2010年12月08日

週刊少年ジャンプ2011年01号 感想<後編>

 ということで感想後編です。

■前編の感想はこちら





 後半の感想は、

・エニグマ
・バクマン
・こち亀
・いぬまる
・べるぜバブ
・めだかボックス
・ぬら孫
・ライトウィング

 の8本でお送りいたします。



エニグマ

 なんというウィキリークス!
 スミオの能力は、もはや個人情報どころか国家機密すら取り放題という事なのでありましょうか!
 他人の情報は俺のもの、俺の情報は俺のもの。
 まさに情報ジャイアンと化してしまったのかもしれません。
 スミオっつーか、スネオっつーよりむしろジャイアンです(笑)。

 いや〜、これは凄い能力ですね。
 というか、はっきり言って、私だったらスミオ君とは付き合いたくありませんw
 たとえ意図してじゃなくとも、ちょっとしたハズミで個人情報抜き取られかねませんからね〜。
 いやいや、怖い怖い。

 それに対して、クリスの能力もやりたい放題。
 この FLAT の世界では、物を動かせるのは本当にクリスだけ。
 そしてクリスのほうは、木刀を真剣に変えるくらいお手の物。
 この FLAT の世界においては、まさにクリスだけが神なのですねー。
 なんというか、究極の内弁慶かもなぁと(笑)。

 いやいや、なかなかにスタンドバトルとなってまいりました。
 これってもう、形を変えたジョジョなんじゃないでしょうかね!
 独特な能力を駆使した知恵比べというのは大好きなので、今後もこういう話が増えてくれることは期待。
 あ、でもそれをあんまりやっちゃうとエニグマらしい謎解き要素が減っちゃうのかな?
 難しいところですね。
 まぁでもこうやって数々の能力者を出してきたのですから、そのうちなんらかの能力バトルっぽいことは始まるんじゃないでしょうか。

 さてしかし、この最後の壁文字はいったいどういう意味なんでしょう。
 恐らくは、集合時間の5時をとっくに過ぎていることから、モト君あたりが既にこの写真を発見していて、スミオを能力で透明人間にしての逆転劇……という事だとは思うのですが。
 しかし、どうやってスミオは、仲間たちがこの写真を発見したと確信を得るに至ったのか。
 そこがよく分かりませんでした。
 どういう謎解きになるのか、これは楽しみ。



バクマン。

 んーーー、ちょっと今週、小畑先生の筆が荒れてませんでしょうか?
 まるでサイコーが下書きを省略して描いてみた時のようなデッサンの不安定さと、線の少なさが見て取れました。
 前半はコミカルパートだったのでわざとかな? とも思ったんですが、後半の服部さんの顔とか、普段以上に不安定な顔になってるような……(失礼w)。
 まさしくサイコーたちと同じように、小畑先生がなにか別に読切でも同時進行しているのか、それともスケジュールの問題なのか。
 すくなくとも体調の問題でないとよいのですが。
 ちょいと小畑先生のお体が心配です。

 それはさておき、中井さん復活フラグがようやっと立ちましたねー。
 まだかすかな希望の明かりが灯ったに過ぎませんが、岩瀬さんが今後独自に動いて、中井さんを田舎から引っ張り出してくるという展開だといいなぁと。
 女王様体質の岩瀬さんと、中井さんってすごくいいコンビになると思うんですよね(笑)。
 岩瀬さん相手なら、中井さんもあの不埒な暴走なんていくらなんでもできないでしょうし。
 強烈なリーダーシップで岩瀬さんが中井さんを調教していってくれるのではないでしょうか。
 うむ、なかなかいいコンビだと思います。

 かくしてついにスタートしたリーダーズラブフェスタ。
 第一弾の新妻エイジですが、シュージンはこれを読んで開口一番

「これ 面白くないよな?」

 と爆弾発言!
 おおお、これは一体どういうことなんでしょう。
 あのやることなすことすべて神! の新妻エイジにしても、やはり不向きなジャンルだったという事なのか。
 それともこれには大きな落とし穴が仕掛けられているのか。
 なにやら意外な流れとなってまいりました。
 ふむー。
 それこそ、物語の最後までは新妻エイジには絶対勝てないと思っていたのですが、期せずしてこんなところで勝利が転がり込んでくるんでしょうかね。
 これは、ジャンル違いに手を出した作家がどうなるのかという、よいお手本となるのでしょうかね〜。
 うーむ。



【センターカラー】 こちら葛飾区亀有公園前派出所

 男の夢って!
 マネキン並べてゴロゴロ転がる両さんに、本気の狂気を見た(爆)。
 そもそもマネキン並べてその上を転がるという発想自体が男の子的にあるのかどうなのか微妙なラインだとは思うのですが、それは置いとくとして、あると仮定して(笑)。
 こういう部類の男の夢ってのは、妄想として終わるからこそ甘酸っぱいアホさが笑えるのであって、もしもそれを実行してしまえば、その瞬間から一転狂気になってしまうんですね!!
 そういう事が、よくわかりました(笑)。
 いや恐ろしい。
 そんな暴挙を迷いなく実行し、我々にまざまざと教えてくれる両さん。
 やっぱり凄いヤツぜよ!

 しかし、こち亀 35 周年ですよ!!
 35 周年って、もうあまりに凄すぎて、その凄さがさっぱりわからない数字になってきてますが(笑)。
 ともかく、おめでとうございます。
 いやー、この分なら平気で 40 周年行けそうですね。
 これからもお体に気をつけて、ジャンプの大黒柱として頑張ってください。



いぬまるだしっ

 まさか、こう来るか!
 このオチはまったく読めなかった!
 あれ? マサムネ君、ズボン穿いてるじゃないですか。
 ってことは、変身するとまるだしになるってこと!?
 なんだそりゃ(笑)。

 あと、モジャ頭のメガネ君が妙にツボに入りました(笑)。
 うむ、なんだろう、このマヌケなLとキラみたいな構図は。
 この二人の推理対決とか見たくなってきましたぞ(笑)。



べるぜバブ

 邦枝葵さんの新たな魅力発見。

「もういい加減驚くのにも

 飽きてきたんですけど…」


 と、笑顔で半ギレしたのはなかなかよかった。
 今週はなんか全編ヒロインしてましたなー。



めだかボックス

 相変わらず構造が上手いこと出来ていますよ、めだかボックス。
 めだかの基本精神である 『人を幸せにする』 『絶対的性善説』 のキャラクターを、ここへきてもう一度物語の中心に持って来ますか。
 そしてためにこそ、あの球磨川の 『負けたら降参』 だったわけですか。
 いや〜これは見事でした。

 キャラクターの理念を描くというのは、下手をすると作家性だけが押し出される形になって、押し付けがましい話になりがちです。
 とくともすると退屈なセリフだらけの話になってしまうと思うのですが、ところがどっこいめだかボックスはそうじゃない。
 バトルストーリーと上手い事リンクしていて、しっかり今回も丁々発止のバトルとなっている。
 一瞬 「よかった」 と思ってしまう心理をついた、球磨川らしい悪質なひっかけ。
 もしこれに引っかかっていれば、まためだかは巨大な挫折を味わうことになったのでしょう。
 あくまで舌戦にすぎませんが、たしかにこれは命のやり取りと同レベルに危機感の高いバトルです。
 そしてそれこそが、しっかりめだかのアイデンティティーを物語の中心に押し出す仕掛けともなっている。
 原作者の作家性と、少年漫画らしい娯楽性が上手いこと折り合いをつけて、ちゃんと両立されてます。
 これは見事です。

 さぁしかし、本当にマイナスを幸せにする……つまりプラスにするなんてことができるんでしょうかね。
 困難を極めるこの試練、どうやって達成するのか見物です。



ぬらりひょんの孫

 ここのところ急激に掲載位置が落ちてきているのは気のせいでしょうか?
 アニメが始まって絶好調だと思ってたんですが、これはいったどういう事か。
 原稿アップのタイミングが遅いと掲載位置が落ちるという事もあるらしいですが、そういうケースなんですかね?
 人気が落ちてきたとは思いたくないのですが。
 うーむ。

 さて本編。
 リクオから山吹乙女の遺体を受け取り、羽衣狐さま再起の誓いを立てる狂骨娘。
 おお、なかなか気丈な娘さんじゃないですか。
 もっとフワフワした子なのかと思ってましたが見直しましたぞ。
 狂骨娘の羽衣狐さまへの忠誠は本物だったんですねー。
 これはひょっとすると、いつか本当に羽衣狐さまが復活してくれるかもしれませんね。
 期待しちゃいますぞ、狂骨娘。
 これまではあんまり活躍場面がありませんでしたが、ここからは全面的に応援させていただきます。

 あ、あと、がしゃ髑髏も残ってたんですね。
 がしゃ髑髏は羽衣狐さまになつきまくってて、ちょっとオツムの弱い大型犬みたいな可愛さがありましたからね(笑)。
 これはなんだか嬉しかったです。

 ちなみにここで出てきた 「殺生石」 というのは、その昔、鳥羽上皇が寵愛した絶世の美女・玉藻前が実は九尾の狐で、退治されてのち、呪われた石・殺生石となったというところから持ってこられたものと思われます。

 さて、戦い終わって、花開院家にどやどやとやってきた奴良組たち。
 うはは、歴史は繰り返すですな(笑)。
 そして、ここで、秋房にいい役回りが。
 なるほど、祢々切丸を越える刀作りができるのは、秋房だけと。
 これはいい役どころを貰いましたねー。
 ここまで、志は高く、まっすぐながら、どうにも不器用な失敗ばかりしてきた感のある秋房。
 なんかちょっと憐れなヤツだなぁと思っていたのですが、これで一躍スポットを浴びることができそうです。
 大役をもらって、涙ぐんでる秋房にちょっとじーんと来ましたよ。

 そして清継君…………おひさしぶりっ!!
 もう、本当にカケラも妖怪と遭遇できませんでしたね!!
 これだけの騒ぎだったってーのに、驚きの清継クオリティ!
 実は花開院家が落ちなかったのは、清継君の結界能力のおかげだったのかもしれませんね!(爆)

 ということで、リクオは晴れて三代目を襲名し、京都編完結。
 いやー、盛り上がりました。
 まさに羽衣狐さまの魅力で完全に振り回されたような京都編。
 羽衣狐さまに始まり、羽衣狐さまに終わるといった感じでしたが、これまでで最高に面白かったですよ。
 ほんとうによい敵役でした。
 個人的には、完全に主役を食ったのではないかと思ってます。
 今後、もしかしたらここまで魅力的な敵役は出ないんじゃないかって、勝手な心配をしちゃうくらいです(笑)。

 さぁしかし、次からどんなお話が始まるのでしょうか。
 このまま地獄へ突入するための修行編に入るのもいいですが、その前に、清継君たちとの楽しい学校生活でも読みたいかもですねー。
 そうそう、番外編で登場した新ヒロイン蛇女もいましたしね。
 ゆらさんは事後処理で京都に残らないといけないみたいで寂しいのですが、学園を舞台にした妖怪騒動とか、ひさびさに来ないですかね?



LIGHT WING(ライトウィング)

 全く衰えない彼の体力が…

 燃え続けている…!!

 赫々と!! 太陽のように!!

 試合終盤の彼を…止められない!!


 “沈まぬ太陽(アンブロークン)” 及川累次



 うおお! なんだこのカッコよさは!!
 スタンド能力か!!(笑)
 ムチャクチャ厨二的だけども、この演出、ネーミングはムチャクチャに熱い!!
 ついに才能を開花させた及川君、今週はマジでかっこよかった!

 というか、今週は最初から最後まで、すべてがカッコイイ。
 15-0 での悪夢のような敗北に、「2秒で忘れろ」 の強烈なトラウマ。
 いや〜たしかにこれは相手チームにしてみればトラウマでしょうとも。
 しかし、それでもサッカーを諦めない強い心!
 それに感動して、土下座というのも無駄にカッコイイ!

 そして、ついに及川君の能力が発動したシーン。
 まわりのみんなの動きが、急にゆっくりに見え始めるところなんて、まるでスタンド能力でも発現したのかと思いました(笑)。
 いやーすばらしい演出です。

 ここのリヒトのセリフがまた凄いインパクト。

「そうだ及川

 “自分で見つける”意味がそこにある!!

 人に言われたことだけで終わらない!!

 お前は今「オレの中のお前」を!!

 超越した!!」


 いやーかっけえ!!
 洗練されたセリフセンスではないかもしれませんが、なかなか高い熱量ですよー。
 これは強烈に私のハートに刺さってくれました。

 うーん、ライトウィング、なかなか面白いじゃないですか。
 惜しむらくはこの掲載順位。
 そしてラスボスである 「あの人」 が出てきてしまった事。
 これは本格的に打ち切りムードになってまいりました。
 実際かなり面白いんですけどねー。
 なんとか巻き返してはくれないものでしょうか。



まとめて

 ということで、01号の感想はここまで。
 個人的には、サイレンがなくって、なんだかジャンプの後半にそこはかとない物足りなさを感じてしまいました。
 いや、今週はラスト3作品が見事に盛り上げてくれてるんですけどね。
 でも、なんだか個人的にはどうにも 「足らない」 と感じてしまうのです。


「岩代えもん、きみがいなくなったら

 ジャンプ後半ががらんとしちゃったよ。

 でも……すぐになれると思う。

 だから…………、

 心配するなよ 岩代えもん。」


 …………どこかに、ウソ800はないですか?



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