2010年04月28日

週刊少年ジャンプ2010年21・22合併号感想 後編

 はいでは後半戦です。

■前半の感想はこちら





 後半の感想は、

・べるぜバブ
・銀魂
・こち亀
・四ッ谷怪談
・【読切】ボクのアイドル
・いぬまる
・サイレン
・H×H
・賢犬

 の9本でお送りいたします。



べるぜバブ

 男鹿ひどっ(笑)。
 あっけなくやられたはずの男が、仲間のピンチに登場。さぁこれから弱いものなりに根性みせるアツい逆襲の始まりか?……と思わせておいて裏拳って(笑)。
 血も涙もないとはこの事か。
 この意表をついた呼吸、ちょっといいなぁ〜と。
 また、最近なりを潜めていた、男鹿の極悪さが炸裂してくれたのも嬉しいところですね〜。

 まぁなに、実際神崎がどれだけ頑張ってもまた手酷くやられるだけだったでしょうから、これは神崎のためでもあったんじゃないかと。
 そう好意的に解釈することもできるんじゃないでしょうか。
 男鹿がそこまで考えてるのか、そんな保証はどこにもありませんが(笑)。



銀魂

「こっから

 R18指定タイムだ」


 そう言って真剣を抜く銀さん、かっこよす!

 そして、熱い男たちの共闘戦線。
 一度は殺しあった男達が、かぶき町を守るため、奇妙なさだめで背を合わせる。
 いや〜、ベタなんですけどそれがたまらない。
 ベタなネタでも、それを力いっぱい、迷いなくやってくれるのがたまらなく痛快です。
 うーん、今回のシリーズは素晴らしく盛り上がりますね〜。



こちら葛飾区亀有公園前派出所

 うーん、ネタ的にはこち亀的で 「らしい」 話なんですけど、30万とか100万とかぽんと出されちゃうと 「そういう事業は仕分け対象だな」 とか思ってしまいますな。
 時期が時期だけに(笑)。



詭弁学派、四ッ谷先輩の怪談。

 おおっとー、ライバル登場!?
 先週は、華ちゃんは黒いセーターを着ているのに、電柱の影にひそんでた姿は白いセーラー服だったもんで、真犯人は華ちゃんではない? と読んだのですが。
 まぁその読みこそブラフにひっかけられただけだったようですが、もう一人奥にいたというのは偶然にも当たっていたというわけですか。

 これは新任の教師でしょうか?
 華ちゃんが言ってた 「あの人は私を変えてくれた」「あの人」 っぽいですよね〜。
 だとしたら、怪談を利用して生徒をおかしくするとんでもない人なワケですが、まぁ考えてみたら四ッ谷先輩も似たようなものなんで、どっちが良いか悪いかはどっこいどっこい?(笑)
 机を片付けられたり生徒を一人退部させようとしたからといって、教師にトラウマ植え付けたりするわけですからね(笑)。
 まぁ、お互いハタ迷惑でとんでもない人たちということになるんじゃないでしょうか。

 今回だって華ちゃんに説教みたいなことを言ってましたけど、四ッ谷先輩が噂を流さなければ友達はあそこまでパニくらず、階段から落ちなくて済んだんじゃないかなぁと(笑)。
 いやまぁ、そこに悪意があるのか善意があるのかの違いはあるかもしれませんね。
 華ちゃんは悪意があったのだし、この新ライバルもどうやら悪意っぽい。
 でも、四ッ谷先輩は怪談を極めるためにこそ極めているのであって、そこにはもしかすると常人とは違うねじくれ方をした善意があるのかもしれない。
 いや、わかりませんが、そういう違いはありそうですね〜。

 しかし、ライバルの登場で、いったいどういう展開が始まるのでしょうか。
 「至高と究極の怪談対決」 にでもなるのでありましょうか(笑)。
 これは楽しみ。

 それはそうと、四ッ谷先輩のファッションがダサダサだったのは、このライバルとの対比をはっきりさせるためだったんですね〜。
 サンダル+指割れ靴下と、ピッカピカの革靴のコントラストに笑いました。
 
 

【読切】ボクのアイドル

 すでにジャンプでは欠かせないお尻おっぱい要員、河下水希先生描く、さわやか青春ラブコメ読切。
 これは連載のおためし用というよりは、純粋に読切ってかんじですかね。
 男の子と女の子の、お互いを大切に想う優しい気持ち。
 自分のためではなく、相手のためにこそ勇気を出しあうあたり、とても爽やかで読後感がステキでした。

 いや、でも私的には、男の子たち数人のフリフリアイドルコスプレショーのほうがウケたんじゃないかとか、思っちゃった私がおかしいですね、ハイごめんなさい(笑)。
 生徒ウケはどうだかわかりませんが、奥様連にうけること間違いなしだと思うなぁ〜。 

 それはそうと、まわりの男の子達があまりにダメな子すぎるなぁ。
 アイドルコンサートやりたいんだったら自分らでもっと動きなさいなと。
 主人公が最終的に押し付けられるのは、この物語の構造上必然なのですが、ならなぜ彼らが責任者を買って出ないのか。
 買って出ないにしても、なぜ最後まで協力してくれないのか。
 そのあたりの理由付けが何かちょっとだけでも欲しかったです。
 妙に無責任な感じがしちゃったんですね。
 ま、そういう細かいところが私は気になっちゃうタチなんですが。
 しかも、なんだか主人公が悪い、みたいな言動までありましたし。
 なんか彼らの印象がすごくよくないんですなぁ。
 こんなにテーマは爽やかで気持ちいい春の日みたいな話なのに、そこが違和感ギクシャクって感じだったのがもったいないなあと思いました。
 いやまぁ、普通はあまり気にしなくてもいいはずの、細かいとこなんですけどね。

 しかし、なんだかんだで集まってた観客は、いったい何を観たくて集まったんでしょうか…。
 ガチで男の子目当ての客もいるっぽいのが深いなと(笑)。



いぬまるだしっ

 なんと、今週はハンターのパロですか(笑)。
 予防接種をめぐって繰り広げられる、熾烈な心理戦。
 「悪手が効を奏した」 とか 「それは少し先の話である」 とか、デジタルのタイム表示 とか、見事なまでのハンターらしさ。
 いや〜、うまいわ〜。

 ネタとしてはなんてことない日常なのに、異様な迫力を感じてしまうのがハンターマジックなのですね(笑)。
 ハンターの蟻編のテンションの高さは、やっぱりこのナレーションの効果が大きく作用しているんだなぁと再認識させてもらいました(笑)。



PSYREN−サイレン−

 別エントリーにて。



HUNTER×HUNTER

 す…すげぇ。
 ゴンすげぇ。
 怒りや自暴自棄をパワー源とする一時的なパワーアップと予想していたのですが、それどころじゃなかった。
 命を圧縮し、二度と念能力を使えなくてもいいとまで決意した、その覚悟の力でしたか。
 まさか一時的に成長を遂げてしまうとは。
 ジャジャンケンのグーの完成した連携を見せてくれたり、その暴虐なまでのパワーを大迫力でみせつけてくれたり。
 とんでもない力に圧倒されまくりでした。

 いやまさか、こんなトンデモを隠し玉にしてようとは。
 ほんと冨樫先生には頭が下がりっぱなしです。
 この直立した髪の毛もまた、成長を表すのと同時にアクションの 「勢い演出」 になってたりするんでしょうね〜。
 上手すぎる。

 念能力は制約と誓約によって力を増幅させます。
 その制約と誓約が厳しければ厳しいほどに力のふり幅も大きくなるというようなルールだったと思います。
 先週のゴンのセリフは、

「もうこれで 終わってもいい

 だから ありったけを」


 というものでしたね。
 それが、ゴンが自分に課した制約と誓約だったのですね〜。
 なんとまぁ恐ろしい。
 そんじょそこらのヤケッパチじゃなかった。
 自分の念能力の未来、すべてを犠牲にする代わりとして得た力ですか。
 下手をすれば、生命すらも……。

 「深淵」 というゲームでは、残りの寿命を捨てるごとに与ダメが増えるルールがあるのすが、「子供」 が寿命30年ほど一気に捨てて大ダメージを与えるのが最強と言われるらしいんですね(残念ながらまだやったことなし!面白そうなのに!)。
 まさにそれ。
 
 ゴン、これで念がなくなってしまうのでしょうか。
 まさかそこまでのことにはならないとは思いたいのですが……。
 キルアよ、はやく駆けつけてゴンを止めてくれ〜って感じですね。

 そしてピトー、ゴンの変貌を完全に理解し、王の身代わりとして死ねるなら本望と、こちらの覚悟と思いも泣けてくる。
 
 さぁ、2人の運命はどうなってしまうのでしょうか。
 これは目の離せない展開となっちゃったわけですが、いや〜、いつもの流れだとここでまた視点変更ですかね〜。

 しかし、まさかですが、ハンター打切り決定でこのゴンの展開じゃないですよね? ね!?
 いや、それはさすがにないと思いたい……。




賢い犬リリエンタール

 やはり光彦登場!
 やー嬉しい!
 さらにカナリーナも来ていて、ごむぞう復活!
 勇気百倍、怖いものなし!

 そして神堂令一郎のメカが威力を発揮し、マリーの幽身化現象がみなの飛行に役立ったりと意外な活躍まであったり。
 さらにはツンデレ全開なカナリーナの力によって、コアなファンが多いと聞く雪ちゃんまでコスプレ大活躍(笑)。
 これは一部のファンにはたまらぬサービスだったのではないでしょうか。
 ええ、私のことですとも(笑)。
 小悪魔っぽいコスチュームは雪ちゃんにぴったりでしたし、うさぎのデザインには思わず吹き出してしましました。
 カナリーナのずれたツンデレっぷりもかわいいなぁ〜。

 そしてそして、今回すんばらしくかっこよかったのがアキラ!
 サングラス組復活!
 銃を持つとやっぱりビシッと決まるんですね!こいつは!
 そしてサングラスをした時のハードなかっこよさ!
 第一話の悪役としてのキレモノっぷりが復活してくれてすごく嬉しい。
 これって変身ヒーローのかっこよさなんですよね。
 普段はダメダメなのに、キーアイテムを手にするとパワーアップ。
 仲間のあわやというピンチにかけつけて大活躍って、まさに主人公ポジションじゃないですか(笑)。
 うちゅう猫に乗って活躍するアキラのかっこいいこと!
 そしてうちゅう猫もよかったね!
 あ〜なんかもう幸せすぎますよ今週は。
 アキラと猫さんだけじゃなく、みんながみんな、それぞれ大活躍するこの円満さ。
 すべてが金色に輝いています。
 オールスターの輝きですね。
 大団円にふさわしい、幸せ感いっぱいで胸が熱く満たされちゃいました。
 いやもう、なんでこんなに感動しているんだか自分でもよくわかりません(笑)。
 みんながみんないい人で、あるべきところにあるべきものがある。
 これが幸せなんだなぁと、不思議な感動でいっぱいです。

 またラストのてつこがいいとこ持って行きましたね。

「あんた……ケガは?」

「ありません!!」

「元気は?」
(目尻にちょっと涙)

「まんてんです!!」

「お腹は?」

「ぺこぺこです!!」

「じゃあさっさと片付けて

 うちに帰るわよ!」

「はいっ!!」


 ツンデレてつこの全力の愛、そしてリリエンタールのけなげな愛を感じます!
 ああもう幸せすぎる!

 予告の 「次週クライマックス」 は、ジャンプ隠語で 「最終回」 を表す言葉のようですが、たしかにこんなに素晴らしい物語が終わってしまうのは残念だし、どうして終わってしまうんだと恨み言のひとつも言いたくはなりますが…。
 それでも、これだけ素晴らしい大団円の物語を見せられたら、終わることはともかくこっちに置いといて、純粋に面白かったと、素晴らしい感動をありがとうと言わざるを得ませんって。
 次号、いったいどういうラストが待っているのか。
 とても楽しみです。
 これだけ素敵な感動を送り出してくれた葦原先生のことですから、最後も素晴らしい〆であることに、疑いの余地まったくナシですって!

 

まとめて

 号泣のルフィ、タブーに挑戦しまくるスケダン、未来は投げ捨てるもの!のハンター、感動のリリエンタールなどなど、今週も読み応えバッチリのジャンプでありました。
 さぁしかし、来週はジャンプないのか〜。
 ゴールデンウィーク、とくに旅行に行ったりする予定もありませんし、まぁ普通に友達と遊んだりはすると思いますけど、そこにジャンプがないというのは寂しいものでありますなぁ。
 なにかアニメでも一気観するとか、そういう寂しいたまこ先生的プレイでもしようかしらん(笑)。



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