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【コミック派ネタバレ注意!】
今度発売のワンピ最新刊、表紙がめちゃめちゃカッコイイことになってますね〜。
三大将メインって、前巻の白ひげと並び、なんという大迫力(笑)。
で、初版発行部数310万って!
ジャンプの発行部数すら超えて、いったいどこまで伸びてゆくのでありましょうか。
感想小タイトル
■悪臭の出所
■ブルージャムという男
■ドラゴン!!
■悪臭の出所
腐ってるなぁ〜。
まぁそれこそが今回のタイトルでもある、本当に悪臭のするヤツらってのは、高町のやつらだよねってことなんでしょうけど、それにしてもヒドイ。
犯罪歴は買収で揉み消し、親子の情などカケラもなし。
はれて親子再会だというのに、母親は臭いを気にするだけ。
養子は養子でわかりやすいクソガキ(おっと失礼)だし。
トドメとばかりに、グレイターミナルを住人ごと焼き払うと来ましたか…。
うーん、ここまでクズ描写が重なるといっそすがすがしいくらいですが、果たして彼らはなぜこんなにまで腐ってしまったのでしょうか。
理由なく腐っているとは思いたくありませんねぇ。
だって、そこの生まれだったサボは、こんなにいい少年なんですからね。他の人たちだって、元はごく普通の人たちだったと思いたい。
考えられるひとつの原因としては、やはり、貴族のその上に居座る天竜人が腐りきっているからなのではないかと想像してしまいます。
どうでしょう。
あの、人を人とも思わないヤツらがのさばっていたら、その下の者たちだって、次第に腐らずにはいられないのではないでしょうか。
そして、その天竜人に直接接しないであろう、高町に住む人たちも、その腐敗が伝染し、あるいは腐敗のなかで澱み、保身に走ってこうなってしまったんじゃないですかね。
彼らも、どこかが腐ってるってことは分かっていて、でも自分達が上の人間をいさめたところで何も変わらないよと諦めてたりするんじゃないかと。
さらには、下手に睨まれたりして自分がつぶされたらたまったものじゃない、なんて見て見ぬフリしたり。
他の人間を踏み潰してきた人間は、自分が踏み潰される可能性には敏感なのかもしれません。
そんな感じで、結局だれも何も言わず、知らん顔して、そうして腐敗はすべての高町に蔓延していっちゃったんじゃないでしょうかね。
うーん。
これはまったくの妄想ですが、すべての元凶は天竜人で、それが王国に、貴族達にひろがり、町中に広がっているのではないかと。
そんな事を考えてしまいました。
だとしたら、天竜人を打倒すれば、すべては変わる可能性があるのではないかと……。
そんな革命家的な事を考えていたら……。
■ブルージャムという男
腐りきった高町の貴族達に比べ、なんぼもましじゃないかと思えたのがこのブルージャム船長。
確かに悪どいですが、でもやってることがとっても素直というかなんというか。
ルフィとエースに、サボの件で大人というものについて教えたところも好感度高かったです。
まぁそれはダメな大人のなりかたかもしれないけど、でも、それも一つの諦めという優しさってものなんだぜって感じで。
これはちょっとシブかった。
そして、結局貴族に憧れていたがゆえにそれを利用されて殺されようとしているところもグッド。
いいですね〜。
愚かだけに、なんだか憎めない。
強欲で無慈悲。結局エースの宝を奪おうとしましたが、そりゃもう悪い海賊なんだから当たり前。
その反面、
「約束はどうした!!? 国王!!
この仕事を終えたら…
俺達を貴族に……!!!」
って、「俺」 じゃなくって、「俺達」 って言ってるんですよね。
つまり、ブルージャムはちゃんと部下たちの事も考えているんですよ。
使えない部下は容赦なく殺しましたが、あれは組織としての規律だったのかもしれません。
復讐ではなく、部下たちの出世のために頑張ったランバ・ラル……とまで言ってしまっては誉めすぎかもしれませんが(笑)。
でも、それに通じる感じを受けました。
うーん、ダメな大人なんでしょうけど、でもちょっとキャラの立ったかっこよさを感じましたぞ。
この人はこの人で、ちゃんと人生があって部下のことも考えていて、で、夢があったんだなぁって。
いや、まだ死んではいませんが(笑)。
■ドラゴン!!
と、なんとここで、ドラゴン登場〜〜!!
いや〜もうビックリ(笑)。
これは不意打ち食らっちゃいました。
まさかここまで来てこんなサプライズが来るとはですね〜。
そのドラゴン、
「――おれは…貴族に生まれて恥ずかしい!!!」
と慟哭するサボに、
(――とうとう子供にコレを言わせるのか…!!!
ゴア王国!!』
と、意味ありげな驚きよう。
世界を革命しようとしているドラゴンにも、まァ当たり前のことですが、並々ならない動機がありそうですね〜。
しかし、この時はまだ革命軍は未結成の様子。
ではいった何をしに登場したのか? と思ったら……なんと、この口調は!!
イワさんまで登場〜!?(笑)
いや、いったいどれだけ今回はサプライズ(笑)。
それも意味ありげに足だけカットインということは、次週顔が見えた時には意外な姿で出てきそうな雰囲気です。
超美少女だったらどうしましょう(笑)。
さらに妄想を爆発させるなら、その横にはもうひとり精悍な女性がいたりして、その名をクロコダイルと呼ばれてみたり。
クロコダイル元女説がこんなところで補完されたりしたら面白いなぁ〜なんて妄想してしまいました。
いや、いかんいかん。妄想が過ぎましたかな。
何はともあれ、この大ピンチに心強い味方登場。これで一安心……ですかね?
子供ルフィたちには荷が重過ぎると思っていた天竜人の登場も迫ってますが、ドラゴンたちがいてくれればなんとかなるかもと思えてきました。
しかしまぁ、平和なものだとばかり思っていたイーストブルーのフーシャ村近辺が、まさかこんなとんでもない所だったとは……。
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渋いボスはブルージャムさんです。
それにしても今回はなかなか考えさせられる話ですね。
これくらい分かりやすく上町と下町とが分かれていて
ちょっと行くと凄く危険っていう国や地域は実際にありますが、
上町からすれば下町に対して「無関心」ではなく
「警戒・敵対」している場合が少なく無いと思うんですね。
国家ぐるみ?でこのような暴挙に及んだ場合、
異を唱えられる人間って果たしてどれだけいるんだろうかと
ちょっと考えてしまいますね。
「それは皆が黙認すべきことだ」が現実なんだと思えてしまう。
人権の保障されている日本では考えられないことですけど…。
天竜人の名が出ると、こういうシビアな問題を扱うことが多いですね。
体制側の諸悪の根源として、ますます印象が定着してきました。
まぁ、妄想の域は越えませんけど。
そんなサボに両親は教育に失敗したんですね
ゴア王国が建国から何年経ったのか良く分かりませんが
結構な年数が立ってるなら貴族たちの反応もある意味納得です
子供の頃から貴族としての優位性と、貧困層は「人間」ではないと教育され
それが連綿と続いていたのなら大多数の人がそれを当然と思うでしょう
ここら辺は異教の根絶や奴隷問題とも同じですね
>ブルージャム
理に生きていた男が貴族になりたい思いから破滅する…
なんだか見ていて切なくなりました
うは、ブルージャムでしたねブルージャム(笑)。訂正しておきました。ご指摘ありがとうございます。
いや〜、ポルシェーミとナチュラルに名前をゴッチャにしてました。
取り急ぎ、訂正のご連絡だけで。
コメントへのお返事はまた改めまして。
>魚虎さん
まったくですね〜。
強力な権力を持つ存在の暴挙に翻弄された時、人はいったい何ができるのだろうかと。
そんな時こそ、海賊のような「法外の存在」が必要なのだという、そういう構図が用意されているのじゃないかなぁという気もしてきます。
そして同時に、海賊と同じく「法の無法」へ異を唱える存在がドラゴンたち革命軍で、だとしたら、革命軍と海賊は今後どういう関係性になって行くのかなぁというところも興味が湧いてきます。
協力体制になるのか、それともそこには相容れないものがあるのか、とかですね。
今回はルフィとエースの過去を振り返るだけかと思いきや、思わぬテーマ性が見えてきたなぁ〜と、思わぬでっかい収穫ってかんじに驚いております。
>狛猫さん
サボ=ジュエリー・ボニー説!
なるほどそれなら確かに過去を捨てられますな!
スゴイ発想力に脱帽であります!
いや、でも、うーん、ボニーにはサンジとのフラグが立ったままであってほしいなぁと(笑)。
まぁ、正体がサボでも一部コアファンは喜ぶのかもしれませんが……(笑)。
>wsxさん
ですね〜。そうやって何世代もずっと続けられた間違った教育と文化が目をくらませ、相手が自分と同じ人間であるということに気づかなくさせているのかもしれませんね〜。
実に醜く愚かしい人間世界の争いの縮図というものかもしれません。
>なんだか見ていて切なくなりました
愚かだからこそ人間らしいというか、私もブルージャムには人間らしい哀愁のようなものを感じてしまいました。
私、こういうダメキャラが好きなんですよね〜。