2010年10月21日

ジャンプ感想別室 PSYREN‐サイレン‐ CALL.139 “崩壊”

 サイレン、週刊少年ジャンプ2010年46号収録分の感想です。

■ジャンプ本誌感想はこちら→前編後編

【コミック派ネタバレ注意!】





【感想小タイトル】
■天変地異
■愛……カプリコ
■光の中で
■時の橋の終着点


■天変地異

 突如始まった地球崩壊。
 ウロボロスから降りてきた竜巻が、アストラルナーヴァから地殻を貫き、地球を食い潰しにかかる。
 いや〜、まさかこんな途方もない事態になるとは、このアストラルナーヴァ編が始まった時には思いもしませんでした。

 と、その中で、雨宮さんの頭を胸に抱きかかえるアゲハにニヘラ(笑)。
 いやいや、それどころじゃない。
 それどころじゃないのは分かってます。
 でもね、目がね……どうしてもね(笑)。

 ミスラの合図のもと、すべてのイルミナが宿主から反逆し、吸い取った力をクァト ネヴァスに送り始める。
 おお、そんな結末でしたか〜。
 イルミナスフォージをされたタヴーや五星将たちは力を得る代わりに、ミスラによってまんまと踊らされていたと言うわけですか。
 こ〜れは屈辱だ。
 これによってジュナス、戦闘不能。
 ああ、影虎さんとの戦いはもうちょっと見てみたかったけど、でもどちらにも傷ついて欲しくなかっただけにこれはこれでいい決着かなぁ。
 
 朧はまさかの三日天下とあいなりましたか〜。
 ぬー、これは朧、悔しいだろうなぁ。
 これで目が覚めることになるのか、それとももっと暗黒面に堕ちていってしまうのか。
 そのあたりも今後見守りたいところです。
 まぁでもたぶん日の光に当たっても死なない身体になったでしょうし、ともあれ現代に戻れるのでしょう。
 そこはともかく怪我の功名ですかね。

 クサカベさんはここで退場。
 ああ、イルミナスフォージで肉体変化が起こっていると灰化しちゃうんですね。
 ふむ。これはちょっと考察材料として面白い題材を手に入れました。
 まぁそれはさておき、クサカベさん、お世話になりました。
 ヒリューくんをここまでしっかり引率してくれて、ほんとありがとうございました。
 あまり目立った活躍はできませんでしたが、でもとってもイカしたキャラクターで、心にとっても残っています。
 タヴーになっても捨てなかった男気、かっこよかったです。
 ご冥福をお祈りいたします。
 天国で思う存分エビバディエンジョーイしてください。



■愛……カプリコ

 倒れたジュナスをかばうカプリコ。
 涙目で、しかし毅然と。
 そのカプリコに、何故だと問う影虎さんに、カプリコ、

「…この人を

 愛してるから」


 と宣言。
 それを聞き、満足したように立ち去る影虎さん。
 いやぁ、よかったよかった。
 カプリコ、よくぞ言ってくれました。
 そしてやっと影虎さんも、ジュナスとカプリコへの誤解を解いてくれましたか。
 ジュナスがカプリコを騙して連れ去ったのではなく、かけがえのない絆がそこにはあったと、ようやっと理解してくれました。
 これはほんとよかった。
 勝負の決着はつき、そして 10 年越しの誤解も解けて、なんかもうここは感無量!
 思い残すことはなしって感じでした。
 ジュナスよ、カプリコよ。この戦いを生き延びたら、ふたりで静かに暮らしておくれ!

 あと、このちょっと後で、カプリコが未フォージであったことが判明ましたが、カプリコはジュナスに見合うまで成長したかったんじゃないですかね。
 いわば、『自発的光源氏計画』
 ジュナスはきっと、カプリコもイルミナスフォージやっとけと言ったと思うんですよ。
 寿命は延びるし、食料もいらなくなるし、力も増幅されるし。
 でもそれを頑固にカプリコが拒んだんじゃないですかね。
 ジュナスと同じ歳まで自分は成長するんだって。
 なんかそう考えるともう萌えまくりです(笑)。
 まぁでも、それが幸いして今回、カプリコは力を奪われることなく、ジュナスをかばうことが出来たわけなんじゃないかなぁ〜〜とか。
 あ、カプリコはそうすると今13、4歳なわけですか〜、とか。
 ……って、なんかそういう妄想がどんどん暴走しだし…………ああ、いや、このへんで止めておきましょう(笑)。
 しかし、それはそれとして、フォージしてないカプリコより、ドルキさんは下だったのかぁ……。
 なんとも、憐れすぎる……。



■光の中で

 グラナと祭先生は、戦いを中断。
 グラナも思う存分戦いたいところだったでしょうけどね。
 それこそ、こういう強敵との戦いのためだけに生きてきたって言ってもいいのでしょうし。
 しかし、事態はいまや、それを許さない様相なのでした。
 
 異変の起こっているアストラルナーヴァ中心部へと急行する、グラナと祭先生。
 おお、やはり共闘作戦となりますか?
 まだわかりませんが、これはゾクゾク来ますね〜。
 敵対してきた者同士が、より強大な悪と戦うために一時手を結ぶ、という展開になるのでしょうか。
 「一時休戦とすっか?」「ふん、馴れ合いはせん」「あれま……」って感じですね(最近の子供たちはカリ城を知らないってホントですか!?)。

 そして、グラナが 「やはりな」 と言っているところ。また、弥勒とともにイルミナをつけていなかったところから、元からミスラを疑ってかかっていたのではないかというところが伺われます。
 イルミナも最初から怪しいと睨んでいたのかもしれません。
 祭先生に、「何をしに行く?」 と聞かれたグラナ。

「……

 約束を果たしに」


 決意に満ちた目は、いったい何をみつめるのか。
 この“約束”と言うのは、なんなんでしょう。
 あの最初の弥勒とグラナの戦いでかわされた 「少しだけ付き合ってやる」 という言葉のことでしょうか。
 もし付き合いきれなくなったらまた闘ってやるという、あの軽口めいた会話の裏で、グラナと弥勒は一蓮托生の固い絆で結ばれていたのかもしれませんね。
 それこそ、グリゴリ実験体同士でしか理解しあえない屈折した、歪んだ絆かもしれませんが。

 アストラルナーヴァの荒れ狂う光の中、戦う弥勒とミスラ。
 弥勒の光の攻撃をいともたやすく粉砕するミスラ。
 なんでもブロック状に分解するミスラですが、弥勒の光の槍までバラバラにしちゃいますか。
 それこそなんでもありですなー。
 カブトが立ち向かわなかったのも納得です。

 しかし、そこにグラナ、急襲!!
 パンチ一発、ミスラの下半身が消滅!!
 どはぁ、なんつーパワー(笑)。
 一撃で決まるこの豪快さがやたら気持ちいい。
 そして、よくまぁこの強烈なパワーのグラナ相手に、祭先生は互角に戦ってられたものだなぁと(笑)。
 ああ、でもこのミスラ、上半身がまあ健在じゃないですか。
 一応光の中に落ちていきましたけど、なんか嫌〜なタイミングで邪魔をしてきそうな予感バリバリですよ〜。

 そして、グラナと弥勒は、すべての決着をつけに、といった感じで光の中へ。

「行くか

 この星の結末を見に」


 と言ってますが、きっと最後の力でクァト ネヴァスを止めてくれるものと、私はそう信じています。
 


■時の橋の終着点

 光の中に飲み込まれそうなアゲハと雨宮さんを、あわやと言うところで救ったのはヒリューくんでした。
 ちょっと美味しいところを貰いましたね〜。
 いまやバトル要員としては完全に戦力外って感じになっちゃいましたが、足場要員としては抜群の安定感を誇ります(笑)。

 あと、ともすると見逃しがちですが、わたしは見逃しませんでしたぞ。
 ヒリューくんに腕をがっしりつかまれているアゲハの胸に、しっかり抱きついている雨宮さん!
 今週は雨宮さん、セリフこそひとつもないのに、コマのはしっこで大活躍ですな!(笑)

 そして、ここで現れましたか〜、ネメシスQ!
 その姿は、なかば崩壊。今にも粉々に消え去りそうな様子。

『これが我が時の橋の終着点

 全ての真実を見届けた

 ありがとう

 時の漂流者達(サイレンドリフトたち)』


 おおー、ついにゴール!
 サイレンのゲームが、今ようやっとゴールにたどり着いたわけですか〜。
 なんかもう、感無量ですよ。
  
 そして、ネメシスQのまわりに舞う、いくつもの赤いテレカ。
 おー、最後にサービスで現代に戻してくれようって言うんですね?
 なるほど、これなら今から電話ボックスを探し出さなくてもいいですし、タツオも戻れます。
 最後に粋なはからいをしてくれるじゃないですか。

 あ、でも、ここでアゲハたちや祭先生が戻っちゃったら、この地球の運命はどうなっちゃうんでしょうか。
 クァト ネヴァスを止めるため、彼らも戦わなくていいのでしょうか。
 グラナたちだけで大丈夫なんでしょうか。
 それに、カイルやマリーたちとも、最後の別れをさせてあげたいじゃないですか。
 こんなドタバタのなかで、別れちゃっていいんでしょうか。
 それこそ、ここで地球が助かったとしても、二度とこの時間軸の彼らには会えませんよ?
 それなのに、こんなドタバタと別れてしまっていいんでしょうか。
 せめてひとことずつでも交わさせてあげたいというのが人情というものではないでしょうか。

 うーん、どうなるのでしょう。
 いろんな意味で、どうなるんでしょうね〜。
 地球の運命は。
 グラナたちの行動は。
 アゲハたちと、カイル、マリーたちの別れは。
 来週、ついにこの未来編とも、最後のお別れとなりそうですね〜。
 いったいこの未来世界が、どんな結末を迎える事になるのか。
 刮目して見届けたいと思います。
 そして、残るはあと、現代の最終決戦のみ。
 時間は一気に1年飛び、“約束の涙”争奪戦となるのでしょう。 
 いよいよ、真のクライマックスが射程距離に収まってきましたね。
 連載位地こそとっても苦しい毎週ですが、最後の大団円まで存分に走り抜けて欲しいものです。
 応援してますぜ! 岩代先生!!



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・PSYREN‐サイレン‐の謎 その01 「噂の発生源」
・PSYREN‐サイレン‐の謎 【序文】



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posted by BOSS at 22:41| Comment(2) | TrackBack(0) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
掲載順位が下がっているので「うちきり」
になるのではと、心配しています。
今週はカプリコの「この人を愛してるから」に痺れました。ジュナスは晴れて光源氏になりましたね(笑)

次回からの展開が楽しみです。


追伸
重機人間ユンボルの丼ぶりが見事当選しました。うれしいですが、もったいないです。
先日使ってしまったのですが
(汗)
Posted by かな2 at 2010年10月21日 23:08
 ジュナカプ愛の叫びはほんと感動ものでした。
 彼ら二人には、なんとか幸せになってもらいたいものです。
 現代でも、ちゃんとくっついて平和に暮らして欲しいですね〜。

 おお、ユンボル丼ぶり!
 おめでとうございます!
 使ってしまいましたか(笑)。
 いやいや、でもやっぱり使ってこそ丼ぶりも満足するってものでしょう。
 しかしいいなぁ〜、私もなんかいいもの当たらないかなぁ〜。
Posted by BOSS at 2010年10月24日 22:13
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