ちょいと事情がありまして、急遽 TRPG のシナリオ作りをやることになりましたので、感想は若干軽めにさせていただきます。
後半の感想は、
・メタメタ
・トリコ
・少年疾駆
・【読切】KIBA&KIBA
・いぬまる
・銀魂
・サイレン
・四ッ谷怪談
・【終了】LOCK ON!
の9本でお送りいたします。
メタリカメタルカ
おお面白い。
今度はハンター試験か! と思わずツッコミたくなるのが人情だとは思いますが、にくったらしいカマセがちゃんとにくったらしく登場し、そして見事に退場してゆく黄金パターン。
これがなかなか気持ちよく楽しめました。
なんというか、このわざわざ子供相手につっかかってシャドウやってるヒゲオヤジの、なんという異常さか(笑)。
あげくズオウさまにまでつっかかってますし(笑)。
この滑稽さは芸術的な凄さですよ。そんじょそこらのカマセじゃマネできません。
うむ、全体になかなかいいテンションでこれていると思いますよ〜。
けっこう面白いと思わされました。
しかもそこにシノのエロさがいいアクセントになってるんですな(笑)。
しかし、ここまで行くとこの先人の漫画のパロディは、これはもうわざとやっていると思ったほうがよさそうですね。
ここはやっぱり笑うところなのでありましょう。
次はいったいどんなネタを持ってきてくれるのか楽しみです。
トリコ
ボス、さすがに笑わず!
いやまぁそうですよね〜。
いきなり 「ニマ〜」 なんて登場シーンは誰だって嫌ですとも。
まぁそれはそれで別の怖さがあるかもしれませんが(笑)。
しかしこれで美食會のそれぞれのレベルもわかってきましたね。
次なる戦いの舞台はグルメ界になるんでしょうけど、そこに GT ロボを使わず入れるのは、ボスとアルファロをのぞけば、料理長のクロマド、副料理長3人、あと第1支部支部長エルグと、ソムリエールのリヨンと。
合計8名で、ランキング的に言えば既にトリコが互角に近い戦いを見せた副料理長クラスより上は、3人しかいないと。
これは意外とはやく美食會も上が見えてきたかな? と思ったのですが、いや、そう考えちゃうのは早計かもしれませんね。
ボスは 「本部には何人おる?」 と言ったわけであって、「全部で」 とは言ってませんもの。
まだまだ強烈な敵がいっぱいいるのかもしれません。
一方、トリコは IGO 会長“一龍”の元へ。
コルク食っちゃうって、この人も変わった人のようですな(笑)。
このひとがどうやらトリコたち四天王の師匠である様子。
親代わりでもあったんじゃないでしょうか。
しかし、世界戦争を一度は止めた食材“GOD”が、次は戦争の火種になってしまうとは。
なんとも皮肉な話です。
ならばアカシアがフルコースを隠さなければ奪い合いにならなかったのではないかとついシンプルに考えてしまいますが、そこにはちゃんと事情があったのでしょうね。
ああ、そもそも GOD がめったに現れない奇跡の食材だっていうのが問題か。
超レアな食材なら、奪い合いになるのは当然ってものでしょう。
たとえそれを食べたものは戦いをやめたくなる奇跡の食材だったとしても、それを独り占めしようとする者が手にしてしまっては戦いは終わらない。
だからこそアカシアはフルコースを隠したのかもしれませんねぇ。
さて、今度はトリコVS.師匠ですか。
アカシア一番弟子としての力がどんなものなのか。これは楽しみ。
少年疾駆
いやぁ日本対パラグアイ、惜しかった!
最後の PK 戦はほんとうに残念ですが、でもそれ以前に試合中、入っておかしくないシュートが何本もありましたよ。
まぁそれは日本もパラグアイもお互いに、なんですが。
だから、PK で外した人だけを責めるってのは、それはちょっと違うと思うんですよね。
その前に、1点でも入っていれば PK 戦にはなってないんですから。
いやまぁしかし、結果はさておき、本当に楽しいW杯でした。
誰がいったい日本がここまで健闘することを予想できたでしょうね!
本当に日本は頑張ってくれましたよ。
このすばらしい盛り上がり、今の子供達にもサッカーの面白さ、かっこよさを十二分に伝えることができたのではないでしょうか。
というわけで、そんなW杯の強烈な追い風吹く少年疾駆。
ちゃんとメッシの名前も出してW杯にあやかりつつ、1話でスピーディに試合をまとめてきたのはうまいなぁ〜と。
これは追い風をうま〜く利用できる走り出しだったのではないでしょうか。
ここからどう上手く波に乗ってゆくか、ですね。
【読切センターカラー】 KIBA&KIBA
『アイシールド21』 の稲垣理一郎先生原作と、台湾出身の新人作画担当・彭傑先生の新作読切。
これもなかなか面白い。
鎧武者が中身カラッポという驚き展開で、女の子の健気さをより強調し、そこから男の子の頑張りをかっこよく描く。
綺麗なボーイミーツガール展開は稲垣先生さすがだなぁ〜と。
しかし、「VS!」 のセルフパロは笑ってしまいました(笑)。
絵柄は綺麗で、今後線が安定し、整理されてきた頃を想像するとなかなか楽しみ。
今はまだちょっと線が多すぎるか、強弱のメリハリが弱く、キャラが背景に埋まったり、キャラ同士が混ざり気味な気がするんですね。
そのあたりが整理されてくると、これはなかなか見応えのあるカッコイイ絵になるんじゃないかなぁ〜と。
分かりやすい面白さ。健やかなジュブナイル冒険物。
これまたなかなかいい素材だなぁ〜と思います。
個人的には先週の村田先生の 『マイン』 が一番好みなのですが、連載となると内容がちょっと大人向けになっちゃうかもしれませんし、ジャンプ的にはこのキバキバが一番人気になるかもなぁ〜と思いました。
いぬまるだしっ
いぬまるだしよどこへ行く!
幼稚園児たちが新たな地平へ踏み込んでしまいました。
これって、女性読者へのサービスなのだろうか(笑)。
銀魂
「さるお方」 って(爆)。
チクショウうまいなぁ〜。
そこからうんこネタに突入し、うんこ表現を柔らかくしたら 「ビチグソ丸」 になっちゃってなぜか寿限無ネタと(笑)。
そして気づいたら、九ちゃんと猿の絆が生まれるちょっと感動エピソードになってたり。
このなめらかなネタの変移は実にお見事!
PSYREN−サイレン−
別エントリーにて。
詭弁学派、四ッ谷先輩の怪談。
くそう! 感動したっ!
火事から脱出するための四ッ谷流 「友情・努力・勝利」 も熱かったですが、最後は感動系怪談でまとめて来るとは思わなかった!
今回ばかりは、変装で解決しなかったのも素晴らしい。
このおねえちゃんは、青太くんの閉ざされていた思い出が蘇って生み出した、正真正銘のおねえちゃんなんですよね。
心が体験したことは、本人にとってはまぎれもない真実ですもの。
おねえちゃんの顔、思い出せてよかったなぁ。
ああくそう、泣けてしまった。
古舘先生は怖い場面だけじゃなく、こういう爽やかなあたたかい演出も上手いんですね〜。
そして、そうか、怪談といえばこういう感動系という手もあったのかと、思わず膝を叩いてしまいました。
そうですよね、この手がありました。すっかり忘れていましたよ。
私、怪談や都市伝説が大好きなんですけど、こういう心温まる系の怪談も大好きなのです。
こちらのケータイ・サイトがよくまとまっているので参考にいいかもです。
先日ちょこっと読んだだけなのですが、数本読んだだけで見事に涙腺壊されました。電車の中では読まないほうがよいかもしれません(笑)。
さてしかし、次週から新連載2本スタートということは、次回でラストですかね〜。
うーん。
【打切】 LOCK ON!
ロックオン打切。
うーん、ラブコメが強化されてきてからはけっこう楽しく読めていたのですがね〜。
特にゆきちゃんと動物園に行ったあたりは、かなり私好みでいいなぁ〜と思ってました。
ただ、やっぱり滑り出しで漫画としての方向性が見えてこなかったあたりが、ちょっと辛かったなぁと。
でも難しいのかもしれませんねぇ、こういう学園クラブものって。
その漫画がいったい何を目指しているのか、分かりにくくなりやすいジャンルだと思うんですよ。
たとえばスケットダンスなら、事件を解決するっていうシンプルな目的がありますし、めだかBOXなら当初はスケダンと同じような事件解決型で、今は純粋にバトル系ですしね。
写真部ってのは最初からそういう 「わかりにくい」 っていうハンデを背負ってたんだと思うんですよ。
そこをどう分かりやすく噛み砕き、読者をひっぱりこむ魅力として表現するか。
そういったところが今後の課題として見えてきたのではないかなぁ〜なんて、ちょっと偉そうに考えてみました。
ともあれ、土田先生お疲れ様でした!
まとめて
ということで、ロックオン最終回で次週から2本連続新連載がスタート。
1本目は、おおー来ました! 『斬』 の杉田尚先生が復活!
以前読切が掲載された、ガリ勉+不良ものの話ですね〜。
杉田先生独特の面白ワールドに期待しちゃいます。
そしてもう一本は、おお、これも読切版を覚えてます。
新人・堀越耕平先生の 『逢魔ヶ刻動物園』。
ちょっと今調べてきたら、私かなりべた褒めしてましたね〜。
これもとても楽しみです。
は〜、しかし今週は、なにかと涙腺に刺激の強いジャンプだったなぁ〜。
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あったよなぁ・・・シャーマンファイトが今にも始まりそうだ
あ・・・あまりにも被り過ぎじゃあ・・・
なんか今回出てきたオッサンも噛ませだからとかじゃなく
それ以前のレベルでダサいんですよね・・・
新連載・ヤッターーーー杉田先生キターー
いやネタとしてじゃなく本当に期待してんですよね
話のオカシさも絵の雑さもあるんですが
勢いやバトルの疾走感みたいなのは
普通に評価できるレベルの作家さんだと思うんですよね
ガンガンでアニメにもなった
ソウルイーターって漫画やってますが
絵の稚拙さを除けばそういう方向性で
十分やってけるんじゃない?
って思えてしまう、とにかく今から期待
まんまマンキンで空から落とされてましたっけね(笑)。
いやもう次はいったいどんなパロディが来るのかと、へんな期待をし始めちゃっておりますよ。
ああ、あのオッサンはあのヒゲの位置の妙さとか、ファッションとかいった外見ふくめて、目も当てられないダサさが素晴らしいと私は思っちゃいました(笑)。
杉田先生のネタ的楽しさって、杉田先生自身がなんかすごく力いっぱい勢いよく描いているっぽいからこそ楽しいって面があると思うんですよ〜。
それだけ、魅力を持った作家さんであり、作品作りをする人の一人なんだろうなと。
私も楽しみです。