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【感想小タイトル】
■念願
■力を正しく導く者
■暗殺事件、勃発!
■念願
ほほう、玉手箱ときましたか。
そりゃあオトヒメ様に竜宮城と来ら玉手箱に決まってますよね。
しかし、ではいったいどういう使い方になるんでしょうか。
そういうアイテムが出てきたからには誰かに使われることになるのだとは思うのですが、これは最終的にデッケン自身がかぶっちゃってヨボヨボになりましたとか、そういうオチでしょうかね。
それはそうとしかし、先週ちょっと気になってたデッケン一族の夢ですが、デッケンが思い描くイメージ画像から、どうやらそれが金銀財宝の部類である様子がわかってきました。
でも、しらほし姫の伝説の人魚姫の力が、どういう経緯で財宝につながるんでしょう。
そのへんはまださっぱりわかりませんなー。
一方、オトヒメ王妃の署名活動は、天竜人の後押しを得て、ついに本格的に国民たちの賛同を得ることに成功しました。
これはたぶん、国民たちが天竜人の後ろ盾によって動かされたとか、そういうことではなく、結局はオトヒメ王妃によって突き動かされたんじゃないですかね。
あの横暴で非道な天竜人に、たったひとりでついてゆくという勇気。
その天竜人をついに動かし、サインまでもらってくるという奇跡を起こす行動力。
そういったオトヒメ王妃の凄さに突き動かされたという一面。
そして、そのオトヒメ王妃の不在によって、自分達がオトヒメ王妃を心から愛していたのだということを再確認できたこと。
また、身をもって人間の世界に行き、帰ってきたオトヒメ王妃のあとになら、自分たちも続けるのではないかという、期待や、希望、信頼、安心感。
そういったことが、いろいろとないまぜになって彼ら国民たちを変えたのではないかと思います。
なんだか、このあたり色々とよくできているなぁと思いました。
一人の指導者が国民を動かすには、やはりこれだけのことが必要なんだよなぁと、なかなか納得が行きましたよ。
■力を正しく導く者
そしてふたたび、オトヒメ王妃の口から語られる伝説の人魚姫についての情報。
なるほど、人魚が魚と意思疎通できるという情報は、かなり前にありましたが、人魚姫はその最上級バージョンといったところなんですね。
本来なら誰も意思疎通できない海王類とも話せる力。
海王類というのは、この世界でもハッキリと別格の存在だったんですね。
その力は、使い方によっては人をたくさん救えもするが、使い方を誤れば世界を海に沈めてしまう事すら可能かもしれないとのこと。
なんとも恐ろしい力が託されたものです。
たったひとりの少女が背負わされるには、ずいぶん重い運命じゃないですか。
しかし、王家の言い伝えによると、その恐るべき力を正しく導く者がいつか現れるらしい。
そしてその時、世界には大きな変化が訪れるのだと。
おー、来ました来ました。
実にファンタジーの王道展開です。
十中八九、その予言の人物はルフィに他ならないでしょう。
ルフィはいったい、どうしらほし姫を導くのでしょうか。
この展開を見れば、魚人島の国民達を本当にタイヨウのもとへと導く事になりそうな気がするのですが。
ちょっとだけ妄想してみました。
物語のクライマックス、泣き虫なしらほし姫が号泣してしまうような悲劇が起こり(ネプチューンの死?)、海王類が大挙して押し寄せる事態発生。
魚人島はあっというまに滅び、国民達はタイヨウのもとへと移住。
しかしその魚人島を滅ぼしたという悪名は、すべてルフィが自分からひっかぶることに。
これで予言完成と、そんな感じなのかもなぁと想像してみました。
うーん、でもなんかご都合主義っぽいかな。
■暗殺事件、勃発!
そして事件はあまりにも唐突に。
広場に集められた署名が突然燃え出し、その混乱のさなか、一発の銃声が。
撃たれたのは、もちろんオトヒメ王妃。
ってうわー、犯人がわからないんだー、これ。
てっきりここで犯人がわかる段取りだと思ってました。
ってことは、これってばミステリー仕立てっぽいですね。
単純にバンダー・デッケンとか、当時ネプチューン軍にいたホーディの仕業とか、あるいは天竜人の差し金とか、そういうのではない気がします。
いや、もちろんこのデッケンが、しらほし姫に近付いて能力を発動させるため、混乱を起こしたっていう可能性もないことはないとは思います。
が、うーん、なんとなくですが、違う気がするんですよねー。
案外、身近に真犯人がいたりするんじゃないでしょうか。
まぁ、ミステリーの常套手段ですけどね。
大臣のどちらかとか、すごく怪しいと思うんです。
タイヨウのもとへの移住をよしとしない、頑固な保守過激派が背後にいたりして、大臣がその代表だったとか、そういうことだったりするのかもしれません。
うーん、誰なんだろう。
そして、この事態に衝撃を受けたしらほし姫が、号泣し始めようとする!
このままでは魚人島が滅びるかもしれない、その時、機転を利かせたのはネプチューン兄弟。
なんと、あのちょっとオバカな踊りや歌が、まさかこんな伏線だったとは!!
くそう、これはやられました。
ただの一風変わったキャラ付けだとばかり思っていたら、その後ろにこんな悲痛な物語が隠されてたなんて。
母との約束を守るため、妹を守るため、そして魚人島を守るため、精一杯に搾り出した「愛」だったんですねー。
ええい、やってくれるぜネプチューン兄弟。
懸命に頑張る兄弟を見て安心したのでしょう、オトヒメ王妃、これまで何度も繰り返してきた、母子の絆の指きりを……
おそらく、この直後にオトヒメ王妃は目を閉じたのでしょう。
今また、偉大な先人の死が語られました。
なるほど、この王妃の思いを受けて、今の魚人島があるんですねー。
こうやって深く知ってみると、魚人島の運命の重さに改めて気づかされます。
先人の足跡を学んでみると、その先人の想い、願いを、無駄にしてはならないと思うようになります。
我々が歩いているこの道は、私達だけが切り開いたものではない。
その前に歩いていた人々が、未来を信じて歩み、切り開き、しかし途中で倒れた道だったりする。
その道を無駄にしてはならないぞと、今を生きることの重みというようなものを、感じ取ることができる回でした。
それはそうとしかし、ルフィってばこれまでさんざんしらほし姫を泣かせてきましたが、海王類が来なくってホントに良かったですね!!(笑)
実はかなり危ない橋を渡ってきてたんではないかと、思い出し冷や汗を。
そうか、しらほし姫が泣虫なのも、しらほし姫が泣いて大変な事にならないよう、王や兄たちによってずっと甘やかされてきたからなんじゃないでしょうか。
だからちょっとした刺激で、すぐ泣くようになってしまったと。
それはいかんですね〜。
それでは逆効果じゃないでしょうか。
ルフィによってちょっと鍛えて、耐性をつけてあげないと。
そういった意味でも、ルフィはしらほし姫を正しく導く者だったりするのかも。
さてさて、これにて過去編は終了でしょうか?
フィッシャー・タイガーの真相。ジンベエ七武海入り。オトヒメ王妃暗殺事件と、次々と謎が解き明かされる過去編でした。
アーロンパーク編からかかえてきた疑問などがどんどん氷解する面白さもありましたし、人種差別という重いテーマも、ズーンとくるものがありました。
さぁ、この真相を知って、麦わら一味はどう動くんでしょうかね。
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それとヤンダー・ロリッケンはあの後にいろいろロリコンになりそうな気がしてきました。最初こそ力狙いだけど何かがあってベタ惚れした可能性が高いでしょう。しらほしに好みじゃないと言われて凹んでいましたし十年間手を洗えるのにも関わらず洗っていませんし。
たしかにあの何を考えているんだかさっぱりわからないドフラミンゴは、今後なにをしでかしてもおかしくないですし、どこに首を突っ込んできてもおかしくないですからねー。
エネルギーステロイドについても、その入手経路の不可解さはたしかにドフラミンゴのようななんらかの勢力のニオイを感じます。
>。しらほしに好みじゃないと言われて凹んでいましたし
おおそう言えば!
ってことはなんだかんだ言って、10年も追いつづけるうちに嘘から出た誠ってやつで、本当に惚れちゃいましたかね(笑)。