2011年08月22日

週刊少年ジャンプ2011年37号 【18×2×30は? 力を合わせて勝利を掴め! いろんな意味で合体技オンパレードなジャンプ37号】 感想<前編>

 8月だってーのになんだか肌寒いんですけれどもどういうことなんでしょう。
 明日からはまた30℃越えの日々が戻ってくるらしいですけど、でもこう寒暖の差が激しいと体が参っちゃいますよねー。
 スタミナ系でもがっつり食べてがんばろうっと。
 というわけで、合併号休み明けのジャンプ感想、いきまっす!





 前半の感想は、

・ブリーチ
・ワンピ
・ナルト
・トリコ
・バクマン
・ST&RS
・スケダン

 の7本でお送りいたします。



【巻頭カラー】 BLEACH

 ブリーチ10周年達成記念の表紙&巻頭カラー!
 見開きカラーにて、まさに「初心」といった感じの一護とルキアのコンビ。
 いいですねー。
 そして物語はちょうど、一護再覚醒!って感じで、バッチリすぎるくらいバッチリなこのタイミング。
 まさかとは思いますけど、久保先生、今週にこの展開をあわせてきたってことはないですよね〜(笑)。

 さて、本編ではルキアがいきなり強烈な飛び蹴りツッコミを(笑)。
 これ、左乳かと思ってびっくりしてしまって、――ああ、そういう意味で「逞しく」なったのか〜、一護も言うようになったなぁ〜、でもちょっとこれタレ気味じゃない?――とか思っちゃったんですが。
 いやいや、普通にそんなことはなかった。ただの左袖でした(笑)。
 ちぇ、ちょいとばかりドキッとしちゃったぜー。<ドあほゥ

 そして、ルキアだけではなく、ソウルソサエティの力強い仲間達のおかげでついに力を取り戻した一護。
 見事なまでに「今のはメラゾーマではない……メラだ」をやってくれました(笑)。
 いやー、テンプレだけれども、やっぱり痛快です。

 一護をさんざんだまくらかしてくれた銀城さんは一気に雑魚化。
 いやーこれだけ小者臭ぷんぷんされると憐れですらありますなー。

 さぁ、一気に形勢逆転な勢いですが、ここから一気呵成に一護たちの勝利となるのでしょうか。
 それとも、なんらかの新しい障害が立ちふさがってくるんですかね?
 さてさて。



ONE PIECE

 別エントリーにて。



NARUTO-ナルト-

 イタチとナルトとビーの合体技炸裂!
 アツいな〜これは。
 単純にこういうの好きですよー。
 今週はトリコもそうでしたが、合体技ってやっぱり妙に心動かされるものがあるんですよねー。
 なんででしょう。
 普段は出来ない特別感とか、これまでの物語の糸が一箇所に集まる高揚感とか、そういうのがあるんですかねー。

 そして封印されてゆく長門からは、シリーズ三部作にかけて信頼と応援の言葉が。
 たしかに続編でガックリってことは多いですよねー。
 でもそういうのって大概三部目もダメなことが多いようn……ゴホゴホ。
 あ、でも『バタフライ・エフェクト』3作目が1ほどではないにしてもすごくよかったらしいですね!
 まだ観てないんですよ。
 今度観てみようっと。



トリコ

 アツい! これはアツい!!
 落下してくる「山脈」という壮絶なスケールの危機に際して、彼らが選択したのは2人の必殺技を合成してしまうこと!
 18連×236連ツイン釘パンチを、30倍スーパーフライ返しで跳ね返す!

 18 × 2 × 30 = 1,080 !!

 なんという馬鹿計算!!
 なんというムチャクチャな掛け算理論!
 しかし、これこそが伝統の熱き魂のバトル理論なのであります!
 古くは、『キン肉マン』で、超人パワー100万のウォーズマンが、ベアクロー2つで200万、いつもの2倍のジャンプで400万、さらに3倍の回転で、しめて1200万超人パワーだ!というのがありました。
 もっと古くは、バクマンで今の子供達にも有名になった『あしたのジョー』ですが、ジョーのクロスカウンターが相手のストレートを4倍の威力で返して、それをウルフ金串がダブルクロスで返して4+4で8倍、さらにそれをジョーがトリプルクロスで返して12倍!!なんてね。
 いったいどういう理屈だかよくわからんけれども、とにかく凄そうだということだけはよく分かる。
 そういうムチャクチャ計算理論の魂こそが、バトル漫画における正統、王道の超計算理論なのかもしれません!
 いやー、この伝統を、今ここに、またもや拝むことができようとは!
 トリコ、よくぞやってくれました!

 なるほど、サニーのスーパーフライ返しは、単発でも凄い強いですけど、仲間の力の増幅器として働くととんでもないことが出来そうですね!
 いやー面白いなートリコ。
 それぞれの四天王が、得意技やキャラ性のみならず、こういう役割の違いという面でもしっかりと際立っているんですよねー。



バクマン。

 おおー! 七峰君は、まさに亜城木コンビによって人生観を変えられた青年だったんですねー。
 金と知恵こそ全てということを漫画によって教えられ、自分でも実践して確信し、それが人生観そのものとなった。
 だからこそそれを今最高の形で結実させた「漫画製作会社」をで亜城木夢叶と戦いたいと思ったわけですかー。
 なかなか一貫しているじゃないですかー。

 前回は、こうなると金ではなく知恵だけで戦ってた感じですかね?
 で、やはり重要なのは金だと。
 今度こそ亜城木夢叶によって教えられた事すべてを実践できるってことなんでしょうねー。

 なるほど、今回のエピソードは、亜城木夢叶の漫画がどれだけ読者に大きな影響を与えているのかという事を教えてくれているようにも思えます。
 エグイことを描けば、それによって敏感な子供は大きな影響を受けるかもしれないと。
 そういう性質を持っている漫画を亜城木夢叶たちは描いているってことを、邪道漫画を得意とするからには自覚しなくてはならないのかもしれません。
 そういうことを分からせるために、今回の戦いは起こったんじゃないですかねぇ。

 いやいや、まだまだ戦いは始まったばかり。
 そう断定しちゃうのはちょっと早計かも。

 しかし、採算は最終的には度外視とハッキリ割り切っちゃったところが七峰君かっこよかった。
 手段を選ばず、勝てばよかろうなのだというのは潔い。
 悪の美学って感じですよ。

 あ、でも、もしこれが本当にビジネスとしてやっていけるのであれば、これはこれでアリだよなーとまだ思えちゃうんですよねー私(あくまでビジネスとしてやってければという条件つきで)。

 見方を変えれば、これもひとつの「チームワークの合体技」なのかもしれませんしね(笑)。
 これももしかしたら友情、努力、勝利ですって。
 でも、それらは親の金という結束線があるからこそ結ばれてるわけですけどね(笑)。

 あと、ジャンプが年配のベテラン作家ばかりになったとしても、それが本当に面白いんであれば私としては大歓迎です。
 例えそれが元々他誌の作家だったとしても関係ないですねー。
 面白いかどうか、そこだけですよ。

 もちろんその面白いかどうかというはとても広い意味を持っていて、ジャンプらしさである少年漫画らしさが保てればという条件がついてきます。
 どんなに面白くてもジャンプ的でなければイヤです。
 でも、その条件というのは、広大な敷地面積を持っていて、キザな言い方をすれば空は無限に高い。
 たとえそれが老人作家だろうが、少年漫画として最高に面白ければ連載されて欲しいんです。
 私は正直そう思いますねー。

 若手が追い出されたとしたら、それは若手に力がなかったってことだと思います。
 デビューできるステージが減って若手作家のためにならないというのは、運営スタンスの視点であって読者にとっては短期的にはなんにも関係のない話です(長期的にはマイナスかもですが)。
 だったら、別に若い作家用の雑誌を作ればいいじゃないと、読者にしてみたら言うかもしれないですしねー。

 経営や雑誌運営の視点、作家の視点、読者の視点、それぞれにこれは意見のあることだと思います。
 即断で「悪」のやり方だと断定するのはまだまだ難しい題材なんじゃないですかねー。

 ただ、やはりこの手法でやっぱり心配なのは、作品の一貫性がこのシステムで保てるのかってところですねー。
 前回の七峰システムでもそうでしたが、今回のシステムでもそこはあまり変わってないような気がします。
 何十話もかけて一本スジの通った話を書くってことは難しそう。
 9巻の伏線を60巻で回収なんていうワンピのような離れ技は、さすがにちょっと無理でしょう(いや、どんな漫画もまずしませんがw)。

 あと、以前ネットであったネタですが、アニメ漫画のヒロインをいっぱい画像ソフトで合成して混ぜていったら、最終的にはいわゆるモブキャラ……背景にいる大勢の中の一人……みたいな顔が出来上がったそうです。
 そんな感じで、良品かもしれないけれどもベルトコンベア式に大量生産することで、どれも似たり寄ったりな感じになったりしないかと。
 そのへんも気になるところです。

 さて、この戦いはどうなるんでしょうか。
 亜城木コンビに知らせて、あと小杉さんにもべつに隠すそぶりもないってことは、たぶんこのあとジャンプ編集部もこの事を耳に入れるんでしょう。
 そうなったら、いったいどうなるんでしょうねー。
 なかなかちょっとファンタジックな思考実験みたいな状況みたいになってきましたが、これはこれで興味をひかれちゃいますぞ。
 実際、こういう事やったらどうなるんでしょう。



【センターカラー】 ST&RS−スターズ−

 7話目で「大反響御礼」センターカラー!
 おおお! これは嬉しいなー!
 ひとまず10話打ち切りはなさそうです。

 しかし、栄えあるセンターカラーを飾るのがフィフィー先生って。
 お色気要員というだけではなく、正式にヒロイン認定されちゃった感じですね(笑)。

 さて本編は、緊迫の月面崩落事故・救出作戦。
 この漫画で初めての命のかかった緊急事態ですが、なかなかうまいこと盛り上げながら解決に導きましたねー。
 白舟の次元力はもちろんのこと、深海にも、宙地くんにもしっかりと見所が設定されていたのが上手かった。
 まさに、みんなの力を合わせて勝利を掴む。
 チームワークの勝利。
 なんだか今週のジャンプはそういうのが一杯じゃないですか。

 深海くんは有能ながらまわりの人間の有能さもしっかりと評価できて好感が持てますねー。
 また宙地くんも冷静な判断力、胆力を感じられて安心感がありました。

 さて、そうなってくるとやっぱり気になるのはめぐるちゃんの今後の展開ですが、どういう力を発揮してくれるんでしょうね。
 今回はめぐるちゃんのR1だけ死んでないという幸運に恵まれたわけですけど、それはけっして実力ではないですからね(いや、あるいはもしや?)。
 やはり、例の強烈な握力が関係しているんでしょうか。
 どうなんでしょう、マッチョ系活躍の少女キャラって(笑)。

 さて、これで二次試験は終了かな?
 あとはバーッと月日を経たせて、一気に合格者発表でしょうか。
 それともまだまだ関門は用意されているんでしょうかね。



SKET DANCE

 そして、こちらはみんなの力を合わせて勝利をつかめなかった代表(笑)。
 まさかのチェリー再登場に、ゲスリング部員総登場。
 しかも速攻で廃部とか、まぁでもこいつらなら当然でしょう(笑)。

 しかし、開き直ってデージーに突撃したチェリーは最高にゲスでしたけど男前でした。
 ゲスだけど、なぜか男らしくすら見えるという。
 そう、男子たるものこのくらいでないといけないのかもしれません。
 草食男子に活をと。
 いや、もちろん女の子を嫌がらせてはダメですけど(笑)。

 廃部しても、結局かわらず教室の片隅でゲスリング。
 そりゃそうだ(笑)。
 つーか高校生男子なんて、程度の差こそあれ、ほとんどみんなこんなもんでしょう(偏見w)。
 男子だけで数人集まれば、だいたいこんな感じですって。
 すなわち、男子すべてがゲスラーなのだという、篠原先生からの堂々たる愛のメッセージなのかもしれませんな!(笑)

 今日もどこかでゲスリング♪
 今日もどこかで、ゲスリ〜ン〜グ〜♪



 といったところで前半戦終了。
 続きは後半にて〜。



 明日もどこかでゲスリング♪
 明日もどこかで、ゲスリ〜ン〜グ〜♪

 ↑ちょっと気に入ったらしい。



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Excerpt: ネタバレ注意・・・・ってほど書いてないです取りとめのない感想のみでwww銀魂は後ほど〜〜〜〜〜表紙巻頭カラーはぶり久しぶりのルキア・・・何だか顔変わってね?死神の皆さん...
Weblog: 徒然”腐”日記
Tracked: 2011-08-23 15:10
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