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【コミック派ネタバレ注意!】
■約束のむぎわら帽子
■ルフィ逃亡完了!
■終戦
■約束のむぎわら帽子
赤髪登場に大騒ぎのマリンフォード広場。
“四皇”カイドウと衝突していたのが昨日とのことですが、驚いているってことは衝突現場はかなり遠かったってことなんでしょうね。
その脅威のスピードはいったいどうやったのか。
シャンクスの船にも何か秘密があるのか、それとも意外とカイドウが協力してくれたのか。
これもまたちょっとした伏線なんですかね〜。
そんな騒ぎはどこ吹く風と、シャンクスは手にしたむぎわら帽子をバギーに投げる。
宝をやるから帽子をルフィに渡せって、さすがは昔なじみ。
バギーの扱いを完全に心得てるのが心憎い(笑)。
ラッキー・ルウ(肉のひと)にルフィを一目見ておかないのか?と聞かれたシャンクス。
しかし、そこは男と男の約束です。
「いつかきっと返しに来い
立派な海賊になってな」
ということは、海賊の高みに到達してから受け取ろうという事に他なりません。
それこそ、今回の戦いの主役達のような、ですよね。
それにはルフィはまだまだ。
だから、
「今 会ったら
約束が違うもんな ルフィ」
なんですよね。
子供のお使いとは違うのです。
男と男の生き様の約束なのですよね。
いや〜よかったよかった。
何が良かったって、ここでシャンクスがむぎわら帽子を受け取っちゃったら、シャンクスの強烈な死亡フラグですもんね(爆)。
さすがシャンクス。
そんなものを簡単に受け取るタマじゃなかった。
すかさずルフィにつき返すとは、すばらしい勘の良さですよ(笑)。
いや、まぁそれはさすがに冗談として、ワンピの物語のスタート地点であるこの約束が、しっかりシャンクス側にも生きていることが分かったのが嬉しいエピソードでした。
■ルフィ逃亡完了!
さぁしかし、なおもルフィに追いすがる大将軍団。
ルフィを逃しては、これまでの戦いが無意味になってしまうとでも言わんばかり。
まぁ、これまでのいきさつを考えればそれもごもっともな話。
青雉の“氷河時代”が海水を凍らせ、それをなんとかかわして逃げようとするローの潜水艦を、今度は黄猿の“八尺瓊勾玉”が襲う。
冷凍捕縛にレーザービームの拡散弾とは。
生きた心地もいたしません。
しかし、水って光を屈折させるんですよね(笑)。
意外とこれ、水の中には当てにくいのかも。
そんな理屈が働いたのか、それともルフィたちの天運のおかげか。
なんとか逃げ延びた様子の潜水艦。
海上では、沈んだか、それとも逃げられたか、分からないまま立ち尽くす三大将。
やるだけはやったのだからしょうがないと、あとは運を天に任せようといったところでしょうか。
いやいや、この凄まじい大戦力の三大将が、やるだけはやったと、まさにそう納得させられるだけの猛攻でしたよ。
言葉で表されずとも、よくわかります。
いやほんと、とんでもない追撃戦でした。
かくして……
おお〜…
おお〜〜〜!!!
ついに!
ついにやってのけてくれましたか!!
よくやった、みんな!!
みんなのおかげで、ついにルフィが逃げ延びました!!
このために、いったいどれだけの犠牲が払われたことか。
今、エースと、白ひげと、そして海賊達の思いを乗せて、ルフィはついに自由の天地へ旅立ったのですね。
いや〜感慨無量!
いったいこのルフィが、これからどんな新しい時代のうねりとなって世界の表舞台に帰ってくるのか。
楽しみでなりません。
いや、ルフィ自信は表面上はいつもどおりのあっけらかんなのかもしれませんが。
でも、その胸中は大きく違うことでしょう。
エースの死に触れ、そして、その死に際を見ることはできなかったとはいえ、白ひげという大人物の気風に触れることができたのですものね。
いったいどんな変化がルフィに訪れるのか、楽しみでなりません。
あと、すかさず言い訳つくってルフィを追っていった蛇姫さまからも目が離せませんね(笑)。
■終戦
と、いうわけで、いや〜、ついに終戦ですか!
終戦というか、これはヤクザ映画やギャング映画なんかの仲介シーンって感じですね。
勢ぞろいした赤髪一味の大迫力。
おおー、ヤソップ父ちゃんもたいした貫禄だ。
いつかウソップもこんな頼もしい姿になるんでしょうかね〜。
まさか一巻で登場した赤髪一味が、ここまでの大役者だったとは。
一巻当時、いったい誰が予想できたでありましょうか。
つーか、あの時ケンカふっかけてきた山賊は、いったいどういう無知だって話ですよね(笑)。
いやさ、当時はまだ赤髪一味も四皇でもなんでもなかったのでしょうけど、それにしても格を察しろって感じですよね〜。
黒ひげがこれにどういう態度をとるのかと思ったら、素直に話を聞きましたか。
目的も達したし、赤髪とはまだやる時期ではないしと。
「まだ」 ってことは、のちのちやりあうのは織り込み済みってことをハッキリ口に出しましたね。
半ば挑戦状って感じに受け取ったんじゃないでしょうか、シャンクスは。
シャンクスの左目の傷は、やっぱりまたうずいた模様。
いったいどういういきさつがあって、あんな獣にでもひっかかれたような傷跡がつくに至ったのか。
黒ひげとシャンクスの過去についても、これから語られる日がくるかもしれませんね。
見開きをつかって、描かれる面々。
大変な戦争だったなぁと、余韻にシビレます。
エースが死に、白ひげが死に、海賊達が失ったものはあまりに巨大。
海軍側は城を崩壊させたくらいで、主だった人員に損害がなかったことと比べると、結果としては明白すぎるほどに海賊たちの敗北だったんですね。
あらためて、海賊達の落胆ぶり、失望ぶりが痛ましい。
しかし、海軍側としても、これだけ死力を尽くした作戦で白ひげを討ち取り、エースを公開処刑することができたにしては、結果的には海賊達の唯一の希望として、ルフィを逃すという大失態(まだ彼らは知りませんが)。
また、流れとしてはまんまと黒ひげの策に乗り、最後は黒ひげに大きな力を与えてしまったことも致命的でしょう。
画竜点睛を欠くどころではないのかもしれません。
さらに今後、ルフィの生存が明らかとなった日には、大きな脱力感や焦燥が彼らを襲う事になるかもしれませんね〜。
うーむ、そう考えると海賊たちと同じくらい、海軍は大きな何かを失ったのかもしれませんな。
それはもしかすると、世界からの信頼というものかもしれませんぞ。
そして一人ほくそえむ、というか大笑いなのが黒ひげでしょうね〜。
ついに本性を現し、野心を明らかにした黒ひげ。
この戦いにおいて、完璧な勝利を得たのは黒ひげ以外にないのではないでしょうか。
いや、ドフラミンゴとかはこの混沌とした現状に大喜びかもしれませんが。
まぁしかし、黒ひげの今後の動向がめちゃくちゃ気になるところです。
また、白ひげとエースの弔いを請け負うと言い出したシャンクス。
これをセンゴク大元帥が了承したのが少々驚きでした。
センゴクは、シャンクスには海賊の中でも別格の信頼を寄せているようですね。
これはシャンクスがこれまで築き上げてきた信頼度の証なのか、それともセンゴクとシャンクスの間にも何か関係性があるのでしょうか。
ともあれ、かくしてついに、“大海賊時代”最大の戦い“マリンフォード頂上戦争”は終決。
いや〜凄かった。
なんと言っていいのか困るくらいスンゴイ戦いでした。
まさか週刊連載漫画で、これほどまでに壮大なスケールの戦いが描かれるとは。
漫画内でも歴史の一大ターニングポイントでしたが、リアル世界で考えても、とんでもない瞬間を我々は体験できたのかもしれません。
尾田先生、お疲れ様でした。
これだけのとんでもない戦争シーンを描き切った今、尾田先生ってばドッと疲れてるんじゃないでしょうかね。
来週は休載ですが、これはもう納得、文句なしの休載ですよ。
ともかく、お疲れ様でしたっ!
ひと休みして、またまた次から面白い展開をしてくれることを期待しています!
そうそう、仲間たちとの再会が、なにより楽しみですなっ!
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仲間と合流するまでは意識を取り戻してもずっと目に活力なかったり虚脱状態だったりしそうで怖いです
終わってみると1年未満、直接的なマッチアップ回がないにも関わらずサプライズやスペシャルゲスト、夢の対決やコンビネーションなどなど、10年間育ててきた種が一気に花開いた飽きないシリーズでした。
それだけに存在が薄まっちゃった人々や、能力紹介お預けな人がいたりと漫画的にも難しかったんでしょうが、尾田先生にお疲れと言いたいです。
先週、ワンピースの感想について、未発表の内容についてのネタバレの可能性ありとみて削除したコメントについての、ご本人からのコメントです。
「予想」として書いたことが「ネタバレ」と判断されたことへのクレームという趣旨と読み取れました。
ここ最近、悪質な未発表内容のネタバレが立て続けに書き込まれる件があったため、用心のための措置です。
最初に書き込まれた内容は、短文であるためなかなかに判断材料にとぼしく、迷うところだったのですが、正式に削除を決断する期限と予告してましたジャンプ発売日の月曜まで、ご当人からなにもレスポンスがなかったことも、「これは悪意あるカキコミではないか」と判断する、ひとつの材料とさせていただきました(実際に削除されたのは火曜日)。
この件につきまして、大きな判断違いだったことを心からお詫び申し上げます。
しかしながら、その件と今回は別件となります。
私の判断違いが発端ではありますが、今回につきましては明らかに悪意ある暴言をもってコメントされたことは疑いようがありません。
当ブログではそのようなコメントに対し、以後の書き込みを禁止する措置を取っております。
非常に残念ではありますが、以後の書き込みはご遠慮下さいますよう、お願いいたします。
ほんと蛇姫さまは一服の清涼剤というか、激しい戦いの中でオアシスのような存在でしたね。
たしかに王下七武海の存在感は後半あまりありませんでしたね。
彼ら七武海にとっては今回の戦いは契約上やらなけりゃならなかった義務+個人の興味くらいでしかなく、なにがなんでも!という気概まではなかったのでしょう。
そこらへんはたぶん海軍としても予想済みだったんしょうね〜。
彼らにとっては、七武海といっても所詮はならずものの海賊という認識でしょうし。
今は世界の平和のために七武海として力を利用しているが、いずれは……くらいのことは考えていてもおかしくないと思います。
>Pさん
ですね〜。
目覚めた直後、いったいどういう心境になるのか。心配です。
そういった意味でも早く仲間達と再会を果たして欲しいですね。
>KEYさん
おお、すばらしいまとめ方。
まさに、これまでの膨大な蓄積が一気に爆発した、最高のシリーズでした。
個人的には、そうか、尾田先生はこれがやりたかったんだなぁ〜と、大納得&大満足でした。
しかし、これですら中盤の盛り上がりと言うのだからスケールが違います。
まぁでも今はともかく、心からお疲れ様!って言いたいですね。
本当に凄かった。