■前編の感想はこちら。
後半の感想は、
・【読切】月・水・金はスイミング
・べるぜバブ
・スケダン
・いぬまる
・こち亀
・めだかボックス
・ライトウィング
の7本でお送りいたします。
【読切】 月・水・金はスイミング
懐かしの『サムライうさぎ』の福島鉄平先生によるほんのり純愛ストーリー読切。
いやー、やっぱり福島先生のお話を読んでると、胸が心地よい“こそばゆさ”で一杯になりますねー(笑)。
恥ずかしさと、切なさと、懐かしさと、気持ちよさの、素敵なバランス。
こんな男の子と女の子みたいな体験なんてしたことなくっても、思わず引き込まれて共感してしまい、あるいは憧れてしまう。
純粋な男の子と純粋な女の子による、ファンタジーのような現実のような、不思議な魅力がそこにあります。
大きな事件なんてなにも起きない。
また男の子と女の子もさしたる会話もせず、進展したのかしてないのかよくわからないくらいの微妙なお話。
まるで日常の一風景を切り出して絵葉書にしたような、そんなミニエッセイのようなお話なのに。
なぜだか妙に心引かれて暖かくなります。
いやー、福島先生、あいかわらずこういうハートフルなお話作りが本当に上手い。
なんでサムライうさぎは途中からバトルにシフトしてしまったんだか、最後まで私はよく分からなかったのですが、やっぱりこっち方面こそが福島先生の武器だよなーと勝手に納得。
今度こそ、福島先生の持ち味であるこの強みを活かして、ふたたび連載でほんわかワールド振りまいていただけたらなーと思います。
べるぜバブ
ええーっと、3ページ目4コマ目……。
膝をかかえてる邦枝葵さんですが、これを一瞬、おっぱいを揉んでるのかと思って二度見してしまいましたぞい!(笑)
まぎらわしい絵はやめにしていただきたいっ!!
いや、その発想をやめれってね(笑)。
SKET DANCE
いやーもうね、ネトゲは「ほどほどに」遊べる人が遊ぶべきものだと、つくづく思い知りましたよ、何年か前に。
私も凝り性なタチですから、一時期『FFXI』にどっぷりハマり込みまして、それでも自分的には適度に力を抜き、レベル上げも急ぎすぎず、実生活も大事にしていたつもりだったんですがね。
それでもかなりの時間をネトゲに奪われちゃいましたからねー。
普通の人から見たら、立派な廃人だったと思います。
まぁでも私の場合、途中でPCがドカーンと逝っちゃいまして、それがいい感じに手を引くきっかけになってくれたわけですね。
もしあの時PCが逝ってなかったらと思うと、ちょいと薄ら寒い気もいたします(笑)。
いや、どうかなぁ。さすがにあの頃は遊ぶペースも落ちてきてたかなぁ〜。微妙です。
あと、あの頃分かったことなんですが、ゲームに慣れてない人がハマるのが一番危険ですね。
自分の遊ぶペースをコントロールできないんです。
今回のスケダンで言うと、椿みたいなのが一番危ない。
ボッスンはなんだかんだで、途中で自分から抜けられる人ですよ。
強烈に熱中するのも凄い勢いだけど、極めるところまで極めたらそこでちょいと冷める人ですね。
凝り性だけど、飽きるのも早い(笑)。
でも、椿の場合は冷めることができないんじゃないかな。
こういう、遊び慣れてない人は、どう冷めていいのかも分からない人が多いんです。
自分の冷まし方がわからないんですね。
遊ぶことに慣れてないから、とことんやりつくしちゃっても、やりつくしたってことが分からないから引き際が分からない。
自分がどのくらいのペースで遊べばいいか分からない人は、本当に怖いです。
私も、直接の知り合いじゃないですが、そうやって社会適合性を失っていった人を知っています。
ネトゲは本当に人の生活を破壊しかねない怖い遊びですからね。
遊ぶ時には充分注意して、短期的な視野に陥らず、何年も遊べるのんびりしたゲームだと割り切って遊ぶことをオススメしますよ。
それはそれとして、思わず下の名前で呼び合っちゃったボッスンと椿。
かわいかったですねー(笑)。
そして伝説の勇者として登場のお母さん、さすがです。
あと、ひさびさ登場のルミちゃんでしたが、来年は開盟なんですね!
このペースで季節が進んでいったらいったいいつになることやらわかりませんが、これはちょいと楽しみですなっ。
いぬまるだしっ
まさかのエニグマネタ(笑)。
そしてまたこれはやっぱりバクマンのシンジツの教室の流れでもあるんでしょうねー。
「なにグマだテメェ!!」
が妙にツボに入って鼻水噴きそうになりました。
そして最後はいい話になるかと思わせて、まさかのダチョウ倶楽部オチ(笑)。
しかしそれをしっかり読んでたたまこ先生はやっぱりさすがです!
こちら葛飾区亀有公園前派出所
実際いまプラモを作る女性が増えているそうですねー。
さすがこち亀、時代を意欲的にとらえます。
しかし、前半がせっかく男を越えるリアリズムを追及した女子戦車プラモ部だったのに、後半のロボットプラモが「腐裸喪部」(いま造ったw)でネジレが発生しちゃってましたねー。
まぁそれはそれとして、戦艦のBLは見てみたかった(笑)。
いったいどんなことになってるのやら。
というか、ここまで行くなら、前半の戦車だって腐裸喪部があるんじゃないですかね。
腐女子に不可能はありません。
男子には想像を絶する世界ではありますが、そのスジの女性たちにとってはどんなものでも妄想の引き金を引きうるのです。
きっととてつもない衝撃的作品を見せてくれたに違いありません(笑)。
まぁ、こういう事を言うとお前は男のくせに何者だとツッコまれそうですが、わたし一時期、栗本薫先生というその世界の中興の祖(?)の作品を追ってたもので(私が読んでたのはファンタジーやSF、推理モノであって、BLものではないです。念のため)、好むと好まざるとを問わずどうしてもそういうのに触れることになったんですね。
ファンタジーの王道作品グイン・サーガを読んでたら、なぜだか知りませんが途中からBL展開が始まっちゃったりしてましたから(笑)。
そんなわけで垣間見た世界だったわけですが、そういう作品自体のよさはさっぱりだったものの、そういうのに妄想を逞しくされてる女性というのも、けっこうかわいいものだよなーという感じで、変な共感はあったんですね。
最近だとインターネットラジオ『さよなら絶望放送』でパーソナリティの声優・新谷良子さんがそっち方面の話になると「ウホッ!」てなっちゃうのなんか、可愛くってしょうがないんですわ(笑)。
世の風潮的に男子からの評判はあまりよろしくないようですが、まぁ、そんな感じで私は腐な女の子はなんだか嫌いではないですよ。
あれ? 何の話してたんだっけ?
めだかボックス
善吉が「なんかどっかで見覚えがあるような」と言っているのは、改神モードのことではなく、それとなく不知火の力であることを感じ取ってるからではないでしょうかねー。
でもそれは真黒さんの言ってることが間違ってるわけじゃなくって、つまり不知火は改神モードの更に先にいるって事なのかもと。
まぁそんな事を妄想してしまいました。
不知火とめだかがぶつかり合う決勝は、いったいどんな戦いになるんでしょうね。
それはそうとしかし、ひさびさにめだかのあっぱれなまでの性善説が出てきましたねー。
なるほど、めだかのこの性善説だけでは人はすべて救えないってことは、めだか自身が自覚のあることだったんですね。
だから、めだかの反対側で、被害者を守る存在としての日之影先輩を必要としていたと。
なるほどー。
これまでそこまで重要な役回りとは正直思ってなかったのですが、日之影先輩はめだかにとってなくてはならない、文字通り光に対する影のような存在なのかもですねー。
ところで、日之影先輩の真能力は、なんだか不知火のタイプとは違うっぽいですね。
能力をそのまま貸してくれたわけではなく、日之影先輩自身が元々持っていた能力が引き出されたってことなんでしょうか。
あるいは、不知火はジョジョのプッチ神父のように様々な能力をコレクションしていて、自在に人に与えることが出来るんでしょうか。
なんとなくですが、大食飽食のイメージから、プッチ神父のイメージがしてきましたぞ。
LIGHT WING(ライトウィング)
佐治さん! 佐治さん! 佐治さん!!
いやーー、佐治さんハンパねーーッ!
どうみんなをまとめてくれるのか楽しみにしていたら、まさかの独裁皇帝サッカー!!
その名も“イヴァン皇帝(エゴイスティック・エンペラー)”!!
ネーミングもちょーーかっけーーー(笑)。
それも、自分は何も指示を出さず、ただ自分のやりたいようにプレイしていれば仲間が全員佐治の気持ちを察知し、最高の技で返してくれるという。
まさに上げ膳据え膳!
みんなは佐治のために、佐治は佐治のために!
お前のサッカーは俺のもの、俺のサッカーは俺のもの!!(笑)
まさしくジャイアニズム・サッカーだったわけですかーーッ。
いやー驚きました!
そして最高にカッコイイ!!
惚れ惚れしちゃいましたぞっ。
こんな形の友情サッカーを誰が想像できたでしょう。
これは歪ではありますが、最高に友情のサッカーでもあるわけですよーっ。
そして最高に信頼とわかりあいのサッカーでもある。
佐治をこれまでダメにしてきたのが、自信のなさだったというのもいいじゃないですか。
すごく共感できる。
鎖でがんじがらめのイメージ図がとても切ない。
第一話でただのチンピラ、主人公のカマセでしかなかった佐治ですが、そいつがここまでの才能を秘めていたというドンデン返しがバッチリ謎解きできている。
しかも、自信を取り戻してくれたのがみんなからの信頼で、それこそがこのエゴイスティック・エンペラーの力そのものとなるというのも、シンプルかつとっても美しい構図です。
いやーすごいですよライトウィング!
仕掛けとしてもしっかり考えられているし、しかもなにより少年漫画として極めて熱い!!
佐治! 佐治! 佐治! と佐治を崇め奉るコールが今週はほんとうに耳に残りました。
まるでそう、ジョジョ冒頭で石仮面をかぶる族長に歓喜する群集のように!
佐治(オサ)! 佐治(オサ)! 佐治(オサ)!!
私にはそう聞こえましたぞー。
ラスト、無駄なまでにアクロバティックなシュートで天才・皇帝佐治、開花!!
いやもう、こうなったら佐治が主人公でもかまわないじゃないですかー(笑)。
普通だったらこれが主人公のポジションですよ。
まぁ、普通はこんな独裁的な能力は、敵方チームの持ち物ですけどね(爆)。
それをこんなにかっこよく、しかも素敵に好感の持てる形で主人公チームに持たせてくれる神海先生!
やっぱりさすがですって!
いやー、こんなに面白くって少年漫画として極めて熱い、素晴らしいサッカー漫画なのに、なーんで週刊少年ジャンプの最後尾なんでしょう!!
まったくもって不思議です!
まとめて
というわけで、今週も終了いたしました。
さーて来週のジャンプからは、いよいよ新連載攻勢!
それも4連続!!
第一弾は、『K.O.SEN』(キック アウト セン)の村瀬克俊先生による、『DOIS SOL』。
これまたサッカー漫画!
K.O.SENは序盤こそもたついたものの、打ち切り間際にようやく試合が始まったらかなり面白かった記憶があります。
その時はこりゃもったいないなーと思わされたのですが、そのあたりどう変わってくるのか、楽しみです。
第二弾は、渡邊築先生の、来ました『メルヘン王子グリム』!。
これまで何度か読切が掲載されているせいであまり真新しい気がしない、ちょっともう既におなじみ感があるのが笑っちゃいますが、あのズレた笑いが連載になるとどう作用するのか。
そしていぬまるだしっとどう勝負してゆくのか。そのあたりに期待。
第三弾は、2009年29号に読切『黒蜜様参る!』で掲載された岩本直輝先生の、魔法ファンタジー『magico』。
黒蜜様は正直あまり記憶にはないのですが、ギャグタッチ寄りで、キャラクター会話がなかなか賑やかで楽しかったという印象があります。
あの時は時代劇でしたが、今回はファンタジーでどんな世界を見せてくれるのか。
カットを見る限りかなり画力が上がっているようなので、そのあたりも楽しみです。
第四弾は、以前同名の読切で本誌掲載された、榊ショウタ先生の『戦国ARMORS』。
戦国時代を舞台に、有名武将たちが繰り広げる奇想天外な武器バトルといういかにも連載を狙った王道作品でしたが、まんま連載を勝ち取ったんですねー。
読切時にもなかなか面白いと思わされた完成度の高い作品でしたが、それを連載に向けてどこまで磨き上げてきてくれたのか。
これは楽しみな作品が来ました。
しかし、こうやって4本も来るって事は、それなりに終わる作品があるっていう事になりますよね〜。
怖いなぁ〜。
どこまで終わっちゃうんでしょうか。
悲しいことですが、まずライトウィングは巌窟王……不動として、他に何本終わるんでしょう。
掲載位置的に危ないのはめだかボックスと動物園・・・あとは黒子のバスケと保健室あたりでしょうか。
ぬら孫も最近うしろの方が多いんですよねー。
ただ、ライトウィング以外、今すぐ終わりそうっていう気配はまったくないんですよねー。
いったい、これはどういうことになるんでしょうか。
ひょっとすると、読切分のページ数は軽く連載2本分はありますし、またジャガーさんが終わって以来、最後尾のギャグ枠が空いていますし、そういう事を考えると終了はライトウィング一本だけということもあるんじゃないですかね。
うーん。
希望的観測ですかねー。
ドキドキの改変期スタートであります。
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