2011年10月25日

ジャンプ感想別室 ONE PIECE(ワンピース) 第643話 “ファントム”

 週刊少年ジャンプ2011年46号掲載分の感想です。

■ジャンプ本誌の感想はこちら→前編

【コミック派ネタバレ注意!】





【感想小タイトル】
■修行の成果
■実体のない敵



■修行の成果

 前半は、ロビン、ブルック、ウソップの成長披露の巻。
 まずはロビン。
 新魚人海賊団の奴隷にされていた人間達を次々と解放。
 なぜ俺たちを?と驚く奴隷達に、

「色男の頼みは断れないの

 お礼ならジンベエ親分に」


 と格好よくキメてくれたロビン。
 ジンベエさんを色男とは、ロビンさんああいうオヤジ様がタイプだったんですか?(笑)
 いやもちろんこの「色男」はそういう意味ではなく、ジンベエさんの男っぷりの高さを言っているのでしょう。

 と、そこにハモンドの投網バズーカがが打ち込まれ、ロビン危うし、と思ったら、なんと消え去ってしまう!
 ここにいたロビンは、最初からハナハナの能力で作ったダミーだったんですねー。
 驚く間もなくハモンドの背後にロビンが2人も登場!
 両足と首をキメる“W(ドーブレ)・クラッチ”が決まる。
 おお、2人ものロビンさんからキメてもらえるなんて、なんて幸せ者!(笑)

 いやー、ロビンさんてばすっかり影分身の使い手になりましたねー。
 しかも、敵の身体から直接生えてきて関節技を決めてくるという、なんともタチの悪い影分身(笑)。
 昔も敵の身体から手足を生やすことはできましたが、それはあくまで身体の一部だけ。
 ですから、身体全体が一瞬で発生可能となった今は、昔の何倍もの破壊力、パワーが期待できるんじゃないでしょうか。

 一方ブルックさんは、あいかわらずコントを展開して飽きさせないゼオと交戦中。
 なんと、首が外れてしまったブルックさん。
 おお、やっぱり外れても大丈夫なんだ〜。
 ってことは、骨単位という制約はあるにせよ、バラバラの実みたいな強みもあるってことですね!
 そのうち手だけで行動とか、下半身だけで歩いてるとか、そういうネタもやってくれそう。

 そして明かされる、ブルックさんの新しい能力。
 なるほど、ヨミヨミの実の真の能力は、魂の力が現実の強力な力として利用できるようになるということでしたか。
 たとえば、魂を込めて音楽を奏でれば、それは人々の魂を大きく震わせて幻覚を見せることもできると。
 なるほど、だからソウル・キングだったんですね!
 今頃気づきましたわ!(笑)

 あともう一つ、手長族が研いだという、氷の魔剣“魂の喪剣(ソウルソリッド)”もいいですね。
 同じ剣士という属性でも、歌の魔力と氷の魔剣で、ゾロとはだいぶ住み分けができてきました。
 コメディリリーフとしての役割が多かったブルックさんも、これで出番が増えるでしょうかね?

 一方、今週はウソップが最高に渋かった!
 昔のように逃げ回り、弾を外して相手に舐められていたかと思えば、ここで驚きの「お前はもう死んでいる」宣言!
 予告勝利宣言とは!
 当然馬鹿にするダルマザメですが、それに対するウソップ、これ最高!

「まいった… おれも衰えたな
 
 昔はもっとウソをブチかましたもんなのに……

 今やそれができちまう!!!」


 なんという確信に満ちた表情!!
 これはハッタリじゃなさそう!
 自分の腕に自信を持っている男の顔がここにあります。
 これでその罠が失敗したりしたら、それはそれで笑えますが、これはウソップ本気の確信でしょう〜。
 うわーウソップ、ムチャクチャかっくいーぜ!
 いったいどんな罠が発動するのか、これは楽しみですぞ!



■実体のない敵

 そして、今にも落っこちてきそうでなかなか落ちてこないノア関連。
 今回は島中にひびきわたる国営電伝虫の音声だけでルフィたちの動きを想像させられる流れでしたが、いったいなにをしようっていうんでしょう。
 いかにルフィのギア3だって、ノアの大きさとはスケールが違いすぎると思うのですが。

 そんな土壇場で、ホーディについて語りだすフカボシ王子。
 おいおい、そんな事は後でいいじゃないかー、今はとにかくノア阻止に全力を尽くそうよーとか思っていたら、なんと意外!!
 なんですと!?
 ホーディには、過去、なにもなかったですと!!?
 人間に恨みを抱く、「さもありなん」というような悲しい過去とか、そういうのが一切ないと!!
 ここでワンピ名物の過去編が挟まるのかな? とかちょっと思ってたら、いやーこれは一杯食わされた。

 ふーむ、そうか、ホーディは魚人島に溜まった怨念による、純粋培養の怪物だったんですねー。
 自分になんらかの恨みの芽となる原体験があるわけではなく、ひたすらに魚人島の環境だけがホーディを産み、育てたと。

 なるほど、それこそがあのオトヒメ王妃が断ち切りたかった、恨みの連鎖なのかもしれませんねー。
 恨みは恨みを呼び、怨念は怨念を呼ぶ。
 だからどこかで断ち切らなければならない。
 子供たちに恨みの声を聞かせてはいけない。
 なるほど、オトヒメ王妃の恐れていたものの結晶こそが、このホーディというわけですかー。
 そしてオトヒメ王妃は、そのホーディに殺されたという事になるわけで。
 やるせないなぁ、オトヒメ王妃って人は。

 さてしかし、そんなホーディもエネルギー・ステロイドを全弾投入したのか、ものすごい形相で吠えてます。
 ノアの落下阻止と、ホーディとの決着と、広場の戦い。
 すべてがクライマックスに向けていっぺんにタイミングを合わせてきたかのような流れですねー。
 さぁルフィ、どどんと一発派手に決めて欲しいところです。

 ところでルフィ、今週ずっとどこを見てるの?
 位置関係的に、ルフィの視線の先にあるものと言うと……しらほし姫の雄大なふたつのお乳しかないんじゃないかと思えて仕方ないんですが(笑)。
 ルフィめ……特等席か!!



■ジャンプ本誌の感想はこちら→前編



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