2011年06月20日

週刊少年ジャンプ2011年28号 【一護覚醒!完成した完現術の姿とは!―ドイソル終了号―】 感想<前編>

 じわりじわりと暑い夏が近付いてまいりました。
 最近は雨がちの日が多いですが、雨が降ってもじんわりと蒸し暑さがまとわりついてくる感じが、なんともいえずイヤーンです。
 このまま梅雨から湿度の高い夏という、最悪のコンボが発動しちゃうんですかねー。
 農家のかたとか、気候不順はいろいろ大変だろうなぁとは思うのですが、それでも節電が叫ばれる今年ばかりは冷夏を期待してしまいます。
 いや、カラッとしてくれたら暑くてもまだ我慢できるんですが、湿度が高いのがなんともねー。
 たまらんです。

 さぁということで、今週もジャンプ感想の月曜がやってきました。
 さっそく本編のほうに行きましょう。





 前半の感想は、

・ワンピ
・トリコ
・ナルト
・スケダン
・べるぜバブ
・花咲一休
・magico

 の7本でお送りいたします。



【巻頭カラー】 ONE PIECE

 別エントリーにて。



トリコ

 とにかくトリコに出てくるものはなんでもスケールが思い切ってますねー。
 今回の舞台はグルメ神社。
 入り口の鳥居の高さが200メートルで、境内の広さは北海道とほぼ同じくらい。
 さらに年間の参拝客が、どどんと90億人!
 なんというか、もう想像できる大きさをはるかに超越しちゃってます(笑)。

 そんななかで、さっくりと証明されちゃう小松とトリコの並外れた食運の高さ。
 なかなか痛快ですが、なにげに小松の知名度の高さがわかったのが嬉しかったり。
 しかし大事なのは食運そのものではなく、その食運をわけへだてなくまわりに振舞っちゃう太っ腹さなんでしょうね。
 一般の人たちは、自分の利益のためにグルメ神社を参拝するけれど、彼らは違う。
 食べる事も大事だけど、その幸運をみなと分かち合い、喜び合う事の大切さを知っている。
 それが小松とトリコの美点なんでしょうねー。
 もしかするとそういう美点があるからこそ食運が高まるのかもしれませんしね。

 しかしこの神官さん、いったい何者なんでしょう。
 ただの神官というより、ちょっとタダモノではない感じを受けましたが。



NARUTO-ナルト-

 うむ、尾獣の力ではなく、他でもない己の力で勝利を収めたビー。
 その力の源となっているのは、むかしの雷影の言葉……

「お前はオレにとって特別な存在だ!

 オレ達は最強タッグだ!」


 というあつい信頼。
 兄貴分の信頼があったからこそ、ここまで来れた。
 そしていまや、その雷影すら凌ぐパワーを鍛え上げることができた。
 その力をもってしてもなお、まだ戦場にゆかせる信頼がないのかと、言外に言っているのかもしれません。

 なるほどねー。
 どうやって雷影を納得させるのかと思っていましたが、実力と絆の信頼で納得を勝ち取ろうということですか。
 たしかにこれなら雷影も、うんと頷くかもしれません。

 尾獣のふたりが戦場に出ることは、やはりあまりにも危険なことに変わりないでしょう。
 核兵器級の破壊力を持っていても、それを盗まれたら逆にこちらがその脅威に晒されちゃうわけですからね。

 しかし、その核兵器は、意思を持たないただの兵器ではない。
 それをコントロールしているのは、これこの通り、実力も雷影を上回ってみせるほどの戦士なのだと。
 オレ達はただの兵器ではない。
 兵器たる力を、誰よりもコントロールできる忍のなかの忍なのだと。
 その大きな自負あればこそ、戦場に出ようといってるのでしょう。

 そして、このままでは戦争は危ういという事もわかっている。
 自分達が戦場に出なければ、どうなるかわからない。
 自分達だけが安穏と後方に守られていたら、どれだけの仲間がそのぶん倒れるか分かったものではない。
 もし自分達が出ていれば、どれだけの仲間が死なずにすむか。
 もちろん全ては賭けだけど、綱手の言葉を借りれば

「どうせどっちに転ぶか分からぬ戦なら

 力いっぱい出しおしみ無しでやるべきだ!」


 と。
 
 さてさて、雷影、これで納得してくれたでしょうか。
 問題はやはり尾獣を戦場に出す事によってマダラの術中に落ちないかどうかという、大きなリスクだとおもうのですが。
 どういう結論が出るのでしょう。
 雷影の認可さえ下りれば、ナルトたちは晴れて気持ちよく戦場に参陣できるんですけどね。
 さぁ、はたして…。



SKET DANCE

 バレンタインデー完結編。
 今週はその他の人々編……といったら失礼ですけど、色んな面々のドラマが織り成す怒涛のコメディ編。
 いやー、今週もまた、いっぱい笑わせていただきました。

 まずはサーヤ。
 ハート型のエプロンでチョコを手作りって、どんだけ女の子ですか!
 またも勘違いの火に油が注がれてる様子の安形。
 これは暗雲たちこめてきました(笑)。

 スイッチは、パソコンの電源が入るまでの時間が地味にプレッシャー(笑)。
 しかし後輩にもモテモテかー。

 一方キャプテンは、新・キャプ食い炸裂でまさかの発砲騒ぎ!
 いやいや、どんだけ凄い音なんだよと(笑)。
 ここは思わず爆笑してしまいました。
 キャプテンかわいいなぁー。
 女子もふくめてクラスのみんなにクッキーを焼いてきたというのもキャプテンらしくていいですねー。
 しかし、キャプテンには意中の人はいないんですかね?

 生徒会では、宇佐美のためにまさかの女装ふたたび。
 今回はキリも女装したわけですが、これが意外なほど似合っててびっくり。
 なんなんだこの生徒会は(笑)。

 レミ先生は、板チョコパズル→チェコ料理→モュコレートというなんだかわからない三段オチ(笑)。
 つか、チェコ料理をさりげに作れちゃうレミ先生すごい。
 まぁ、分量とかいろいろ間違ってる可能性大ですが(笑)。

 そして来ました! 我らがロマン!
 今回もやりたい放題やってくれちゃいました(笑)。
 そこまで言っちゃうのかという、ぶっちゃけトークのマシンガン。
 少ない出番でここぞとばかりにブチまけたあげく、最後の去り際の背中からは勝利の凱歌が聞こえてくるようでした(笑)。
 いやー、やはりロマンはすばらしい。
 いつだって期待以上の伝説を残してくれます。

 あ、でも、わたしも古参のファンですけど、別に引いてたりはしませんよ?
 ロマンちゃんはほんと、今くらいの立ち居地でいいと思ってます。

 そしてサーヤ。
 予想通り「あ…おお…」しか言えないボッスンにニヤリ。
 サーヤもよくわかってらっしゃる(笑)。

 しかしボッスン、サーヤに気遣って塩味のチョコを二人ぶん完食とは、偉すぎる!
 こういうところは勘がいいし、頭もすごく働くのに、なんで色恋沙汰となるとああも鈍感になっちゃうんでしょうね(笑)。

 そして、同様にこと妹の事となるとどこまでもオバカになっちゃう安形!
 まさかそこでこの間の「さしすせそ」の話と結び付けますか!!(爆)
 あまりのナナメ上過ぎる発想に言葉も出ませんでしたわ(笑)。
 いやー、凄すぎる、安形。ある意味天才だわ。

 ラストは、大収穫のボッスン。
 まぁね、そりゃそうですよ。
 これまでの活躍を考えたら、それで当然。うんうん。
 しかもどれも本命チョコとかではない(ヒメコとサーヤ以外。ロマンは謎w)というのがボッスンらしくて素晴らしい。

 しかし、ラストの振蔵はリアルすぎて痛いなァ……(笑)。

 あとそうそう!
 ダンテの声優がGACKTに決定ですと!?
 まさかあのGACKTが、コマちゃんの怪力にびびったり、演歌を歌ってくれたりするんですかっ!?(笑)
 それは凄い楽しみだッ。



【センターカラー】 べるぜバブ

 精神入れ替わりネタは、ラブコメなどでよく使われる効果的なテコ入れカンフル剤だったりするわけです。
 その場合の使用法としては、好きな男女どうしが入れ替わっちゃうとか、あるいは子供、小動物のなかに入っちゃった男の子が女の子に可愛がられてもんもんもん……のような感じが多く、大体は決定的な場面に届く一歩手前で元に戻ってちゃんちゃん…みたいなね。
 そんな展開が多いわけですが、べるぜバブはその漫画界の王道テンプレートに意外な変化球を投じてくれました。
 ベル坊の中に入った男鹿がいい目を見るのではなく、男鹿の体にはいったベル坊が暴れ出し、男鹿に思いを寄せる女の子がトキメキしちゃうという超展開。
 これは思いつきませんでしたわ〜。
 いやー、今週の葵さんにはすばらしい表情をたくさん見せていただきました。
 ラブコメしておりますのーぅ。



奇怪噺 花咲一休

 おっと、これはヒロイン登場でしょうか?
 千と千尋的展開から、天狗の女の子登場。
 そういえばこの漫画、女っけがほとんどなかったんでしたっけね(笑)。
 よくある驚き役、解説役としてのヒロインではなく、めっぽう強い戦士担当のヒロインというのもいいじゃないですか。
 主人公が頭脳労働役ですから、メリハリがあるってもんです。

 しかし、依頼者の天狗、こいつはこいつでなんだか怪しいですねー。
 助けてあげたらハイそれでクリアーというわけには、今回はいかないかも?

 

magico(マジコ)

 エマがいないと寂しいなぁ〜とか思って読んでたら、意外にこの悪役の神父が面白くて引き込まれました。
 外道は外道でも、ただの外道ではないんですね。
 しっかりと目的意識があって、手段こそ外道でも、目的は富が欲しいという実にまっとうなわかる話。
 つまり、外道だけど、その気持ちはちゃんと理解できるぞというわけで。
 悪人の動機がブチ切れちゃってて完全に理解不能な狂人ではなく、こういう理屈の通った悪人っていうのは、やっぱり話に説得力が生まれてきます。
 また、薬を売るためには病を作り出せばよいというこの発想。
 現実にもそういうことが起こってそうなリアルな怖さもありますよ。
 なるほど、マジコは胸キュン話もいいけど、こういうキャラクター作りもけっこう善悪分け隔てなくしっかりできているんですねー。
 丁寧なつくりに感心いたしました。

 最後はみごとな逆転勝利でしたが、しかし、ちょっと面倒なことになりましたね。
 自分の意志で決められたセリフを言うことでしか継承できないプラリネの祝福が神父に渡ってしまいました。
 うーん、ちゃんと力を返してくれればよいのですが。
 どうするんでしょう。



 といったところで前半戦は終了。
 続きは後半にて。



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posted by BOSS at 22:09| Comment(0) | TrackBack(2) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Tracked: 2011-06-21 15:09

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