2011年04月06日

週刊少年ジャンプ2011年17号 感想<後編>

 さて後半戦!

■前編の感想はこちら





 後半の感想は、

・戦国アーマーズ
・ぬら孫
・バクマン
・べるぜバブ
・銀魂
・逢魔ヶ刻
・保健室の死神
・めだかボックス

 の8作品でお送りいたします。



戦国ARMORS

 ほっほー、伊達政宗は人取橋の戦いの頃から「甦土武使い」だったわけですかー。
 てっきり甦土武は、織田信長が作らせ、その後を奪ってひきついだ豊臣秀吉が、部下の政宗に褒美としてやったものだと想像していたのですが。
 どうやら政宗は秀吉に会う前から甦土武武者だったようです。
 とすると、甦土武の発祥は、「信長スタート」というわけではないのかもですね。
 まぁ、そのあたりは、史実とこの世界の歴史の流れはちょっと違うみたいなので、なんとも言えないのかもしれませんが。

 一応、「人取橋の戦い」というのは、政宗が秀吉に会う、ずっと前の1586年のこと。
 一方、政宗が秀吉の傘下に下り、初めて会ったのが、1590年。つまり、この漫画で言う、ちょうどこの年。
 秀吉が、小田原の北条家を攻める時に、政宗は秀吉の軍の応援に駆けつけたんですね。
 だから、政宗はそれ以前から甦土武を持っていたということになります。
 いったい、どこから甦土武を手に入れたんでしょうかと、いうことになると思うんですねー。
 そもそも甦土武は、誰が、どうやって作ったものなんでしょうか。

 ただし、どうやらこの世界の歴史は、我々が知っている実際の歴史とはちょっと違うかもしれないという証拠も、今回出てきました。
 それが、「肥前名護屋に参陣命令が下っている」という話。
 実際の歴史では、秀吉が朝鮮半島に軍を出す、その準備として名護屋にお城を作らせるのは、この1年後、1591年の話。
 この漫画が描いているタイミングでは、まだ朝鮮出兵(文禄の役、1592年)の準備の準備もできてないんですね。
 なので、若干歴史の流れが変わっているということが、この一件で分かると思うのです。

 なんだかちょっと歴史の勉強みたいになっちゃいましたが、どうやらこの漫画は、甦土武というアイテムを中心にして、その圧倒的な武力によってか、いろいろと史実とは異なる歴史が動き出しているのかもしれないなと。
 そう考えると、歴史のイフものとしても興味が湧いてくるというものです。

 もちろん、こういった歴史の流れの変化は、物語の都合上のちょっとした改変なのかもしれません。
 政宗に会うために、奥州(東北)までわざわざ出向いていってたらすっごい大変ですから、ちょっとだけ歴史を早送りした、という可能性もあるでしょう。
 まぁ、そういったことも考えながらこの漫画を楽しんでいくのも、ひとつの読み方かな〜と、考えています。

 それはさておき、これは伝説の荒技「あててんのよ」を意識したんでしょうかねー(笑)。
 タカヤ、懐かしいなぁ〜。



【センターカラー】 ぬらりひょんの孫

 3周年記念センターカラー。
 見開きカラーであいかわらずドジッ子スキル全開発動なつららが可愛すぎる。
 しかもこの一人だけの大アップって(笑)。
 しかし、この賑やかな花見風景はいいですねー。
 毛倡妓ねえさんが色っぽすぎ!
 あと、名前は忘れちゃったけど、ヘビ娘ちゃんが忘れ去られてなくってよかったよかった(笑)。
 本編にも早く登場してくれないかなー。
 そして、この、猫娘はいった誰っ!?
 こんな子いままでいましたっけ。
 それとも、これから登場してくるんでしょうかねー。
 リクオを包囲するハーレム戦線、これからさらに戦況は激化していきそうです(笑)。
 あと、牛鬼さんと一つ目、あいかわらず仲がいいですねー。なごんじゃった。

 そして、3周年企画として、第2回となるキャラクター人気投票が開催されました。
 前回は主役陣に加えて羽衣狐さまが大健闘なさった人気投票でしたが、さぁて、今回はどう出る事でしょう。
 ところで、妖怪時の鳥居さんは普段の鳥居さんと同じ枠に入れるのかな? ……かな?

 さて、本編はうってかわって江戸時代。
 奴良組二代目、鯉伴の物語が始まりました。
 黒髪の美しい鯉伴。いやー、これはちょっと惚れますわー。
 おじいちゃんともリクオとも違った、粋でいなせな江戸っ子のかっこよさを感じました。

 一方、ついに登場、山ン本!
 紀伊國屋文左衛門さながらの蜜柑船お大尽!
 こいつが五郎左衛門その人なのかかどうかは、まだわかりませんが、いかにも時代劇の巨悪!という豪快な面構えであります。
 昨今美形の多い敵ボスクラスのなかでは、ちょっと珍しいくらいの醜悪さ……失礼、迫力ですねー。
 そして、まさかの、帯ぐるぐるー「キャー」の、いわゆるお代官プレイの連鎖!
 これはええもん見せてもらいましたわー(笑)。
 いやー、美を極めた羽衣狐さまの次は、この肉の山と来ましたか!
 ひじょーに対照的といいますか、メリハリが利いてるじゃないですか。

 さぁ、この強欲を絵に描いたような山ン本、いったいどんな悪党なのか。
 そのお手並みを拝見させてもらおうじゃありませんか。



バクマン。

 中井さんの大チョンボ!
 そして七峰君の、圧巻の崩壊笑い!(夜神月の最後を思い出しましたw)
 いやー今週は素晴らしい読み応え。
 見事な崩壊劇、群像劇の結末でした。

 そして、これまで漫画家のプライドという視点から否定されてきた七峰システムが、シュージンの口から、システムとして否定されました。
 これによって、これまで納得のできなかった向きも、ある程度納得できるようになった方も多いのではないでしょうか。
 たしかに週刊連載という大変な環境で、肉体的にも精神的にもギリギリの状態で、50人ものブレインを相手に仕切っていかなければいけないのは、そりゃあ難儀な話かもしれませんね。
 最終的に話をひとつに絞り、まとめあげ、作品にしてゆくのは、結局は作家一人なワケですから、仕切り、まとめるという作業が増える分、過重労働となるわけですね。
 ここはとても納得がいきました。

 たしかにブレインが50人もいれば、作家がひとりでアイデアをひねり出すよりは、圧倒的な量のアイデアが揃うでしょう。
 それは武器にもなるが、逆に弱点にもなるという事ですね。
 特に、週刊連載という、時間が非常に厳しい世界においてはと。

 ただ、個人的には、という前提で話しますが、個人的な感想としては、それでもまだ完全に捨て去ってしまうには惜しい手法だと思うんですよ。
 なにせ、週刊少年ジャンプそのものが、その類似の手法を既に、大々的に取り入れているからです。
 それは、たぶんお気づきの方もいるのではないかと思うのですが、ずばりアンケート・システムなんです。
 不特定多数の意見を取り入れ、雑誌作りに役立てるという考え方自体は、ジャンプそのものが昔からやってることではないですか。
 だから、この概念自体が、ダメなわけではないと思うのです。

 やり方の問題なんですよ、たぶんね。
 現在の七峰システムは、たしかに欠点だらけでしょう。
 しかし、多数の意見を取り入れる事自体がダメと、全否定してしまうのは、どうも行きすぎだと思うのです。
 七峰君が今回途中で気づいたように、より少数精鋭でやったほうがいいのかもしれません。
 あるいは、七峰君自身が仕切るのではなく、緩衝材としてもう一人、司会役、まとめ役が仕切り、言わばネット編集担当というような形で七峰君をバックアップする形をとったほうがいいのかもしれません。
 今いいやり方はパッとは浮かびませんが、ナシとアリの間のどこか、きっとどこかに最適解があると、思うんですよね〜。

 しかし、今気づいてしまったのですが、七峰君を精神的にここまで追い詰め、作品崩壊を生むに至らせた一番の原因って、結局亜城木コンビの「10週で打ち切りにしてやる!」というセリフだったんじゃないですかね(笑)。
 あれさえなければ、七峰君はこんなにまで焦ったりはせず、今よりも精神的に少しは余裕を持って作品作りに当たれたんじゃないでしょうか。
 PCPを意識しすぎだという点についても、あの挑戦状がなければ起こらなかった事だと思いますしね(笑)。

 まぁでも、週刊連載をやっていれば、山あり谷あり。
 遅かれ早かれ、キツイところでどうしてもこういうような事態に突入していたでしょうね。
 ようするに、服部さんの言うとおり、「放っておいてもいつかは自滅」……時間の問題だったと。
 そういった意味では、なるほど、亜城木コンビの宣戦布告が、その時間を縮める決定的な一手だったということになるんですねー。
 いやー、そういった意味で、恐るべし亜城木コンビと。
 七峰くんのしたたかさなんか足元にも及ばない戦上手ですよ(笑)。
 先輩の貫禄ってやつですねー。

 ところで、今回七峰ブレインズのなかで、最も目立つことになったboss!!
 なんかもう、嬉しいやらなんやら、とても微妙な気分です(笑)。
 というか、もしかして私の部屋、隠しカメラつけられちゃってます?
 コタツには入ってませんけど、暖房がニガテな私は、冬場になると布団をかぶりながらキーボード叩いているんですよー。
 メガネの後姿といい、なんかもう他人事に見えなくって笑ってしまいました。
 いやー、最後の最後、逃亡タイミングを見失った間の悪さも笑っちゃいましたが、なんだかんだで最後まで、お疲れ様でした、boss!
 勝手に分身と思って、ちょこっとだけ感情移入しながら見ていましたよ。
 大好きなバクマンに出演できたような気がして、とっても楽しかったです!(笑)

boss : ところでnobuoさん、今度オフ会しませんか?



銀魂

 すげえ、まさか彼女たちが妄想の中とはいえ実体化までするとは(笑)。
 全国の彼氏さんたち垂涎の世界ではありませんかー。

 しかし、そんな理想郷に次々と現れる同好の士。
 さっちゃんの世界があまりにねじれまくってて笑ってしまいました(笑)。
 そしてまさかの総悟!
 これは意外でしたねー。
 総悟もラブチョリスやるんですねー。
 その外道っぷりはもはや堂にいっておりました(笑)。
 つか、それもうラブチョリスじゃない、なんかもっとヤバい、違うゲームなんじゃないかなぁ。

 そして、満を持して登場の、本命、新八チーム!
 おおおおお!
 そはまさに天女か!
 もう百々さんの優勝でいいじゃないですか!
 というわけで、是非この話を皆口さんでアニメ化! おねがいいたします!!

 ああ、でもなぁ〜、銀魂のことだから、来週あたり、かな〜り汚されちゃったりするんだろなぁ〜(笑)。
 いや、それがまたいいのかもなー。
 いやいやいやいや、でもなぁ〜〜。
 …………いやいやいやいや…………



逢魔ヶ刻動物園

 おーっとー!
 ついに来たか、百獣合体魔力!
 読切版では最後のキメ技として、動物園中の動物達と園長が合体して巨大な魔神のようなものになったのですが、そのアイデアはなくなっちゃったのかなーとちょっと残念に思っていたのです。
 ところがどっこい、このクマ、手がホワイトタイガーの手に!
 まずあのキメ技的なものの一部と見てよいのではないでしょうか。
 さぁ、この戦いの中で、園長もこの技を習得できるかな?
 これは楽しみ!



保健室の死神

 まさかの感動展開!
 ちょっとウルッときてしまいました。
 少年探偵団編、ラストを〆たのは、ここまであまりいいところのなかったシンヤくん。
 なるほど、男のような女の子と、女の子のような男の子ということで、まさにこの二人は鏡映しみたいな関係だったんですねー。
 いつかこの戦いが終わったら、この元エロスも仲間になれたらいいですね。
 くそう、イイハナシジャナイカー!



めだかボックス

 おー! そう来たかーーっ!
 ここで球磨川、まさかの生徒会入り!
 副会長就任!!
 これは驚きでもあり、みごとな感動の幕切れでもありました。

 球磨川に、先に善吉に会うべきであった、そうすれば生きる意味を教えてもらえただろうとめだかは語りましたが、つまりはこの戦いは、「生きる意味」を探る物語だったんですねー。
 それはめだかボックスがここまで描いてきた最大のテーマでもあるのではないでしょうか。
 登場当初、球磨川は、めだかが信じる人の善意を完全否定する存在でした。
 人の生に意味などなく、悪意にすら意味もない。
 何もかもがカオスで、その意志、行動にすら意味などない。
 セリフは括弧つきで、人形が勝手に動いているようにすら見える。
 実に得体の知れない、気味の悪い存在でした。
 めだかのトラウマでもあり、めだかの信念に対する究極のアンチテーゼのようだったそんな球磨川に、その「生きる意味」を得てもらい、幸せになってもらうことで、ついに生徒会は完成した。
 見事な物語の完成です。

 さてしかし、一つの戦いが終わればすぐまた次の戦いがやってくる。
 ヒーローに休みなどないのです。
 次なる敵陣営は、やはりあの人、安心院なじみ!
 なるほど、これまで安心院さんが夢の中で暗躍していたのは、球磨川を弱体化させることで、ブックメーカーの封印を弱めるためだったのかもしれませんね。

 さらに、その背後には不知火半纏という、新キャラ登場!
 おおお、これは半袖の兄貴でしょうか。
 謎めいた不知火家の内幕が、少しはこれで分かってくるのでしょうかねー?

 しかし、この安心院さんの「不知火くん」って呼びかけは、背後の半纏に呼びかけたものなんですよね?
 まさかおじいちゃんを「くん」づけで?
 もしそうだとしたら、実は安心院さんもすごい高齢って事になっちゃったりするんでしょうか!
 うーん、どうなんでしょう。
 
 さぁしかし、連載位置はなんだか急激に大変な事になってきていますが、いったいどんな新たな運命がめだかたちを待ち受けているのでしょうか。



まとめて

 というわけで、二週間ぶりの週刊少年ジャンプ、やっぱりとても面白かったです。
 さてしかし、これからは、ちゃんと毎週読む事ができるんですかねー?
 どうも、製紙工場が被害をうけたらしいとか、石油コンビナートが火災を起こした事で、インクの原材料か何かが1年は枯渇しちゃうかも、なんてな話も聞きましたが。
 大人たちは知恵を集めて、これからも頑張ってジャンプを世に送り出して欲しいものですね。
 先行きに不安を抱いてしまいがちなこんな時代だからこそ、夢とパワーにあふれる週刊少年ジャンプが必要です。
 今こそ、日本には「努力」と、「友情」と、「勝利」が必要とされているのですから。


boss : よし うまいこと言ったぞ、オレ



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