろしい。

 しかし、ココの能力が予想以上に凄くてびっくりしました。
 コインが立つなんて、いったいどうやって分かったんでしょう。
 ココの能力はあくまで視力なので、予知能力ってことではないとは思うんですが。
 マッチの腕の筋肉や神経の状態、空気の流れやテーブルの表面の状態を全て観察し、脳内シミュレーションした結果なのでしょうか。
 いやいや、これは完全に意表をつかれました。

 むしろカードを表のままに当てるほうは想定内だったり(笑)。
 極限の視力があればなんらかのトリックでそのくらいできそうって思いますものー。

 さぁ、この一見無敵に見えるココに対し、ではライブベアラーはどんな手でやってくるのか。
 214勝0敗の秘密は、やはりなんらかの能力ってことなんでしょうかね。
 今にも人を喰いそうな笑顔がなんともおっかない!



バクマン。

 おおおおお、新妻エイジが燃えあがっとる!

「い よ い よ で す

 い よ い よ」


 いつになくギラついた戦闘的な表情!
 まるでこの時をずーっと待っていたかのような表情じゃないですかー。
 心底嬉しいんでしょうね、新妻エイジも。
 はじめから最強のライバルと認めていたサイコーと、同時に連載をスタートさせるというフェアな条件で、同等の力で思う存分ぶつかり合えるこの時を。
 ずーっと夢見てきたのでしょう。
 なんか、これは新妻エイジの気分が乗り移ってくる感じがしてこっちまで嬉しくなってしまいました。
 いったいこれからどんな戦いが繰り広げられる事になるのか、すっごくワクワクしてきます。

 一方、チーム吉田の平丸さんはあいかわらずホノボノとさせてくれます。
 中井さんが10キロ絞っただけってのに、すごいゲッソリしてて驚きました。
 これは単なる漫画的誇張表現なのか、それとも吉田さんが体重計に細工とかして騙しているのか。
 吉田さんだけにありえないとは言い切れないところが恐ろしいのですが(笑)。



【センターカラー】 ニセコイ

 なるほどねー!
 作中の「プラトニック」というセリフでなんかわかった気がします。
 露出いっぱいお色気路線の針栖川に対して、ニセコイはけっこうプラトニック純愛路線なのかもなーと。
 ラブコメ漫画2話目で、ここまでパンツすら露出しないというのはかなり徹底していると思うのですよ。
 バクマン内では、ラブコメは1話につき最低3回はパンツを描かないととか言ってましたもんね(笑)。
 それが2話になってもこのストイックさなら、これはもう本物でしょうと。
 お色気ではなく、純粋にプラトニックな甘酸っぱい青春ラブストーリーを。
 ニセコイはそういうものを目指しているのかもしれません。

 いや、もちろん今後の展開次第によってはわかりませんけれどもねー。
 途中から一気にお色気モードになった時のインパクトは、ギャップが大きいだけに計り知れないものがあるかもしれません。
 もしや、そういうものを狙っているのでしょうか?

 さて、次回はもう一方のヒロイン、小野寺さんにスポットが当たるのでしょうか?
 ここまでかなり影の薄い小野寺さん。
 どんな魅力が披露されるのでしょう。



めだかボックス

 めだかの兄と姉をひきつけ、さらに江迎さん(照れでスキル発動するのか!w)に不知火半袖まで完全にデレさせ陥落させるとは。
 先週の球磨川ほどの輝きとまではいかないものの、善吉も着々と主人公的パワーを溜めつつある感じです。

 しかし、こうも完全に「裸エプロン同盟」が正式名称扱いされてしまうと、字面が出てくるたびに笑っちゃいますね。
 よくまぁみんな真面目な顔して連呼できるものだと(笑)。

 そしてここでなんと、阿久根高貴が善吉派につくことが決定!
 おおう、そう来ましたか!
 めだかと阿久根のコンビに若干の違和感を覚えていたのですが、なるほどこれなら納得です。
 むしろめだかを孤独にしたほうが何倍もしっくり来ます。

 ところで最近の善吉は、必ずと言っていいほど彼が言ったことの逆に事態が動きますねー。
 めだかと阿久根先輩が組む事が恐ろしいと言ったらこの事態ですからね。
 むしろ「逆予言者」と言ってもいいくらいでしょう(笑)。
 実はこれもなんらかのスキルなんじゃないかと思えるくらいです。
 あ、もしかすると本当にもしかするかも?

 さて、ついに孤独になってしまっためだか。
 自分の望む生徒会の形になってきたなとつぶやきますが、これは別に強がりとかじゃなくって本当にそうなんでしょうね。
 自分の言うとおりにただ動くだけの生徒会ではなく、各自がしっかりとした己の考えを持ち、独自に動く生徒会をめだかは最初から求めていたのではないでしょうか。

 しかし、それにしても最近のめだかは理解しにくいです。
 あえて悪役に見えるよう演出されるように思えてなりません。
 その最たるところが、意見した善吉に対して後ろから殴りかかり、一方的に暴力で捻じ伏せたところです。
 突如めだかの背後に出現した鶴喰鴎も指摘していますが、どうにもあのへんは理解に苦しむところでありました。

 見ようによってはあえて孤独になったようにも見えるめだか。
 善吉の背後に安心院なじみがいることはまったくわかってなかった様子ですが、はたしてそれはブラフなのかなんなのか。
 この一連の自分を孤立に持っていこうとしているように見える動きは、めだかのなんらかの作戦なのでしょうか。
 それとも、まんまと安心院なじみにしてやられている状態なのでしょうかね。
 うーん、読めない。



 といったところで、今週の前半戦終了。
 続きは後半にて。



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