2010年08月18日

コミック感想 さよなら絶望先生 第二二集

 週刊少年マガジンで連載中。
 自虐ネタ、パロディ、エッセイ風社会風刺、あるあるネタ、ラブコメ風萌え要素などなど……。
 いろ〜んな要素を詰め込みつつ、けっこう気楽に読めて楽しい漫画です。





 表紙はメルメル。
 表紙の下はやっぱり 「あけないでよ」 なネタが隠されているわけですが、個人的には裏表紙側下の加賀さんの4コマがツボでした(笑)。
 こういうシュールなネタ、久米田先生ってうまいですね〜。

二百十一話

 22巻の季節は2010年の年初から春にかけて。
 まずは 「凄すぎると平気」 というネタから。
 これはかなり頷けました。
 雪の例えもそうですし、ゾンビの例えもよくわかる。
 梅雨時の雨とか、じめじめベトベト降られて中途半端に濡れるよりは、ドガーーッと傘が意味ないくらいに降って全身ズブ濡れになっちゃうくらいなほうがいっそ気持ちよくなります(笑)。
 なんかもう、シャワー浴びるようなもんだなって感じで。

二百十二話

 次なるネタはバレンタイン。
 なぜ上げる側が 「受け取ってください」 と低姿勢でなければいけないのか。
 普通上げる側が高い位置なんじゃないのかという、なるほどと思わせてくれる変化球。
 まぁでもそんな事を言いつつ、絶望先生に一人さりげなくチョコを渡している千里ちゃんがかわいいのでした。
 これって頭脳プレイなのか?(笑)
 ところで、羅列ネタにある

「アニメ制作サイドから、連載あと2年やれる?と言われる漫画家。生きてるかすらわかりません」

 というのが気になる。
 これってつまり、原作が2年続いてネタがたまったら、4期があるっていうことなのだろうか!
 ちょっと希望が持ててきました。

二百十三話

 眼帯してたせいで3Dメガネが効果なし。
 そのため見たもの全員が暴走する中、あびるさんだけが冷静にツッコミ役というちょっと変わった回。
 冒頭の可符香の言葉がえらく皮肉に聞こえます。

「面白かったね 立体で」

 って、つまり、映画自体はつまらなかったのか?(笑)
 当時、アバターが物凄い話題となってましたなぁ。
 実はまだ観てないんですが、そうだ、観なきゃ。
 これを読んで思い出しました。

二百十四話

 新しい事をやろうと模索して迷走する、その事自体を自虐的にネタとした回。
 しかし、やっぱりこれ自体が模索して迷走している作品の表れなのだろうかと妙な心配をしてしまいます(笑)。
 革命だ!とばかりにスイッチの入っちゃった千里ちゃん。こちらの軍服姿はめずらしくないのですが、奈美ちゃんの軍服姿がけっこう新鮮でよろしゅうございました。

二百十五話

 雛人形からなぜこういうネタになるんでしょう。
 いやな事は人に押し付け、押し付けられたほうもまた誰かに押し付け、結局誰もいやな事を受け取らない、そんな社会風刺。
 しかしその流れからなぜか最後は絶望先生が少女達の怨念を受け入れて乙女化(笑)。
 ここは思わず神谷浩史さんの声で読めてしまいました。
 さらに、可符香がDJとなってお悩み相談とは実にカオス。
 どうやったらこんな落とし所をみつけられるのか、久米田先生の思考ルートを解明したくなるそんな一話でありました。
 さりげなく、DJモードの可符香がやたらとかわいい。

二百十六話

 勝負をいくら頑張ってもルールを作る側には絶対勝てないよねという、まったくもってウンウンと頷かされてしまうお話。
 日本はいっつも外国にルールを押し付けられて、それでも頑張っているよねという、最後の加賀さんのエピソードにはなぜかちょっと泣けてくるものがありました。
 しかし、日本は憲法すら自分で作ったわけではないとは、久米田先生よく言った。さすがである。
 ちなみに、先生に抱っこされる形になったマリアがやたらと可愛かったのは万国共通のルールである。
 でもこれ、先生、マリアの胸触ってないですか?(笑)
 あと、コミックで追加された穴埋め漫画がちょっといい話。
 千里ちゃんと藤吉さんの幼少期エピソードにはハズレなしであります。

二百十七話

 一瞬、可符香の本名が鈴木さんなのかと、妙に興奮してしまった冒頭。
 いや、違ったか。
 「起承庁」 からのくだりはいつも通りニヤニヤしてたのですが、「転結手帳」 からの流れで目が覚めました。
 いやこれはネタの転がしが上手すぎる。
 「転結手帳」、血液型別のオチ、オチがないなら輸 「結」、オチが薄いのは貧「結」
 そしてオチをつけようとした努力の跡である 「結」 痕
 ポンポンと小気味のいいネタの連発に思わず唸らされてしまいました。
 そして、オマケ漫画もこちらも面白い。
 絶景先生の 「揚げ足取り」 はすでにキメ技になってきましたな(笑)。

二百十八話

 春なのでオンリーワンな価値観の人が増えてきましたね〜と来た時には、うむ、前もそんなネタやったよね〜と思ってたのですが、ここからまさか 「悪魔の証明」 に話を持っていくとは!
 ないものを証明するのがいかに大変であるか、というかほとんど無理な事であるか。
 以前自分でもちょっと感じた事があっただけに、これは思わず引き込まれてしまいました。
 そして、このちょっと理知的なネタを、神の存在の証明とかいういかがわしげなネタに持っていってギャグとし、猟奇的な展開にまで持っていったのはさすが。
 ギャグとしての落しどころがホントうまいなぁと。
 さらに、オマケ漫画の落し方も素敵。
 先生を誉めて落す。持ち上げて落す。基本ですなぁ(笑)。

二百十九話

 ダモクレスの剣のエピソードになぞらえ、人ってたいしたリターンもないのにリスクしょっちゃうよねというネタ。
 鳩山さんが出てきて月日の流れの速さに思いをいたしてしまいました(笑)。
 しかし、最後のオチがわからない。
 かぶと虫が会社を作る……?
 兜町にかぶと虫をかけたのかな? これはかなりぼやかしているんでしょうけど、ほんとにわからなかった。

二百二十話

 AKB48 ならぬ AKABANE84 の悪徳商法を発端に、「奴隷の鎖自慢」 という心理状態を紹介する話。
 人は何かの奴隷とされながら、その状態に慣れてくるとなぜかそれを自慢したくなる。
 不遇な扱いを自慢したくなると。
 なるほど、たしかにそういう心理ってありますよね〜。
 しかも秀逸なのが、実は奴隷にされている側と、している側、どちらも実は鎖でつながれていて、自慢しあっている共依存の関係なのだという指摘。
 これはなかなかいい視点じゃないでしょうか。
 さらに、それこそが 「絆」 なんですよという、いつもながらの可符香節にニヤニヤ。
 しかしこの、囚人服の可符香が妙にいかがわしげで気味が悪かった。
 なんででしょう。
 この擦り寄ってくる感じが実にモンスターな雰囲気をかもし出しています(笑)。


 とまぁいった感じであいかわらずマイペースに読めて面白いさよなら絶望先生。
 エッセイでも読む感じなんでしょうね。
 2年などといわず、このままずっと続いていただきたいものです。
 そしてアニメ4期を! 5期を!



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