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【コミック派ネタバレ注意!】
【感想小タイトル】
■ヒーローと肉
■演出家ジンベ
■一人で充分だ!!!
■ヒーローと肉
今週はまず、回想で「海の森」でぶつかり合おうとするルフィとジンベエさんの場面から。
ホーディを倒すなら闇雲に戦うのではなく、この島のヒーローになってくれと言うジンベエさんにルフィ、ヒーローと言う言葉に拒否反応を示しました。
いつもヒーローに憧れてるルフィなのに、これはちょっと意外でしたが、つづくルフィの言葉が深かった。
「例えば肉があるだろ!!
海賊は肉で宴をやるけど
ヒーローは肉を人に分け与える奴の事だ!!
おれは肉を食いてェ!!!」
結論としては、ジンベエがルフィに肉を食わせる約束をしたことで丸く収まるという、なんとも笑えることになってくれたんですが、しかしルフィの言っている事は意外と真実を突いているように思いました。
肉は、おそらくルフィなりの「大切なもの」の比喩で、ルフィは自分の大切なもののためにこそ戦うのであって、見ず知らずの他人の大切なもののために自己犠牲とかで戦いはしないと、そういうことを言いたかったのではないでしょうか。
もちろん、ルフィだって人の大切なもののために戦うことはあります。
しかしそれは、誰のためにでも戦うわけではないと思うのです。
自分が仲間だと思う相手だったり、友達だと思う相手だったり、海賊の誇りのかかった時とかだったり。
それはやっぱりルフィにとっても等しくかけがえなく「大切なもの」である時だと思うのです。
ルフィの考える真のヒーローは、そういう事すら関係なく、本当に無関係の人ですら助ける存在なんじゃないでしょうか。
自分の肉=大切なものを諦めてでも、その人々の大切なものを守ろうとする、あるいは分け与えようとする存在。
そういうのとは、自分は絶対違うと、ルフィは言いたいんじゃないかなぁと思いましたねー。
なんか、そういうところにこそこのワンピースの海賊像、ルフィの独特のヒーロー像はあるんじゃないかと思うんですよ。
■演出家ジンベエ
なるほど、全ての作戦はジンベエさんの演出だったわけですか。
ルフィを、魚人島のヒーローとして盛り上げる演出。
ジンベエさんたちのピンチをみはからってルフィたちが登場することで、誰の目にもルフィの立場を明確にしようとしたと。
なかなかの演出家じゃないですかジンベエさん
実はジンベエさん、意外とそういうヒーロー物が好きだったりするんじゃないですかね(笑)。
あと、作戦名をつけたがったりするあたり、意外とオチャメな御仁だったんですねー!
可愛いところがあるじゃないですか。
笑ってしまいました(笑)。
しかし、実際にはその演出どおりに行くどころか、ジンベエさんが演出するまでもなくルフィの登場を願う祈りの大合唱が自然発生することとなったわけで。
時代が動く時というのは、個人の思惑などはるかに超えて、そういう「うねり」みたいなものが起こるのかもしれませんね。
いやー、あれは胸震えましたもの。
これがジンベエさんひとりによる演出だったりしたら、あんなには感動はしなかったんじゃないかなぁ。
ルフィたちには応援なんてこそばゆいだけかもしれませんが、どうにも胸打たれましたってば。
■海賊の王者
そして場面は、ふたたびギョンコルド広場へ。
大見得切ったのに、ルフィたちに完全に無視されちゃったゼオさん。
なんかこの人いいキャラしてますなー(笑)。
一方ルフィは、あの蛇姫ボア・ハンコックをも陥落させた「女たらし」の才能を着々と発揮し、しらほし姫をメロメロにしつつあるようで(笑)。
この名前を呼ばない→覚えるの流れはルフィの常套手段になりつつあるようです。
ホーディの裏切りを秘密にしていた事を謝るしらほし姫。
その行いをむしろ肯定するジンベエさん。
なるほど、しらほし姫のその思いこそが、魚人島の未来に希望をもたらす小さな萌芽だと言う訳ですか。
そしてその芽を守ることこそ、わしらの務めと、そういうことなのでしょう。
なるほど、それならばおおいに納得。
先週は、しらほし姫のやったことはホーディの言うとおり、愚行のそしりも免れられないのではないかと思いましたが、将来の魚人と人とを繋ぐための小さな手がかりという意味であるなら、おおいに納得と言うものです。
そして、そのためならば命も捨てようとでも言わんばかりのジンベエさん、あんたこそヒーローじゃないのかね? と、そんなふうに見えてきましたよ。
しかし、そんな場面に割って入るホーディ。
いまだ強気。
この島を支配したら次は世界会議で人間の王達を血祭りに上げ、世界中の人間達を奴隷にし、さらには海賊の世界をも奴隷にしてやろうと大見得。
でも、ここで海賊王の名前をだしてしまったことがホーディの運の尽きでした。
見事ルフィの逆鱗に触れてしまうことに(笑)。
襲い掛かる10万人の新魚人海賊団。
そこに、ルフィの覇王色の覇気が炸裂!!
一瞬にして5万の兵が倒れてしまいました!
あっけにとられる海賊たち、魚人たち。
しかしこれを見た仲間達の言葉がまた心強かった。
ロビンも、サンジも、ゾロも、覇気を当たり前のように知っていて、サンジは
「“覇王色”
やっぱ資質あったかあの野郎」
とかなり詳しい感じ。
さらにゾロに至っては、
「これくらいやっても貰えねェと
船長は交代だ」
と、もしやゾロも覇気を!?といった印象すら受けるという。
いやー、なんとも頼もしい面々よ!
ワクワクが止まりませんっ!(笑)
そしてルフィも一言!
「“海賊”の王者は
一人で充分だ!!!」
ドン!!!
さぁ、これでルフィには戦うだけの充分な理由ができました。
ヒーローなんてとんでもない。
友達の大切なものを守るための戦いってだけでも充分でしたが、相手が海賊王の言葉を出したのならもう容赦はしない。
もうルフィを止められるものは何もなくなりました。
さぁ、いよいよ開戦だーーー!
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「使えねぇやつだった」どころか手に負えない狂人だったデッケンさん。もしホーディが望みどおり魚人島の王となってもすぐさまデッケンが投げつけたノアが突っ込んできて彼の恐怖の魚人王国はやっぱり即終了。
そして今現在、ルフィの逆鱗に触れ麦わらの一味を敵にまわし、ボコボコにされて彼の恐怖の魚人王国は始まる前に終了(予定)。
ダメだ。彼が成功する絵が浮かばない・・・・。
あの戦争の凄さを見ていたら、そんな野心は絵空事だったと、消し飛ぶんじゃないかと思うんですが。
そうですね、ノアの箱舟が突っ込んできた時のホーディの顔が見ものですね(笑)。