2011年04月19日

ジャンプ感想別室 ONE PIECE(ワンピース) 第621話 “オトヒメとタイガー”

 週刊少年ジャンプ2011年19号掲載分の感想です。

■ジャンプ本誌の感想はこちら→前編

【コミック派ネタバレ注意!】





【感想小タイトル】
■オトヒメ王妃
■潰えた夢
■タイヨウの海賊団



■オトヒメ王妃

 時は遡り、16年前の魚人島。
 人質をとって逃げる強盗に駆け寄り、銃弾をかいくぐってバチィンとビンタ!
 しかしビンタしたその手が複雑骨折して大絶叫!!(笑)
 あはは、なかなかシュールな登場を見せてくれました、オトヒメ王妃。
 あのしらほし姫のお母さんなので、きっとしらほし姫に良く似た綺麗な人なんだろうなぁ〜と思ってたら、イメージが全然違ってびっくり。
 いや、やっぱりお綺麗な方なんですけど、金魚の人魚だからですかね〜。
 ちょっとエキゾチックな香りというか、浮世離れした顔立ちが印象的。

 しかしこの、強盗を体当たりで説教し、泣いてみせる熱血王妃。
 感動していいんだか笑っていいんだかなんともシュールで困りました(笑)。
 いやこれは、笑いつつも来るべき悲劇を思ってドキドキしておくのがいいのかなー。

 と、ここで16年前のしらほし姫が登場!
 赤ちゃんしらほし姫ぷりちーじゃのーってなりましたが、あ、あれぇっ!?
 16年前でこれってことは、バンダー・デッケンが求婚した10年前って、つまりまだ6歳児ってことっ!?
 どーゆーこっちゃバンダー・デッケン!!
 いくら海賊だからってそこまで犯罪者か!!
 いくら変態ストーカーだからって年齢幅まで無法者か!!(笑)
 いやーこれはちょっと驚いた。
 てっきりしらほし姫は30近いんじゃないかと思ってたのですが、16のうら若き乙女ってことがわかってそりゃー嬉しいんですけど……。
 てゆーか16であのボディか!
 それはそれでけしからんな!!



■潰えた夢

 ところで、オトヒメ王妃も覇気つかいだったんですね。
 生まれながらの“見聞色の覇気”によって、オトヒメ王妃は人の心を強く感じ取れてしまうと。
 だからその思いに答えられるよう、真剣に魚人、人魚の未来を憂えているのでしょう。
 なるほど、魚人島に来るのは、ほとんどが海賊。
 人を人攫いから買うのは貴族。
 魚人と人魚を差別しているのは人間達のごく一部にすぎないと。
 だから一万メートルの海底から出て、人間達のすぐそばに移住しようというわけですか。
 なるほど思い切った、それも革命的なことを考え出しましたねー。
 とても難しい関門がいくつもありそうですし、それもまた新たな火種を生むことにもなりそうですが、しかし大きな変革を生んでくれそうな気もします。
 本当に人と魚人たちの垣根を消し去ることができるのかもしれません。
 いや、もちろんあの世界貴族たちや人攫いを根絶しないことには完全に垣根を取り去ることなんて出来ないかもしれませんが。
 でも、一般人たち同士の差別意識だけはなんとかなくなってくれはしないでしょうか。

 海上の、「タイヨウ」のもとへの移住という発想は、実は魚人と人魚の遠い祖先が試み、無念のまま潰えた夢でもあったと。
 そう語るネプチューン王が思い浮かべているイメージは、おお、魚人街のノアの箱舟みたいな船ですねー。
 これはちょっと気になっていたんですよ。
 ただの難破船のなれのはてかと思っていたのですが、なるほど、これは大昔、魚人たちが移住しようと試みた夢の跡なのかもしれませんねー。

 と、ここでちょっと思ったのですが、もしかして、その夢をついに実現するのが、今度のルフィたちのなすべき仕事だったりするのではないでしょうか?
 ルフィたちは、行く先々で大きな時代の変革に立ち会ってきました。
 アラバスタ王国の革命戦争。
 空島の生存戦争。
 司法の島の壊滅に、前代未聞のインペルダウン大脱獄。
 そして、マリンフォードの頂上戦争……。
 ものによっては、ルフィたちがその中心となって時代を揺り動かしてきたのでした。
 だとすると、ルフィたちは今度は「魚人島の夢」「オトヒメ王妃の悲願」を実現させるのが使命となるのではないですかねー。
 それが、ルフィが魚人島を滅ぼすというあの予言だったんじゃないでしょうか。
 なんだか、急にそんな気がしてまいりました。
 あれは人違いでもなければ、トリックがあるわけでもなんでもなくて、本当に本当の予言だったんじゃないですかねー。



■タイヨウの海賊団

 聖地マリージョアの奴隷解放をきっかけとして、結成されたタイヨウの海賊団。
 なるほど、「タイヨウ」というのは、「大洋」「太陽」「鯛」がかかった名前なのかなーとか、なんとなく考えていたのですが、どうやら魚人にとってとても意味のある言葉みたいですね。
 オトヒメ王妃もこの「タイヨウ」という言葉を使っていました。
 もしかすると、魚人たちの祖先が試みた夢にかかわる、なんらかのキーワードだったりするのかも。

 しかしこの、タイヨウの海賊団の顔ぶれの、なんとも若々しくて眩しいこと。
 あのふてぶてしいアーロンが16年前は25歳(って、今は41歳!?ちょっと意外!)で、どことなく若気の至りな感じがあって初々しい(笑)。
 ジンベエ親分のこともフィッシャー・タイガーのことも「アニキ」なんて呼んでなついてるあたり、ちょっとカワイイじゃないですか。
 海兵をボコボコにするジンベエに、

「おいおい その辺にしとけよアニキ!!

 もう意識はねェ!!!」


 なんてちょっとびびって止めようとしたりね。
 今のアーロンからは想像つかない弟分ぷりじゃないですか(笑)。
 なんだかこういうところに、アーロンの二面性が見える気がしますねー。
 攻撃的な一面と、孤独で仲間を求めるもう一つの面と。
 実はどちらも阻害された過去から出ているような気がするんですけどね。
 アーロン、やっぱり奥の深いヤツです。
 お、最後のコマ、アーロンの手にあの「キリバチ」が!
 アーロンパーク編で、アーロンが最後に使った武器ですね!
 これは熱い!
 愛用の、もしかするとかなり思い入れのこもった武器だったんですねー!

 そしてジンベエさんのほうですが、逆に意外と若くてびっくり。
 この時30ってことは、今46ですか!
 いかにも勝新太郎な外見から、勝手に50代後半くらいかと思ってましたわー。 
 また、元ネプチューン軍だったというのも驚き。
 軍人なのに「親分」なんですね(笑)。
 てことは、単にその外見と大物風の物腰からついた「あだ名」だったんでしょうか。
 てっきりヤクザの親分だとばっかり思ってました(アーロンはマフィアって言ってましたねw)。
 あるいは、魚人街のスラム暮らし時代にはやっぱりそういうヤクザな生活をしていたんですかね?
 オトヒメ王妃の言葉に疑問を持ちながらも、なにやらちょっとは気になってしまっている様子。
 この後、しらほし姫とも仲良くなっている事を考えると、王妃とも深く関わってゆく事になるんでしょうか。
 軍人から海賊に、海賊から七武海にと、変転めまぐるしいジンベエさんだけに、このあとの足跡が気になります。

 そして、なるほどこれがフィッシャー・タイガーという男ですか。
 アーロンやジンベエさんにここまで心酔されて、かなりの大人物だった様子。
 蛇姫さまからもその大人物っぷりは聞いていましたが、さて、いったいどういう事を考えて世界に反旗を翻したのでしょう。
 快進撃を続けるタイヨウの海賊団をひきいて、いったいどこへ向かおうとしたのでしょうね。

 しかし、かっこいいなぁ、タイヨウの海賊団!
 フィッシャー・タイガーが君臨し、そのもとに集うツワモノたち。
 ジンベエさんの圧倒的な存在感に、アーロンの凶暴さ。
 そして魚人たちのバラエティー豊かな顔ぶれ。
 海軍を粉砕し、凶悪さをふりまきながらも、でもどこか自由なすがすがしさをも感じます。
 この血気盛んな一団が、どんな末路をたどってしまうのか。
 オトヒメ王妃もそうなんですが、結末が悲しいことになってしまうのはもう既に分かってしまっているわけで……。
 ギャグタッチで描かれたり、意気揚々と描かれたりするほどに、なんだかとても物悲しくなってしまいます。



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