2011年08月03日

週刊少年ジャンプ2011年34号 感想<後編>

 本日更新されたウェブラジオ『さよなら絶望放送』に投稿が初採用されて有頂天のBOSSです(自慢自慢♪)。
 ネタはスルー気味だったんだけど、声優さんに名前を呼んでもらえたし、大好きな絶望放送にちょこっとだけ貢献することもできましたし、その長い歴史の片隅に名前が刻めたしってことで、いろんなことで大満足です。
 放送、この8月いっぱいで終わりみたいですしねー(ボソッ…

 まぁそんなジャンプと関係ない話はこのへんで、後編感想いきましょう。
 今日は残業だったんで時間がないんだった。
 ヒッヒッフー。
 ヒッヒッフー。

■前編の感想はこちら





 後半の感想は、

・【金未来杯】ツキミのソバ
・スケダン
・いぬまる
・ぬら孫
・ブリーチ
・magico

 の6本でお送りいたします。



金未来杯エントリーNo.3 ツキミのソバ
※金未来杯の感想方針についてはこちらをご覧ください。

 金未来杯3本目は、昨年の『戦国バショウ』に続き今回で2度目のエントリーとなる、小倉祐也先生による、ボーイ・ミーツ・ガールなドタバタ(バトルもあり)もの。

 いきなり「あいかた…だ」と女の子が抱きついてきたので夫婦漫才ものかと思ったら、いやいや、そんなことはなかった(笑)。
 かぐや姫をモチーフに、戦姫とも呼ばれた凄い力を持つ月の女の子が記憶をなくして地球の男の子テンカスのところに居候。
 ToLOVEるなドタバタ喜劇や、戦姫の力を狙う敵とのバトル、そして通常時は幼女状態である戦姫の可愛い姿も楽しめるという、なかなか素敵なゴッタ煮料理。
 正直な話、画力はちょっと残念な感じがしてしまって、女の子のスタイルとか悪役の筋骨隆々さとかはあまり光らず。
 しかしそれをカバーするよう演出面が基本を押さえていたのでちゃんと読めました。

 やっぱり一番目を引くのは、この幼女モードのかわいさでしょうねー。
 いささか各所擬音が狙いすぎな気もしないでもなかったんですが、顔でソバを飲むとか、耳をつかまれてプラリーンとか、これはなかなかやられました(笑)。

 しかし、ちょっと気になったのは主人公のテンカスの、女の子に対する移り気さ。
 少々節操がなさすぎな気がしまして、あまり好感が持てなかったのですけれどもどうなんでしょう。
 そもそも論で言ってしまうのはちょっと気が引けるんですが、好きな女の子がいる男の子は、「女の子に言ってほしいセリフ」ではなく、「好きなあの子に言って欲しいセリフ」を妄想するんじゃないですかね?
 好きな子がいるのに、理想のセリフキター!とか喜んじゃうのは、言ってくれたら誰でもいいのかよーと、印象がちょっとだけ悪くなりました。
 むしろこの主人公が好きな女の子の存在は必要なかったんじゃないかなーと思いましたよ。

 また、テンカスの作るソバは、「母ちゃん」のために、いっぱいの「やさしい」で作ってるから美味しいんだというツキミの言葉ですが、父親の言葉によれば時々しかソバ打ってないんでしょ?というツッコミの余地があったりするのも弱かったポイントかもしれません。
 この漫画で描かれた日常場面に限って言えば、テンカスは好きな女の子のためだけにしか打ってないようにも見えますからねー。
 ここはやはり、相手が誰だとかは関係なく、ハッキリ分かりやすくするために、たとえば最近肩を壊して打てなくなってしまった父親のかわりに、テンカスが全てのソバを打ってるとか、そういうストイックで多少は無茶な設定にしておいたほうがハートルフに熱かったのではないでしょうか。
 
 あと、後半やや展開がセリフに頼りすぎではないかと、そのへんも気になりました。
 悪役が、なぜ自分達がこんなことをするのか、必要もないのに主人公たちに説明する展開というのはある種様式美であるとはいえ、そのあたりをもうちょっと理由付けしておいたほうがよかったのかも。
 ややこのあたりでもたつきを感じてしまいました。
 
 さてでは、「金未来杯グリメガ勝手にランキング」のお時間です。
 画力は、人物のパーツに描き慣れた部分となれてない部分がハッキリしています。なお一層の努力をお願いしたいということで55点。
 ストーリーは、整理するべき課題をいくつか抱えているのではないかという、提案の意味で55点。
 オリジナリティは、テンプレートなものの合成という印象ながら、好きなものをちゃんと料理している印象があったので65点。
 設定(連載に向くか)は、これはいくつもの名作がやってきた、不思議な女の子が突然オレの部屋にやってきた!というヤツで、さらに幼女+美少女どっちも兼用という、最近流行(?)のハイブリッド種。
 月世界というバックボーンもあり、もし連載になれば充分広がりも考えられるでしょうということで65点。
 キャラは、これはツキミに関しては75点で、テンカスに関しては50点という、大きく分かれる結果となりました。

 そんなわけで、総合点数は60点。
 ストーリー面やキャラクター面でやや厳しい意見となりましたが、まぁこれはただの私の好みという話なので、人によってやはり大きくズレるところだと思います。



SKET DANCE

 うわー、めんどくせぇ老人の長話が来た〜って思ったら意外と面白かった(笑)。
 サイクの梅子さんへの玉砕があまりにも痛々しすぎ。
 ズーンとへこたれてるボッスンと抗議の声を上げてるヒメコがいいですねー。
 もしかして、ヒメコは自分と重ねているところがちょっとはあったりするんでしょうかね。

 そして恐るべき事に、なんと全ては事実だったと!
 校門から出る会長の姿がなんともカッコイイ!(笑)
 なんだ、梅子さんとは結局上手くゴールインしたんじゃないですか。
 で、アメリカにわたった秀一とも、元総理のススムともいまだにあつい親交があって、すごく幸せな人たちなんですね。
 いやー、なんだかあったかいなぁ。
 なんとなくですが、ボッスンたちの未来をこの人たちの姿に重ねて見てしまいました。
 ボッスンたちもこんな感じに歳がとれたらいいなぁって思いますし、きっとそうなるんだろうなってなぜか確信できる、そんな幸せな回でした。



いぬまるだしっ

 うわーー、なんだかんだでたまこ先生とひと夏の思い出作りができてるいぬまるくんがウラヤマシスギルッ!!!
 そしてたまこ先生のHG姿の全身が見てみたかったのは私だけではありますまいっ!
 ハッ! そうか!
 いぬまるくんはこの後たまこ先生とちっちゃなダンボールのなかでHGなままぴったりくっついてたという事か!!!
 このっ! いぬまるめ!! いぬまるめえええええ!!!



ぬらりひょんの孫

 走るリクオ。
 百物語組が東京中に解き放った妖怪から人をまもりつつ、その人間からも逃げ続けなければいけない。
 そんななかでもしっかりと、三羽烏をつかって指揮を飛ばすリクオ。
 やー、指揮官としてサマになってきましたねー。
 このあたり凄くかっこよかったです。

 しかし、疲労は蓄積するばかり。
 そんな姿を見ていたカナちゃん、おずおずと「これ…よかったら」とペットボトルのお茶をさしだす。
 つららの顔が凄いことに(笑)……とはまぁさておき、ここのカナちゃん、よかったですねー。
 戸惑いながらも、一生懸命状況を理解しようとする女の子の頑張りがちゃんと見て取れました。
 「いいのかな…」と言って「あ いい…ですか? かな」と言いなおそうとしたり。
 こういうところがぬら孫らしくって、ああ、人物が生きてるってこういうことだよなぁ〜と妙に感心してしまいました。
 と・こ・ろ・が!

「そんなの

 関東妖怪総元締

 奴良組三代目総大将閣下で

 よかろうなのよ!!」


 と、悪鬼羅刹の如き形相で叫ぶつらら!!(爆)
 なんだこりゃーーっ!
 キサマDIOさまか!!
 「よかろうなのだー!」か(笑)
 つららとしてみれば、たかが人間風情が親しげに総大将に話しかける、その恐れ多さに怒ったのかもしれませんが、しかし私の目にはヒロイン戦線に異常ありと、すかさず察知したつららによるカナちゃん潰しとしか映りませんでした(笑)。
 なにも泣くことはなかろうにー(笑)。
 まぁでも、どっちのヒロインもかわいいですねー。
 よいことです。うむうむ。

 さて、次週はいよいよ本格対決編突入でしょうか。
 バトルも楽しみですが、この混乱のさなか、いかにして百物語組の手を上回り、リクオが敵幹部を見つけ出すのか。
 やはり気になるのはそこですねー。



BLEACH

 おもしれえ!
 あやしいニオイがしていたとはいえ、なんとここで銀城の正体が発覚!
 本当に敵だったとは!!
 それも、たんに一護にウソをついていたとか、月島に斬られて操られているとかそんなレベルじゃない!
 2度切らせて今「元に戻った」というから痛快じゃないですかー(笑)。
 いやもう、なんだかここはニヤケてニヤケてしょうがなかったですよー。
 敵ながらアッパレ!
 なんだかよくわかんなくっていまだに頭が混乱しちゃってますが、でもなんだか凄いことやられちゃったぞーって(笑)。
 この銀城さんのドヤ顔が、またなんとも言えない凄いドヤ顔レベルで素晴らしいじゃないですかー。

 さぁさぁ、とうとう敵の罠の最深部に落ちてしまった一護。
 ここまで月島たちが手を変え品を変え一護をいろいろと弄んだのは、一護のフルブリングを完全なものとして高めようという目論見があったってことなんでしょうが、いやしかし本当に見事にハマりこんだものです一護は。
 頼みの石田も一緒に斬られてしまってはもう打つ手もナシ。
 さて、どうなってしまうんでしょうか。

 ところで、どうでもいい話なんですけど、今週のジャンプってこう胸をグッサリやられちゃうシーンが妙に多かったですね(笑)。
 この一護が一番印象的でしたけど、あとmagicoのシオンに、ぬら孫の油断禁物さんもそうでした。
 ジャンプってたまーにこういうリンク現象があるんですよねー。
 不思議不思議。



magico(マジコ)

 ガスパたちが世界を滅ぼす理由、それは世界に拒絶され、哀れにも刃になって死んだ四男リオネルのため。
 すごくベタベタでありがちな過去話だと笑わば笑え、なんといたいけなるかなリオネル!
 こんだけ可愛い子が死んだら、そりゃあ世界も滅ぼしたくなるわさ!
 リオネルも可愛いし、子供の頃の兄弟たちも本当に可愛い!
 ああもう、いじらしいったらたまらないなーこの子たちは。
 そして、その悲しみと痛みのこもった傷から生まれた剣だからこそ、貫けぬものなどない!と根拠レスな叫びも本当に思いがこもってて説得力がある。
 そりゃあシオンの剣だって粉砕されるってもんです。
 シオン、胸グッサリ。
 今週三人目の胸グサ犠牲者です。

 さぁこれはどうなるんでしょうか。
 シオンにはもちろん勝って欲しい、エマにだって幸せになってほしいけど、でもこのガスパたちもなんとか救われて欲しい。
 いやー、なんとかならないものでしょうか。
 ここんところエマ成分の絶対的な不足によって飢餓状態に陥ってたBOSSでしたが、でも今週はリオネルの悲劇がとっても秀逸で胸いっぱい。



まとめて

 ということで、先週にひきつづき今週もやや本数少なめとなってしまいましたスイマセン。
 来週は、来週こそは!……ってね! あんま期待しないで待ってておくんなさーい。

 ところで、次週からなんと! ハンター×ハンターが復活ですってよ奥さん!
 さらにはアニメ化も決定!
 それもどうやら以前放送されていたアニメの続きではなくって、完全に新作として、一から作り直しということらしいじゃア〜りませんか!
 これはふたたびハンター熱が上がってきましたぞー!
 もちろん、漫画本編の続きこそが一番気になるところ。
 あのゴンさんはどうなったのか。
 キメラアント編はいったいどんな結末を迎える事になるのか。
 気になる事はいっぱい!
 次週より、またまた超過熱したジャンプの灼熱の時代が始まってくれそうです!



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