2011年07月18日

週刊少年ジャンプ2011年32号 感想<後編>

 ではジャンプ感想後編です。

■前編の感想はこちら





 後半の感想は、

・スケダン
・ST&RS
・花咲一休
・magico
・めだかボックス
・ぬら孫

 の6本でお送りいたします。


【センターカラー】 SKET DANCE

 美少女フィギュア編後編。
 今回もまたどんどん専門用語が出てきたりしてマニアックで面白かったです。
 私は美少女フィギュアは作りませんが、TRPG用のメタルフィギュアをペイントしたりして、そちら方面には多少なりとも興味があったりするんですよねー。
 なので、すっかりこだわりのフィギュア製作職人と化しちゃってるボッスンには、う〜んわかるぞと、思わず感情移入してしまったりも。

 しかし、ボッスンの指は魔法の指か(笑)。
 ちょっとこねたら顔ができあがり、さっとひねったらツインテールができあがりって。
 前回の折り紙編も凄かったですが、今度はさらに異次元の世界に突入しちゃってますよねー。
 もはや造形世界の岸辺露伴かと。
 ボッスンも、そろそろロマンの背景魔法のこと言えなくなってきてますよね(笑)。

 しかし、女性を前にして美少女フィギュアをこねくりまわして製作って状況は、なにやらくすぐったいものがありますなぁ。
 作ってるほうは集中してるから気にしないでしょうけど、見てるほうのヒメコがね、なんともムズがゆいというかくすぐったかろうと(笑)。
 ちょっとした変態プレイに見えてエロかった。



ST&RS−スターズ−

 一次試験の目隠しパズル。
 どうやって15分で完成したのかのタネ明かし回ですが、やはり完成図が先に見えましたか。
 先週は私、作ってるのはグレイくんじゃないかな? とか言ってましたけど、なるほど、アポロ11号だったんですねー。
 月面に着陸しているアポロが見えるよっていうシーン、少年が宇宙の夢を馳せるってかんじでとても印象的でした。

 白舟のこの宇宙への貪欲な姿勢、そして『次元力』と名づけられた大きな適正が、今後も大きな推進力となってゆくのでしょう。

 しかし今回このミッションを突破できたのは、白舟だけの力ではなく、最初に冷静に状況を説明して皆を導いた宙地くんの力も大きいし、パーツを身近なものに例えた星原めぐるの着想も大きいわけですよね。
 あと、誰の発想かはわかりませんが、クラスの席を例えにした工夫も大きな力となっていました。
 そういうみんなの力の蓄積があったからこそ、ここまでうまくいったんだという、説得力がうまく出ていましたよ。
 ただ白舟のスーパーパワーだけで勝ち上がったんじゃ、ここまでの達成感はなかったでしょうからねー。
 なかなか優秀なチームじゃないですか。

 そしてここで新キャラ、ロシア人美少女マルカ登場。

「私 日本語ペロペロだから!!」

 の、どや顔が可愛かった。
 なんだかこの漫画は、キャラクターがみんな魅力的でいいですなー。
 絵は柔らかみがあっていいし、キャラクターの個性造りもなんだか温かみがあっていい。
 この子もきっと大切なチームメイトになってゆくんでしょうけど、今後のドラマが楽しみになってきます。

 さぁそして、次なる試験は……なんとはやくも最終試験!
 なんとまぁ急展開。
 これはしかし新連載のスタートダッシュとしてはいい展開ですねー。
 延々入学試験やってても飽きられるかもしれませんからね。

 しかし、その試験の題目が、なんと「閉鎖環境内試験」
 うわー、閉鎖環境テストって、なんかもうそれだけで怖いですわー。
 外との一切の通信が遮断された環境で、長期間メンバー同士うまくやって行かなきゃ行けませんし、なにかトラブルが起こっても、そこにある物と人員だけで解決しないといけない。
 そしてなにより、こういう閉鎖環境テストって、まずだいたい試験官から説明されてない凶悪なトラブルが仕込まれてたりするんですよねー。
 うわー、アニメ版のプラネテスとか思い出しますわー。
 それが本当のトラブルなのか、それとも仕組まれたトラブルなのかという疑心暗鬼も出てきますし、下手をすると死ぬのではないかと言う恐怖もあったり。
 テストは来年もある、なんていう甘えが、リタイアという言葉を耳元でささやいてきたりしますしね〜。
 いや、まだ始まってもいないテストにこんなことを言ってもしょうがないのですが、なんだかもう、「閉鎖環境」というだけで私はドキドキしてしまいました(笑)。
 宇宙飛行士ものには定番といってもいいんじゃないでしょうかね、このお題目は。
 このスターズが、その鉄板素材をどんなふうに料理してくれるのか。
 これは次週が楽しみになってきます。

 スターズ、いいじゃないですか。
 これで連載会議にのせられる3話分が終わったわけですが、ここまでなかなかいいクオリティと好印象を保ってますよ。
 


奇怪噺 花咲一休

 一休と幸のコンビ芸炸裂!
 北風と太陽に例えたのはうまかったですねー。

 ところで、幸はヒロインというにはちょっと服装が地味だよな〜と思っていたのですが、途中で服を奪われて「おお」と思ってしまいましたぞ。
 なるほど、ここで衣装チェンジかと(笑)。
 帯でグルグル状態はさすがにナシとしても、こうやって体のラインが出るような形のほうがBOSSは大好きです。
 ちぇ、ちょっと早とちりだったぜー。

 まぁしかし、今のこのフトモモだけが露出する姿も悪くないかと、幸が座ってるところを見て思い直したBOSSでした。<変態め!



magico(マジコ)

 ゴージャスアイリンか!!

 わたし、残酷ですわよ か!!


 いやー思いっきり噴いてしまいました(笑)。
 100コンボのちょー必殺技ということで、きっと野獣系の肉体変化とか、バカでっかい拳だけを召喚とか、そういう系だと思ってたんですが。
 あまりにも想像のナナメ上過ぎて、思いっきり噴いてルーを唾まみれにしちゃってドキドキしてしまいました。<変態だーッ!

 そしてバトル方面も面白かった。
 ザ・ワールドさながらに相手の時を完全に封じる敵。
 しかし時間停止の0.001秒前、ルーは97コンボ分全てのエネルギーを一撃に込め、敵の顔面に叩き込んでいた。
 あまりにも早すぎて殴られた事に肉体が気づかなかったとか、もうワケがわからないのですが、しかしこの力技の演出で、有無を言わさず納得させられてしまいました(笑)。
 いやー、もうなんだかわからないけどカッコイイ。
 痛快至極な決着でありました。
 いやー、今回はいろいろとブッ飛んでたなぁ〜。

 しかし、嫁、妹、姉がこれで一気に揃いましたねー。
 シオン、幸せ者すぎ!
 いつかバチが当たるぜ!



めだかボックス

 なんと、ここへきてトリコさながらに料理バトル!
 トリコというよりは、ハンター×ハンターの試験編っぽいですかね?

 しかしそれをただの調理の腕前や工夫を問う試験にするのではなく、命への姿勢を問う試験にしたのは上手かった。
 生きる事は食べる事。
 すなわち、生きる事は殺す事。
 ここで、命の尊さを正面から正義として掲げず、一度それを偽善かもしれないと下敷きを敷いた上で、ロボットであるからこそ命を尊びたいと着地させる。
 これはなかなか唸らされました。

 本来なら、ロボットの希望が丘は、いつものように「機械的に」食材の効率の話を持ち出すこともできたでしょう。
 100の無駄をすれば、経済的に100の損失ですし、それを本来なら食べられるはずだった人があらためて100の食材を調達すれば、さらに100の命を奪う事にもなる。
 またそれによっていずれ、本来なら食にありつけるはずだった誰かがありつけないことになるでしょう。
 世界に食料は充分な量はないのです。
 ひとつのパンを捨てるということは、誰かがパンをひとつ食べられないということです。
 しかしそういう「機械的な」計算では説明せず、あえてハートフルな説明に徹した。
 なるほど、なかなか希望が丘(のぞみ)ちゃんも魅力的な子じゃないですか。

 

ぬらりひょんの孫

 ついにこの時が来ましたかーッ!
 変身ヒーローものの極上のイベント、その名も『正体バレ』!!
 なるほどー、悪食はこのために出てきたんですねー。

 リクオをハンティングに来たものたちのみならず、町中に出て行って一般人を食い荒らす悪食。
 いやー、この場面はゾクゾクくるスペクタクルでした。
 ごく普通の駅前の雑踏に、どでーんと現れたグロテスクな妖怪。
 次々と無惨に貪り食われてゆく一般人。
 これまで平和だった日常が、あっという間に崩れてゆく一瞬。
 世界が変貌を遂げて、もう元には戻らない絶望感で満たされる一瞬です。
 GANTZの新宿大虐殺シーンとかもそうですが、こういうパニックシーン、本当にゾクゾクきますよー。

 そしてそこに、なんとも間のいい事に……じゃなかった間の悪い事に居合わせてしまったカナちゃん。
 カナちゃんを守るためには、変身するしかない。
 これで二度とカナちゃんには会えなくなるかもしれないけど、でもカナちゃんが死ぬよりよっぽどいい。

「カナちゃん 大丈夫

 みんなは…ボクが守るから」


 やさしく微笑みかけるリクオの表情は、どこか寂しさをたたえているようでこれまたよかった。
 そしてまた、徐々に事態を理解してゆくカナちゃんの表情の変化もすばらしかった。
 いいですねー、いいですねー!
 やっぱり変身ヒーロー物で正体バレは最高のイベントです。
 ロマンスとしても最高ですし、物語世界が大転機を迎えたという興奮でもおおいに盛り上がります。 

 カナちゃんには憧れの人だったぬらりひょんの孫。
 それがなんと、すぐ隣にいた幼馴染のリクオだった。
 カナちゃんの思いはいかばかりでしょう。
 いずれにせよカナちゃん、一挙に正ヒロインへの道、まっしぐらです(笑)。
 登場初期は、立ち位置的に押しも押されもせぬ正ヒロインでしたが、いまやつららとゆらさんに大きく引き離され、ストーリー上としても人気としても、かなり立ち居地が苦しいところになってましたからねー。
 ここで俄然ヒロインとして返り咲きかと、わくわくしてきます。

 しかし、すぐさま新たな障害として、つららがどーんとリクオの傍に現れたのはさらに面白かった。
 そうそう簡単に正ヒロインの座は渡しはしないわと、いまや不動のヒロインは私よと、今更ノコノコ出てこられても困るのよねと、そう言わんばかり(笑)。
 いやいや、恐るべきは女の戦いよと言ったところでしょうかねー。

 さぁさぁ、ついにリクオの正体を知ることとなったカナちゃん。
 どうするんでしょうか。
 カナちゃんの心がどう動くのか。興味津々。
 あと、真面目な話、こうなってくるとカナちゃんも戦いに巻き込まれてしまいかねませんしね。
 そういったところも心配です。

 そしてこれで、友達との平和な、人間としての日常を破壊されてしまったリクオ。

「こういうことかよ…

 手ごわい奴らだ

 オレの大事なもの一つ…

 見事にブッつぶしやがった」


 こんなに辛い事はこれまでなかったでしょう。
 もちろん正体を知ったカナちゃんがリクオを恐れて離れていってしまうとは思えませんし、清継くんもきっと最後は理解してむしろ喜んでくれることだと思うのですが。
 しかしリクオとしては、これで「終わりだ」と思ってるんでしょうねぇ。
 楽しかったあの学校の仲間達のもとには、もう二度と戻れないと。
 あるいは、自分が学校から消えなければ、彼らの身に危険が及ぶと、そう考えているかもしれません。

 いやー、百物語組、やってくれました。
 やるじゃないですか、圓潮に、柳田。
 噂を流し、語り、語らせることで、まわりからじわじわとリクオの大切なものを奪ってゆく。
 百物語組らしい、なんともいやらしくも効果的な戦術ですよ。
 さぁ、この戦い、どうなるのでしょうか。
 そしてカナちゃん、どうするの?
 わくわく♪ わくわく♪
 掲載位置はまたも大ピンチですが、しかし俄然面白くなってきましたぞー!



まとめて

 今回の新連載2本はどちらも順調な滑り出しをみせているようですねー。
 今後がとっても楽しみです。
 ぜひともどちらも長期連載として定着してほしいなーと。

 そしていよいよ始まった今年の金未来杯。
 1本目からピカソとかヒル攻めとかなかなか野心的な作品が来ましたが、ここからどんな戦いが始まるのか、今年も楽しみです。

 さて、来週のジャンプは、またまた麻生周一先生の斉木楠雄が掲載!!(笑)
 いやー、笑ってしまいました。
 いい加減これ、「読切」って文字を取ってあげましょうよ。
 不定期連載の扱いでいいですってばね(笑)。



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