2011年09月07日

週刊少年ジャンプ2011年39号 感想<後編>

 ということでジャンプ感想後編でっす。

■前編の感想はこちら





 後編の感想は、

・スケダン
・めだかボックス
・H×H
・ブリーチ
・ぬら孫
・magico

 の6本でお送りいたします。



SKET DANCE

 なんだこれ! 最高か!!
 またどうせ途中で作戦が破綻しそうになってドタバタするんだろうなーと思ってたら、なんというクリティカル回!
 登場人物みんなのキャラクター性が大爆発。
 これまでみんなが育ててきた持ちネタ(?)がどかんどかん投入されて、まさにネタのわんこそば状態。
 いやー、なんというか、これまでの総集編というか、美味しいトコ取りみたいな最高の面白さでした。

 作戦を説明されてる間、いちいち一喜一憂感情を起伏させるサーヤの楽しさ。
 ミチルさんにツッコんだりサーヤをかばったりボッスンに気を遣ったりと、大忙しのヒメコ。

「下手か!」

 のシンプルかつ痛快なツッコミはもはや定番と化してますねー。

 細かい作戦に関しては、

「ここは椿ちゃんには話さず

 何らかの別の方法でどうにかやる

 方法はまた別途考える」


 と超投げっぱなし加減には耐えられなかった(笑)。

 棒読みで演技ベタが発覚したサーヤに対して、演技過剰の圧倒的濃さを見せ付けるミチルさんのインパクト。

 「中尾彰か!」

 のツッコミも秀逸でした(笑)。

 そして美味しいところのないボッスンは椿の変装をしつつ

「いいよ\(^O^)/」

 来ましたコレ(笑)。
 美少女フィギュア編から流行りだして、未だに定着してるんですねー。
 これからもボッスンとスイッチの合言葉的なものになるのかも。

 そして地味ながらもスイッチが美味しい役回りでちょくちょく顔出し。
 機転を利かせて事態を収拾させたり、さすがスイッチ。
 しかしアドリブでセリフ変えたりして共演者をびっくりさせちゃうところもスイッチの確信犯なんでしょうね(笑)。

 かくして作戦はなんとか完了。
 安形は見違えるように勉強に身を入れて……と思ったら!
 なんだそりゃ!!!(笑)
 まさかの続く!
 3回まで続くとは思ってもみなかった!!(笑)
 いったいどうなってしまうんでしょうか!

 しかしこれ、椿とヨリを戻して即別れるって、冷静になってみればその行程一切いらないですよね。
 たぶんみんなテンション上がっててワケわかんなくなってるんですって(笑)。
 でもそんなところがスケット団らしい。
 あー面白かった〜。



めだかボックス

 ワンダーツギハのマジカル炸裂!!
 いやーここまでの破壊力とは、おみそれしやした!(笑)
 本体を倒すが正解なんじゃないかなーと思ってたんですが、まさかそれをここまで圧倒的パワーでやり遂げるとは。
 いったいこの子に何があったんでしょうか(笑)。

「この『賢者の石』で

 やっつけてあげるから!」

 瓦 礫 じ ゃ ん !!


 には腹筋がよじれるかと思いました(笑)。
 いやー面白かった。

 しかし、この試験が試したのは、いったいどういう素質なんでしょうか。
 それぞれの試験にはこの候補生たちの資質をためしたり、あるいは現生徒会との交流をはかるとか、そういう目的があったのだろうなと思うのですが。
 今回の試験が目指した目的ってなんなんでしょうね?
 健全な妄想力?(笑)
 最終関門がこれということに、なにか意味があるんでしょうかねー。
 うーん。

 と、思っていたら、なんとそこで球磨川裏切りィイイイーー!!
 誰もがいい感じのムードになっているところ、あえてそこで裏切るとは!
 まさにタブーなし!
 むしろ、誰もが予想しないからこそそこを狙うという狡猾さ!
 これぞ球磨川と言うべきなんでしょうね!
 この男に改めてシビレましたわー。
 球磨川禊、最高にジョーカーです。
 味方になれば最も頼もしいけども、最も信用のおけない存在。
 黒でもなく白でもなく、どこまでもグレー。
 ともすると黒よりも厄介な存在かも。

 しかし、一瞬後にはめだかの足元にブッ倒れているという、そこもまた素晴らしく球磨川禊(笑)。
 そんなところも最高にジョーカーですわー。
 いやー、相変わらず反省もしなければいいヤツにもなったわけでもないですが、しかし最高にかっこいいです。
 不思議な魅力を持ったキャラになってくれたものです。

 さぁ、最終関門突破でこれでオシマイかと思ったら、ここでどうやらボーナスステージ?
 その名も「めだ関門」
 真のラスボスはめだかその人でしたかー。
 ってアレ?
 結局善吉は来ないずく?(笑)
 どういうこっちゃーー!



HUNTER×HUNTER

 ああ、こういう結末となりましたか…。
 なんと甘い。
 甘ったるく、悲しく、そして切ない。
 これまでの殺伐とした凄絶な展開とは打って変わった、しんみりとした決着です。

 パームに訴えかける王の言葉に嘘偽りはない。
 というか、王が嘘偽りなんて言うハズはないんですものね。
 それはパームとて分かっている。

 王の言葉が、パームの隠れていたクローゼットの扉を開くのと同時に、パームの心も開く。
 この描写、ベタだけど好きだわー。

 なおも執拗に王を否定しようとするも、さすがに王の土下座のそぶりまで見せられてしまっては心が折れるか。

(ゴメンねキルア…

 約束…破っちゃったよ)


 というパームの述懐は、おそらくコムギを蟻には渡さないという約束の事でしょう。
 まぁ、あの約束はピトーに対する人質の意味だったわけですから、すでに使命をまっとうしているんですよね。
 だから問題ナシ。
 パームの判断は、間違っていないと思います。

 なにせ、嘘をつかない王自身が、戦いは人間達の勝利だと言っているのですから。
 そうか、これでもう終わりなんですね。

「人間の存亡を背負っての戦いならば

 もう終わった」

「お主達の勝利だ

 戦いは終わった」


 いやぁ、まさかこんな静かな結末を迎える事になるとは思いもしませんでした。
 つまりは、会長の勝利であり、会長に貧者の薔薇をしこんだ人類の悪意の勝利ということですか。
 そして、その貧者の薔薇が炸裂するまで護衛軍を釘付けにできた、ゴンたちの勝利であると。
 なんだか、肩の力が抜けてきたというか、どこか寂しいような、そんな不思議な気持ちです。

 王は残り少ない命を、コムギとの軍儀に。
 プフは、一人孤独に死亡。
 コムギの鼻水まみれの寝顔が、ただひとり無邪気で、この上なく切ないですわ。

 ところで、気になるのはやっぱり貧者の薔薇の「毒」ですよね!
 王は全てを理解したうえでコムギとの軍儀を選んだわけですから、コムギと打っている間は毒はまだ感染しないっていう判断でOK?
 吐血した瞬間毒がばらまかれるってことなんでしょうか。
 心配だなぁ〜。
 あ、そうするとというか、どっちにしろプフが倒れている周りの人たち……全滅確定ですよね……。
 うわぁ〜。



BLEACH

 織姫とチャドが出てきて、お? これでやっと覚醒か? と思ったら、あれまぁ戦線離脱。
 ほんと報われないというかなんというか。
 織姫はともかく、チャドがしっかり活躍できる日はいつのことなんでしょう。

 そして、おなじく駆けつけてきたリルカたち。
 一護の力をみんなんで欲しがってたんですね。
 まるで吸血鬼のようなおぞましさを感じてしまいました。

 しかしそんな中でもちょっとリルカはいい子なんですねー。
 今後仲間になるのかな?
 織姫もリルカとは心を通じ合わせてた感じでしたしね。

 しかし、そんな彼らに銀城、有無を言わせず一護のパワーを分け与える。
 一斉に新たな力に目覚める!って展開ですが、おいおい、一護のパワーどんだけ凄いんだと。
 たしかこれって一護の力の「うわずみ」に過ぎないんですよね。
 だとすると、彼らがいかにパワーアップをしたところで、一護の本質はそれ以上に遥かに上ってことがどんどん証明されていくだけなのではないでしょうか。
 いったい一護、何者なのだと。
 相変わらず一護の正体こそがこのブリーチ最大の謎なのだよなぁ〜と改めて思いました。



ぬらりひょんの孫

 てっきりつららを鬼纏うのかと思ってたら……
 かっけーーー!
 リクオ新形態、発動っ!

「お前らは

 オレが半年間何もせず…

 ただ待っていただけだと思ってたのか?」


 いやもう、キメまくってくれました、リクオ!

 髪が伸び、やや黒味を帯びてちょっと鯉伴っぽくもあり、荒っぽい口調をした、まったく普段とは違う雰囲気。
 ちょっと背が伸びて大柄になったような感じもしますし、これは大人になったリクオってところでしょうかね?
 その手に握った刀に髪の毛がからみつき、刀身が真っ黒に染め上げられているのも気になります。
 これは、いったいどういう力なんでしょうか。
 圧倒的パワーを見せつけ、雷電粉砕!
 この力のことは、つららも知らなかったみたいですね。

「よぉー…二人とも

 無事だったかい?」


 って、なんでしょうこの気安いノリは(笑)。
 もしかして江戸っ子の鯉伴さんがちょっと乗り移っちゃってるんじゃないでしょうかね!
 


magico(マジコ)

 推定4〜5トンの圧迫祭開催!
 シオン、なぜそんなところに顔をつっこんだ(笑)。
 いや、けっしてわざとじゃないとは思うけど!

 しかし4〜5トンもの重さとなると、気持ちいいとか柔らかいとか何も感じないと思うんだ!
 ただひたすらに「圧死」だと思うんですけどね!
 それでもきっとシオンなら想像力だけで鼻血シチュなんでしょうねー(笑)。
 いやーなんて幸せモノ。

 しかし、ラストのシオンの言葉がめずらしく裏目ってましたね!
 女の子に体重の話するのはやっぱりハードル高いですわー。



まとめて

 ということで、新連載『クロガネ』の始まった39号感想でした。
 来週の予告をみると、他に始まる作品はないようですし、今期の新連載はクロガネ一本みたいですね。
 珍しい。
 しかしこれでエニグマは命を救われたといったところでしょうか。
 マジコも最近気の抜けないところにいますし、二作品ともこの間になんとかしないとですねー。

 ところで、銀魂とスケダンの例のコラボが今度アニメになるんですってね!
 それぞれ会社がちがうってーのに、なんて美味しい企画をやってくれるんでしょう。
 やー、これはめっちゃ楽しみですわー。
 この企画を通してしまった敏腕スタッフ、グッジョブです!



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