2010年12月15日

ジャンプ感想別室 ONE PIECE(ワンピース) 第607話 “海底1万m”

 週刊少年ジャンプ2011年02号掲載分の感想です。

■ジャンプ本誌の感想はこちら→前編

【コミック派ネタバレ注意!】




【感想小タイトル】
■海底火山大噴火!
■きたぞ魚人島!
■新魚人海賊団



■海底火山大噴火!

 あのクラーケンですらまっさおになって逃げ出すほどの、海底火山の噴火という災害。
 見開きで力いっぱい描かれた噴火の瞬間には、ゾクゾクするものを覚えました。
 大自然の脅威ですねぇ。
 恐るべき、畏怖すべき大自然です。
 いかに人が強くなろうとも、海王類であろうとも、どんな存在も地球には勝てません。
 手塚治虫の 『火の鳥』 でありましたが、その星がちょっと身震いしただけで、地上の人類は滅びてしまうんです(望郷編だったかな?)。人類なんて、その程度の存在でしかないんですね。
 いつもはそんな事も忘れて、地上の王者と思い上がって生きている人類ですが、まさに自分達が虫けらでしかないことを思い知らされる、畏れと謙虚さを思い出させられる瞬間でしょう。

 どんなにあがいても自然には勝てない。
 ただただ逃げるだけ。
 これもまた、大冒険に欠かせない要素ですよ。

 一目散に逃げ出すスルメとルフィたち。
 一気に水温が上がっていくというのが恐怖です。
 シャボンコーティングがいつまで耐えられるのか。
 しかも後から追いかけてくるマグマと土石流!
 海溝に飛び込んでも、それらがどんどん追いかけてくる!
 このあたり、映画の 『ダンテズ・ピーク』 を思い出しました。
 B級映画に属するのかもしれせんが、あれ大好きなんですよー(笑)。
 主人公のピアース・ブロスナンがあまりにもかっこいいのでオススメです。

 って、ここで初めて気がついたんですが、スルメって足が8本じゃなかったんですね!
 何本でしょう。
 1、2、3……コマによってちょっと違って見えますが、16〜18本くらいでしょうか?
 さすがクラーケン。タコとは違うのだよタコとは、ですね(笑)。
 あと気づきましたが、走ってる時スルメの足は人間の徒競走みたいなフォームになるんですね!
 これ気づいて一人でウケてしまいました。
 なんかすっごくカワイイです(笑)。

 そして、あわやというところで、今度はウソップが活躍!
 おー、なんかスゲエ。
 一瞬で巨大な海草が生まれ、襲い来る土石流をせき止めました。
 これが新たなウソップの力ですか。
 もはや質量保存の法則すら超越した、魔法みたいな力になってきましたね(笑)。
 実に頼もしい。

 個人的にはあと、「――ヘェ…」 って感心しているゾロがキましたねー。
 黙って友の成長を喜ぶというか、元々認めていた男が、予想以上にとんでもない力をつけてきたことに、嬉しい意外性を覚えてるというか。
 直接的に褒め称えるルフィたちも嬉しいですけど、こうやってさりげなく認めるシーンってのがいいんですよ。
 ゾロにはたぶんこの一瞬で、ウソップがこの2年、いかに苦労し、本当に覚悟を決め、血の滲むような研鑽を積み上げてきたかって事が、たぶんビビッてわかってるんでしょうね。
 こういうところで出てくる、口に出さなくても伝わる結束のかたさ、信頼の厚さってヤツがホント嬉しくなります。
 かっこいい、男の世界ってやつですよー。
 いや〜、仲間にあらためて認めてもらえたウソップ、よかったなぁ。


 


■きたぞ魚人島!

 かくして、ついに海底1万mに到達した一行。
 ついに、眼前にあらわれた魚人島!!
 おおー、なんて美しい!!
 私が想像していたのは海底洞窟の地底都市みたいなのだったんですが、そんなのとはまったく違いました。
 これは夢の海底都市ですねー!
 海底1万mだというのに、あたりはまばゆいばかり。天国のように暖かそうな光がふりそそいでいる。
 そんな中、あまりにも巨大なシャボンの内部に浮かんだ、幻の空中庭園。
 球体の水槽の中に幾層もおりかさなった、珊瑚礁の箱庭のような。
 その上層にはちゃんと空気がたまっていて、なんとそこには雲まで浮かんでいる!
 そしてその手前には、いくつものクジラの群れが泳いでいたりいて。
 なんてファンタジックで美しい光景でしょう。
 いやー、夢、広がりまくりですよ。
 
 またこれ、よーく見ると入り口みたいなのがあるんですね。
 かなりシャボンが分厚そうですから、シャボンコーティングみたいには出入りできなくって、かわりにここから出入りするんでしょうね。
 相変わらずこういう構造物が事細かに考えられていそうで楽しみになります。
 あと、上のほうにももう一つ見えますが、実はこういう“島”がいっぱいあったりするんでしょうか。
 なんだかあまりに巨大で美しくって、圧倒されてしまいました。
 
 そうかー、これが魚人島かー。
 ワンピース序盤から伏線が張られていた、当初はそれこそ3話くらいから魚人は登場予定だったりしたらしいという、あの魚人島ですか!
 やっと到着できたのだなぁと、ふつふつと感動が湧きあがってきます。
 よくぞここまでたどりついたなぁと。

 皆の喜びようも、気のせいかいつもよりテンション高め。
 サンジの歓喜っぷりがまた、あまりにヒドイ(笑)。
 妄想だけで出血多量になりながらも、


「夢叶わず生き長らえるより…

 人魚達をエロい目で見て死にたい」



 って(爆)(爆)。
 人魚さーーん! 逃げてーーーーーッ!!
 今から変態が行きますよーーーーッ!!(爆)



■新魚人海賊団

 さぁいよいよ魚人島に乗り込みだーーっとワクワクしてたら、なんとここで邪魔者が!
 それも、あろう事か、海獣の群れを操る魚人たち!

 その名も新魚人海賊団!!

 ダダーーン!!
 これは衝撃的!
 今週は、火山噴火よりもむしろこちらのほうにショックをうけました。

 あのクラーケンがビビッて逃げる異常性。
 巨大な海獣にかこまれ、手も足も出ない恐怖。
 そして敵は魚人で、舞台は海!
 頼りの足のスルメは、スタコラさっさと逃げ出して、機動力もナシ。
 完全に詰みな状況です。

 そこで、新魚人海賊団のハモンドが突きつけたのは、「傘下に下る」「拒否」 するかの強硬な二択。
 拒否すれば、即座に沈められる。
 そうしたら、完全に一巻の終わり。
 望みはカケラも残らない。
 いやー、残酷なシチュエーションです。

 そしてナミが目にしたのは、忌まわしいアーロンの魚人海賊団の紋章。
 ナミの苦しそうな表情がまた切ない。

 いやー、これは緊迫感が強烈ですねぇ。
 あのシャボンディ諸島での全滅から2年。
 苦心惨憺修行して強くなったというのに、それでもまったく敵うはずもないこの状況。
 なんとも酷い運命ですよー。

 しかしこんな時にも麦わら一味はチームワークがいい。
 こんな要求に、ルフィが首を縦に振るわけもなく、ルフィの指示も待たずに各自逃走の準備。
 そして準備万端ととのったところで、ルフィは豪快に拒絶の言葉。


「いやだね〜〜〜!!!

 バ〜〜〜〜〜カ!!!」



 なんとも痛快(笑)。
 どんなに絶望的な状況でも、それでも心は曲げない、折らない、くじけない。
 息詰まる状況を、見事に吹き飛ばしてくれました!
 この痛快さがまさにルフィだよなぁと。

 また、仲間達のチームワークがなにげに素晴らしく見事でした。
 シャボンディ諸島ではバラバラになり、なすすべなく全滅させられましたが、今度は綺麗に息を合わせ、全員一丸となって対処できているんですね。
 あの地獄の窮地から復活した一味が、確実に危機対処能力を上げ、あらゆる意味で強くなっている証と受け取りました。
 
 さぁしかし、この新魚人海賊団は、いったいどんな立場なんでしょうか。
 魚人島と協力関係にあるのか、それとも敵対しているのか。
 あと、ジンベエさんとはどんな関係にあるのか。
 それによっては、今後彼らが味方になることもありうるかもしれません。
 はっちゃんが口ぞえしてくれることもあるかもしれませんしねぇ。
 さて、どうなることやら。
 とにもかくにも、無事、魚人島に突入できることを祈ります。

 あと、今回は火山の噴火で流れてしまいましたが、フライング・ダッチマン号の連中はどうなったんでしょうね。
 彼らもこの魚人島の冒険に絡んでくるのでしょうか。


 
■ジャンプ本誌の感想はこちら→前編



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posted by BOSS at 21:15| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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