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【コミック派ネタバレ注意!】
感想小タイトル
■スカージ
■影虎さんか!?
■タイマン
■スカージ
ああ、どっちかと言うとあんまり考えなかったほうのカイルが、ちゃんと考えて戦ってるよーう。
ここは勝つためとか自分の強さを確認するためとか、そういうのではなく、とにかく皆を逃がすことが最優先。
そのために時間を稼ぐことを考える。
8年という歳月は、人をちゃんと育てるものなんですねぇ。
いやもちろんその間、自分をそこまで肉体的にも能力的にも精神的にも鍛え上げたのはカイルですし、その精神的支柱となったであろうアゲハとの絆とか、仲間たちとのつながりがなければできないことだったしょう。
そういう困難や苦悩、鍛錬、絆によってカイルがこういう自己を完成させたのだなと思うと、なかなかに熱いものがあります。
よく頑張った。
さて、今回はスカージ5人衆との戦い。
それぞれなかなかの実力者の様子。
リーゼントは、シンプルにストレングス型ライズ?
黒髪は、コインを爆弾に変えるバースト+ライズ?(キラー・クイーンって思っちゃいましたw)
女は細いチェーンで猛烈な破壊力を出すバースト+ライズといったところでしょうか。
広大な体育館の空間で、マテリアル・ハイのキューブを足場にして繰り広げられる空中戦が気持ちいい。
大ゴマの多用は話の展開を遅くしがちですが、でも効果的に使ってくれると爽快感が違います。
時間や精神を扱う難しいサスペンスと同様、こういうアクションもサイレンの大きな魅力です。
しかしまぁ、これだけジュナスの配下が強いと、どんどんドルキさんが可哀想になってくるなぁと(笑)。
いい部下が集まるような人望がなかったのでありましょうか。
いや、言えば言うほど可哀想になりますな。
多くは語りますまい(笑)。
■影虎さんか!?
カイルの目的が時間稼ぎであると見抜いたデルボロ。
おー、こいつはクールな顔立ちに似合ったキレモノですね〜。
カイルは自分ひとりでやると、あとは皆で侵攻開始しろと命令。
ぬー、これはしょうがない。
カイルとしても、たった一人では5人は抑えきれませんわ。
ところでスカージそれぞれの名前が出ましたけど、誰がどれだかよくわからんですな(笑)。
名前の響き的に、
・アッシュ:黒髪コイン爆弾
・ネッカ:チェーン姉さん
・バーリィ:リーゼントマッチョ
・オド:フルフェイス
ってところですかね。
少しでも時間稼ぎしようとしてか、マテリアル・ハイの巨大防壁“極装甲(フルアーム)”を出口に展開しますが、これがなんとフルフェイスに一撃粉砕される始末。
いまひとつマテリアル・ハイの硬度がよくわからないのでこれがどれだけすごい事なのかピンとは来ませんが、カイルの驚きようからすると尋常じゃない。
先ほどリーゼントに砕かれたキューブとは別格の頑丈さなのでしょう。
コイツは星将の配下レベルではない! といった驚きようと見受けられました。
うーん、これはいよいよ中身は影虎さんか?
顔が見えないキャラのパワーがここまで強調されるってことは、どうにもそういった疑いをかけて見てしまいます。
アゲハ対タヴー化した影虎さんとか……ぬー、そんな意地の悪い対決は、見るのがツライのですがねぇ。
いや、その反面ちょっと見たいな、とか思っている鬼畜な私もいるわけですが(笑)。
■タイマン
さて、ここからはカイルVS.デルボロのタイマン勝負。
しかし、デルボロのセリフがちょっと可愛かった。
「今度は本気で相手をしよう
スカージリーダーのデルボロだ」
いや、あらためて言い訳しなくたって、ブッ飛ばされたのは変わらないでしょうにと(笑)。
そもそも本気を出してなかった理由がよくわかんないですし、悔し紛れの言い訳としか思えないですぜと。
いやまぁ、油断してたのは本当なんでしょうけど、でも油断してたってのもちょっとカワイイなぁと(笑)。
さらにデルボロ、俺はリーダーだぜと粋がって見せるとは(笑)。
いや、そんな自慢されてもカイルにゃリスカージのーダーがどれだけのものかよくわかんないでしょうに。
だって五星将のひとり、ドルキさんをカイルは倒しちゃっているんですもんね。
それとどっちが強いのよと。
って、……ああ、またドルキさんを引き合いに出してしまった!
なぜこんなにもドルキさんを可哀想な方向へ方向へと導くのでしょう、この物語は!
あんまり可哀想だから、次の歴史改変でドルキさんにはぜひアゲハたちの仲間になって欲しいと思うのですよ(笑)。
さて、対決は男らしい一騎打ちの展開に。
カイル、
「面白えッ!!
どっちがマジで強ェか
ハッキリさせようぜ!!」
なんて戦闘民族的ハイ状態に見えますが、その心中は急がねば皆がヤバイと焦っている様子。
ここはガチで肉弾戦に持ち込んだとみせかけて、マテリアル・ハイを“トラップ仕様”にチェンジする作戦でしょうか。
あれは騙し討ちに使えば極悪なほどに強い能力ですからね〜。
足場や防壁として使って見せたのは、能力を使って戦闘のペースをつかみつつも、敵にカイルの能力が“そういうものだ”と誤認させるひとつの心理的トラップなのかもなぁ〜と。
さて、この戦いどうなることか。
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■PSYREN‐サイレン‐の謎
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本気を出すというのは、今回はカイルと"戦う"ということではないでしょうか。
他の感想サイトにて、しっくりくるコメントがありまして、曰く『あの時デルボロは、カイルとの戦闘より報告を優先させた』、と。
あの時は近くにカブトやアゲハ等もいましたし、彼の仕事はあくまでも探索だったように思えます。カイルに吹っ飛ばされたとはいえ、大きなダメージには見えなかったにも拘らず、彼は退きました。
今回のように冷静に状況を見極められる、厄介なタイプなのかもしれませんよ。
本気イコール“戦う意思”と解釈するといいみたいですね〜。
そして、戦うことより報告することを優先したと考えると、ますますデルボロの有能さ、キレモノっぷりが引き立ちます。
今回はカイルも同様で、どっちが強いかというような、バトルそのものではなく、全体を考えて戦う、そういう周りを見ることが出来る者同士の戦いってことなのかもしれませんね。
うーん、そう考えるとますます面白い。
サイレン、サスペンス部分と同様、バトル部分もよく出来ています。