2010年10月20日

週刊少年ジャンプ2010年46号感想 後編

 さ〜て今週のジャンプ感想も後編に突入です。

■前編の感想はこちら





 後半の感想は、

・エニグマ
・スケダン
・いぬまる
・【読切】刑事シゲさん
・こち亀
・逢魔ヶ刻
・サイレン

 の7本でお送りいたします。



エニグマ

 おっとー、主人公・スミオの第2の能力が早くも発現したのでしょうか?
 むしろ夢日記よりもこちらのほうが本命なのかもしれません。
 一応これまでのところ、まわりのキャラを勇気づけるムードメーカー的なところはとても主人公らしいのですが、能力としては 「寝ると発動」 という、いかんせん地味な面が否めなかったすからね。
 なにか強力な 「眼力」 のようなものだとしたら、ちょっと厨二的でかっこいいかもしれません(笑)。

 そして、閉じ込められた3人の中での唯一の男らしく、刃物のような換気扇に腕を突っ込む自己犠牲な活躍。
 ふむ、スミオはちょっと変なヤツですけど、やる時はやるんですね。
 ちょっと見直しました。
 あと、細かい話ですが、普通の換気扇ならたいした怪我もすることなく簡単に止まりそうな気もするんですが、これまたエニグマの細工がほどこされているかどうかして、割れないガラスや開かない扉と同じように強化された換気扇なのかもですな。

 しかし、早くも両手に花のラブコメ展開が始まりましたか(笑)。
 新連載として抜かりない布陣じゃないですか。



SKET DANCE

 いや〜今週はもう、ボッスンの百面相に笑いっぱなし。
 テンパったボッスン、妄想ぐるぐるのボッスン、逆ギレぎみのボッスン、やさぐれボッスン……。
 最後には、誤解が解けたと思ったらとてつもなく無関心なボッスン(笑)。
 見事なまでの空回り&鈍感ぶりが可笑しくてたまらなかったです。
 この状況をスイッチ視点で心ゆくまで眺めてみたいですなぁ〜(笑)。

 スイッチと言えば、冒頭のスイッチによる想像図があまりにも的確すぎて笑いました。
 さすがスイッチ。ボッスンへの理解度がハンパじゃないですね〜。
 擬似デートの状況をつくりだしたのも結局スイッチですし、今回はとにかくグッジョブです。

 しかし、なんだかんだでこれ、ヒメコが一番いい思いしたんじゃないですかね。
 擬似デートして、不良相手に途中までかっこいいボッスンが見られて、最後には一緒にプリクラですもんね。
 最後はちょっとほっこりさせられちゃいました。

 さてしかし、次号は巻頭カラーで 「重大発表」 なのだとか。
 いや〜、期待させられちゃいますね〜〜。
 はてさて、いったいなんの発表なんでしょうか。
 すわテレビアニメ化か? と、思わず思ってしまうわけですが…………うーむ。



いぬまるだしっ

 おお、ひさびさに人気芸能人・浅野犬壱さんが再登場。
 われらが女神たまこ先生に好意を寄せるにっくき男ではありますが、たまこ先生を女性として作品中唯一最大級に評価する成人男性という点で、けっこう好感を持って見られました。
 根はアホですし、悪い人じゃなさそうですしね(笑)。

 なんだか読んでて、浅野さんに感情移入してしまったのが不思議でした。
 猫の可愛さにメロメロになってるたまこ先生はほんと可愛いし、だっこしているたまこ先生をだっこしたいってのも大納得。
 これ、周囲を怒涛のごとくひかせる痛いキャラになっちゃってますが、顔を赤らめてなかなかいいヤツじゃないかって思いますよ。
 うむ、悪い気はしません。
 ゲーム好きで牛丼屋のヘビーユーザーという、ありのままのたまこ先生を見てもまったく引かず、そのまま受け入れてくれる男性って点でも評価高いですよ。

 あと、面白いなぁって思ったんですが、浅野さんが頑張ってアタックすればするほど、たまこ先生がどんどん魅力的に見えて来たんですよね〜。
 なんだか、まるでジャンプのヒロインみたい。<いやいやいやいやいやwwwww
 うむ、これはいい方向性です。
 浅野さんには今後もどんどん頑張ってもらって、いぬまるだしラブコメ化計画をよろしくお願いしたいものです。

 あとそうそう、最後にちょっと希望を持たせてギャグで落すあたり、いつもの手法ですけどほんと巧いなぁ〜と。




【ギャグ読切】 刑事シゲさん

 ブリーチ休載の代原でしょうか。
 松田俊幸先生の刑事ものギャグ漫画が掲載。

 ギャグはシモネタ満載でちょっと大人向けかもしれませんが、悪くないですね〜。
 といか、けっこう笑ってしまいました。
 でもこれ、少年誌としては銀魂級にスレスレラインですね(笑)。

 また、オチがなかなか巧くて感心しちゃいました。
 最前の流れのギャグを、ちゃんと最後のオチで自然に回収するってのは、やろうとしてもなかなかできるものじゃないと思うんですよね。
 意外とこれはダークホースの出現かもしれませんぞ?
 ちょっと松田俊幸先生というお名前を覚えておきますぞ。

 しかし、なぜツッコミ役の新米を婦警さんにしなかったのか。
 人質を見る限り、可愛い女の子はちゃんと描けるみたいなのに、ちょっとそのへんがもったいないって思っちゃいましたぞ。
 あれ? 私情だったかな?(笑)



こちら葛飾区亀有公園前派出所

 「クラブの部室でムダ話をして」 のくだりでスケットダンスしか思い浮かばなかったのですが、これはもしや秋本先生からの 「スケダンアニメ化」 の情報リークではないでしょうかね(笑)。
 まぁ考えすぎなんでしょうけど、どうしてもそう思っちゃうわけで。



逢魔ヶ刻動物園

 館長の尻尾アタックで全員バラバラ。
 おお、これで幹部対幹部の同時複数バトルが開始されそうですね〜。
 先週はこれで一気にボス同士の対決になって打切りモードかと思ったんですが、ひとまず安心。
 といっても、まだ危ないスレスレラインなのは変わらないんでしょうけどね。

 まずは、蛇VS.タコのうねうね対決と、サイVS.イッカクの角対決といったところでしょうか。
 あと、マグロとチーターの最速対決かな?
 狼とタカアシガニはちょっとわかりにくいですが、脚自慢対決といったところですかね〜?
 ともあれ、この漫画でどんなバトルが見られるのか、来週が楽しみです。

 あれ? しかしこうなると、ゴリコン君の相手がシャチ!?
 ちょっと荷が重すぎやしませんか?(笑)
 あと、他になにか適当なヤツはいましたっけねー。




PSYREN−サイレン−

 別エントリーにて。



まとめて

 金未来杯受賞作が発表されました。
 今年の受賞作は、エントリーNo.1 『怪奇とんち噺 花咲一休』
 だーっ、また予想がハズレちまったかーっ(笑)。
 当ブログでは3度目か4度目となる金未来杯予想ですが、いまだ1回も当たっておりません。
 わたしがどれだけズレてるか如実にあらわしている顕著な証拠でありますよー。

 まぁでも、一休はほんと面白かったですからね。
 読切単品のクオリティとしては、私も1番だったと思います。
 気になったのは、これをこのまま連載化した場合にどう話を転がすか。その一点だったんですよね〜。
 敵となるのがカルマひとりで、連載時も毎回カルマとトンチ話を繰り返してゆくのであれば、ちょっとそれは単調になっちゃうかもしれんぞと。
 まぁたぶんそのあたりはすでに作家・担当のチームで着々と構想が練られているところだと思いますので、連載化に期待したいと思います。

 あと、個人的にプッシュだった 『クロノ・マンション』 も、惜しくも受賞は逃しましたが、ぜひとも連載になって欲しいと思います。
 いや〜、なんだか今年の金未来杯は例年になくレベルが高かったと、そう思いますよ。
 来年の金未来杯もこのくらい、いやさ、これ以上に盛り上がって欲しいものです。
 それがひいてはジャンプの未来を明るくするわけですからね〜。
 ともかく、花咲一休の小宮山先生、河田先生、受賞おめでとうございます。


 さて、来週のジャンプはスケットダンスが重大発表ということで巻頭カラー。
 いよいよテレビアニメ化でありましょうか!?
 重大発表と聞くとね、まずはその連想が浮かんじゃいますよ。
 勝手に期待して待とうと思います。
 
 
 また、ベテラン作家による読切連作企画トップ・オブ・ザ・スーパーレジェンドでは、次週許斐先生が登場!
 どんな独特ワールドをかもし出してくれるのか、こちらも期待大です。



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posted by BOSS at 21:49| Comment(5) | TrackBack(0) | ジャンプ感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
エニグマ:街の人の描写は怖かったですー。自分はスミオ達の通っていた学校がなんらかの力で外界から隔離された、と考えていたんですが、街の人もフェイクだとすると、地理的にも疑いを持った方がいいんでしょうか。しかし、一人能力が明かされるたびに謎も一つ増えるというのは、飽きさせなくていいですねー。

シゲさん:銀魂のページが少なかったせいではないかとww今回9ページでしたから。

めだか:「これは正当な選挙の結果だし」って、あんた先々週に「個人的な喧嘩だよ」って言ってたじゃんか……。まぁ球磨川にそういうこと言うのも栓無きことか。しかし、今回のを見ると合宿の二人が棄権して、めだかが二勝という流れしか想像できないんですが。

こち亀:「クラブの部室でムダ話」は、「けいおん!」ネタじゃないかと。ムギちゃんの眉毛にワロタww
Posted by ショウ at 2010年10月20日 22:36
>逢魔ヶ刻動物園
ゴリコンの相手は重量級対決ということでセイウチ(No.3)なんじゃないかと思います
そうなると余るのは華とシャチになりますがw
Posted by P at 2010年10月21日 08:26
今回のスケットは前に似たような話があったの覚えてますか?
その話は「ハズカシガール」でヒメコが今回のボッスンのような立場の話でした
本編の方に戻すと今回のタイトルは「サビシンボーイ」…つまり前の「ハズカシガール」のボッスンとヒメコの立場を逆にした話だとわかります
よって「ハズカシガール」を読んでから「サビシンボーイ」読めば、面白さが変わると思います

次に重大発表ですが、TVアニメの可能性が高いと思います
理由は
・既にドラマCDや小説化
・上記の第2弾の初発表時はカラーではない
・あと追加情報などはセンターカラー
・ジャンフェスのジャンプスーパーステージでのドラマCDの声優出演

…こんだけあれば、巻頭で重大発表がアニメ化である可能性は十分であることがわかります

あとは、47号発売日まで待つだけです
Posted by 跳祭 at 2010年10月21日 08:55
祝!!!スケットアニメ化!!!

…ですが、まさか47号発売前にジャンプのサイトから公式発表するとは思いませんでした
ですので、ジャンプ早バレで確認して今回のコメントを書いたわけではないので誤解しないでください

確認したところ、本日から始まった「ジャンプスーパーアニメツアー」からスケットのアニメ化発表があったようです
そしてアニメツアーの後にジャンプ公式サイトでスケットのアニメ化の情報を出したようです

正直、こういうパターンは初めてだと自分は思います
Posted by 跳祭 at 2010年10月23日 23:00
>ショウさん
■エングマ
 別次元なのか仮想現実的なところなのか、なにやらとんでもない事態になってるようですね〜。
 なるほど、謎が解けるたびにまた謎が増えてると。たしかにそうですね。
 サスペンスの醍醐味ってもんですね〜。
■シゲさん
 銀魂の欠分でしたか〜。
 たしかにページ数と言いちょうどでしたね〜。

■めだか
 いい感じで予定調和を崩してトーナメントに波乱を起こすのもまた、逆にジャンプの王道らしくて好きですね〜。
■こち亀
 なるほど、けいおんもそういうアニメでしたか。


>Pさん

 おお、セイウチがいましたね!
 じゃ、それで決まり〜っと。
 で、華ちゃんとシャチって(爆)。
 死ぬ死ぬwwwww


>跳祭さん

 ハズカシガール覚えてますよ〜。
 個人的にスケダン中五指に入る大好きな回です。
 ほんと、ボッスンとヒメコがどたばたデートしているだけでわたくし大満足でありますよ(笑)。

 そして、よかったですね〜、アニメ化決定!
 それもテレビアニメ!
 いや〜これは嬉しい限り。
 最高のサプライズでしたね〜。
 制作はどこがやるのか、声優さんはドラマCDと代わるのかなどなど、これから気になることはいっぱいですね〜。
 いやいや、楽しみ。
Posted by BOSS at 2010年10月24日 22:32
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