2011年07月26日

週刊少年ジャンプ2011年33号 感想<後編>

 さて感想後半戦いきますよー。
 今週はワンピがお休みなので火曜日更新です。

■前編の感想はこちら





 後半の感想は、

・鏡の国の針栖川
・【読切】斉木楠雄
・ブリーチ
・めだかボックス
・ぬら孫

 の5本でお送りいたします。



鏡の国の針栖川

 里見が走ったらパンツが見えるのは、第一話からちゃんと言われてたことだからわかる。
 ぺたんと座り込んだら見えちゃうのも、こういう子ならそうだろうなとわかる。
 最後のパンツも、これはおそらく盗撮魔かなにかの仕業でしょうからストーリー上のヒキという必然性がともなっている。
 しかしどうですか! この1ページ目1コマ目のおパンツは!
 なんの脈絡もなく、必然性もなにもない!
 とにかくおパンツ!
 ページをめくったら出会いがしらにおパンツ!
 ただそこに山があるから登るのさと言うように、ただそこに漫画があるからおパンツ様なのだと、言わんばかりの堂々たるおパンツ。
 いやー、凄いですよ叶先生。
 まさに我々は、叶先生の漢らしい「パンツ宣言」を目の当たりにしたのです。

「この叶恭弘が 金やちやほやされるために
 漫画を描いていると思っていたのかァーーーーーッ!!
 ぼくは『パンツを描くため』に漫画を描いている!
 『パンツを描くため』 ただそれだけのためだ
 単純なただひとつの理由だが それ以外はどうでもいいのだ!」


 と岸辺露伴ばりに叫んでいる叶先生が目に見えるようです!
 最高です! 叶先生!

 しかし今週の針栖川はもちろんそれだけじゃなかった。
 里見の幼馴染・松川咲が、なんとレズっ子だったことが発覚!!
 里見の勘違いだけでも充分今後の混乱が予想されていましたが、さらなる素敵カオス状態がこれで確定いたしました(笑)。
 いやー、なんて素晴らしい世界なんでしょう、この世界は!
 頼りになる姉御タイプが、実は一番危ないかもしれないという(笑)。
 なかなかたまらん設定じゃないですかー。

 それと、幼馴染だから相手のことはわかってるという相互のモノローグがありながら、微妙にズレ合っているというところもツボ。
 これからもいい感じに勘違いしあってくれそうで楽しみ。

 全体的になんというんですか、ドタバタ喜劇には必須条項かもしれないんですが、作品に溢れる幸福感みたいなものが素晴らしいですねー。
 いろいろトラブルが起こって凄いドタバタするけど、でも最後にはみーんな幸せになるんだよって言う、予定調和の幸福感みたいなものが。
 そういう幸せ感で作品が満ち溢れています。
 叶先生らしい、とてもいい雰囲気の作品になりそうな予感がしますぞっ。



【読切】 斉木楠雄のΨ難

 うちのPCでは、そろそろフルネームが一発変換できるようになってきている斉木楠雄。
 もういい加減『読切』ではありませんね(笑)。
 立派な不定期連載です。

 今回は予知能力にスポットを当て、死の予知が出てしまった燃堂を斉木楠雄が救おうとするお話。
 なんだ、斉木ってばなんだかんだ言ってやっぱり燃堂のことが嫌いじゃないんですね。
 バカだバカだと思いつつ、結局目を離せないわけですし、そして燃堂が騙されたと知ればカッと来てしまう。
 友情と呼ぶにはちょいとばかり歪ですが、なかなかいい関係じゃないですか。

 しかし、やっぱり友情は友情として、そろそろ女の子のレギュラーも欲しいところですね。
 読切にレギュラーを要求するのもどうかとは思うんですが(笑)。



BLEACH

 やっぱり月島は、一護を殺そうとか捕らえようとか、どうにかしようというわけではなく、一護に刺激を与えて様子を見ていたってところみたいですねー。
 いわば、実験のようなものでしょうか。
 あるいはこれも形を変えた訓練のようなものなのかも。
 最終的には、月島も銀城も実は結託していて、一護を鍛えていたってことになっても驚かないなぁ〜。

 さてさて、月島の目的はいったいなんなのか。



めだかボックス

 鰐塚さんが一気にデレ化。
 戸惑いまくりの阿久根先輩にたまらず笑っちゃいましたが、なるほど、デレて「腑抜けた」鰐塚さんこそ今の阿久根先輩を表しているわけですか。
 たしかにこれは分かりやすい。
 デレられたほうとしてみたら、デレてる子はかわいいかもしれないけれども、不甲斐なくてしょうがない。

 たしかに、適材適所と言う言葉があるように、大所高所に立って考えれば自分は表立たなくてもよいというときもあるでしょう。
 より有能な人物が事に直接あたり、自分はそれをサポートする事に徹することが、全体から見て最善であることもあるでしょう。
 しかしそれは、その人物の器が、それにふさわしい時のこと。
 本来は大型放水車の力を持つ者が、市民のバケツリレーに参加している状態というのはあまりにももったいないわけです。
 市民のバケツリレーはバケツリレーとして、放水車はしっかり放水車として仕事をするのが本当の適所であるということですね。

 図書委員長との戦いで、立派な頭脳戦をやってのけた鰐塚さんが、今じゃあこの体たらく。
 これはなんとももったいないというわけですよねー。
 なるほど、これが今の阿久根高貴というわけか。
 好んで人の下につき、バランスをとり、サポートに徹することを好む阿久根先輩ですが、しかし鍋島先輩やめだかに言わせれば、本来はもっと大きな仕事のできる男なのだと、そういうことなのでしょう。

 さてしかし、その阿久根先輩成長物語と同時に、なかなか興味深いのが悪平等の今回の攻撃方法。
 好意と敬意をもってなついてくる鰐塚さんを、いかに阿久根先輩はさばくのか。
 阿久根先輩の心の問題を描くと同時に、これが悪平等との戦いにもなっているという、面白い二重構造なんですねー。
 さてさて、どうやってこの妙なシチュエーションを脱する事ができるのか。



ぬらりひょんの孫

 先週、ついにカナちゃんの前で変身してしまったリクオ。
 さぁ、こうなるとカナちゃんの反応は? と、すごいドキドキしながら今週を待っていたわけですが。
 なんと、それどころじゃなくなってしまいました!
 落ち着いて正体バレの結果を楽しむどころじゃない、なんとここで一気に本格的な百物語組戦が始まってしまいましたか!
 たしかに掲載順位もいきなり危ないところに来てますし、なかなか悠長な事はしてられないでしょう。
 一気にバトルで盛り上げ、その危機的状況の中で人間ドラマを展開しようという、そういう戦法と見ました。

 しかし、アニメ第二期も始まったっていうのに、安心してられないってんだから恐ろしい話です(笑)。

 戦いのルールは、たしかに圓潮の言うとおり、ケイドロとジャンケンのあわせたもののような形。
 百物語組はすべての妖怪を放ち、人間たちを襲う。
 人間たちはそれらの脅威をリクオのせいだと思い込み、全力でリクオを追う。
 制限時間14時間の間、リクオたちは百物語組の七人の幹部を全員つぶさなければいけない。

 舞台は、この大東京。
 前回の京都を舞台にしたバトルも大掛かりでしたが、今回はいよいよ首都東京が戦場になるわけですかー。
 私、こういうの大好きなんですよね。
 それまで世間の影で戦ってたヒーローが、一気に表舞台に立って戦うことになる。
 世界の秩序は一気に打ち砕かれて、本当の姿を露呈する。
 このカタルシス、たまりません。
 こうなると、実際の地名とか光景とかが出てきたりすると臨場感が出てワクワクものなんですが。
 期待してしまいます。

 しかしこの圓潮、なかなか迫力と貫禄のあるヤツじゃないですか。
 扇子を広げたら「件」とあったのには驚いてしまいました。
 なんと、件はこいつだったんですか?
 完全に自作自演じゃないですか。
 いやまぁ、自作自演なのは最初から分かっていたにせよ、直接こいつがやっている可能性についてはまったく考えてもいませんでした。

 さてさて、いよいよ始まった直接対決。
 大掛かりなバトルで、奴良組メンバーたちも腕が鳴っていることでしょう(笑)。
 存分に戦って欲しいですねー。

 そしてそして、今週はふりまわされているばっかりでひたすら混乱だったカナちゃん。
 このあとの彼女の反応にも注目です。

 あと、東京の人間達が、最後にはどういうふうにリクオを認識しているのか。
 最後はちゃんとリクオが正義の側だと理解してくれるのか。
 それとも結局人間と妖怪とはわかりあえないのか。
 そのあたりも、とても楽しみになっちゃいますねー。
 いやいや、盛り上がってきましたぞー。



まとめて

 といったところで今週は終了。
 今週は前半・後半ともにやや扱ってる本数が少なくなってしまいましたが、次回はちゃんと頑張りますのでご期待ください!(なんて無責任に言ってみたり)



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posted by BOSS at 22:48| Comment(0) | TrackBack(1) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Excerpt: ネタバレ注意・・・・ってほど書いてないです取りとめのない感想のみでwww銀魂は後ほど〜〜〜〜〜表紙・巻頭カラーはNARUTOスイカにカブトムシ少年の夏休みっぽいカラーっ...
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