2010年06月08日

ONE PIECE(ワンピース)感想 第587話 “おれは、逃げない”

 週刊少年ジャンプ2010年27号掲載分の感想です。

■ジャンプ本誌の感想はこちら→前編

【コミック派ネタバレ注意!】




感想小タイトル
■差別
■エースの覇気!
■救援者
■サボの船出


■差別

 貴族親子の会話の、なんと愚かしく醜いことか。
 でも、この愚かさを素直に笑ったり憎んだりすることはできないような気もするんですね。
 もし自分がこの娘と同じように、小さな頃からそういう教育だけを受けてきたとしたら、自分だってそういう人間になっていたのかもしれないと、そう思わずにいられません。
 身分の上にあぐらをかき、腐りきってしまった貴族たち。
 人間とはなんと染まりやすく、移ろいやすく、そして恐ろしいことを出来てしまう生き物なのだろうなぁと、そう思います。
 この同じ人間がもしかすると、きっかけさえあれば善に目覚めることだってあるのかもしれませんし。
 でも、そのきっかけを与えない、諸悪の根源として頂点にどーんと君臨しているのが、天竜人なのでしょうねぇ。

 逃げ道のなくなったブルージャム船長。
 と、今度はなんと、エースたちの宝をよこせと迫ってくるとは。
 追い詰められすぎて、ちょっとおかしくなったのかと思いましたがそうじゃない。
 宝を、門を開かせるための交渉材料にでもしようって言うんでしょうね。
 なかなか諦めの悪い、頭のまわる男じゃないですか。
 そういうの嫌いじゃないなぁ。
 むしろ積極的に好きですよ(笑)。

 そして、サボの事を悪く言うブルージャムですが、この裏にはやはり、王に騙されてた自分が憎いってのがあるんじゃないですかね。
 だから、貴族の子供であるサボをいまだにしっかり信じているエースやルフィの言動が、イライラしてしょうがない。
 お前らもきっとだまされているんだぞと。
 そんな目ぇキラキラさせて信じるんじゃねェと。
 騙されてた自分を見るようでムカッ腹が立つんだと。
 だから必要以上に感情的にサボを悪く言い立ててるんじゃないですかね。
 先週のあの大人っぷりとは対照的なこのいきり立ちよう。
 これまたブルージャムという男の人間的な弱さを表しているようで、とっても好きですね〜。
 このブルージャム、昨今の悪役の中でもなかなか際立って豊かな人間性があらわれていて、とても魅力的です。



■エースの覇気!

 と、ここで!

 なんとエース、覇気発動!!

 うおー、こんな子供の時から覇気って!
 どんだけ有望ですか。
 そうか〜、エースもちゃんと覇気使えたんですねぇ。
 それをちゃんと使いこなせてたかどうかは今となっては分からないんでしょうけど、そうかぁと。

 それに、出会ってからまだ数年とたっていないでしょうに、もうすっかり義兄弟としての強い絆で結ばれているんですね。
 世の中から存在を認めてもらえなかったエースが、どれだけルフィに救われていたか。どれだけ大切に思っているか。
 元から仲間思いの気質もあるでしょうし、その思いの強さがわかってくる、なかなか熱いシーンでした。

 その一方で、ブルージャム船長がちゃんとこの覇気に耐えてるってとこも見逃せないポイントじゃないでしょうか。
 これって、覇気の範囲から外れていたわけではなく、まわりの船員がバタバタ倒れているところからすると、ブルージャムも覇気をくらってるんですよね。
 しっかりその覇気に耐えて、まわりの一般海賊との差を見せつけたところがかっこよかったなぁと。
 まぁ、いくら覇気とはいえ、子供のやることですから、まだまだ弱いのかもしれませんけれど。
 賞金額にしたら、いくらくらいの人なんでしょうね。
 最後は大火事で行方不明みたいですけど、現代に再登場しないもんでしょうか。



■救援者

 そして、あわやというところでダダン登場!
 おー、ドラゴンじゃなくってここでダダンなのかー!
 これはこれでいい展開。
 今までなんでガープ中将はダダンなんて山賊にエースもルフィも預けたんだろうと、そこのところが不思議でならなかったんですが、ダダンも実はかなりいい人っぽいじゃないですか。
 しかも、逃げようとしないエースを連れ帰るため、ヤバイとわかってるブルージャムに立ち向かうこの覚悟。
 いや〜おみそれしやした(笑)。
 子供達がどこで死んだってかまわないなんて言ってたのは、あれは本心じゃなかったんでしょうね。
 心の底では、実は子供達がそこらの森で死ぬような事はないと、ちゃんと信頼していたのかもしれません。
 なんだかんだ言って命を張って子供達を守ろうとしている。
 凄い人じゃないですか。
 もしかすると、ただの山賊じゃないのかも知れませんねぇ。
 ガープがなぜこのダダンに子供達を預けたのか、そのあたりのエピソードも今回明かされて欲しいところです。

 一方、エースたちを助けに来てくれると思ってたドラゴン一行は、グレイターミナルの住人達を救出に。
 なるほど、そう来ましたか〜。
 そのグレイターミナルの住人達が、後の革命軍の人員になるということなのでしょう。
 たしかにあのふてぶてしい男達は、かなりの戦力になるかもしれませんし。
 社会を底辺から睨みつけていたまなざしは、世界をひっくり返す革命軍にはピッタリと思えます。
 ドラゴンはこうやって各地で軍勢を集めているのかもしれませんね〜。
 こうやって船に乗った子供達も、今やちょうどルフィたちと同じくらいの、立派な戦士になっている頃合なんでしょうねぇ。

 ところで、先週私は、ドラゴンの後ろにイワさん以外にもうひとり、クロコダイルあたりがいるんじゃない? なんてなテキトー予想をしてましたが、さすがにそれは外れたんですけど、なんと同じく七武海のくまさんですよねこれは!
 ドラゴンと知り合いで、イワさんとも顔見知りということでそうではないかとは思っていましたが、元革命軍だったんですね〜。
 あいかわらずデカいところを見ると、これは人体改造じゃなくってナチュラルな体格だったみたいですね(笑)。

 あと、くまがシルエットで映る最後のコマで、その隣にもうひとり巨大な影が見えてますね〜。
 これも誰なんだかちょっと気になるところ。
 イワさんはここまでデカくないし。
 こう気になる描き方してくるってことは、あるいは近いうちにドラゴン革命軍がお披露目されるのかもしれませんね〜。
 いや、ワンピにおける近いうちってのは、数年単位だったりするかもしれませんが(笑)。
 


■サボの船出

 腐りきった貴族としての生活に耐えられなくなったサボ。ついに船出。
 しかしこの父親の考えていることがよくわかりませんなぁ。
 せっかくこの男にとっては有望なステリーという養子がいるんだから、もう“育てそこなった”サボなんていらない子でしょうに。
 なんでしつこく連れ戻そうというのか。
 やっぱりそこはアンパイを狙って、一人よりは二人育てておきたいとか、そうすれば政略結婚のコマも増えるしとか、そんな汚い計算が働いているんじゃないかと勘繰ってしまいます。

 サボも、エースやルフィのことが心配で会いに行きたいでしょうに、やはり目の前でグレイターミナルを焼かれたことの恐怖からでしょうか、もし生きていたとしても、自分が会いに行けば恐ろしいことになってしまうかもしれないという配慮が働いているのかもしれないなぁと。
 だから、もう友に会いに行くこともできず、かといってこれ以上家にもいられず、それでこの船出なんだろうなぁと。

 しかし、こともあろうに天竜人入港のその日を選ばなくってもよかっただろうに!
 うーん、サボとしてはもう一日たりともその家にはいたくなかったのかもしれませんが……。
 これはサボ、怒涛の勢いで死亡フラグが林立してきちゃいましたよ……。
 本当の自由を求め、旅立つサボ。
 はたして、その行方に待つものとは……。
 ぬーん、恐ろしすぎる。



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